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satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

Fantasy world

この小説は二次創作ですよっ!
そして今回はもう一人の主人公出したいって思っているよ!
イオ「………遅くね?」
てへっ☆ それでは始めていきまーす。


~第6話 空からやってきた誰かさん~

ハイリッヒから歩いて帰ってきて、その途中でクヴァールに会った。そして、今、家の前までやっと来た。
以上、ここまでのあらすじである。
「って、俺は頭ん中でなにやってんだろう」
多分、あれだ。これにあらすじとか書かないから、ついやっちゃったんだ。多分。
一旦落ち着いた方がいいな、俺。
「メイ、俺ちょっと散歩してくる。先帰ってるか?」
『いえ。せっかくですので、お供させていただきます。先程のこともありますし』
「ふうん。ま、お前がいいならいいけど」
家は目の前だが、心を落ち着かせるといった面で、近所を散歩することにした。そちらの方が落ち着くし、何となく、自然に触れている時間が楽しい。
なんて言うと、年寄り臭いって言われるんだが、本当のことだから仕方ない。散歩楽しいし、日課だし。
しかし、この散歩にメイが着いてくることは珍しい。大体家にいるし、俺も黙って出てくることが多いため、気付かれないことがほとんどだ。俺自身、気配を消して出てきているわけではないが、恐らく、メイが家事をやっている時に出てくるのが原因だろう。
そんなことを考えていると、少し開けた野原にやって来た。その野原には色とりどりの花が咲いており、風で花びらが舞っている。
『あっ! イオ様、沢山お花が咲いてますよー!』
「んー……そうだな。いつものこんなんだよ」
『いつも? イオ様は毎日来ているんですか?』
「そうとも言うな」
『むうっ……なんで私を連れてってくれないんですかー』
お前、忙しそうじゃん……
膨れているメイはさておき、俺は何となく、上を見上げた。空は快晴で雲一つなかった。こういうのを見ると、清々しい気分になる。
「…………ん?」
『イオ様? どうかなさいました?』
「空からなんか落ちてるなーって」
飛行魔法でも失敗したのだろうか。もしくは、元々飛べる鳥ポケモ………って、鳥なんだから、早々落ちないか。では、失敗した、という線が妥当だろう。
もしそうならば、傍観者のように見ているわけにはいかない。でもまあ、どうやって助けるか……というか、あれ……?
「こっちに落ちてきてね? マジで?」
『そう言われると…………って、ここにいたら、危ないです! とりあえず、離れましょう!』
や……でも、離れたら落ちてきてる子、受け身とらずに落下して最悪死ぬんじゃね? それはちょっと……かといって、体張って受け止めるほど、俺は頑丈ではないし。どうするかな。
俺が呑気に考えている間も落ちてきてるその子は、動いている様子がないことから、気絶しているようだ。死んではいないと思う。更に気になることがある。その子から全く魔力を感じないことだ。となれば、可能性は一つ。
その子はこの世界の住人ではない。
しかし、そうなれば、むやみやたらに魔法を使うわけにもいかない。この世界の住人なら、魔法で助けるのだが……違うとなれば、話は別だ。理由を語っている余裕はないため、省略させてもらうけれど。
「………厄介だな。もういい。メイ、後は頼んだ!」
『えっ……イオ様!? 何を………って、待ってください! それなら私が…』
いや、時間ないし。もう無理だし。
目の前まで迫ってきたその子…ブースターを俺自身、無理だと思っていた、体を張って受け止めるという行為で助けることになった。かなり不本意な方法ではあるが、怪我はしないと思う。俺はともかく。
ブースターは受け止めたものの、それを支えられるほど、俺は鍛えていないため、後ろに思いきり倒れる。倒れたときにメイが慌てて俺に近寄ってきたのが見えた。
ついでに付け加えると、ブースターを受け止めた後の記憶はない。

