satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

空と海 第75話

~前回までのあらすじ~
今、思ったのですが、これ、百話いくんじゃね……? 越えるんじゃない? 百話……
ピカ「今更?」
ポチャ「というか、そういう風に書いてたんじゃないの?」
全く! なんというか……百話までいくとは思ってないもん。いや~……計画を立てないって凄いね。何が起こるか分からないもんね!
ピカ「作者、これ、あとで矛盾が生じるぞ」
実はすでに起こっていたり、いなかったり~
ま、なんとかなるなる! 大丈夫さ!
ピカ、ポチャ(絶対、大丈夫じゃない!)
えっと……前回は、ピカが料理をしているところで終わりましたね。
今回は作り終わったところからかな。
では、始めまーす♪


ピカが作った炒飯を食べながら、四人は談笑していた。
談笑といっても、ピカがレンをいじったり、ポチャが巻き込まれたり、ナエが鶴の一声を発したりと、談笑といっていいのか微妙な話をしていた。
食べ終わった頃、レンが何かに気づいたかのように、ピカの方を見た。
「ピカ? ポチャの寝床はどうすんの? お前の部屋でいいんか?」
「いいんじゃないですか? 変なものはないし」
「つか、ここに客間なんてねぇもんな~……ってことで、ポチャ、いつも通り、ピカと二人で寝ろよ☆」
「それはいいんですけど……ここって客間ないの?」
「ないよ。もてなすための場所じゃないもん。あくまで、話し合いの場。四天王とその補佐が寝られる場所しかない」
「最低限の設備ってこと?」
ポチャの発言に少し考え込み、ふるふると首を振った。そして、持っていたスプーンでポチャのことを指す。
「それは語弊があるよ。ここを見て、そんな風に思う?」
「えーっと……そうだな。凄いとこだと思うよ」
「そゆこと。寝泊まりするところは他人の分はないけど、設備的には最先端だと思う。……結局、私達が全員いると他の人は入る余地はないってことです」
「それはそれでどうなのさ」
「仕方なくね? 住人は住んでないんだから、訪れる人もいないわけですよ。ついでに言うと、ここに呼ばれる人もそうはいないしね」
「そういうもんかな?」
「そういうもんだよー♪ さてっと……ごちそうさまでした」
手を合わせて、食器を流し台に運んだ。そしてさっさと片付けを始める。
ピカのそんな様子を見て、レンは自然とポチャの方に視線がいく。それから逃れるように、ポチャもお皿を流し台へと運んだ。
「ごちそうさま。やっぱり、ピカは料理上手だよね」
「お…おお……ありがとう。急にどうしたの?」
「そう思ったから言っただけだよ。……深い意味はないから」
「知ってるよ。慌てなくてもいいし。そこに置いといていいよ?」
「う…うん……ありがとう」
「俺もごちそうさま~♪ サンキューな、ピカ」
「ぬーぬぬー」
「はーい。それじゃあ、あとはやっときますから、置いといてください」
ポチャに続き、レンとナエも食べ終わり、ピカの言う通り、流し台に置く。そしてレンは、ぐっと背伸びをし、ふわりと浮くと扉の方へと移動する。それに合わせ、ナエも動いた。
「お言葉に甘えて、任せるわ。んじゃ、また明日な」
「ぬーぬー」
「はい。また明日です」
レンとナエが出て行き、その場にはピカとポチャだけになった。二人は何か話すわけでもなく、沈黙の時間が流れる。
といっても、ピカが洗い物をしているため、全くの無音、というわけでもないのだが。
基本的にいつも二人であるが、改めて思うとなかなか恥ずかしい気持ちがポチャにあった。
そして、先程のレンとの会話もある。
色々なことが頭に過り、何かを話そうと思っていても、話題が出てこない。意識をするという行為がどれだけ影響するのか、身をもって体験している。
「終わりっと。……って、ポチャ? どーしたの?」
「はいっ!? あ…ごめん、何……?」
「なんか変だから?」
「ごめん。なんでもない」
「……………大丈夫?」
「大丈夫だよ」
ポチャの返答にあまり納得していないようだが、これ以上、追求もしてこなかった。ポチャにとって、それはありがたかった。ここで、追求されていたら、今まで以上に会話しにくくなることだろう。
ピカと共にキッチンを出て、並んで廊下を歩く。
「ま、部屋行こ。こっちだよ~」
「うん。……ところで、部屋ってどういう感じ?」
「あー……まあ、それなりのところ? 一応、机とかあるし、近代的なのかな。私たちが使っているようなベッドじゃなくて……って感じ」
「それ、使っちゃってもいいのかな」
「いいんじゃない? あるんだもん」
「というか、二人も寝れなくない?」
「一緒にベッド使えばよくね? 別に小さくもないし、入るでしょ」
「……………えっ」
「え?」
「それは流石にまずくない? だって…」
「そお? いけるっしょ」
ポチャの気持ちを察していないのか、首を傾げている。ポチャ自身、変なことは考えていないのだが、仮にも男女。異性同士である。例え、パートナー同士だとしても、そこは変わることはないのだ。
「………ピカ、分かってないよ。君が今、結構凄いこと言っているよ」
「? 何それ。私、変なこと言った?」
「とりあえず……ぼくは床にでも寝るから。うん」
「うん? どして?」
「どうしても。あと、他の人にそんなこと言っちゃ駄目だからね。同性ならまだしも……男の人に言わないでね」
「一緒に寝るってやつ? なんで私が男子と一緒に寝なきゃいけないのよ。ポチャに言われなくたって、言いません」
「!? ぼくも一応、男子なんだけど!」
「そーだけど、それ以前にパートナーじゃん。へーきへーき♪」
「パートナーの前に男子なんだけど……?」
「お、着いた。ほらほら、入って♪」
いつの間にかピカが使用している部屋の前に着いたようだ。ピカが扉を開けると、思っていた以上の広さがある。ピカの言うように、ベッドも大きく、これなら余裕で二人が寝ても大丈夫だろう。
しかし、ここは常識的に一緒に寝てはいけない、という、変な使命感に駆られる。別に使命でもなんでもないのだが。とりあえず、その気持ちを落ち着かせるため、部屋を見渡し、机が目にはいった。
「あ、ほんとだ。机もある」
「特に何も置いてないけどね。一応、誰でも使えるようにってサイズがおっきいんだけど……私に全く合ってないんだよね」
「そりゃ……そうだろうね。引き出しとか普通にあって……何か入ってるの?」
「ん? んー……何かあったっけ? あっても文房具とかケーブルとかだと思うよ。見ても面白くない……はず」
「はずってなに。はずって……」
「ここ、あんまり使わないんだもーん♪ いちいち覚えらんないや☆」
「大切なもの入ってたら、どーするのさ。大変なことになるよ?」
「それは大丈夫。鍵つきのとこに入れるから。………あれ、なんか入ってたっけ?」
「曖昧だね」
「てへっ☆ まあ、適当にくつろいでね~」




~あとがき~
主にピカとポチャの会話でした。
ピカの爆弾発言というかなんというか……ま、スルーしてくださいなっと。

次回、報告できればいいな! 無理だと思うけど!
って、何回目かわかりませんが、そんな感じです! はい!
どうせなら、ピカとポチャのイチャコラ入れたいですね。ピカ、甘えるとかね。無理か。

特に言うことはないです。
はい。

……なんで今日こんなに早いかというと、学校が休みだからっす。はい。

ではでは!