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satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

空と海 第57話

~前回までのあらすじ~
私、わけがわからない方向にいってて、混乱中なのだ。最初の予定と違うんですけど……?
どこで間違えたのだろうか……
フォース「それ、前にも聞いた気がする」
イブ「あらすじ話してないね」
あらすじっすか。
そうですな。……イブちゃんがフォース君のために動こうとしてる……ってことかな?
イブ「……そうなんだけど、その言い方なんか恥ずかしい」
そう? いい感じだと思うぜ~
イブ「なにが?!」
フォース「早く終わんないかな……おれに対しての得が全くないんだよな」
さてさて、始めますかな。
イブ「あの……いい感じってなに……?」
はい! スタート!
イブ「ちょっとぉぉぉぉぉ?!」


しかし、説得と言ったって……どうすれば?
よくよく考えてみると、私はすーくんのことをなにも知らない。説得できる情報がない。
あれ……それはまずいんじゃないか?
でも……すーくんの過去は知らなくても、私と過ごした時間ならある。あるけども……
「それってすーくんにとってどうなのよ……」
「ご主人様、なんか怖い」
「お前に言われたくないわ!! いいから、すーくん返せ!」
結局、説得……ではなく、強引に怒鳴ってしまった。
考えより、行動せよ……これだな。
「返せって言われても……戻ったところで、振り出しよ?」
振り出し……?
「さっきも言ったろ? あの制御者に命狙われてんの。つか、学習能力ねぇの? ご主人様」
うぐっ……
「主人格……あいつは、あの制御者と戦うことはできない。それは、ご主人様も見てたろ」
み…見てないもん……
そう言うと、完全に呆れ顔される。
「………………もう、いい。話はあとだ」
ふいっ、と目線を外され、ブラッキーに移した。
さっきから動いてないけど……まさか…
「あんなんで殺られっかよ。芝居なんざ必要ねぇぞ」
「芝居だなんて……心外だな。そもそも、普通なら死んじゃうよ……? 僕も君も」
不敵な笑みを浮かべ、顔をあげた。そんなブラッキーに対して、冷めた様子を漂わせる、イーブイ
なんだろう……この感じ。
「普通ならだろ? お前にだってわかってるはずだ。普通じゃねぇんだよ。制御者なんて」
「まあ……そうなんだけど。ところで、時間、まだ?」
「あ? あの五分ってやつ? まだだけど」
「君に勝てる気がしないんだよね。だから、時間を待ってんだけど」
すっ、と槍を構える。それを見た、イーブイも同じように構えた。槍なんてよくわからないけれど、技術で言えば、多分、イーブイの方が上だ。
しかし、先に動いたのはブラッキーの方だった。
「…………“ライト”!」
「剣術……?! なんで…」
戸惑いを一瞬見せたが、立て直し、槍で受け止めた。……わけではなく、私を抱き抱え、後方に飛び退いた。
「ちょ…なんで?!」
「俺様、受け止められる気がしなくてよ。……てへ」
「かわいくないから、やらないで」
「んだよ……助けてやったんだから、礼くらい言えねぇの? だから、馬鹿になんだよ」
は、はあぁぁぁぁ?! 誰がバカだ。誰が!!
「“ライト”は剣術の突進技。槍には不向きなんだが。……つかよ、あいつは“幻槍”の使い手のはずなのに……余計な知識入ってんじゃん」
私の抗議は無視? おい。
「ご主人様、ここにいて。動いたら、殺す」
この人、制御者じゃないの……? 私のこと、殺しちゃうの?
「言葉のあやだってーの……っ!」
タッ、と地面を蹴り上げ、走り出した。
よくわからないこの人の行動。
私のことをなんやかんやで助けてくれたし……でも、すーくんじゃないし……あのブラッキーは多分、殺すつもりだと思う。それは見たくない。
だから、戻ってほしい……んだが、あのイーブイが言っていることも理解できる。
今のすーくんではきっと……
「勝て…ないよね……」
怪我のこともあるが、一番の理由として、すーくんは優しい人だから。仲間らしいブラッキーのことは……倒すことは難しいのだろう。
でもでもでもぉぉぉ………!!
「私は……どうしたらいいんだろう……?」

