satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

ポケダン~約束~ 第36話

~前回までのあらすじ~
なんかほのぼのしてるよね。
進んでるのか微妙になってきた。
ピカ「あのさー」
なんだい、ピカちゃん。
ピカ「ショウ君がライ君に話してるって体なのに、なんで私と琥珀さんの会話とか知って…」
そういうところは無視して欲しいなぁぁ!?
ピカ「………」
ショウ「お、落ち着いてください、作者さん!」
ピカ「もうほっとけほっとけ」
ショウ「えぇっと……はい」
あぁぁぁぁぁ!! ピカの意地悪ぅぅ!!


深夜、琥珀に半ば無理矢理部屋に押し込まれ、そのまま眠りについたピカは時間通りに目を覚ました。まだぼんやりしている意識をはっきりさせるため、ゆっくりと背伸びをしたり、体を軽く捻ったりした。
「………はあ。こんなのんびりでいいんだろうか」
どれだけ仲間を心配させていることかと思うと、良心が痛む。しかし、こちらにも事情があるのだと強引に納得し、ふわりと欠伸をしながら部屋を出た。
「おはよーございます」
「あら、おはよう♪」
「………? クレアさんか。珍しいですね。今まで琥珀さんが朝ご飯の準備してたのに」
「今日は彼、町に仕事に行ったから。今日は私が準備しているのよ♪」
「あぁ、そうでしたか。………何か手伝いますけど」
「大丈夫よ。ピカちゃんは座ってていいわ」
ピカがお世話になってから、一度もクレアが食事の準備をしているところを見たことはなかった。一抹の不安を感じつつも座れと言われた以上、手出しは出来ない。唯一何か知っていそうな息子のショウはまだ起きてこないため、ピカが何かを知る術はなかった。
「…………なんでこんなに不安なんだ。私は」
他人の作った食事を食べる機会がないせいなのか、クレアが何かしそうな雰囲気なのか。理由は分からないが、今から出てくるものが不安で仕方がなかった。
「にゅぅ………おはよー…」
「おはよう、ショウ君」
眠そうにショウが部屋を出てきた。覚束無い足取りでピカの隣まで来ると、キョロキョロと辺りを見回した。
「あれ?…おとーしゃんは……?」
「町にお仕事しに行ったんだって。朝早いのにね」
「…おし…ごと?………!」
ピカの言葉を聞き、何かを思い出したかのようにぴくんと体を震わせた。
「…………おとーしゃん、いないの?」
「いないと何か困るの?」
「あ、あのね! あのね、おかーしゃんのね…」
ショウの言葉を最後まで聞けなかった。なんとも形容し難いものがピカとショウの前に置かれたからだ。じっと見つめながら、ピカはショウに質問を投げ掛ける。
「……………ショウ君、これは?」
「おかーしゃんの……おりょーり…」
「いや、これは料理じゃなくて……なんだろう。もっと別のものだよ。例えるなら……そう。炭的な何かだよ?」
「…………でも、おかーしゃんのつくったのだもん」
「要するにあれか? クレアお母さんは料理下手ってことか? でも本人は楽しそうだけど!?」
ピカ達の会話など耳に入っていないのだろう。楽しそうに鼻歌を歌いながら料理に励むクレアの姿がある。
「いやいや! 見た目があれなだけで、意外と……あ、駄目だ。臭いからしてアウトだった」
少しだけ嗅いでみたものの、本能が駄目だと言っていた。これは食べ物とは言えない。
「……まさか、これで生命の危機を感じるとは」
「たべないと、おかーしゃん、おこるんらよ…」
ショウは涙目になりつつ、ペロペロと自称料理を舐めている。その姿が不憫で、ピカは阻止せねばと立ち上がった。
「……………クレアさん! やっぱ、手伝います! 何もしないなんて申し訳ないし。今日は私が作りますよ」
「でも、ピカちゃん、怪我人なのに…」
「大丈夫です! 全然元気なんで!! 手当てしてくれたせめてもの感謝の気持ちですよ♪ ほらほら、座って座って!」
クレアを無理矢理キッチンから離すと、先程までピカが座っていたところにクレアを座らせた。すぐにクレアの作ったものを片付けると、一から作り直し始めた。何をどう作れば真っ黒の炭的な何かを作り出せるのだろうかと思いながら、素早く出来るメニューを考え、手を動かす。
「…………クレアさんは真面目なんだろうけどなー」
本人に悪意がないところがまた質が悪い。しかも気付いていないのが更にである。
今は黙って自分自身の安全確保のために動くしかない。そう思いながら、普段振る舞うことのない料理に専念することになった。

