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satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

空と海 第54話

~前回までのあらすじ~
イブ「なんかもう……すごいことになってる」
チコ「そうだね。今回の話はフォースとラウラメインで進んでいくんだって! だから、話はちょっと戻って…」
イブがフォースに投げられたところくらいからですね! うん、投げられたところ。
イブ「なんで二回言ったの……?」
チコ「ラウラって制御者なんだよね? なんでフォースを攻撃したんだろ……?」
イブ「それ……この前も聞いた気がする」
チコ「言っててワタシも思った」
それは進まないと目的は見えてこないかな……多分。
イブ、チコ「………多分?」
うん、多分。
では、始めていくかな!


「お姫様投げちゃダメだよ……投げちゃ」
「あんなじゃじゃ馬、姫でもなんでもねぇ……ただのガキだよ」
ラウラは、くすり、と小さく笑った。そのあと槍を握り直し、構える。それを見たフォースは首をかしげた。
「お前、本当になにしてんの? ここでそんなことしても…」
「だから、君の願いを叶えてあげるって言ってるじゃん。ここでなら、叶えられるんじゃないの?」
「それは……!」
「ずっと思ってたんだろう? 君は他の制御者とは違うから……消えたかったんでしょ?」
「…………っ」
核心をつかれ、戸惑いを見せたフォースに向かって、槍を向けた。そしてそのまま突っ込む。それに気づいたフォースは、慌てて横に飛んでかわした。
しかし、攻撃を緩めることなく、連続で攻撃をし続ける。フォースはそれを避けながら、ラウラを見た。
「ラウラ、やめろ!」
「やめる? なんで?」
「ここで制御者同士の戦いは…」
「死を意味する……かい? 知ってる」
「お互い、継承者がいるだろ! 大体、本当の目的を話せ。お前がこんなことをするわけないだろ。なにがあった?」
そう言うと、ぴたり、と攻撃をやめ、フォースに近づく。
「なにがあった……か。特にないさ」
「嘘だろ。マスターが決めた掟を破るなんてあり得ない」
「過信しすぎだよ」
そう言うと構えることなく、槍をフォースに向けた。避けるひまもなく、腹部を槍で突かれる。かすっただけとはいえ、かなりの痛手には変わりはない。
「………っあ…」
「どうする? 抵抗を続ける?」
「……“ソード”」
「抵抗しないで欲しいんだけど」
ラウラの言葉を聞こうとせず、黙って剣を持つ。剣を持っていない方で、左目を隠していたリボンを解いた。そして、器用に腹部に巻いていく。
「そこまでする?」
「おれがいなくなったら、あいつが狙われるだろ」
「心配しなくても、すぐにあの世で会わせてあげるよ? まあ、あの世なんてないけどねっ!!」
槍をくるりと回し、フォースに詰め寄った。フォースは慌てることなく、しかし、剣を構えることなく、静かに言い放つ。
「……“水蓮”」
ラウラの攻撃を避け、槍を弾く。これにはラウラも驚いた様子を見せた。更に、これだけでは終わらず、懐に入り込み、素早い動きでラウラの首を取る……はずだったのだが、フォースの動きはぴたり、と止まった。ラウラの首筋ギリギリで剣を止めたのだ。
「…………っ!」
「………あはっ♪ そうだよね。君は僕を殺せないよね? 優しいもん。そういうところ、好きだよ」
「なんで……こんなこと…っ」
「そんなに気になるなら、言ってあげるよ……」
その言葉にフォースは少しだけ剣を下ろした。そのすきにラウラが近づく。そして、フォースの顎を持ち、少し上げた。
「……君の力が欲しいんだよ」
「………おれ…の? でも、こんなことしたって、どうにもならないだろ」
「そんなことないよ? フォースを殺れば、君の預かっている力はどこへ行くんだろうね?」
「そりゃ……戻るだろ。継承者の…! まさか……」
「ふふ……できなきゃ、継承者も殺るだけだよ……?」
「させるか……っ…」
ふらり、とフォースはバランスを崩し、ラウラの方に倒れこむところを踏みとどまった。そんな様子を見て、クスリ、と小さく笑う。
「いい加減、諦めなよ。その怪我じゃ、立っているのもやっとでしょ?……だとすると、この場合……君は継承者のところに戻るのかな?」
「諦める? そんな言葉、この状況下でおれに通用するとでも?」
「…………僕的には、諦めてほしいけどね」
「その願いは聞けないな。……もう、あんな思いをするのはごめんだ」
「そう。ねえ、一つ聞いてもいい?」
「…………なんだよ」
ラウラはくるり、と槍を回し、構え直す。フォースも剣を構える体勢に入った。
「君はなにを待っているの? 時間稼ぎしてるよね?」
「…………内緒」
「……ふうん? あ、もしかして……ステラ様?」
イブの名前を聞き、少し反応するが、その表情に変わりはない。ラウラはなにかに納得するかのように、にこり、と笑って見せた。