明からに様子がおかしい、と感じていた。
相手のブラッキーの行動がだ。
本来であれば、上位に刃向かうなどあり得ない話なのだ。そういう風に作られている……
「………はずなんだが、どう間違えたんだよっ!!」
「なんの話?」
こちらの葛藤など気にする様子もなく、的確に攻撃を受け流していた。一定の距離を置き、質問を投げ掛けてみる。
「お前は誰だ? なにがしたい」
「さっき言ったろう? 君の持つ力が欲しいんだって」
「それなら、こんな攻防戦なんて必要ねぇ……お前は…フォースを呼び出したかったんじゃねぇの?」
「……………なんでそう思う?」
「さてね……俺にもわかんないね。……けど、俺の自我が戻ってきたみたいだから、言うけどさ…」
「…………“癒しの神”って君のこと? いつから…」
そう質問を返したラウラに顔色一つ変えず、持っていた槍を消した。この勝負はここまで、という彼の意思の表れだろう。
「あいつに手を出したら、俺は……どんな手段に出るかわかんないよ? そういう人だから。あと、いつからって最初からだから」
「紅の力……それを抑えているのは君だったね。……なるほど…どうやら、見透かされているようだ」
「どちらにせよ、今回だけで決着はつかないからね。……判断するのは、あのバカだ。君の思惑も……判断するのは…君らのマスターだろう? 俺には全く関係ないけど」
くるっと方向を変えると、ラウラに背を向けた形になった。そして、少しだけ首を動かし、ラウラを見る。自分の考えていたことを読まれ、戸惑っているようだ。
そんな彼女を追い込むかのように話してゆく。
「…………それでも…フォースは足掻く。君を助けるために……方法がなくてもね」
「…………フォースくんはそこまでお人好しじゃないよ」
「どうかな? お人好しじゃなかったら、君のこと、殺してたんじゃない? だって、自分の継承者ちゃんが危なかったもん」
「………」
「思い通りにいかないのがこの世界だよ。努々忘れるな」
「……ふっ…そうみたいだね。……今から言う言葉、伝えてくれる?……フォースくんに」
「うん、いーよ」
ラウラは少し口を開くと、聞き取れるか取れないかくらいの声で話した。もちろん、それを逃す彼ではない。
言い終わると、息を吐いた。
「さて、僕はこれで帰らせてもらうよ……次が最後だ」
「そーだな。最後……だ」
「……ミラ。帰ろう?」
離れたところにいた、ミラにそう問いかけた。問われたミラは、びくっと体を震わせたが、こくっとうなずいた。
「了解しました、ラウラさん」
「じゃあね、“癒しの神様”」
「敬語使ってほしーな……いちお、神様なんだけど」
「それは本来の姿を見せてから言ってよ」
「やだ。あの姿、嫌いだもん」
くすり、と小さく笑うと姿を消した。恐らく、なんからの道具を使って脱出したのだろう。
先程まで戦いの場だったところが急に静まり返り、取り残された気分に陥った。
「……これが…正解………なんだろ?」
誰に向かって言うのでもなく、ただの一人言としてその場に響く。ぐっと怪我した部分を手で押さえた。
「…………まだだ…まだ……俺は…」
その続きは口に出されることはなく、彼の中に消えていった。



~あとがき~
……………………あっれぇ?!
あれあれあれあれあれ……………?
ちょっと裏くん! なに一人で終わらせてんの?! いや、もう裏くんの本性丸わかりやん!
裏くん「……………え、流れ的に?」
うわあぁぁぁぁ!!! 私は…私はぁぁぁ!!
こういうのじゃなくて、もっと残酷な方を狙っていてね……でもね…君が……あぁぁぁぁぁぁ!!
裏くん「この人、大丈夫なのかなぁ……」

じ…次回は……もう知らない……
もう予定ない感じで進むんだもん……進むんだもん。
でも多分、暴走してない裏くんとイブが会話するんじゃないな……多分。
いやもう……わかんないや。

皆は計画的に物事を進めようねっ!!
私じゃ説得力ないけど、進めようねっ!!!

もう少ししたら、ピカとポチャが来てくれると思います。全く出てなかったけど、多分、出てくる……よね。
そうじゃないと、もう話がわからなくなっちゃうよっ!

ではでは!