「……!! おいひー!」
「あら、本当♪ 琥珀に負けないくらいね」
「あ、あはは~……それほどでもないですよ。………ってか、あんなん食べたら死の危険が増す」
イーブイ親子はピカが作った朝食を美味しそうに頬張っている。食料はクレアに使われてしまっていて、大したものが作れなかったが、残った野菜や木の実を使って簡単にサンドイッチを作った。
作った本人であるピカはちょっとした好奇心でクレアの作った自称料理を一口食べたせいか、若干顔色が悪い。形容しがたい味で何も言えないが、興味本意は危ないと肝に命じる出来事であることは確かである。
「はあ…………ショウ君はよくあれを食べられたものだよ。ってか、琥珀さん、どんな人を嫁に貰ってるの……!」
「ピカねぇしゃん、おいひぃね!」
ピカの一人言はよそに、ショウが満面の笑みでピカの方を見た。一瞬、ピカはきょとんとした表情を見せるが、すぐに笑みを浮かべた。
「あ、あぁ……そうかそうか。それは何よりです」
「んふふ~♪」
「………ふふっ。ちゃんと噛んで食べな」
「うんっ!」
心の底から美味しそうに食べるショウを見て、こちらも嬉しくなる。いつもはこんなことをしないからか、いつもとは違う幸福感に満たされた。
「クレアさん、琥珀さんはいつ戻るんですか?」
「そうねぇ……大体、二、三日かしら?」
「じゃあ、その間は私がご飯作りますよ! せっかくですし」
「え、それは流石に悪いわ」
「いやいやいや! むしろここまでしてくれているのに、何もしないのは私の気がすまないですから。こんなことしか出来ませんし、させてください」
「……そう? それならお願いしようかしら」
「はい、任せてください!」
これで料理に関して生命の危機を感じることはなくなっただろう。自分で作るという作業をしなければならないが、命が助かるならこれくらい何ともないのである。実際、何もせずに厄介にやっていることに対して申し訳ない気持ちは多少あったため、先程の発言は嘘ではない。嘘ではないが、動機は不純ではある。しかし、そんなことはいつもの適当発言と大差ないために彼女も気にせず次のメニューを考えるのだった。

昼に使う材料を調達せねば、と思い立ったのは性懲りもなくバッジを直そうと奮闘していたときだ。バッジを直そうとするのと同時にご飯のメニューは、とずっと考えていたのだった。昼も夜もサンドイッチで、という手抜きをしてしまってもいいのだが、やると言った手前、手抜きをすることは性に合わない。
「とりあえず、何でもいいから探しに出るか。そっからメニュー考えても遅くないだろうし」
探検隊としての知識でどこにどんな木の実があるかという見当はつく。そう思うが早いかてきぱきと後片付けをし、ちゃっちゃっと出かける準備をする。準備と言っても大したことはしておらず、首にいつもの水色のスカーフを巻いた程度なのだが。そんな簡単な準備をしていると、ショウ子供部屋からひょこっと顔を覗かせた。
「ピカねぇしゃん、どこいくの?」
「んー? 食料調達だよ~」
「ぼくも、いっしょいってもいい?」
「それはいいけど、つまんないよ? それにもしかしたらかなり歩くかもしれないし」
「だーいじょーぶ! たくさん、あそんでるもん!」
「そう? まあ、いいんだけどさ。じゃあ一緒に行こっか」
にこっと笑って言うと、ショウはパッと表情を明るくさせて何度もうなずくと嬉しそうにピカの後ろについた。そんな様子に苦笑を浮かべつつも、二人で森の中へと進んでいくのだった。



~あとがき~
すっごい久しぶりの更新。約一年更新してなかった。いや、ほんと悪いと思ってる……
去年は二回しか更新していなかった。驚き。
そして、なんだか展開運びが雑になってきている気がします。きっと気のせいなんかじゃないんだろうな。

次回、なんか起きるよ。多分。
……何も考えていないとかそんなんじゃないんだからな!!

本編に関係ない話なのですが……
こっちばっか進められないから、というのを言い訳に全く手をつけていませんが、実のところENDについても決まってません。いくつか候補があってどうするのかずっと悩んでます。これからの展開についても色々考えているんですが、どれにするかは決まっていないのです。とりあえず、空と海に直接関係するような話ではない(成長した空と海のメインキャラが出るような話ではない)ものを今は書いているのですが、いやはや、難しいですね。周りの言動にも気を付けないと空と海のENDもバレる……!
まあ、かなり前に懐かしい漫画版のENDばらしてるんですけども←
知らない人は小説の方を気長に待っててね☆
まあ、そんなこともあるので、アイツとかアイツとかアイツとかが変なことを口走らないように気をつけてこちらはやっていきたいと思います。……という、謎の決意表明でした。
もうね、あれだよ。現段階で関係者色々ぶちこんでるからね((←
ということも踏まえ、ミスリードやらヒントやら混ぜ込みたい所存。

ではでは!

ピカ「……マジでこっからどうするつもりなんだ、作者は…」
ショウ「なんとかなりますって♪」
ピカ「私、怖いことがあるのよ」
ショウ「怖いことっすか?」
ピカ「この場がメタいことはいいのよ。今に始まったことじゃないからね。そうじゃなくってさ、辻褄が合わなくなりそうで怖くない?」
ショウ「あー……作者さん、考えるの苦手っすからねぇ」
ピカ「大丈夫なのかって思ってる」
ショウ「まあ、なんとかなりますよ!」
ピカ「そうかな?」
ショウ「駄目なことがあってもどうにかこうにか設定つければいいんすから!」
ピカ「うわぁ……誰だよ、ショウ君にこんなこと教えたの……」
ショウ「?」

