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satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

ポケダン~約束~ 第29話

~前回までのあらすじ~
回想とはいえ、ピカを喋らすことになるとは……流れって怖い。無計画って怖いわぁ……
ライ「えっと……今回は、ギルメン全員登場できたらいいなって感じ……?」
雅「……………」
ライ「雅、無言で離れようとすんな。お前も入ってるんだからな?」
雅「……ここでいいじゃん…」
ライ「登場したって言わないよ!?」
あ、じゃあ、雅ちゃんが逃げる前に本編、始めていきましょう! スタート!
雅「逃げられなかった……」
ライ「いや、逃げようとするなよ」


遠征の話は、モモがやってきたことで三人の中から消えていた。日が近くなれば親方である、シアンからあるだろう、と片付けた。
そして、モモがライに向かって別の話を始めていた。
「ねーねー! ライっち! お仕事、お手伝いしてほしいんだよ~♪」
「あぁ……ショウから聞いた。どんな仕事だよ?」
「ズバリ! せんにゅーそーさ……なんだよっ!!」
「せんにゅーそーさ……潜入捜査!?」
「そうなんだよ! そういうのモモ、できないから、ライっちたちに手伝ってほしいんだよ♪」
潜入捜査ねぇ……と考え込むライに対し、モモのパートナーであるゼルは気まずそうにしていた。その様子に気づいた雅が首をかしげて、質問をする。
「…………どうしたの?」
「潜入捜査の場所が……ちょっとね」
「場所……?」
「……クインスにあるカフェが裏と繋がっているんじゃないかって言われてて、その調査…なんだけどね?」
「クインス……ここから近い」
「えっと……ここって…ウィステリアだから………あ、ほんとだ。でも、カフェって…?」
ダネが元々広げていた不思議な地図を見て、疑問を口にした。ゼルは話し込んでいるモモとライをちらりと見てから、二人に戻した。
「カフェ……あれだよ。……コスカフェ」
「…コスカフェ……コスプレカフェってこと!? コスプレするの?」
「多分。……それだったら、人数いた方がいいじゃん。雇ってくれなかったら終わりなんだから……!」
「ライ……やらないと思う……」
「でもさ、モモのやつ、コスカフェのことは一言も言ってないぜ? 計画なのか忘れているかはともかく……」
忘れているの方が可能性として高そうだが、雅とダネは互いの顔を見合う。
「レアちゃんとノアちゃんは、ノリノリでやりそうだね?」
「…………うん」
「雅姉、やらね?」
「パス」
「うん……だよね。……ちなみに、ショウ兄は承諾してくれたんだよね、一応」
「ショウさん、優しい……!」
雅は小さくため息をついた。ショウの優しさは時に仇となる。ショウの場合、できることは手伝いたいのだろうが、それがどうなるかなどはあまり考えていない。
「危なかったらどうするの……」
「雅姉、過保護過ぎだって」
「お姉さんだから……いいんじゃないかな」
「いいのか? それって」
話題にされている雅は気にする様子はなく、二人から視線を外した。そして、たまたま見た方に他のメンバーが集まっていたのが見えた。
「お、雅嬢ちゃん♪ おひさっ♪」
「皆さん、ここにいたんすね~」
「全員、仕事しろよ」
「ふふ……それはあんたにも返ってくるわよ、エレキ」
「そうですねぇ……返りますね♪」
「ノア、レア、うっせ」
「全員集合ですわね」
この場にいなかったギルドメンバー全員が集合したのだった。シアンだけは、部屋から出てきていないのか、姿が見えない。
「うわっ……全員集まると密度たっけぇ~……特に、レン兄でかいからこっちこないでよ」
「ゼル坊っちゃん、毒舌だな。昔はもっとかわいかったのにー♪」
「そこまで幼少期知らないでしょ」
「あら、ダネ……こちらにいらしたの?」
「え…あぁ……まあね。ミウの方こそどこにいたのさ」
「イヤですわ……無粋な質問ですよ」
「うん……だよね」
上品な話し方をし、尻尾にリボンを着けているのが、エネコのミウだ。
まあ、性格は以前説明したあれなのだ。ということで、説明は省略させていただこう。
「………部屋に帰る」
「あ、雅……!」
「当分、出る気ないから。……じゃあね」
ライの制止を振り切り、ばたん、と雅がいつも籠っている部屋の扉を閉めた。大勢でいることが好きではない雅にしては、当たり前の行動と言えよう。
「ライっち! 手伝うって話はー?」
「へ? あ……んー…嫌だ。なんか、嫌な予感する」
「そんなこと言わないでほしいんだよ~……ちょっとカフェにせんにゅーするだけなんだよぉ」
「だから、そのカフェってなに!」
「え? 内緒なんだよ~♪」
どうやら、モモはライにコスプレカフェだということを隠したまま、手伝わせる気だったようだ。しかし、そんなことでライが引き下がる訳がない。モモからゼルに視線を移した。
「………おい、ゼル。お前はわかってるよな? どこだよ、それ!」
「あ……えっと………あははは…」
「正直に言えよ、お前ら」
「なになに? なんか面白い仕事!? どんな仕事なのー?」
ひょこ、とライとゼルたちの間に入ったのは、レアを乗せたノアだ。ライはノアをちらり、と見る。
「ノアは黙ってろよ。話がややこしくなるから」
「なによ。あたしだってチームの一員なんだからね!」
「リーダーは俺だ。バーカ」
「うむむ……」
「で、詳しく言え。モモ、ゼル」
「う…受けてくれるなら、話すんだよ! きみつじょーほーなんだよっ!」
「じゃあ、お手伝いの件もなかったことに」
くるり、と方向転換すると、モモが慌ててライに抱きつく。それでもライは動じることなく、モモを見た。
「なんだよ。当然だろ? 詳しい内容がわかんないんじゃ、乗るに乗れない」
「うぅ……ライっちのはくじょーものぉ……」
「どうとでも言え。状況が把握できない以上、下手に動きたくないんだよ」
「正論だな。……コスプレカフェだよ。裏と繋がってるって情報があったから、潜入して調べることになったんだ。でも、オレたちだけじゃ、足りないから、手伝ってくれないか?」
「コスプレねぇ……うん、嫌だ」
「正直に話しても断るライっちなんて、嫌いなんだよぉぉぉ!」
「楽しそう! 手伝おうよ!」
ノアが賛同し、レアもうんうん、とうなずいている。ライは明らかに嫌だ、という雰囲気を出していた。
「頼むっ! ライたちしか頼めないんだよ!」
「お願いだよぉ……ライっちー…」
「やってあげましょうよ、ライ」
「ショウまで……あぁぁぁぁ! わかったよ! 手伝えばいいんだろ!」



