音のする方へと走ると、木々達ががさがさと揺れる。おれに先に行くな、とでも言うように言葉が流れてくる。『ダメダヨ。コノサキハアブナイヨ』 『モドッテオイデ』あーもう、うるさい。仲間がいるかもしれないのに、はい、そうですか、とでも言えるものか。…
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