雑談的な。 その24

もうすぐ春休みが明けます。
私のだらだら出来るのも終わりか(´・ω・`)
ずっとだらだらしていたい…………いや、許されないけどね。そんなのは。うん。はい。

まあ、そんなこんなで、私の天国のような春休みが明けてしまうので、約週一間隔で投稿していたんですが、月一間隔に戻ると思います。出来れば、月二で更新したいんだけどな。どうなるかは、授業の組み方次第ですかね。ほとんど必修で埋まるのでどうにも出来ないけれども。
平日にお休みとか欲しいよね。出来たことないんですけども。月曜~土曜まで元気に一年間通ってたわ。くっそ。いやまあ、午後からとか、二限からとかもあったけどね。あったけどね……(´・ω・`)
丸々お休みってのは日曜だけなんだよ。祝日も半分くらいは通常授業でした。ふざけてるよねぇ!
……私が選んだ学校ですし、仕方ないって諦めますけどね。頑張ります。

H/K

何の話しようかなって思ったんですけど、あれだ。やっぱり、ダンロンの話!
一ヶ月前から何か進展あったのかと思うでしょう。ありましたよ! 愛の鍵イベント! 赤松ちゃんのゲットしましたよぉ(^o^)
最後の方はボイスがあるので、イヤホン必須です。ほんとに! ヤバいね!!
終わり方!! 赤松ちゃんと最原君の最後!!!
はあぁぁぁ!!(*≧∀≦*)
いいわぁ~……あ、赤松ちゃんを出す関係でリセマラしたんですよね。で、他の人のも見たんですよ。全員ではないけど。
男子のはまあ、はいって感じです。
ただ真宮寺君とはね……あの、別の扉を開いてしまった感が拭えないのがね……いや、大丈夫。全て夢だから。大丈夫だぞ、最原君。強く生きろ!!
女子の方は、個人的に見てないけど、入間ちゃんとかヤバそう。あいつ、どうなるの……?
あ、そういえば、ハルマキのも見ましたね。これでノルマ達成してますね! 第一印象、見た目でのお気に入りキャラはハルマキだったんで。
今は最原君とハルマキなんですけどね。

パンツ集めは全員終わりました。あれ、これは前回も言ったかな? ま、いっか。
なんか、ちゃんと最原君に渡すの入間ちゃんが初めてでしたね。こう、話の流れでしっかり渡したって言うの? なんかそんな感じで最原君に渡してましたね。……本当はこんなこと言いたくないんだけどね!?
もうね、私、入間ちゃん、苦手です(´・ω・`)

H/K

小説の方は、な、なんとか書いてます!
が、春休みはもう投稿しない……かもしれません。今後のストックとして置いておきたいです。ごめんなさい(汗)
あ、いや、一回投稿しようかな……来週、春休みに投稿する最後の小説として。はい。
で、まあ、多分出すのは空と海……か、約束かな、と思ってます。空と海はいいとして、約束はそこで出たら、半年は出ないと思ってください……! いや、もうほんとに、空と海しか書いてねぇんす!
目標は今年中に夏祭り編を終わらせることです。頑張ります。まだまだ終わりそうにありませんし、先は長いですが、お付き合いください!

他の作品は二の次です……(^o^;)

この前、いい加減ふわっとした認識で書くのはやめようと思って、年表みたいなのを書いてみました。ラルちゃんがジュプ兄貴と会うところら辺から、約束ラストまでのざっとした年表をね、作ったんす。まあ、ざっくりしたやつなんだけど。
な、なんだかね……空と海と約束の期間が空いてるから、空と海のキャラの年齢がヤバい(笑)
そこら辺は仕方ないんだけどね。うん。
っていうか、未だに約束の今後の展開に悩んでるんだけどね!! 展開決まらないねぇ!(泣)





落書きでも公開しようかとスケブ見てみたんですけど、見せられるようなものを描いてなかったので、やめました。次までには貯めときたい。
ってことで、短いですが終わります!

閲覧ありがとうございましたぁ!

空と海 第148話

~前回までのあらすじ~
お、終わらない第一回戦……!
もえぎとフォースがやっと動くらしいでーす。
フォース「サボってたみたいに言わないでくんない? ムカつくんだけど」
もえぎ「……」
だって、ぜーんぜん動かないじゃん!!
フォース「そりゃ、おれの関係ないところで勝敗がつくなら、それに越したことはないだろ?」
ま、まあな……?
さて、始めますかね!