にゃあぁぁぁ……とどかなぁぁい……
早くしないとすーくんがぁぁ……
せっかく、すーくんがあのブラッキーを食い止めているのに……バッジさえあれば、逃げられるのに……!
しかし、そのバッジはこのエーフィにとられたままだし!
「どうしてそこまで必死なのー?」
「大切なものだからです! だから……返して?」
「ダメだよ~……あの人は渡しちゃダメって」
んなの知るかぁぁ!!
こんなことに時間をとられる方がまずい。すーくんの方を見ていたわけじゃないけど、怪我してるみたいだし……
エーフィは不思議そうな顔をしながらも、私に渡すまいと奮闘している。チコちゃんが自由なら、“つるのムチ”ですんなり取れるのだが……
あいにく、このエーフィに捕らえられたまま。
だから、この場は私が何とかしなくちゃ……!
あ、軽く助走して、ジャンプしてみるか……よし!
そう決意したのもつかの間、ブラッキーの叫ぶ声が聞こえた。
「……ミラ! そのバッジ、とりあえず壊せ!」
「え? あ……はい!」
「あぁぁぁぁぁぁ!!! ちょっと待って?!」
見事に私とすーくんの叫びがこだまする。
バッジがなかったら、勝ち目ない!! 待って! 勝ち目とかそういう以前にペラップさんに怒られる! それはいやぁぁぁ!!
エーフィはひょい、とバッジを高く投げる。おそらく、そこから技を打つのだろう。バッジに当たれば、壊れるかもしれない。頑丈といえど、いくつかの機能は使えなくなり、最悪は壊れて使い物にならなく……
それだけは阻止! ええい……一か八か……!
「“サイコショック”!!」
技名が聞こえたけれど……もう止まれない!
「っていやぁぁぁぁ!!」
少しどころではなく、目一杯助走してジャンプ。これで届くかはわからないけれど……なんとか届いて!
「え、イーブイちゃん?! ダメだよ!」
「……すぅ! なにしてんだよ、バカなの?!」
バカって言われてもいい! 私だって……!
バッジに届く前に“サイコショック”が見えた。
ちょ…当たる……?!



~あとがき~
バトルは長続きしないです。疲れました。
はあぁぁぁ……疲れたぁぁ……

次回、急展開を迎えるんじゃないかなぁ……
多分……多分ね。

フォース「ほんと長いんだけど……なんで? ねえ!」
ピカ「フォース君、まだまだ続くんだよ」
フォース「……代わって?」
ピカ「え……痛そうだから嫌です」
フォース「大丈夫だって……多分」
ピカ「大怪我してるやつに言われてもなぁ……」
フォース「……………」
ってことで、まだまだ続くのだ。
長いのだよ! 覚悟するんだな!!
はっはっはー(* ̄▽ ̄*)ドヤァ
フォース「うっぜぇぇ……」
ピカ「私たちの出番はまだかなー……」
フォース「だから、譲るって」
ピカ「それはいらなーい」

ではでは!