satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

空と海 第58話

~前回までのあらすじ~
あはははははは………
んだよ! もう知るか! 勝手にやってくれぇぇぇぇ!!!
フォース「なんだろな……この人」
イブ「なんだろね……この人」
チコ「…………さあ?」
フォース「えっと……とりあえず前回でバトルは終わり……でいいのかな」
イブ「結局、あの人は誰だったんだっけ? 神様ってことでいいの?」
チコ「いいんじゃないかな? よくわかんないけど」
フォース「………二人しておれを見るなよ。知らないし」
チコ「本人にもわからないなら、作者さんに聞いてみないと……って、無理か」
うわあぁぁぁぁ!!! どこをどう間違えたんだぁぁぁぁ!!! 私のバカァァァ!! 私なんて私なんてぇぇぇ!!
フォース「近づかない方が賢明だな……」
イブ、チコ「………………うん」


とりあえず、この場は収まった……みたいだな。でも、殺しちゃうかと思ったのに……急になんだろ。
でも、それは気にしてられない。
敵が帰ったってことは……!
「チコちゃん! 大丈夫?」
「う…うん……なんとか……イブは? あっち、崖だったんだよね? 大丈夫だったの?」
「大丈夫じゃなかったら、ここにいないよ……」
「それもそうか……えへへ…よかったぁ」
ずっと敵に拘束されていたにも関わらず、私の心配をしてくれていたんだ。
それなのに……
「あのね……チコちゃん」
「あ、そだそだ。敵がイブのことなんか言ってたみたいだけど……うん? 知ってた……かな。でも、聞かなかった」
え……?
敵のことだ。なにか吹き込んでてもおかしくないし、それに……チコちゃんとはいえ、質問攻めされるかと思ったのに。そんな私の思いとは裏腹にチコちゃんは続けた。
「だって、ワタシに言えないってことは、教えたくないってことだよね? それを他人から聞きたくないもん」
「え………え…? なにも知らないの……?」
「うーん……ずっと見てたから、そういう訳じゃないと思うけど……理解はできなかったかな」
「きか…ないの……? 私のこと、聞かないの? 嫌いにならないの……? だって、私…チコちゃんのこと……騙してたのに…嘘ついてた……のに」
思い続けていた言葉が溢れだした。こんなことを言ったら、チコちゃんは離れていってしまうかもしれないのに。堰を切ったかのように、今までの隠していた思いを外に出す。
「ずっとずっと……嘘ついてたのに…私……わた…しは……!」
「ちょ…ちょっと待って? そんなに追い込まないでよ! 気にしてないし……言えなかったのだって、理由があるんでしょ? イブは悪い人じゃないってわかってるもん……理由もないのに嘘なんかつかないって、知ってるよ」
「チコ……ちゃん…」
「確かに、ワタシと会う前のイブのことは何も知らないよ。……でも、それでいいじゃん♪ イブはイブだもん。ワタシの友達のイブは知ってるから……それでいいんだよ」
いつもと変わらない笑顔でそう言ってくれた。
チコちゃん、ごめんね。……ありがとう。
「イブは笑ってた方がいいよ! かわいいかわいい♪」
「ちょっ! チコちゃん?!」
「あははっ♪ さて……笑ってもられないね? あの人、どうするの?」
………………はっ?! 忘れていた!
チコちゃんから視線を外し、あのイーブイの方を見た。
相変わらず、すーくんではないが、座って暇そうにボーッとしているようだ。
「………ねえ?」
「んー? 俺に話しかけてるの? なんだーい?」
また人格変わってるし……
「あなたは誰ですか。さっきの人とは違うの?」
「俺であって俺でない……みたいな? うん、身体は俺だけど、意識は違うってことだよ。あ、フォースは無事だから、安心してね」
なら、さっさと変わってほしい……!
「あの……ワタシたちのこと、攻撃しないんですか?」
恐る恐る、イーブイに質問するチコちゃん。確かに、してきてもおかしくはない。しかし、イーブイはきょとんとした顔でいやいや、と否定した。
「しないしない……無駄な戦闘は避けるの。だって、痛いし、手加減とか面倒じゃん」
そう言ったあとで、あ、と思い出したかのように私を見た。
「あ、誰って質問だっけ? それ、名前聞いてるの? 何者か聞いてるの?」
「両方かな」
「俺はウィル。んで、一応、神様してるよ」
…………………は?
さらりと言ってしまったが、この人…ウィルさんは、笑顔のままだ。そして、更に続けた。
「だから、言ってたでしょ? “癒しの神”なの」
「神様ってそんなに軽いもんなのかな……」
「私に言われても……」
「今は訳あってこんな感じになってるんだけどね? ま、いいんだけどさ」
「す…すーくんは知ってるの?……その…ウィルさんのこと」
「ううん、知らない。知らない方がいいことだからね。あの子にとって、忘れたいことなんだよ」
すーくんのこと、あの子って言った……ってことは、顔見知りではあるってことだよね。でも、すーくん自身は知らない……? どういうことかな。
「あ、イーブイちゃんにお願いしてもいい?」
「な…なんですか?」
「俺のこと、フォースには黙ってて欲しいんだよね。お願いできる? 要は、バラすなってことなんだけど」
「あ……はい。…それはいいんですけど……」
「ありがとう♪ そこのチコリータちゃんもだよ? 今、知ったみたいだけど、言わないでくれると助かる」
「は…はい……!」
こくこくっ、とうなずき返したチコちゃん。
なんとなくだけど、この人に逆らったら大変なことになりそう……って思うのは、おかしいのかな。
「さてっと……そろそろ戻ろう。……あ、怪我の方は死なない程度しか治してないから。バレちゃうから、それくらいしか出来ないんだよね~」
「それって……どれくらい?」
「うん? まあまあ止血したって感じ。留まるなら、縫った方がいいかな」
なっ……?! ちょっと待った!! それ、そのままにしちゃダメなパターン!
しかし、私の思いは届かず、ウィルさん……というか、すーくんはふらりと倒れた。それを見て、チコちゃんが慌てて“つるのムチ”で支えてくれた。
「イ…イブ……どうする?」
「…………もう夜だよね。寝れるとこ、探そうか。あと、怪我のこと、ピカさんに聞きたいし」
「よし。んじゃ、行こっか!」



~あとがき~
きりがいいので、ここまで~
やっと、名前が出せましたね~♪ ね、ウィルさん。
ウィル「うん。まあね♪ よかった、よかった」
フォースとまだ関係をもっているようですが……それは、まだ先の話ですよ!
ウィル「俺、暴露してもいいけど? しちゃう?」
しないでくんない?! お口ミッフィーね!
ウィル「ポケモン関係ないネタだね」
ウィルさんのこと、知ってたり、予想立てたりしても、お口ミッフィーですよ。内緒ですよ。つっこまないでね。

次回は、イブが話す、継承者と制御者の話。
それと、久しぶりにフォース出せたら、と思っています。

………もう少しで第一ラウンド終われるな~♪
この話が終わったら、ピカとポチャに視点を置き、仕事してもらいます。多分。

ではでは!