アクアとエレキのバトル。タイプ相性的にはエレキの方に軍配が上がる。そうなると、個々のステータス、技の精度、戦略……それぞれが持つ戦闘に対する能力、知識などでカバーするしかない。それでも、上手なのはエレキの方らしい。ここは歳の差が出てしまったようだ。
徐々に押され始めるアクアはどうするか考える。このままやられるのも悪くはない。が、交代するのもありといえば、あり。しかし、あまり手札がよくないのも事実。エレキに対抗出来る手立てが見つからないのだ。仲間であるトパーズは同じ電気タイプだし、ナイトは有効な手を持ち合わせていない。
状況的に不利なのはアクアだ。まだ襲っては来ていないが、もえぎとも相性がよくない。フォースはタイプ的には問題なくとも、戦いに関する経験値というどうしようもない部分で負けていることは悟っていた。つまり、この場で一番弱いのはアクアであった。これが本当の戦場でないことはアクアにとって不幸中の幸いだったのかもしれない。
「おやおやぁ~……動きが鈍いね、アクアさん?」
「うっ……さいっ!!」
半ば怒りに任せてホタチを振るう。当然のようにひらりとエレキに避けられた。
「これ、降参するのもありなんじゃねぇ?」
「は? 誰がするか」
体を反転させて、再度エレキに斬りかかる。これも簡単に避けられる。隙を与えるわけにはいかないと素早く動き、次の一手を予想し、攻撃回数を増やしていった。エレキはそれに対応してはいるが、全てを避けることは出来ず、少しずつダメージを負っていく。これが続けば、タイプ相性等々に勝っていても、状況が逆転してしまうのは目に見えた。仮にここでやられたとして、エレキにとっては痛くも痒くもないが、チームメイトに何を言われるか分かったものではない。どうしたものか、と考えていると別の方角から殺気を感じる。なんとなく、した方をちらりと横目で見るのと同時に、もえぎがすぐ近くまで来ていることに気がついた。
「……うえっ!? マジかよ!」
「! もえぎさん!?」
「“リーフブレード”」
先程のように片手ではなく、両手に持った草の剣を器用に振るうと、エレキとアクアは容易く後方へと吹っ飛ばされる。突然のことで受け身も満足に取れず、エレキは飛ばされた勢いを完全に殺せなかった。その場に倒れたまま状況を把握しようと目を上げると、アクアがすでにもえぎと対峙していた。アクアの対応力に驚いていると、再び体が宙を舞い、痛みも襲ってきた。
「いっ……はぁ!? 何が起こって…」
「あっはぁ~……平和ボケもいい加減にしたらどうなのぉ? 隙だらけだよ、オニーサン」
見下ろした先にいたのは、満面の笑みを浮かべる可愛らしいイーブイの少年。どんな手を使ったのか、どんな技を使ったのかは不明だが間違いなく、エレキを宙に飛ばしたのは彼だ。
「子供のくせに、力有り余ってんじゃん……!」
「えぇ? 子供扱いしないで欲しいなぁ」
そう言った瞬間、エレキの視界からフォースの姿が消えた。そしてエレキの体は重力に従って下に落ちる……はずが、もえぎとアクアのいる方向へと飛ばされていた。もう何が何だかわけがわからない。わからないが、これをしたのもあの小柄なイーブイであろうことはハッキリとわかる。このままではあの二人と衝突事故を起こす。そして、エレキにはこの状態をどうにかする手立てはなかった。だから、声をあげることにしたのだ。
「ど、どいてくれると嬉しいかなぁぁ!?」
「エレキさん! 何やられてんですか!」
「!……“くさむすび”」
飛んできたエレキを見て行動を起こしたのはもえぎだった。地面から青々とした蔓が瞬時に生えると、アクアの足を、体を締め上げる。通常使われている“くさむすび”とは強度が違う。それに“くさむすび”は相手を転ばせる技で、体重の軽い相手には大したダメージは与えられない。が、アクアを捕まえているこれは明らかに転ばせ、ダメージを負わせるためのものではない。
「“くさむすび”の使い方、違うだろ……!」
「言われた通り、やっただけ……」
アクアから少し離れ、エレキと衝突しない距離にもえぎが立っていた。自由の効かないアクアは逃げ出すことも出来ず、勢いよく飛んできたエレキと衝突してしまった。
「えっと……あれで、よかった……の?」
「うん」
いつの間にかもえぎの傍にフォースが座っていた。あまりにも警戒心がないが、これはこれで彼のスタイルだ。見た目に騙されてはいけない。
「にしても、凄い使い方するんだね?」
「んー? いや、これはおれのアイデアではないから。おれ、“くさむすび”とか使えないもん」
「じゃ、じゃあ……」
「怖いよね、うちのリーダーは」
にこにこ笑ってちらりとピカのいる方を見た。もえぎもフォースにつられてそちらを見た。ピカもフォースと同じ様に笑っている。ただ、子供らしい無邪気な笑顔のフォースとは違う雰囲気のある笑みであった。何かを探るようなそんな深みのある笑み。
「ピカさんの……アイデア
「そゆこと」
ピカとは直接戦ったことはなく、バトルをしている姿も見たことがない。そして、この戦いの場に立っているわけでもないのに、もえぎは寒気を感じる。それと同時に自分の相方のことを思い出した。
「なんだか……ヴァルさんみたい」
「? 何?」
「あ、ううん……何でもない」
「……ま、いいけど。そろそろ動くかな」
「えっ?」
フォースの言葉の意味がわからなかった。聞き返してはみたが、特に返答は返ってこなかった。返ってこない代わりに響いたのはしばらく気にもしていなかった司会の声。
『最初にダウンしたのは、エレキさんのようですね! 一方、アクアさんはダウンこそしなかったものの、選手交代のようです』
司会の言う通り、その場に倒れているのはエレキ。起き上がる様子もなく、ダウンしたと判断されたのだろう。エレキと衝突事故を起こしたアクアはフィールドには姿はなく、これも言った通りなのだろう。誰が来るのかは今からわかるはずだ。
この結果に二人は違った反応を見せていた。一方は驚き、もう一方は苛ついたように舌打ちをしていた。
「え、エレキ……さん?」
「チッ……あのサンダース、わざと抜けやがったな。問題はないけど、なんかムカつく」
「わざと?」
「あのオニーサン、ミジュマルさんを倒そうと思えば倒せたはずだから。それなのに、それをしなかった。わざとだったとしか言えないでしょ」
エレキが同時打ちを狙ったとも考えられるが、そこまでしてアクアを倒す必要はないように思える。もえぎとフォースが乱入してきたことを考えれば、この手を利用し、楽をすることも可能であるためだ。それをしなかったということは、何か別の理由があるのか、それとも考えすぎなのか。
「はあ……んなこと、今はどうでもいいか。次だよ、問題は」
『エレキさんに代わって登場したのは、フライゴンのレンさんです。唯一空を飛ぶ手段のある選手なので、また展開が変わりそうですね! そして、交代して入ってきたのは、ブラッキーのナイトさんです。チームの中で一番のベテランさんなので、どうなるか見物ですよ!』
どことなく興奮した様子を見せる司会のリムだったが、しっかりと仕事はこなしているようだ。
改めて入ってきたのは、気だるそうなレンと渋々入ってきたナイト。一回戦の最初の方に同じものを見た気もするが気のせいだと片付けることにする。
「よ! まあ、気楽にやろーや」
「…………うぅん。やだな、この面子」
「んだよ、ナイトぉ~? つれないなぁ」
「お前が一番嫌だ。ウザい」
「うわ。グサッと来たわ~」
再び、お気楽な雰囲気漂う会場にフォースともえぎは黙っていた。お互い顔を見合わせ、戸惑っている様子だ。
「ひ、ひとかわった……あわ、あわわ」
「せっかくエンジンかかってきて、バトルしようってときにまたこれぇ?……気力削がれたなぁ」
なんてことを口にしつつ、この展開もピカの予想通りで、そろそろフォースの役目も終わりそうであった。それもこれも、ピカ指示の通りに動いていただけであったが。
「ほーんと、ピカってこわーい」
フォースそう呟くと、レンとナイトの近くへと歩み寄っていった。



