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satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

はじまりのソラ 2ー2

~attention~
本家ポケダンのイメージが崩れるのが嫌な人はバック!
ピカ「…………」
ポチャ「………ピカ?」
ピカ「何か言うことあったっけ、と思ったんだけど……なかった」
ポチャ「あ……そういうこと」
ピカ「特にないから始める」
ポチャ「そ、そうだね……」


~2‐2 初めての依頼~


バネブーの言う、岩場の入り口前までやってきた。ちなみに、ここまで来るのに、二、三時間かかっている。ペラップいわく、一度行ったことのある場所ならば、バッジの機能でワープ可能らしいが、初めての場所にいたっては、歩くしか手段がない。座標入れたら、そこへ飛ぶ、という機能があってもいいのではと思った。今。
というか、ダンジョン挑む前にバテた。私は元々、体力がないのか、かなり疲れた。これは体力つけないとまずい。
「ふう……さて、ここの岩場にバネブーの真珠があるはず……だよね。うん! 頑張っていこうか」
「………うん」
ポチャはここまでの道のりを何とも思っていないのか、涼しい顔をしている。マジかよ。
まあ、文句も言ってられない。何とかしてここを攻略せねば。でなければ、帰れないし、バネブーを助けられない。
私は何度か深呼吸をし、気持ちを切り替えた。そして、ポチャとアイコンタクトを交わし、ダンジョンの中へと踏み込んでいく。
ダンジョンの中は外と大して変化はなく、水辺が増えたくらいだ。私達の周りには幸いにも誰もいなかった。
「えっと……ここは、『しめったいわば』だね。ピカ、見て! バッジで色々出来るよ」
ポチャに言われ、私もバッグにつけていたバッジを外した。そして、少しいじってみると、ダンジョン内の情報、チームメンバーの情報など、様々なことが出来るようだ。
この技術を先程思った、座標の件を何とか出来やしないだろうか。………無理か。
ふと前を向くと、ピンク色の物体がこちらに近付いてきていた。誰だ、あいつ。
「ん? あー……あれは、カラナクシだね。でもまずいな。あいつがいると、ぼくの技がほとんど使えないよ」
? なんで?
カラナクシの特性、よびみずって言うんだ。水タイプの技を吸収して、無効化できるんだよ」
「へえ。……それで、ポチャの覚えている技は?」
「ほぼ水タイプです……」
「駄目じゃん」
「うぐっ……いや、でも、他の技もちゃんとあるから大丈夫だよ!」
ほぼ水タイプなのにか。
そんな会話をしていると、カラナクシがこちらを敵だと判断したのか先程よりスピードを上げ、近付いてきた。ポチャの技にあまり頼れないのなら、私がやるしかない。昨日と同じようにすれば、技が出るだろうか。
よくわからないけれど、力をこめれば何とかなるだろう。
「………っりゃあ!」
私が放った電撃はカラナクシに見事命中し、撃退することが出来た。技の練習もした方がいいのだろうけれど、今はこれでも何とかなっているな。
「ピカ、凄いね! さっきの多分、“十万ボルト”だよ。それも結構な威力だったし……」
「? そうなの?」
「うん。きっともっと練習したら、威力も上がるし、命中度も精度上がるよ」
そうか。それなら、なおさら練習しなければ。
「よし、このあとはぼくも加勢するよ。ここのダンジョン、そこまで広くないみたいだし、迷うこともないと思う。頑張っていこう!」
………了解。
そういえば、所々に道具らしきものや、お金が落ちている。とりあえず、見つけたら拾っているのだが、拾っても大丈夫なのだろうか?
「あ、ここにある道具類は拾っても大丈夫だよ? こういうところでお金を集めておいた方がいいかもね」
ダンジョンとは不思議なものだ。普通にお金落ちているとは。ま、ありがたくそうさせてもらおう。
私を先頭にダンジョンの奥に進んでいく。敵は私とポチャで手分けして倒していった。思ったより、ダンジョンは簡単で、これなら難なく突破出来そうだと思った。
………最後の階に来るまでは。

奥地手前の階。ポチャの言う通り、そこまで広くなく、ついでに敵も強くなく、初心者の私としてもいい感じに進めたと思う。ポチャの水タイプの技が使えないのは、少々痛いものがあるが、まあ、何とかなるだろう。
しかし、ここに来て、変に殺気だっているように感じた。私でもポチャでもない、誰かの殺気。私達でないなら、敵達ということになるが、それにしたっておかしいと思うくらいだ。
それはポチャも感じているのか、ここに来て、少し不安げな表情を浮かべていた。
「…………ピカ」
「わかってる。……でも、突破しないと」
バネブーの真珠はここを抜けた先にあるのだから。
しかし、その気配は一定の場所から動いていない。もしかしたら、奥に進むための階段は違うところにあるかもしれないと微かな希望を込め、気配とは真逆の方へと進むことに。
私の勘ではこちらにはないと思う。それでも、少しの希望くらいは信じてみてもバチは当たらないはずだ。
「…………ないね」
私は黙ってうなずく。
希望を込めた部屋。しかし、私の直感通り、こちらには階段はなかった。ポチャも私同様、こちらに階段があればと思っていたらしく、少々がっかりした感じが伝わってきた。
しかし、こうなっては仕方がない。あの嫌な感じのする方へと行ってみよう。
来た道を戻り、近寄りたくなかった方へと歩いていく。そして、最後の部屋の前。私は部屋の入り口で立ち止まった。
「ピカ? どうかした?」
「…………入りたくないな、と」
「う…うん……それはわかるけど、ちょっと覗くだけ覗いてみようよ。……もしかしたら、そこまで敵もいないかもだし……ね?」
そんなことないと思うのは、私だけか。でもまあ、ポチャの言う通りでもあるのは事実だ。覗くだけ覗いてみよう。
一歩前に進み、部屋へと入った。少し広いその部屋には沢山のカラナクシ達が部屋を埋め尽くしている。私が入るなり、皆一斉にこちらを振り向いてきた。私は、その行為に思わず、半歩後退りしてしまった。後ろから顔を覗かせたポチャは、げっ、と小さく呟く。
「シンニューシャ! デテケ!」
「わわっ! ど、どうしよう!?」
これがおかしくなった人の末路………なわけないか。恐らく、ここに来る前にペラップが言っていた、時がおかしくなった影響だろう。
「逃げる。追ってくるならくるで、何とかする」
「うんっ! わかった」
私とポチャは一旦この部屋から離れるべく、来た道を戻った。幸い、敵はその部屋から出て来ず、追ってくることはなかった。
さて……どうしたものか。



~あとがき~
ダンジョン探索は大して書くことないので、進むの早いです。くだらないやり取りが長くなるんですよね。
そんなの、ポケダンでもなんでもねぇぇえ……ですが、これからもこんな感じでやっていきます。

次回、カラナクシ軍団に対して、ピカは……?

本来であれば、この段階でピカチュウが十万ボルトなんて使えないんですよ。が、まあ……世界観はあれだよね。アニポケ的な感じってことでね。相性とかそういうのは、後についてくるもんだと思ってくださいね。
ようは、作戦によっては、ごり押しで勝てちゃうってことです。
はい。そんな感じでこれからもよろしくです!

ではでは!