satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

ポケダン~約束~ 第26話

~前回までのあらすじ~
ゼル「………ども」
あ、どうもです。
前回はゼルとレンの紹介をしました。
今回は残りのメンバーを紹介したいなー……と思っております。はい。
ゼル「あらすじ関係ないな」
えぇ……いいじゃん。
他にあらすじ伝えることないもん!!
ゼル「…………」
モモも登場したけど、寝言でしか喋ってません。
なんで……まあ、そういうことで、始めます!
ゼル「まとまりないな」
ライ「いつも通りだ。気にするな」
う……………!


朝食をライ、ショウ、レン、ゼルの四人で取っていると、ぞくぞくと食堂に人が集まってきた。
最初に来たのは、エレキ。
四人の顔を見回すと、不思議そうな顔になった。
「珍しい組み合わせだな」
「エレキだけ仲間外れだな。だって、他の男はここにいるんだし」
「…………ライ、お前な…」
「お、そいや、そーだなー♪ エレキ、ドンマイ」
レンのお気楽な発言を聞き、反論する気が失せたようだ。黙って席に座る。それに合わせ、ショウがエレキの前に朝食を出した。それを見ていた、ゼルがショウの方を向く。
「ショウ兄、あれだな……奥さんみたい」
「え、そうっすか?」
「うん………」
「ありがとうございます♪」
「ゼルはほめたのか……?」
ぽつりと疑問をこぼしたエレキ。それを聞いていたライがふっ、と笑った。
「小さいこと気にしてるとモテないぞ、エレキ」
「はい?!」
「こまけぇことは気にすんなってことだ! あ、話変わっけど、シーは?」
「細かいのか……って、えっと、親方? 来てないから、まだ寝てるのかも」
「寝てんのか。んだよー……呼び出したのシーなんだけどぉ」
本来は毎日通うべきなのだが、サボり魔のレンに説いても仕方がない。人のことを言えないじゃん、と周りにいた者たちは思っただろう。
ライは話題を変えるべく、最後に入ってきたエレキに向かって質問をした。
「なあ、女子は?」
「ん? 雅は見たけど」
「雅、起きてたんすか……珍しい」
「でも、すぐに扉閉められたけど……俺のこと、嫌いか」
「雅姉……相変わらずだな。あとで挨拶してこよ」
「門前払いされそうだな」
「エレキ兄よりましだし……されないし」
「俺ってここでの地位はないの?!」
「あっはっはー♪ まあ、そうカッカッすんなって♪ エレキのことは、信用してるって」
レンがフォローする中、ライとゼルがコソコソと話始めた。エレキは下らないとわかっていても、やはり、そこは人としての性だ。耳を傾けずにはいられない。
「…………俺はしてないけど。ゼルは?」
「同じくしてねぇ……ふふっ…ライ、それヤバイって」
「だって、この前、雅にエレキ、半殺しされそうになってたぜ? 威厳ねぇじゃん」
「雅姉はあれだよ……エレキに対して、厳しくね?」
「なんかな、嫌いなやつに似てるんだと。見ててイラつくんだって」
「ぶっ……それ、案外、種族だけだったりして……」
「あるかもしんない」
「お…お前らぁぁぁぁぁ!!!」
恐らく、カチン、ときたのだろう。二人に向かって怒鳴り散らした。
「ゼル、逃げよーぜ。……ごちそうさまっ!」
「よしきた。ショウ兄、ごちそうさまでした!」
ショウにお礼を言うと、二人は逃げるように食堂を出ていった。それを見て、エレキは浮かせた腰をおろす。
「あのガキ共め……!」
「元気だな~♪ いいことだ、いいことだ」
「ったく……ムカつくな」
「エレキ、あんまり怒ってばかりだと、疲れちゃいますよ? ほら、リラックスしましょ?」
二人のいなくなった食堂には、エレキとレン。そして、食事係のショウの三人となった。
「なあ、エレキ。真面目な話してもいい?」
「な…なんだよ、レン……改まって……怖いな。俺、なんかした?」
「ちゃうって。お前、もう現場復帰しねぇの?」
「そういえば……エレキ、してないですよね」
「…………いいんだよ。どーせ、俺一人じゃ出来やしないんだから……怪我もあるし」
「みっこちゃん、悲しむよ」
「………!」
朝から不穏の空気が流れ出した。それを感じ取り、ショウは慌てて仲裁に入る。
「まあまあ! 今度はこっちが険悪ムードになって、どうするんですか? エレキもレンさんも落ち着いて……ね?」
「んだな。ちょっと気になっただけだしー……謎を出したかっただけだしー」
「レ…レン……お前ぇぇ……!!」
「悪かったって。でも、気になったのはほんとだぜ? エレキ、実力もあるんだしよ」
「もう無理無理……ブランクありすぎだって。事務仕事も嫌いじゃないから、これでいいの」
「えぇ……? もったいねぇの」
「言ってろ」
とりあえず、場は収まったようで、ほっと胸を撫で下ろした。本気でケンカし始めると、大変なことになるだろう。ショウだけでは止められず、ライや……場合によっては、雅を呼ぶ羽目になる。
「……さて、他の人たちが来る前に食べ終えちゃってくださいね、二人とも」
「おう」
「わかってるよ……」