~あとがき~
やっと動いた!! めっちゃ場面動いた!!
逆に急いだ展開になってしまった気がします。すいません……!

次回、フォースの役目とは……
まあ、わかる気がしないけど(笑)

さらっとエレキさんいなくなったけど、弱いわけではないですよ。フォースの言った通り、わざとやられて退場しました。(多分ね)

そしてやっぱりバトル描写嫌い(泣)
わかりにくいですよね!! すいません! 想像力で、補ってください!!

ではでは!

空と海 第147話

~前回までのあらすじ~
なんか……あれだね。全く進んでないのに解説視点とかするんじゃなかった……失敗した……!
ピカ「悔やんでいるらしい」
フォース「今更かよ」
今回はバトルするよ!!
フォースともえぎVSエレキとアクア……あれ。アクアはエレキの味方なのか……?
アクア「違います」
エレキ「キッパリ言うな」
ピカ「じゃ、そこも対立か……」
対立するらしい。まあ、アクア、伸びてるんだけどね?
アクア「気絶してない」
ピカ「そこら辺も本編読んでくださいなーっと」


もえぎに飛ばされたエレキは案外けろっとした様子で、その場にすくっと立ち上がる。二、三度軽く頭を振って気持ちを切り替える。
「ふーん? もえぎは何にもしてこないと思ってたんだけどな」
「…………さっきまではするつもりなかった…です」
ぼそぼそっとしたか細い声で言う。この声がエレキに届いたのかは定かではない。しかし、未だに警戒を解かないもえぎを見れば、言わずとも伝わるだろう。もう、彼女がただの傍観者ではないことを。
「あ、えっと…フォース、くん……?」
「呼び方はお好きにどーぞ。……で、何?」
「じゃあ、フォースくん、で。……あの、それで……私の相手、どうしたらいい……?」
たどたどしさは残っているが、もえぎは完全にフォースのことは警戒していないようで、指示を仰いできた。そんなもえぎが不思議に思え、わざと意地悪な質問を投げかける。
「へえ? おれのこと、信用するんだ。これ、バトルロイヤルだよ。ルール知ってんの?」
「知ってる。……けど、この場の……三人の中で信用出来る、から」
お人好しだ、と心底思った。もえぎに限った話ではないが、フォースの周りには疑うといったことをする人が極端に少ない。まあ、フォースも人のことは言えないかもしれないのだが。それでも、今回のこのルールではフォースが裏切り行為をしてもおかしくないと疑うのが定石であり、まして協力しようとする方が変な話である。協力をするふりかもしれないが、もえぎにそんな気がないのは心を読まずとも目に見えている。
「おれに利用されても文句言わないでよ。あと、オネーサンをこの先助けるなんて期待もなし。……あくまでおれ達は敵だから」
「……うん。…………大丈夫」
一応、念には念を入れ釘を刺すが、もえぎは動じなかった。本気で理解しているのか疑わしく思うほどに。しかし、仮にもえぎにその気がないのなら、フォースにとってマイナス面はない。原状は放っておいていいだろう。
ふっと意識をもえぎからエレキに向けた。こちらの会話が終わるのを待っていたのか、何かをした様子はない。
「さっさと終わらせたい……でもなぁ」
まだピカからの明確な指示がない。倒せるなら倒してしまってもよさそうな雰囲気だが、それではあまり意味はない。フォースの目的は一秒でも長く、この場に生き残ることだ。
「あのサンダースがいるとこにはあまり手を出したくないんだよね」
ピカが警戒している相手、太陽のいるチームだからだ。ピカが警戒するなら、こちらもそう思っておくに越したことはない。しかし、これは試合。何もしないわけにもいかない。
なんてところを考えたところで、フォースはあっさりと思考することを放棄し、回避行動に移っていた。近くに立っていたもえぎも同様である。ちらりと攻撃してきた人物を見た。
「わあ……あっぶなぁ~い」
「そんな風に思っていないくせに」
そう言い放つ人物に言葉を返す代わりに、にやりと笑って見せた。二転三転して着地をすると、先程までフォースが立っていた場所にアクアが立っている。攻撃してきたのもホタチを構えたアクアである。そんなアクアにエレキは不思議そうに問いかけた。
「なんだ、伸びてたんじゃないの」
「あんなことで伸びるわけないでしょ。馬鹿にしないでください。エレキさんこそ、相手に全然技当たってませんけどっ!」
そう言いながら、“みずのはどう”を繰り出すアクア。エレキはなんでもないように電撃で破裂させた。互いに目が合い、睨み合う。
「手加減してんの。だって、すぐ終わったら意味ないって言うからさ?」
「そう言って、さっさと終わらせたいくせに」
「まあね……けど、そんなワガママ通じないんだよね。残念なことに」
「……確かに、そうですね。じゃ、さっさとやられれば正当な言い訳が出来ますね」
「あはは……そこに気づくとはね」
そこで会話が途切れ、同時に攻撃を繰り出した。互いの技がぶち当たり、相殺していく。

