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satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

ポケダン~約束~ 第2話

~前回までのあらすじ~
ライ「ノアとレアが暴れました」
ノア、レア「暴れてないもん。相手が悪いんだもん」
ライ「……お尋ね者、退治したところからです」
ですです。


「毎度毎度、ご協力、感謝します。すいません、レアさん」
レアと話しているのは、きっちりした警察の人物。種族は、ハーデリアである。
「いえいえ。お仕事ですから♪ 協力出来て、光栄です」
「そう言ってもらえると、助かります。ところで……ライさん、大丈夫ですか?」
「いいえ。お気になさらずに。いつものことですから」
彼が気にするのも無理はないだろう。
レアたちと少し離れたところで、ノアとライが取っ組み合いをしていた。
「ノアぁ……また始末書じゃねぇか。どうしてくれんだよ」
「女の子をバカにしたからよ! あっちが悪い」
「我慢って言葉を覚えろよ……お前が書くんじゃないんだよ、書いてくれんのか?」
「書くわけないでしょ。めんどくさい」
ふいっ、とノアが視線を外した。ライは、この行動でイラつい様子。
ライは、完全にとばっちりを受けているだけなので、当たり前ではあるが。
「なら、暴れんなよ! その面倒な仕事は俺に回ってくるんだよ。リーダーさんに回るの! Are you ok?」
「No,I'm not!」
「ふざけんなっ!」
「いっっったぁぁぁ!!!」
バシン、とノアの頭を叩いた。思いっきり、痛そうな音が響き、ノアの悲鳴のような声も響く。
「ひっどい! 女の子なんですけどぉ!?」
「好き勝手に暴れる女は、女の子とは呼ばん。怪物とよ…」
ノアはお返しとばかり、ライの頭を叩く。
こちらも、痛そうな音が響くが、ライは声をあげることはなかった。
「何すんだよ。脳の細胞が死ぬ」
「大丈夫よ、再生するから。……って、バカぁぁ!!」
同じようにまた、ライの頭を叩く。
しかし、普通に叩くのではなく、“ドレインパンチ”を使い、『叩く』から『殴る』に悪い方向へ進化させて。
流石のライも声をあげざる終えない、というやつで。
「いっっっってぇぇぇぇ!!!」
「ふーんっだ!」
彼らのやり取りを見ながら、ハーデリアは戸惑ったようにレアに話しかける。
「……た、大変そうですね」
「うふふ。いつものことですから」
「では、またよろしくお願いします!」
「はあい♪ ハーデリアさんも、頑張ってくださいね」
「依頼品等は、ギルドに送っておきますね」
「はい、よろしくお願いします」
にっこりと笑い、ハーデリアは帰っていった。それを見届けてからレアは、ライとノアの方へ駆け寄る。
「ライくん、ノアちゃん。終わりましたよ」
「あ、レア♪」
「ライくん、帰りますよ……って、何したんですか、ノアちゃん」
ライは先程の攻撃で、うずくまったままである。
「“ドレインパンチ”をやっただけよ」
「だけよ……って、ライくんの体力は寝不足とかで、すでにないようなものなのに……せめて、“きあいパンチ”とか!」
「結局パンチ!? やらねぇ方向にはいかないの!?」
「あ、ライくん、突っ込んでないで帰りますよ」
「………………おう」
何か言いたそうな顔のライだったが、この女の子二人には勝てない、と悟り、バッジを取り出した。
「ギルドでいいよな」
「そうね。……やっと、帰れるー♪」
「でも、仕事はまだ終わってませんよ♪」
レアのその一言で、ライとノアは互いの顔を見合せた。完全に忘れてた、やりたくないんだけど、というアイコンタクトを交わす。
しかし、帰らないわけにもいかないので、バッジをかざした。
「……帰るぞ」
「はーい……」
「ライくん、ノアちゃん、どうしたんですか?」
「な、なんでもねぇよ……いくぞ!」
ライは、お尋ね者にやったように、バッジをかざし、強い光が三人を包む。
そして、その場から三人の姿は消えたのだった。

