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satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

空と海 第101話

ポケダン 空と海

~前回までのあらすじ~
はあ……いつも通りどこに向かっているのかさっぱりだわ。計画性ゼロだからな。
そんな前回はシリアスまっしぐらな感じで終わりましたとさ。
ピカ「あらすじになってないよ」
フォース「どう言えばいいのかわかんないんだろ」
そうなんすよね~
ま、マスターに対して敬語を使うフォースが書けて満足だよ、私は。
フォース「………は?」
では、始めたいと思いまーす♪


「やほやっほ~♪ フォース君、ただいま~」
「………ラル」
浮かない表情を浮かべるフォースに対し、ピカはいつも通りの笑顔を見せていた。フォースの表情を見て、ファウスに何を言われたのか、大体予想がつく。エムリット達からファウスの性格は聞いていたため、ラウラの真意をファウス自身から話すとは到底思えない。そのことから、フォースは何も知らずに告げられたのではと考えていた。
そんな考察をしつつ、そのことを悟られないようファウスの方を向いた。そして、いたずらっ子の様な笑みを浮かべる。
「なかなか楽しかったですよ、マスターさん。あんなものやこーんなものまで隅々見させてもらいましたから」
「言い方怖いんだけど!? ピカちゃん、何見たの!」
「そんなの私の方からはちょっと無理ですね。マスターさんなら心当たりでもありそうですけど♪」
「あ、マスター! 私にはわかりますよ!」
「うん! きっとエレルが考えているものとピカちゃんの言ってるものは違う気がするよ」
「エル、発言が怖いから考えて喋ってくれない?」
「ユウがそんなこと言うなんて……フォースじゃなくて、ユウが!」
「僕だって言うときは言うけどね」
ファウスの意識をこちらに向け、ピカはフォースの様子を伺った。先程は、浮かない表情を浮かべていたが今では普段通りの表情に戻っていた。ピカには無理矢理そう見せているように見えて仕方がない。
こういうときは自分の性格を恨むが、そうも言ってられないのもまた事実。フォースにはあのことを話すべきだと再確認し、言い合っているエレル達から離れ、フォースに近づいた。
「フォース君、あとで私の話、聞いてくれる?」
「………話? 今じゃなくてか」
「二人だけで話したいからさ。……駄目?」
フォースは何かが引っ掛かっている感じを見せるが、特に追求することはなかった。
「いや、別に。ここを出たあとにでも聞くよ」
「えへへ。ありがと」
「なんだよ……変なやつだな」
「変とはなんですか。変とは」
不機嫌そうに頬を膨らませるピカを見て、くすりと小さく笑った。ピカもフォースが自然と笑ってくれたことが嬉しく思い、こちらも自然と笑みがこぼれた。
「んじゃあ、話あるならさっさとここ、出るか」
「え? 私は別に急がないよ。さっさと出なくても大丈夫なんだけど」
「もう用はないし。ここにいても仕方ないからな。ラルはまだ何かやることあるか?」
「ううん。大丈夫だよ。さっきも言ったけど、隅々まで見たからねっ!」
「それが嫌な方向じゃないことを祈ってるよ。……皆、取り込み中だな」
「もう黙って出ていっちゃおうぜ~」
ピカの投げやりな発言にそれでもいいかな、と思った。恐らく気づかれずにここを出ることが出来るだろう。そこに大したメリットはないが、それはそれで構わなかった。
「めんどくさいし、そうするか」
「よしきた♪ ま、そんなこと言ってると、気づかれそうだね~」
ピカが言い終わった直後、ユウがこちらの様子に気がついたのか二人の方を見た。そして、二人の様子から察したのか、にこりと笑う。
「……フォース、ピカさん、気をつけて」
「ありがとうございます。ユウさん」
「わかってるよ。じゃあな、ユウ」
律儀にお辞儀をすると、また二人が言い争っている方へと体の向きを戻した。ピカとフォースは互いに顔を見合わせると、その場を後にする。
そんな二人の様子をファウスが見ていたことに気づくことはなかった。