「またあの二人やってるし……」
エレキとアクアのやり取りを見て、フォースがぽつりと呟く。勝手に戦ってくれるのは構わないが、あそこまで執拗にやりあっていると、何か理由でもあるのではと思ってしまう。実際、深い理由はないだろうが、単純にやり易い相手ということなのかもしれない。
先程のように黙って潰し合いの見物をしていてもいいのだが、いい加減そんな状況にも飽きてきた。見ているだけなのも楽だが、時間がかかりすぎるのが欠点である。そろそろ本格的に動いてもいいだろう。そうでないと、終わりそうにない。
「……ねえ、もえぎ」
「ひゃ! ひゃい!?」
名前を初めて呼ばれたことで、驚いたらしいもえぎが飛び上がりつつもフォースの方を見た。オネーサン、と呼んだ方がよかったのだろうかと思案する傍ら、くいっとエレキ達の方を示す。
「どっちがいい?」
「た、戦うとして……ってこと?」
「それ以外に何があるわけ。オネーサンが選んでいいよ」
またびくつかれても困ると思い、呼び方をオネーサンに戻しつつ、意見を仰ぐ。もえぎは呼び方に関して特に気にした様子も見せずに少しだけ間を置く。そして、遠慮がちに答えた。
「……アクアさん、かな。タイプ的にも……バトルスタイル的にも、やり易いと思う。……でも、フォースくんは、いいの? エレキさんが相手になっても……?」
「おれはどっちでも同じだから。どうでもいい……それと勘違いしないで。手分けして狙う訳じゃないんだけど?」
「……?」
「オネーサン、言ったじゃん。おれに協力するってさ。だから、おれ達でやるんだよ」
「え、あ……で、でも、さっき」
もえぎはフォースが誰の助けも借りず、このまま戦うものだと思っているらしい。普段であれば、その通りではあるのだが、今回はそうではない。完全に信用するのもよくはないが、適度に信頼関係は築けるのである。
「さっきのは信用しすぎるなって話であって、協力しないって話なんかじゃないよ。まあ、オネーサンは敵だけど、今はその関係になるのは得策じゃないってこと」
「そ、うなの?」
「うん。おれはそのつもりで話してた」
「そうなんだ……わかった、じゃ、二人でエレキさんに加担すれば……」
「そうなんだけど、待って。露骨に手伝うのもまずいから、さりげなく……そうだな、あくまで中立の立場を保った方がいい。下手すると状況が悪化するから」
「……難しいことはわからないけど、うん。あまり、力を貸さなければいいってこと?」
こくっと首を傾げながら疑問を投げ掛けてきた。あまり、バトルをしないのか戦略が見えてこないようだ。これがピカやポチャといった、手練れなら何も言わずとも悟りそうなものだが、もえぎではそういった経験値が違うのだろう。ここははっきりした方がよさそうだと判断し、きっぱりと言う。
「極端な話、隙を見つけてサンダースさんにも攻撃するってこと」
「あ、えっと、敵……だから?」
「そ。敵だから。ま、そういうわけだからおれにも攻撃してもいいよ。敵だからね」
「……それは、しない、けど」
すればいいのに。本当に甘いやつだな、と喉まで出かかる。こんなことを言ったところで何にもならないと、ぐっと我慢して押し黙ることにした。そして、小さく息を吐くと、別の言葉を紡ぐ。
「とりあえず、あの二人の間に割り込むかなぁ……おれが適当に攻撃して割り込むから、オネーサンはミジュマルさんに攻撃してね」
「う、うん……わかった」
もえぎはずっと持ったままだった草の剣を構え直し、こくこくと何度もうなずいた。
「あぁ……それと、して欲しいことがあるんだけど。きっと、オネーサンになら出来るはずだから」
そう言ってにこっと笑って見せるフォースに、もえぎはただ首をかしげるだけだった。



~あとがき~
うぅーん……全然進みませんなぁ……(´・ω・`)
これは来年もやって……げふんげふん。

次回、フォースともえぎも本格的に参加して、さらにごちゃごちゃする予感!!