~あとがき~
何ヵ月振りなんでしょうね。
答えは約五ヶ月ぶりでした! あっはっはっー! ヤバイね! 放置しすぎたね! 話の内容、忘れてますよね。大丈夫です。私も忘れてますからね。
実はこれにいたっては、大分前から出来上がっていたのですが、三十話が出来なくて……出せませんでした。はい。

無理矢理な展開ではありますが……ま、いいか。
全員、登場!……したけど、雅は早々に退場。
そして、潜入捜査を渋々受け入れたライでした。

次回、潜入捜査の詳しいお話をする……と思う。

ライ君、周りの空気に押されて、お手伝いを受け入れました。その話もいつかやりますね。はい。
ライ、押しに弱いんでしょうね。きっと(笑)

ライ「なんで手伝うって言ったんだろ」
ショウ「流されましたね、きっと」
ライ「やっぱ?」
ノア「なんか楽しそうだよね。楽しみ~♪」
ライ「嫌な予感しかしない。あぁぁぁ……俺のバカ」
ショウ「まあまあ、頑張りましょうよ♪」
ライ「お…おう……」
ノア「ライもコスプレするの? 女の子のコスプレだよね!」
ライ「はぁ?! ふざけんな」
ショウ「ライ、落ち着くっす。別に女の子の格好をするって決まったわけじゃないですし」
ライ「いやいやいや……マジでこういうのは、するって相場が決まってんの」
ノア「わかってるぅ~♪」
ショウ「…………あはは」

ではでは!