satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

空と海 第81話

~前回までのあらすじ~
ほのぼのが終わり、いきなりメインの話に突入です!
急展開でごめんなさい……
関係ないんだけど、ピカ、ポチャに冷たくなってるんだって?……なぜですか?
ピカ「…………だって、覚えてないんだもん」
イブ「ピカさんが……すねてる?!」
うお! すねてるの?! わあ……かわゆす♪
ピカ「うるさい。それでは、始めていきまーす」
ピカとポチャの嫌な雰囲気も払拭したいですね。いや、これはするけども。
では、スタートですっ!


森の中……というよりも、山の中を歩く二つの影。
外は薄暗く、朝早いことがうかがえた。夏が近づいてきていることもあり、気温は少し高めなのだろうか。
しかし、ここは山の中であるため、そんなことは然して気にしていない。
「森林浴だね、これは」
「したくてしているわけじゃないがな」
「ムード壊さないでよ。……で、目星はついているのかしら? フォース君?」
前を歩いていた一人…ピカが振り返った。ピカの数歩後ろを歩いていたフォースは小さくうなずく。
ピカとポチャの仕事が終わって数日後、フォースの方からこれを提案した。理由としては、前回のラウラの件があったためである。それと、イブを巻き込みたくなかったためだ。
ラウラと接触する機会が再びあるだろうと思い、付き合ってくれ、と言い出したのは、フォースである。しかし、これでよかったのか、と考えてしまう。
ピカに限って、危ないと心配になることはないだろうが、巻き込むことにも抵抗がないわけではない。
フォースの思いを知るよしもないピカは、呑気に辺りを見回している。
「んでも、思ったより早く動いたね? もう少しあとかと思ってたよ」
「いつ動いたって同じだからな。それなら、お前らの仕事が落ち着いてからにしようかと」
「お気遣いありがとう。で……そのラウラ…さん? って、なにがしたかったの? 私、あの場にいなかったから、いまいちわかってないんだよね」
「それがわかれば、苦労なんてしないんだよ。ただ、おれの力を欲しがってた」
「ふうん。フォース君のねぇ……」
ピカは顎に手をあて、考え込んだ。しかし、それだけでわかるはずもなく、すぐに諦めたようだ。
フォースは話題を変えるべく、気になっていたことを質問した。
「そいや、ペンギンと何か変な雰囲気じゃないか? 何かあったのかよ」
「……何もないよ?」
「明きからに態度変わってんじゃん。喧嘩か?」
「違う。私がただ単に突っぱねてるだけ」
「………それって何かあったんじゃ…」
「何もないもん。ダイジョーブだもん」
「大丈夫に聞こえないんだが」
そう言うと、ピカはべえっと舌を出した。もうこの件は話さない、という意思表明だろう。それを見て、フォースは肩をすくめた。
しばらく二人は黙って歩いていたが、ピカが何か気づいたのかフォースの方を見た。
「………あのさ、どこに向かってるの?」
「ラウラんとこ……って言いたいが、ちょっと寄りたいとこあるから、そこ」
「ほう? それってどこ? まさか、私を連れて彼女の家にでも行くの?!」
完全にお遊び半分で聞いているのがバレバレである。聞かれたフォースは、少し驚いたような表情になった。
「………………半分当たってて怖いんだけど」
「えっ? どれ?」
「おれの彼女のとこに行く」
「……フォース君、彼女さんいるの?」
「まあ……一応」
歯切れが悪くなったフォースに首をかしげる。そして、ピカは、直感的にこれ以上は触れない方がいいと思った。そういうところは、なにかと鋭いところがある。
フォースの様子も気になったが、他にも気になることがあった。
「フォース君、このこと、イブちゃんには言ったの? なんかあれ以来、心配性になってるじゃない」
「言ってきたよ。方をつけに行くって。んでも、後を追いかけてくると思うんだよね」
「意味なくない? これって、イブちゃんを巻き込まないようにするための策でしょ?」
「いいんだよ。追い付かれる前になんとかすればさ」
「適当だなぁ……私もポチャに適当に言ってきたから、なんとも言えないけど」
「何て言ったんだ?」
「近いうちに単独行動する……と」
単独行動じゃないじゃん、と突っ込みたくなるが、そこは何とかして飲み込んだ。そして、あいつも大変だな、と同情が浮かび上がった。
「出てくる前に別行動してくるって言ってきたから、多分、大丈夫です」
「駄目なような気がするのは、おれだけか?」
「駄目なんかじゃ………?」
遠くが一瞬キラリと光った。それは金属系の光だろうか、と予測を立てたところで、ピカは横へと飛び退いた。そして、自分の後ろにいたフォースに合図する。
「来るよ!」
「……了解した」
素早く動いたピカとは対照的にゆっくりと落ち着いた動きを見せる。そして、創り出した剣を構えた。
「………ってあ!」
剣を振るとカキン、と金属音が響き、フォースが構えるのを止めた。側に落ちている物を拾うと、ピカに手渡した。
「銃弾……か。盗賊か、お尋ね者か……いずれにせよ、面倒なことになりそうなのは変わらなそうね」
「みたいだな」
ピカとフォースは互いに背中合わせになり、自分達の目の前に現れるであろう敵に向かい合った。ピカは雷姫を持ち、フォースは先程の剣を再び構える。
「お前、何かに取り憑かれてんじゃねぇの? 疫病神的なやつ」
「それはフォース君でしょ? だって、何だかんだで災難ばっかりだもんね」
「………否定できないな」
「ほらほら~♪」
「でも、ラ…ピカもなくはないだろ。お尋ね者とかに出会すこと多いんだろ」
「うん…………否定できないです」
「………さて、どうすればいい?」
「殺さない程度にお願い」
「了解」



~あとがき~
前回のほのぼとから変わり、メインのお話に移らせていただきました。
ピカとフォースがメインで頑張ります。ラウラさんと再戦します。ピカはいざってときの相棒っすね。
この前みたいになったら大変だからって理由ですな。

次回、二人のコンビネーションはいかがなものか!

……特に言うことはない!

ではでは!