何度も場面が切り替わってすみません。そして、それだけ読むと全然バトルしてないんですけど、してるってことにしてね! 想像力だ! 想像力を駆使して読むんだ!!((
後半のところとかもえぎとフォースが話している横でエレキとアクアがどんぱちしてるんで! ほら、バトルしてるでしょ??
正直、バトル描写よりも日常会話というか、気楽に喋ってるところを書く方が楽です。なんならラブラブいちゃいちゃ書いてる方が楽……ぐぬぬ

ではでは!

空と海 第146話

~前回までのあらすじ~
なんだかかなり進んだ気もするけど、そんなことないから。全く進んでないから。
というわけで、もえぎとフォースが協定を結んだわけだけど……今回はそんなバトッてるのを見守る傍観者さん達に視点を当てます! 今回はころころ変わるので、ついてきてくださいね!!
ポチャ「そんなこと言うなら別にこっちに回してくれなくても……」
浅葱「ふふ♪ 特に話すこともないしね?」
あぁ……そんなこと言わずに……!
イブ「こっちに回していいことあるのかな」
チコ「さあ……?」
ウィル「流れ悪いね!」
やめろぉぉ!! 皆してそんなこと言うと、私泣いちゃうぞ!?


やっと動き出した会場を見下ろしながら、ポチャはぼんやりと眺めていた。元々、何かを予測して戦うことはピカの専売特許である。彼女の方がこういうことは得意なのだ。恐らく、今もどのようにしてこの場を生き抜くか、勝ち抜くかを考えていることだろう。
「ポチャくんはこの戦い、どう考えているのかしら?」
「これが行われている理由ですか」
「あら、そんな意地悪な質問はしていないわよ」
くすっと小さく笑い、浅葱はポチャの方を見る。ピカと同じ様なタイプであるが、決定的に違うのは浅葱の方が考え方が非道であることくらいだ。
「今の状況は何とも。……不利だと思うのはアクアだけど、それくらいでやられるようなら補佐なんてやってないですし」
「そうねぇ……ま、残りの人達では様子見にならなかったのでしょうね」
「もえぎやエレキさんはチームの中でも融通が利くから一番手。……そう考えるとピカが一番に出てきてもいいようなものだけれど、そこはピカの作戦なんだろうな」
一番長く、彼女の考え方に触れてきたのはポチャである。今、何を考えてフォースを出してきたのかは何となく想像出来る。フォースは多くの場数を踏んできているから、どんな状況にも対応出来るといった理由だろう。ピカ自身が出てこないのは、このあとのことを見越しての体力温存。もしくは、出てくる必要がない、と思っているのか。
「ルール上、全員を倒すか、降参するまで続くわ。力業で乗り切れる程、敵も弱くない。……むやみに出てくる必要もない」
「そうですね。……交代も一度のみですから、下手すると一瞬で決着がつくかも」
どこで使うか、誰と交代するのかも考えなければならない。だからといって、交代せずにやられるのを待つばかりでは人数的に危うくなるだけ。
「なかなか難しいルールですね、これ」
「まあ、そうよね。どう指揮を執るのか、これがカギになるでしょうね。こういうのは、ピカちゃんが一番得意だけれど……評価したくないけど、馬鹿も勘は働くわ」
「太陽さんのことですね。……けど、この試合には出てこないと思います。危ないですし」
「そうね。出てこなくていいわ。必要ないし」
「ま、まだまだ始まったばかりだし……分からないですけどね」
口ではそう言うものの、心のどこかで自分達のリーダーが負けるような考えは一切なかった。そう思わせるような雰囲気が彼女にはあるのだから。