食堂を出たライとゼルは、その足で雅に会いに行くことにした。理由としては、ギルドメンバー全員が揃ってしまうと、雅が出てこないと感じたからだ。
「今更なんだけど、邪魔じゃないかな?」
「ほんと今更発言だな……でも、ゼルを拒絶しないと思うぞ?」
「そうか? んでも……エレキ兄の件があるじゃん」
「あれはエレキだからだよ。気にすんなって」
「…………なにしてるの?」
「噂をすればなんとやらってな……よ、雅。はよっす」
「…………………おはよ」
たまたま、通りかかった雅がライたちを見つけ、声をかけてくれたのだ。雅にしては、気紛れな行動だったが、ラッキーといえるだろう。
「あ、雅姉、ただいま。久しぶり」
「ゼル……? おかえり…………うん、久しぶりだね」
「よかった……会話できた」
「……?」
「いや、雅姉と話できなかったらどうしようって」
「なんでゼルのこと、避けなきゃいけないの……? 避ける理由……ないよ」
「うん……だよね。久しぶりで感覚が……おかしくなってて」
「ふうん……? あ、さっき、ミウとダネ見たよ」
「ほう。………………え」
普通に返事を返したライだったが、ぴたりと動きが止まった。それはゼルも同じである。それを見て、雅は首をかしげた。
「……どうしたの?」
「いや……全員帰ってくるとは聞いてたけど、本当にそうなるとはな……つか、タイミングよすぎね?」
「……………私に言われてもね……ゼルまで…同じ理由?」
「ん…んん……実は、オレたちさ、親方に呼び戻されたんだよね。それ、思い出して…」
今度は雅だけでなく、ライも首をかしげた。ゼルは二人の顔を交互に見て、話始めた。
「多分、遠征の話だと思うんだが……全員かき集めるか? 普通」
「相手がプクリンギルドだからじゃないか?……なんて思ったけど、親方が目をつけてるの、プクリンさんじゃなかったな……」
「そうなんだよな。いつになく気合い入ってるつーか……警戒してるのかも」
「警戒って……まさか」
「………その理由……わかるかも」
雅はそう言うと、自分の部屋に入っていった。わけがわからず、ライとゼルはただ雅の帰りを待つ。時間がかかるかと思われたが、すぐに出てきた。
出てきた雅の手には、いくつかの資料と思われる書類の束を持っていた。
「これ……親方に言われて調べた………資料的ななにか……」
「なにか、じゃなくて資料だよな。……えっと」
ライは雅に手渡され、目を通していく。
内容はなんてことない、ただの遺跡ダンジョンをまとめた資料。そこのダンジョンの情報、歴史の数々を箇条書きで書かれていた。所々、雅の字で訂正されていたり、丸や線を引かれていたりした。
普通のダンジョンだ、と思っていたのだが、ある箇所を見て、読む手を止めた。思わず、資料から顔をあげ、雅を見る。
「……………えっ? これ…!」
「途中までは…普通の遺跡ダンジョン……だよ」
「誰も突破されてないのはいい……でもこれは……?」
ふるふる、と首を振る。原因は不明、ということだろう。ライはまた、資料に目を落とした。そこにあるのは、雅の字。
『突破者なし。行方不明者多数、生還者不明。また、生存確認、死亡確認、共になし』
強調するかのように、線を引かれ、丸を何重にも重ねて、囲んでいた。
「ここを挑戦した人たちは帰ってきていない……そういうことか」
ということは、このダンジョンを語り継ぐ人たちもほとんどいなかっただろう。そんな中、雅はここまで調べあげたのだと思うと、流石と言える。
しかし、これだけあれば、危険なダンジョンだということは理解しなくてはならない。
「雅、詳しく話してくれるか……?」
「……………いいけど…そこまで詳しくないよ……? それに……ぶっちゃけ、関係ないよね……」
「気になるだろ、ここまでくると」
「オレも気になるし……雅姉、お願いしてもいい?」
「……わかった」



~あとがき~
なぜこの流れになった?!
まだダネとミウの紹介してないよ?! 嘘やん!
………………なにをしたんだ、私。

えっと、次回こそ、全員集合させます。
あと、遠征の話も少し……はい。
つか、そっちがメインになりそうです……ね。

今回、めっちゃ長くなってしまったよ……
でもまあ、重要単語が色々と出てきましたね。単語っていうか、言葉というか……キーワードっていうか……
みっこちゃんね。みっこちゃん。
あと遠征場所は曰く付きのようですわ。
こんくらい。あれ、色々ってほどでもなかったか。

レン「なんつーか……ぶっちゃけ、みっこちゃんとどーなの?」
エレキ「は…はあぁぁぁ?!」
ショウ「そういう話は本編でしましょうよ」
レン「いいじゃん、減るもんじゃないし~?」
エレキ「減るよ?! 多分、減るよ?!」
ショウ「いや、なにが減るんすか……じゃなくて、そういう話は…」
レン「気になるじゃん。あれっきりだしー」
エレキ「おまっ…」
ショウ「…………雅、助けてくださーい」
雅「……………ていっ」
レン、エレキ「いってぇぇぇ?!」
ショウ「これでネタバレは防げましたね♪ ありがとう、雅。助かりました」
レン「雅嬢ちゃん……銃は駄目だよ…銃は」
エレキ「ていっ……とか言って、銃を使ったぞ……撃ってきたぞ……マジかよ」
ショウ「雅、ありがとう。助かりました♪」
雅「ううん。大丈夫………それに…このおじさんたち、馬鹿だもん」
レン「エレキと同等はやだ………」
エレキ「それはこっちの台詞だ……馬鹿野郎…」
ショウ「…………仲いいんすかね?」
雅「知らない」

ではでは!