「………あ、ライ、ノア、レア。お帰りなさい!」
「よう、ショウ。相変わらず、元気だな」
「そうすか? 俺は普通ですけどね」
ショウと呼ばれた彼はブラッキーの少年である。二足歩行のブラッキーで、首にはリボンが巻いてある。
ライたちの所属するギルド…アロマギルドに帰るなり、笑顔で出迎えたショウ。彼はなにやら、大量の資料やら本やらを抱えていた。おそらく、整理の途中なのだろう。
「なあ、雅は?」
「絶賛引きこもり中っす♪」
「あ、そう……あいつ、この前に出てきたのいつだっけ?」
「そうすね……ざっと、半年前に見たっきりですね。ま、見てないだけで出てきてるっぽいすけど」
ライは苦笑し、そうか、と呟いた。
「ライ、ごめんなさい。俺もダンジョンとかに出れればいいんすけど……」
「あー……いい、大丈夫だ。元からそういう約束だしな。気にすんな」
「ごめんなさい。……で、ノア、レア、どうでした?」
「もち、フルボッコだし♪」
「楽しかったですよ。うふふ……いい実験結果を貰いましたぁ♪」
その答えを聞き、今度はショウが苦笑した。隣ではライが頭を抱えている。
「そ、そうですか……あ、ライ。モモが次の依頼を手伝って欲しい、と言っていましたよ」
「モモ?……ゼルは?」
「ゼルですか?……いますよ。でも、人数がいた方がいいらしいっす」
「人数……ねぇ」
ライが考え込むと、ノアがライをつつく。
「んだよ……」
「あいつ」
「あ?……あ、エレキ」
エレキ、と呼ばれたのはサンダースの男。親方である、グレイシアのシアンの右腕……のような存在ではある。
ギルドメンバーには、バカにされっぱなしなのだが。理由は、いじりやすいから、という単純理由から。
「ライ、帰ってたのか。なら、親方に…」
「うっせぇよ、バカ。今、取り込み中だ」
「バカとはなんだ! バカとは!」
「エレキ、ウザい。ライに迷惑かけんなよ」
「一番迷惑をかけてるノアに言われたくないんだけどぉ!?」
「ノアちゃんをいじめるヤツは、私が許さないですよ! バカ!」
「いじめるの楽しむヤツが言うなっ!」
ふう、とため息をついたライは、レアの方を向く。
「あーもう。レア、やってこい」
「ライくん、いいんですか!? やっちゃいますよ!!」
「いい。やれ」
「わあい! どうなっても知りませんよ♪」
レアはそう言うと、エレキの方へ駆け寄った。エレキはエレキで、黙ってやられるわけがないので、鬼ごっこの開始である。
しかし、こういう場面だとレアの方が上手なのだ。
「………あはは」
ショウは、一連の出来事に参加はしなかった。彼の性格からして、するわけがないのだが。
そんなとき、後ろでパタン、と扉の閉まる音が聞こえた。ショウは、後ろを振り返るが、すでに誰もいない。そこで、ある名前が浮かぶ。
「…………雅?」
雅は一応、ライたちのチームに所属している、ブラッキーの女の子だ。ショウと同じようにリボンを首に巻いている。
チーム一の実力者ではあるものの、引きこもりなので、意味がない。
いつも、一人、部屋で何をしているかは、ショウにもわからない。聞いたことは何度もあるのだが、教えてくれないのだ。
二人の間柄は、表では姉弟関係、ということになっている。本当の関係は、ライにしか言っていない。
何てことを考え、ふぅ、とため息をつく。
「何してんすかね、雅のやつ」
「んー?……好きにさせとけよ。……ショウ、俺、寝るわ」
「あ、はい!……じゃ、夕食になったら、起こしますね♪」
「悪い、そうしてくれ。……おやすみ」



~あとがき~
調子に乗って二話目ぇぇ……
一ヶ月更新、と言っておきながらねぇ……
ゆ、許してください!
明日は、空と海を出しますっ!

ライたちの所属するギルド名、発表♪
アロマギルドですね。
ギルドメンバーは……
親方はグレイシアのシアン。
右腕的存在、サンダースのエレキ。
ゼルとモモの種族は次回以降。
ブラッキーのショウと雅。
イーブイのノア。
ヒトカゲのレア。
ピカチュウのライ。
あと、名前が出ていない二人がいます。
こんな感じです♪
多いな……( ̄▽ ̄;)
やっぱ、ブイズもいっぱい♪
好きなんだもぉぉぉん………(;´∀`)

次回、ご飯食べよう。
親方、登場!

ライ「雅、作中に出てねぇから、ここで出ろ」
雅「…………………」
ショウ「喋ろうよ、雅」
雅「だって……私、本編で喋ってないもの」
ライ「迂闊には喋れないか……でもさ…」
雅「何?」
ライ「お前、めんどいだけだろ(;・∀・)」
雅「……………………」
ショウ「図星っすね……( ̄▽ ̄;)」
雅「………………」

ではでは♪