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satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

空と海 第88話

~前回までのあらすじ~
感動的な再会が終わりました!
ピカ「感動的って自分で言っちゃってるよ。どこが感動的だったの」
鈴流「ん~……どこなんだろうね~♪」
雷姫「…………」
フォース(ピカチュウ率……パネェっす)
さてさて今回はフォースの謎を解いていきましょう! ほら、槍が使えない理由とか、過去の話とか。
あ、久しぶりに裏くんが出てきて、彼から話が聞けるはずだよ! よかったね!!
ま、あいつのことが好きな読者様なんてそうそういないと思っているよ。……ま、本編でそこまで悪いことしてないんだけどね。彼は。
書きませんでしたが、ピカは裏くんに襲われてますから。凶暴化した彼に挑まれてますからね~
フォース「あのときはごめんなさい……」
ピカ「フォース君なんて嫌いだー♪」
鈴流「ふあ?! 仲良くしないとダメだよ~!」
雷姫「………いい加減、始めんか」
あ、は~い……
ピカたちの話は裏話として書けたら……いや、書かねぇな。
では、スタート!
雷姫「なんなのだ、こいつは……」


ゆっくりと目を開けた。
周りは完全に暗闇に覆われ、自分の姿だけしか確認できなかった。はぁ、と息を吐き、頬杖をつく。
「夢……じゃなくて、おれの中……か。つーことは………あいつが勝手に呼んだな」
「だいせいかーい♪ いやいや、我が主よ、お久しぶりっすね~♪」
「いつになくテンションたけぇ……」
もう一人の自分と対面し、気力が一気に持ってかれる。当の本人は察する気がないのか、にこにこと笑ったままだ。
「んで、今回は何? 下らないことなら、縛ってから殴る蹴るの暴行に移るが」
「してもいいけど、それは俺の話を聞いてからにしてよ。頃合いなんだよね、今が」
「………? キャラちがくね?」
「そお? ままっ♪ 話聞いてくれって♪」
「何か気持ち悪い………なんだよ」
「とりあえず最初に謝罪する。ごめんなさい」
ペコリ、と頭を下げ、フォースに向かって謝った。言われた本人は何のことだかわかっていないようで、驚きを隠せなかった。
下げていた頭を上げると、フォースに近づき目線をあわせる。
「簡潔に伝える。そのあとにきちんと理由を話すから。………OK?」
「お…おう……」
「その一、お前の中距離武器に対する……特に槍術、能力に対する情報干渉。その二、記憶改ざん。その三……は何かもう…全てにおいてごめんなさい」
「はあ?! 情報干渉? 記憶改ざん? 何それ、おれの中で何をしてんだ、お前」
「ま、順番に話すから♪ まず最初な。お前、中距離武器……特に槍の扱い、何も言えなくなるくらい下手くそじゃん? それ、俺のせいなんだわ」
「…………は?」
思いがけない事実を知らされ、思考が上手く働かなくなってきた。目の前のもう一人の自分は、そんなフォースを気にも止めない様子で話を続ける。
「制御者ってのは、初めて扱う武器でも人並みには扱うことができるように出来ている。主人である継承者を守るために、何があるかわからないから」
「………それはわかるけど」
「それは一種の制御者としての能力ってことになるわけだ。それがあるから、初見の武器でも扱えるし、自分の武器じゃなくても扱える」
「ってことは、お前はおれの中距離武器を扱う能力に干渉していたってことか? いやでも……干渉というか…」
「横取りしてました☆ めんごめんご」
「じゃあ何か? おれがノーコンだったのは、お前のせいってことか?!」
「うん。そゆこと♪ 俺がここにいるために必要だったもので。何でもよかったんだけど、それなら、俺の得意武器でもある、槍……中距離武器の能力を頂いてました」
