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satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

ポケダン~約束~ 第3話

~前回までのあらすじ~
ライ「ギルドに帰ってきたな」
ノア「あと、ギルドメンバーの紹介、第一段やったよ♪」
ってことで、始まりー♪


星が少しずつ見え始める今の時間。
アロマギルド内の一室に、ショウはいた。彼はしゃがみこむような体勢で、ライを見ている。
ライに頼まれ、夕食前に起こしにきたのだが、じっと見ていると、やはり、女の子に見えてきてしまう。
「ライ、ご飯ですよー?……ライ、寝てると女の子に見えますよー?」
「……だぁぁぁぁ! なに、普通に起こせない?! 要らない一言が入ってますけどぉ?!」
ガバッと体を起こし、ライはショウに向かって言い放つ。ショウは、にっこりと笑うと、扉を開けた。
「ライ、寝起き悪いんで。この手を使うと、スグ起きるじゃないすか♪」
「………………なんか、ごめんなさい」
ライはそう言うと、扉の外へ出た。ライに続いて、ショウも出る。
「いえいえ、俺もなかなか楽しんでますよ? ライ、可愛いです」
「おまっ……嫌味かよ」
「本当のことっす。どこかで、使えそうな容姿ですよ」
「俺、マジでヤなんだけど。毎回、性転換した方がいいんじゃねぇかと……」
「それだけは止めましょうね? ライはライなんす。可愛い系の男の子だっていますよ」
「フォローになってねぇぇ……」
はぁ、とため息をつき、「なぜ、このような姿に産んだのだ、母よ」と、考える。人生で、何度も考えそうだな、とも同時に思った。いや、母親だけのせいではなのだけれど。
二人は、ギルドメンバーがいるであろう、食堂に入っていった。

「いただきまーす!」
ギルドメンバー、全員で声を揃え、号令をかけた。
ライは、ぐるり、と辺りを見回す。
「ショウ、雅は?」
「あ、ライを起こす前に部屋に寄ったけど……いらない、と言われました」
「マジか。いいのか? 何だかんだで、ぶっ倒れそう」
「大丈夫です。雅は強いんで」
「強いとか、そういうことでいいのか?」
「ラーイーくーんー?」
「………なんすか、親方」
ライを呼んだのは、親方のシアンだ。
女性の二足歩行のグレイシアで、陸の四天王の一人である。普段は黒いコートに黒いブーツで身を包み、白いマフラーという風貌だ。
今はマフラーとブーツしか身に付けてないが、食事中にその格好がいいのかは、ライにもよくわからない。
「食事終わったら、私の部屋に来なさい? 本来、仕事が終わったらなんだからね? それなのに、アンタはぁ…」
「すいませんでした! 眠いんですもん。俺を殺す気ですか、あんたは。仕事量が半端ないじゃないですか」
「それは、ライ、自業自得よ。救護隊と探検隊の両立を図ろうなんて」
「救護隊としての、金がないんだよ! 別の仕事で稼ぐしかないんだよ?!」
二人のやり取りがヒートアップしてきたところで、バン、と扉が開く音がする。食堂にいた全員が、音のした方を向いた。
「…………雅?!」
全員が声を揃え、現れた人物…雅の名前を呼んだ。当の本人は、完全無視を決め込み、ライの方へ歩み寄る。
「ライ、これ」
「へ?……あ、頼んでた資料……」
「……エレキのは、めんどくさくて手、出してないから」
「なんで、そんな扱い?!」
エレキの突っ込みも無理し、そのまま出て行こうとする。そんな雅をショウが呼び止めた。
「雅!」
「…………なに」
彼女の赤い目がショウに向く。元々、ブラッキーは赤い目なのだが。
いかにも、面倒だからさっさとしろ、と言っているようだ。
普通の人ならば怖じ気つくのだが、いつも一緒にいるショウに関係ない。
「部屋の片付け、あとで手伝うから」
「……………ありがとう」
それだけを告げ、出ていった。
「……雅ちゃん、久しぶりに見ましたよ? 私」
「あたしも。てか、ライ、いつ雅に資料なんて頼んだの?」
「ん? 依頼でここ出る前かな」
ライは、少しだけ首をかしげ、そう答えた。手元には雅から貰った資料の束。
と、いうことは……と、ノアとレアは顔を見合わす。
「二、三日前?! こんな分厚いの、二、三日で?! 雅って、何者よ」
「引きこもりだろ」
スパッとライが言う。ライの隣にいるショウは、笑顔のままである。姉が引きこもり、と言われていてもあまり気にしないようだ。
「そーだけど。そーなんだけど!」
「あんま、詮索すんなよ。雅にも色々あんだから」
「………はぁーい」
「ライくん、なにか知ってるんですか?」
「……いや。でも、誰にも知られたくないことくらいあるだろ? 普通」
ライのこの発言で周りが静かになる。
この場にいる者全員に当てはまること、ということだろうか。
この静寂を破ったのはシアンだ。
「ごちそうさまー」
ガタン、と立ち上がり、ライを見る。
「ライ、部屋」
「わかってますって」
「あと、色々言うことあるから」
「……了解です。了解したくないけど」
ニヤリ、と笑うと食堂を出ていった。



~あとがき~
雅、とーじょー♪
彼女は、情報収集が得意な様子。
普段からそればっか、ってわけではないです。
基本、なにもしてないんじゃね?
あれ、ニート……?
雅「作者、死にたいの?」
?!Σ( ̄ロ ̄lll)

次回!
は、空と海のネタバレを含みます。
なので、見たくない方は読まないでくださいね。読まなくても大丈夫なように話を作りますので!

ノア「いつも思うけど、誰がご飯作るの?」
ショウ「俺っす♪」
ノア「…………マジか」
ショウ「はい。……美味しくないすか?」
ノア「いや? いつも美味しいよ♪……ちょっとビックリしたけど。エレキが作ってるかと」
ショウ「エレキ、不器用っす。この前、一緒にやってたけど……大変でした。大変でいうと、ライも下手ですよ」
ノア「え、できないの?!」
ショウ「見た目がね……味は美味しいです」
ノア「見た目……大事よね」
ショウ「大事っす。あ、雅、上手ですよ。俺よりも」
ノア「?!Σ( ̄ロ ̄lll)
引きこもりだよね?! ニート的な感じでできないと思ってた!」
雅「ノア、ニート的な感じで悪かったね」
ショウ、ノア「?!!Σ( ̄□ ̄;)」

ではでは!