satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

空と海 第29話

「久しぶりね」


「ライブさーん?」
ソルさんは入るなり、誰かの名前を呼んだ。多分、ここに勤めているか、やっている人か……あれ、同じ?
「はいはーい♪ あら、ソル君! 久しぶりねっ♪ かなり会ってないんじゃないかしら?」
そう言いながら、出てきたのはチラーミィだ。どこか、優しいオーラが出てるような……
「そうですね。半年でしょうか? すいません、遠出だったもので」
遠出って、どこ行ってたのかな?
「そっかぁ……私、さみしかったわ♪」
「さみしかったわって……暇だったの間違いでしょう?」
「あら、バレた? 人が来ないんだもの。ま、別にいいんだけどね♪」
ここ、しっかりと成り立っているのだろうか。その、
なんというか、経済的な面で。
ライブさん、と呼ばれた、チラーミィは私の存在に気づいたようで。笑顔をこちらに向けた。
「可愛いイーブイのお嬢さんね。初めまして、私はライブって言います。ここでは、館長? 店長?……ま、そんな感じでやっているわ♪」
館長と店長じゃ意味が違ってきますけど。
「そうなんだけどね。ここ、図書館だけど、情報も売ってるからね」
へぇ……図書館としては、館長。情報屋としては、店長。……あれ、店長でいいのかな?
「それで? 今回は何をお探しで?」
「守り人についてを。そんなのありますか?」
そんな私の疑問は露知らず、二人はさっさと本題に入っている。私は置いてきぼりか。
「守り人ねー……神話やら、昔話やら、歴史書やら……大量よ♪」
ふへぇ……
「片っ端からお願いします。量によっては、泊まり込みですけど」
「ソル君なら、大歓迎だけどね♪ さて、ネーブル! 起きてー?」
ネーブル
ネーブル、と呼ばれて数秒後。奥の方からフワフワ……というよりも、ふらふらと飛んできたのは、ムンナの女の子だろうか。てか、女の子って言ってもいいのかな?
「ふにゃ~……おはよぅ……あ、ソルくーん? おはよぅ」
「えっと、こんにちは、かと」
ソルさんはやんわりと訂正を入れた。ネーブルさんは、反論することなく、にっこりと笑う。
「えぇ~? そうなんだぁ……てへへ。こんにちは」
なんというか……マ、マイペースすぎる。
いや、のんびり屋さん?……それにしたってスゴいけど。
ネーブルさんは、こちらをすーっと(スローモーションか、と思うくらいのスピードで)向いた。
「あらら? 初めましてかなぁ……ネーブルっていうの」
「あ、はい! よろしくお願いします!……そういえば、ライブさんにも私の名前、言ってませんね。私はイブっていいます」
「あら、そうだった! ごめんなさいね。イブちゃん、よろしくね」
はい!
どうやら、いい人たちみたいで……
まあ、あのピカさんのチームの人達が、悪い人たちと絡んでいたり、関わっていたりしないか。ピカさん、そういうの怒りそうだもん。
実際、どうなるかはわからないけど。
でも、怖いってことはなんとなく、わかる。かなり、怖いだろう。絶対に。
「守り人だったわね。ネーブル、片っ端から、持ってきてくれる? それっぽいのもありでいいし」
「はぁい。じゃあ、ちょっと待っててね」
ネーブルさん、すーっとまた、奥に消えていった。ライブさんも、テクテクと奥に行ってしまった。
残ったのは、私とソルさんの二人。
「さて、しばらく待ちましょうか」
「あ、はい!」
ソルさん、質問してもいいですか?
「どうぞ。答えられるものは、答えますよ」
わーい! じゃあ……
ソルさん、本とかお好きなんですか?
「え、本ですか?……なんでまた?」
「だって、なんかこういうの、好きそうなんで」
「え……いえ、そういうわけじゃ……ただ、この仕事をしていると、嫌でも向き合うんです。だからといって、嫌いじゃないですけど……極端に好きってわけでもありません」
へぇ……? ソルさん、チームでどんな仕事を?
「僕とコンでコンビ組んでるんですけど。主な仕事は、情報集めですかね。お尋ね者をリストアップしたり、お宝の場所を割り出したり……ピカさんとポチャさんに確実な情報提供……それが、僕らの仕事です」
ふへー……いわゆる、裏方の仕事ですね。スゴいなぁ……
私は普通の感想を言ったと思ったのだが、ソルさんは、首をかしげた。
「スゴい?」
「はい。だって、ソルさん達の情報がなければ、ピカさんたちも動けませんもん。とっても大切な仕事だと思います!」
「ありがとうございます。そんな風に素直に言われること、ないもので……ちょっとビックリしました」
ふにゃ!?
にっこりと笑う、ソルさん。それを見て、急に恥ずかしくなる。慌てて、視線を落とした。
「別にそういうわけじゃ……」
「ふふっ……イブさん、その感性は大切だと思いますよ。いいと思いますし」
そ、そうですか?
「僕の持論みたいなものなんですけどね。最近、そう思うんです。……年寄りくさいとも、同時に思いますけど」
あらら……まあ、確かに、若い人はそんな風に考えないかも。
あれ、ソルさんって、一番年上なんじゃ?
「えぇ。一応、成人はしてますよ」
スカイって、若い人たちのチーム?
「そうなるんでしょうか?……まあ、最年少は、三、四歳ですからね♪」
さ、三、四歳ぃぃぃぃ!?
「そこまで驚かなくても。マナフィですから♪」
そういう問題じゃ……
くすり、とソルさん。
「お待たせっ♪ やっぱり、いっぱいあるわよ♪」
あ、ライブさん!
ライブさんが数冊の本と共に帰ってきたので、この話は中断された。
……と、とりあえず、情報集め、頑張りますか!



~あとがき~
この世界、成人は何歳からなのか。
………考えてないんだけどね!
もう、二十歳でいいんじゃないかと。
と、なれば、スカイのメンバー全員の年齢も見当がつくと思われます。
関係ないので、言わないけど((

次回は……うん。情報集めだよ!

ライブとネーブルの登場です!
あの二人ってのは、彼女たちのことですね。覚えている方はあまりいないかと。
だって、私も曖昧ですかr((殴

ライブとネーブルの名前の由来は……
ライブは図書館のlibrary。
ネーブルは……なんか、柑橘系?
いや、電子辞書をいじっていたら、出てきたので。んでもって、気に入ったんだもん!

だんだんとうごメモで、公開していた漫画に近づいてきましたねっ♪
展開がまるで違いますけど、おおよその道筋は間違えていないはずだ。多分。
ではでは!