もう一度、ごめんね、と手を合わせながら言ってきた。フォースは正直、理解しがたい事実の数々に頭を抱えたかったが、まだこれは最初の話。恐らく、ここから更に増えていくことだろう。
「ま、この話が終わったら、ちゃんと返すから。次の話だな。えーっと……あ、記憶改ざんの話ね」
「………それはもう…なんでそんなことしたのかって話なんだが。それもお前がやったの?」
「んー……そうとも言えるし、言えないしって感じ? 原因は俺だけど、実行したのは俺じゃない……みたいな」
「は…はあ……?」
「これについては、どこを変えたのかって言えないから、謝るだけです。はい」
「それは謝られても困るやつだな。どこを変えたのかって重要だろ」
「そーなんだけど。んー……大雑把に言うと、お前の幼少期の頃の記憶だな」
「俺が継承者だったときの記憶……?」
フォースがそう呟くと、もう一人の自分は、そういうこと、と笑いながら肯定した。
「………さて。三つ目はそのまんまの意味な。まとめてごめんなさいってことだから。説明はいらないよね」
「そうだな……んで、それだけのためにおれを呼んだ……わけじゃねぇよな」
「うん。本題は今後のことについてだな。単刀直入に言うわ。俺、今からお前の中から消えるから♪」
「…………は…はいぃぃぃ?!」
「いやだって、鈴流ちゃんに会って、心のわだかまりって言うの? それがなくなったじゃん。んで、余裕が出来て、力の制御もパワーアップって感じかな」
そんな簡単に出来るものなのか、と考えたのが読まれたのか、彼は少し唸りながら付け加えた。
「力の制御に必要なものって、何だろうって考えたとき、気持ちって大切だと思うんだわ。俺は」
「無理矢理どうにか出来る問題じゃねぇしな……」
「うん。つまりは、制御者の精神力の強さにあるってことなのね? それが力を制御するための器に比例するんだ。……ようは、精神面で強くなれば、操れなかった力にも対応すること出来るってことなのよ」
「……おれは鈴流と会って、気持ちの整理がついた。それが結果的に自身の強化に繋がった?」
「うん。そゆこと。んで、本題に戻るけど、それが俺が消える理由になるんだよね」
「………お前はおれが操れていなかった力を持っていた……? もうその必要がないから、消えるってこと?」
「理解早くて助かるわ~♪ 大正解ですよ」
パチパチと手を叩き、にこっと笑いかけた。
そして、槍を出現させると、フォースに向かって投げる。フォースは、慌てて両手で受け取り、再度前を見た。
「それがお前から横取りしていた能力の源。能力の記憶……能力をしまうための箱?」
「ただの槍だと思うんだが」
「まーまー♪ 目が覚めたとき、槍出して使ってみ? 剣や鎖を操る感じで普通に使えるはずだから」
「うーん……そんな簡単にいくものか?」
「断言してやる。出来るよ。……ま、お前は元々槍は性にあわないようだが、それなりに扱えるはずだよ」
「…………わかった」
「とりあえず、これで内容は終わりだな。……今から言うことは適当に受け流してくれ」
「な…なんだよ……怖いな」
彼は笑顔を絶やすことなく、フォースを見つめた。フォースは戸惑いつつも、目の前の自分を見た。
ふっと柔らかな表情になると、口を開く。
「まあ、そんな大それたことじゃないから、気にすんなって」



~あとがき~
長くなりそうだったので、切っちゃいました!
色々言ってくれちゃってますね~♪
何か質問あれば受け付けます。いつでもどうぞー!

次回、裏くんがフォースに伝えたいこととはなんだーっ!
ってことで、よろしくです。

制御者は能力の助けがあるからこそ、武器をプロ並みに扱えるらしいです。フォースが槍(中距離武器)を扱えなかったのは、その能力が裏くんに横取りされていたからなんですね。
横取りした理由は大雑把に言っていますが、なぜそうしなくてはならなかったのかは、言ってないや……ま、いいか。

ではでは!