読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

Fantasy world

…………遅れた。新しいの書き出すまでに約四ヶ月放置! すいませんでした。
イオ「投稿すらしてなかったしな」
てへぺろっ!
この作品は魔法等のファンタジー要素ありの二次創作です。苦手な方はバックバックだよっ!


~第5話 出てきた魔物さん~

俺達が上から降りてきて、使い魔達の待つ部屋へ入った。出迎えたのは、マーチとメイの二人。残りは知らん。
『イオ様、メロエッタ様はなんと?』
「お仕事してくれとよ。クヴァールが増えてるんだとさ」
『そうですか………了解しました』
「増えた理由は何か仰っていました?」
俺とメイの会話が気になったのだろう。近くにいたマーチが入ってきた。自分の主に聞くという手もあるが、その主があのシェルだ。俺に聞いてくるのもわかる。近くにいるし。
「いんや。けど、最近、魔力の流れがおかしいとは思っていたからな。そのせいかもしれん」
「いやー……相変わらず、高い魔力をお持ちで羨ましい限りだよ~♪ 分けてほしいくらいだね」
「やれるとしても、エルナトにだけは渡さねぇ」
「それは孤立プレイ? 僕一人にするつもりかい? ふふっ……そういうプレイも悪くないね!」
うぜぇ……黙ってりゃいい奴なのに。あと真剣になってるときは頼れるんだけど……こういうところが駄目なんだよ。
どうにかして、こいつの性格をどうにかしてやれないものか。無理か。転生するしかないか。
「はあ……そろそろ帰るかな。メイ、行くぞ」
『あ、はい! 承知しました♪』
ここらで出てった方が得策だと思い、部屋を出る。これ以上いたら面倒だし、なにより収拾がつかない。現に、ファードはさっさといなくなっているし、いそいそと帰り支度しているアルマクの姿もある。
「アルマク、エイプリ置いてくなよ?」
「わーってるって♪ 大丈夫大丈夫」
放浪癖&方向音痴のアルマクが大丈夫って言うと、基本、大丈夫じゃなくなる。きっと忘れて、エイプリに怒鳴られるんだろう。俺、会う度に忠告してるのになんで忘れるかな。
扉に手をかけると、後ろからマーチが笑みを浮かべていた。部屋の中ではまだ騒がしくしている奴らが見えた。
「イオ様、また何かあればよろしくお願いいたします」
「あぁ。マーチも頑張れよ」
「ありがたきお言葉です。それではお気をつけて」
あー……まともなの、こいつだけかもしれない。
そんなことを思いつつ、俺はメイを連れてシュロースを後にした。

クヴァール、というのは、一言で言うと、魔物のような存在である。いい奴ではない。そこにいていいものではない。が、存在してしまっている。
理由は人々が魔法、魔力を使うから。クヴァールは人々の魔力で出来ているということだ。詳しいことはまた今度ということにして……さて、どうやって倒すのか。手段は一つ。
俺達が使い魔達を使うだけ。
それも適性があると言うのだから、嫌な話だ。出来ない奴は出来ないし、出来る奴はやらなきゃいけない。
「なんつー人生なんだろう……」
『どうしたんですか? 思い出に浸ってたんですか?』
浸れるような思い出を持ってない。そもそも今、そんな気分にはなれないし、そんなことをしていたら、死ぬだろう。
そう。このクヴァールの討伐というのは、命懸け、といっても過言ではない。なにしろ、相手は魔力の塊であり、こちらの魔法なんて効きやしないのだから。今の世の中、魔法しか存在していないために、一般人では太刀打ちできない。これは、神の使いでも同じこと。俺達も魔法しか攻撃する手段がないのだ。
そんな危ないクヴァールが俺達二人の目の前にいるのだから、こんなにたらたらとクヴァールについて述べていたわけである。
「ダッシュしたら、逃げ切れないかなー」
『なに弱気になってるんですか! 戦いましょうよ。このまま放っておくと、大変なことになりますよ?』
そーなんだけどー……知ってるんだけどね。
そこまで大きくないクヴァールは、まだ出来て間もないのだろう。追いかけてくるスピードも遅いし、攻撃もしてこない。危ないことには変わりないのだが、いつもよりましな方だ。
「しゃーない。いつものやるぞ」
『承知しましたっ!』
先程、適性がある奴が無理矢理やらせられる、と言ったが、俺とメイはその適性がある部類である。
「………来い、メイ!」
『はい!』
さっさと終わらせて、帰ろーっと。
俺はクヴァール目掛けて突進するように走り出した。ありがたいことに、相手の反応が遅く、このまま突っ込むことはない。いや、わかっていたけれど。
俺の呼び掛けで、いつものエーフィの姿から形を変え、大鎌になる。しっかり握ったところで、ジャンプするために地面を蹴った。
「これで終わり」
空中で鎌を一振りし、構え直す。そして、上から一気に振り下ろした。出来たてのクヴァールは防御することなく、今の攻撃で真っ二つになってくれたようだ。
地面に着地し、横に鎌を振り、真っ二つになったクヴァールが弾け飛ぶのを確認。
「戻っていいぞ、メイ」
『………ふう。今回は早かったですね。でも、話を聞いた後に出くわすなんて、何かありますね!』
顔を嬉々とさせ、訴えかけてきた。武器変化しているメイは楽なんだろうけれど、こっちは大変なんだが。
さて。使い魔について追加説明といこうか。
使い魔は魔法を使うことは出来ない。代わりに、本来、ポケモンが使うことが出来た技を使う。メイなら、“サイコキネシス”とかそんな感じの。
そして、使い魔は他の人達には出来ない、武器変化をすることが出来る。使い手である神の使いが呼び掛けることで、変化するという仕組み……のようだ。詳しい理由ことは、俺にもわからない。
そして、クヴァールを倒すためには、武器になった使い魔達が必要になるわけだ。
「………はあ。つっかれた」
『まあまあ。もう少しでお家です♪ 頑張っていきましょう♪』
「なんで歩くという手段に出たんだろう。“テレポーション”使えばよかった……」
『歩くのも楽しいですよ~♪』
それはよかったね……はい。
今からでも移動魔法で帰ってもいいだろうか。……いや、もういいや。ここまで来たら、歩いて帰ろう。
俺はため息を一つつき、まだ少しある家路を目指した。



~あとがき~
クヴァールって説明してなかったーと思い、イオとメイに襲われていただきました。
ようは人々の魔力から出来た魔物さんって覚えてくれたらいいと思います。

次回、今度こそもう一人の主人公出すよ!

使い魔は武器になることが出来るんですね。逆を言えば、武器になる能力があるから、魔法が使えないんです。理由? あ、言ってなかったか……
ま、それは本編でイオが言ってくれるでしょう!

ではでは!