俺が目を覚ましたのは、自分の部屋でも野原でもなかった。どこかの家のベッドの上で目に写るのは、見覚えのある天井。嫌な予感がしつつ、俺は横に目線を移すと、面白そうに笑うエルナトの姿が目に入る。
「武闘派でもないイオが何してるのさ♪ いや、ある意味羨ましいよ! だってあんな可愛い女の子を体張って受け止めるなんて………うん、いい経験したね!」
「頭痛い。くらくらする………つか、頭に響くから大声出すな。やめろ」
「軽い脳震盪だよ。そりゃ、受け身もとらず、後ろに倒れたらそうなるでしょ。痛いのも同じ理由」
「……………メイは?」
「ジュンと一緒にブースターちゃんの看病中。いやね? ほんとはイオに付き添ってたんだけど、メイちゃんの話し方だと、よくなるものもならないかなって思ってね。あー……僕も可愛い女の子に看病されたい~」
まあ、あいつの普段の話し方はテレパシーではある。そこら辺の配慮はありがたいんだが……いちいち一言が余計だ。
俺が起き上がろうとすると、エルナトが止めた。
「まだ寝ててよ。命に別状はないとけど、頭痛いなら、寝てて」
いつものお気楽な笑顔はなく、真剣な顔をしたエルナトがいた。
あぁ……こいつ、いつもは医者やってたっけ。ムカつくけど、こういうところは、真面目なんだよな。
エルナトの言う通り、再度ベッドに身を沈め、天井を見つめた。
そういえば、エルナトはブースターが女の子、と言っていた。……女の子がなぜ、あんなことになっていたのだろう。
過去にも俺の目の前に女の子が降ってきたことはある。しかし、そいつは当たり前かのように自分で着地をし、俺に笑顔を向けてきていた。そいつもここの住人ではなく、元の世界に帰したはず。……まあ、同じやつではないのはわかっている。だって、あいつピカチュウだったし……ついでに着地をしたことだって、あいつが超人的な運動能力を持っていたから出来たことなのだろう。
俺がそんなことを考えていると、エルナトも同じをことを考えていたのか、そいつの話を持ち出してきた。
「メイちゃんから聞いたよ♪ 空から降ってきたんでしょ? いつかの彼女みたいじゃない?」
「コスモのことだろ。そうだけど、今回はブースターじゃん」
「そうなんだけどね。でもさー……イオ、女運強くない? 僕にも分けてよ」
「そんなことしたら、お前、調子乗るだろ」
「えへへ~♪ んでも、コスモちゃん、元気かな。凄く可愛かったな」
こいつの目は基本的に誰でも可愛く写っていると思うんだが。まあ、エルナトの言うことも一理あると思うけど。でも、エルナトに会ったとき、ジュン並みにドS発言を言われまくっていたような。
「それがまたいいんじゃないか! 誰になじってもらってもいいんだけどね? でも、女の子……しかも可愛い女の子にあんなに言われるなんて………僕、死んでもいいって思ったよ。物理的にいじめてもらってもよかったくらいだよ………!」
そこは拒否られてたな。確か。
エルナトと別れたあと、コスモは「あの人の頭、大丈夫なの?」と、言っていたのだが……そんなことを伝えると、舞い上がるだろうから、これは俺の中に留めておこう。
「昔話はこれくらいにして、ブースターちゃんはまだ起きてこないと思うし、君ももう少し眠っていたら? 変なことしないし」
お前にそんな趣味はないことは知っているし。まあ、ここはエルナトの言葉に甘え、眠るとするか。



~あとがき~
出たと言えば、出てましたね……もう一人の主人公。
うーん……微妙(笑)

次回、ブースターちゃん、喋らせたいです。

神の使い達は普通にお仕事もしています。
エルナトはお医者さんです。理由としては、彼が司る魔法がそれにあたるからなんですが……
意外かも(笑)
他のメンバーもお仕事もこれから紹介していけたらと思ってまーす。

コスモさん、出てきたな。
キャラ紹介を見てくれた方にはわかると思います。まあ、見てなくても、何となく察してくれるかなと思ってますが。だって、ピカチュウの女の子でちょっとSっ気のある子なんて……ねぇ?
今後、コスモが物語に絡んでくるかは微妙です。手助けくらいはするかなって思っています。わからないけどな。

ではでは!