「段々、バトルらしくなってきたねぇ」
隣でゲームを楽しむかのように笑うウィルが呟いた。静寂から一気に動き出した会場を他の観客も歓声を上げながら観戦していた。こんな声は戦っている彼らには聞こえないのかもしれないが。
「かーくんは基本的に防御に徹するって感じっぽいなぁ……攻撃しないってことは自分の実力を前に出すこともしないってことか。ふむふむ~」
「逃げてばっかりで勝てるの……?」
「立ち回り次第では勝てると思うよ。一対一ではない、複数が相手だから」
イブの疑問に笑って答える。このルールでは必要以上に追い詰める必要はない。何せ、敵は複数でそれは相手も同じであるからだ。言ってしまえば、相手の戦意を逸らしてしまえば、自分に危害がこないように立ち回ることも可能ではある。理論上では、だが。
「相手も馬鹿じゃないから、難しそうだけどね」
「まだ始まったばかりだし……フォースがどうやって動くかは変わってくる……よね?」
「そうだね。今は避けるだけ、防ぐだけで済んでるけど、そうも言ってられなくなると思うな~? あそこにいるの、そこら辺の素人じゃないし」
「だから、あの場に立っているんでしょうね。ワタシ、絶対に戦いたくないよ」
「俺もやだな。手加減辛くて骨折れそう」
「そっちなの!? あぁ、まあ、うん。るーくんはそうだよね? うん……」
妙なところに引っ掛かったらしいイブだが、勝手に一人で納得してしまったようだ。ウィルは気にも止めず、場を観察する。始めに言った印象は変わらない。一番強いのは、先入観を捨ててもフォースだろう。問題は残りの三人の戦力だ。
秀でている者がいるわけではないが、一人一人それぞれの強さはあると感じる。エレキは周りを圧倒させる電撃を放っているし、周りを見て動いている。アクアはあの中で一番ダメージを受けているが、まだ力を出し切っているようにも思わない。最後はもえぎだ。もしかすると、一番あの中では力を隠しているのかもしれない。
「るーくんはどこが勝つと思うの?」
「この一回戦を勝つところってこと? 結構難しい質問するね。パッと見、どこも総合的には強いんじゃない? でもまあ……気持ち的なところで言えば、ピカちゃんのとこは上がってくるだろうね」
「断言するね? すーくんがいるから?」
「かーくん自身はあんまり関係ないかな。……かーくんを戦いの場に出させたピカちゃんがいるから、かな?」
無駄なことはしないフォースが彼女の言うことを聞いている時点で驚くべき点である。ましてやこんな大勢の前に出ること自体、考えられないことなのだが。
「とにかく、ピカちゃんの統括力は素晴らしいってこと。多分ね、今のバトルもこのあとのバトルもそれが大切だと思うよ」
「今、個人戦……なのに?」
「戦ってるのは、そうだね。まあ、見てれば分かるよ~♪」
イブとチコは互いに顔を見合わせ首をかしげる。ウィルはこれ以上何かを言うことも、付け加えることもせず、笑って見下ろしているだけだった。



~あとがき~
あれ……? これ、必要だったのか……?

次回、視点戻してバトルします。

今回はあれですね。ポチャもウィルもピカを信じてるって話です。なんだろ。それだけだわ……

あ、言うことない。

ではでは!

空と海七周年!

ピカ「…………マジかよ。そんなに経つの?」
ポチャ「七年か~……結構長いね?」
フォース「……だな」
イブ「段々言うこともなくなってきますね!」
チコ「ぶっちゃけしすぎだよ、イブ!」
ピカ「いやいや、イブちゃんの言う通りだからね。だから、私から言えるのは一言だけだよ」
ポチャ「ふうん? 何?」
ピカ「さっさと本編終わらせろよ。以上」
チコ「それ言っちゃいますか!?」
フォース「無理だろ。まだ中盤だよ? 中盤。大体一話が三千字前後で終わってるんだぞ。これでさっさとなんて無理な話だろ」
ピカ「そうだね。無理言ってごめんね、作者~」
ポチャ「その言い方だと詫びてないよね。ごめんって思ってないよね?」
イブ「おまけに今、ぜーんぜん書けてませんもん。大丈夫なのかな?」
チコ「バトルロイヤル中なんだよね? しかも一回戦の。先は長そうだよ……」
フォース「バトル描写苦手だしな。この先どれだけバトル描写が待っていると思っているんだか」
ピカ「話の流れはちゃーんと決まってるのになぁ」
イブ「そう簡単にはいきませんねぇ……」
ポチャ、チコ
(…………作者の味方はこの場にいないのか)


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記念イラスト!

ってことで、ピカ達に何か言われているけど気にしません! そして、長い付き合いだな~……というのを毎年言っている気がする作者です! うごメモがまだDSiでやっていて、漫画としての記念日がここなんですよね。もしかしたら、キャラ達の誕生日はここなのかもしれません。

久しぶりにアナログでしっかり描きました。カラーもいいけど、いつものも悪くないですね。どっちの方がいいんだろ……?
バランスとかは知らんぷりしてくださいね!!

そういえば、小説の方も五年目に突入してしまうらしいです。やべぇなぁ……丸四年書いてるのにまだまだ終わりが見えないのか。文章力上がってないような気がするし、もう駄目だ(´・ω・`)

本編は今、頑張って書いてます!
でも終わりが見えません。大丈夫なんでしょうか。お祭り編が終わる頃、二百話手前なのではと思っとります。いやぁ……百話で終わらせたいとか言ってた頃が懐かしい←

ではでは、これからもよろしくお願いします!

やったぜ

成績、大丈夫でした! 追試なかったよぉぉ!! 心配だった英語も無事だった! あとは評価だけど、これは郵便だからまだ待たないとわかりません。なんで郵便なんだ……ネットで公開してくれてもいいだろうに……!
これで休み明け、英語の追試を受けた友達に「satomi英語追試いなかったよね!? この裏切り者めぇ!!(怒)」って言われるんだろうな……
前回(夏休み明け)言われたので、今回も言われる予感してる。そもそも、大丈夫だと思いたいけど、等の本人が「前回も追試したし、今回も追試だわ」とか言っている時点で……
私も英語は嫌いだけど、休まず毎回授業出て、宿題忘れずにやればきっと先生も許してくれると信じてる。とか言って、これが出来てて、前回追試受けてるんだよなぁ(´・ω・`; )
テスト点数も大事だってことだよね。
こうなると、今回の私の点数はどうだったのかってのが気になるところだけど、休み明けにテスト見せてくれるのかな……? そもそも先生代わったら無理か。え、代わるのかな?
まあ、いいか……

よし、空と海七周年記念の記事が出た数日後に小説出せるように書きます! 心配事がなくなったからね! 心置きなく書けるね!
ではでは!