久し振りに出てきた外は何日かたったあとなのか、はたまた一日しかたっていないのか……定かではないが、もう夜を迎えていた。あの空間へと出向いたのは朝の頃だった、とピカは何となく考えた。そしてその場所は元いた場所ではなく、当初の目的地前に降り立っている。
フォースは大して気にする様子もなく、小さく息を吐いた。
「あいつの気配はしない……か」
「していたとしても、夜だよ? 相手の独壇場になるじゃん。勝てるわけないでしょ」
ピカの鋭い指摘にそうだな、とうなずくことしか出来なかった。実際その通りだし、勝てる見込みはない。
危険がないことを確かめ、フォースは改めてピカの方を見た。
「なあ、話ってなんだ? 出たあとに話すって言ってたよな?」
「え? あぁ……話か…うん、話さないとね。でもその前に今日の寝床探そうよ。立ち話もあれだし」
ピカの提案で体を休められる場所を探し、少し離れたところにある小さく開けた空間を見つけた。有無を言わず、そこに腰を下ろすと、自然と力が抜けていくのを感じる。フォースはしばらく夜空を見上げていたが、ふと視線を戻すと、ピカがいなくなったのに気がついた。しかし、大して気にすることなく再び空を見上げる。
「………あーもうっ!! ちょっとは心配しなさいよね! この薄情者め」
不満そうに頬を膨らましながら帰ってきたピカの両腕には、多くの枝が抱えられていた。火を着けるための薪にするつもりなのだろう。こういうところは気が利くんだな、と他人事のように考えながら、皮肉をこめ返答する。
「お前のことだから、心配しても無駄ってやつだろ。大体、こういうのいつものことだろう? お前にとってさ」
「……否定出来ない…」
ばらばらと無造作に薪を地面に落とし、薪で山を作った。そしてその中から一本抜き取り、くるくると回し始める。
「でもさ、私、女の子だよ? 女の子に見えないかもしれないけど、乙女なんだから、ちょっとくらい気を使ってよね」
「ふーん? 乙女、ねえ?」
「あー! フォース君、馬鹿にしてるでしょ!? 私だって色々興味くらい湧くんだからね!」 
「何に? 恋愛? あ、でも確か……お前恋愛に対して………あ」
冗談混じりに言ったつもりだったが、ピカがぴたりと動きを止めた。そこで言ってはいけないことだった、と気がつく。もとより、気がついてはいたのだが。
「あ~……悪い。冗談冗談…」
「ほんっと、男ってデリカシーないんだから。これだから嫌いなのよ、男はさ」
「ごめんって。その話はまたあとでってことでさ……そろそろラルの話を聞こうか」
「あとででも話しませんよーだ! ってか、なんでそのこと知ってる感じに話してるわけ」
再び枝をくるくると回し始めたピカは、不思議そうにフォースを見下ろした。ずっと内に秘めていたことをさらりと暴露されたからか、気になることのようだ。
フォースは言うのを躊躇うが、ピカ相手だからいいか、と開き直りにやりと笑って見せた。
「………おれ、心読めるから。“マインド”の使い手。……知ってるだろ、“マインド”のことは」
「うわ、それかよ。……セッコい。今度から気を付けよう。………えっと話、だっけ」
「それだよ。微妙に気になってるんだからな」
「いいわ。私の中でも考えはまとまったし……それにフォース君は知る権利があると思うから」



~あとがき~
こーんなところでピカ&フォースのところを切ったら批判くらいそうですね(笑)
イブ達の話に戻りますよー! なんて言った日には……更にピカの話も公開しないってなると……あ、石投げないで。ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…嘘です。はい。ちゃんとピカが言ってくれるですよ!!

次回、ピカが話す、ラウラの目的と真意とはー!
目的と真意って同じようなきもするけど、気にしないでね。

特に話したいことはないです。はい。
まあ、ちょこちょこと気になるところをあげていくと……そうですねー…
マスターさんは二人が出ていくところ見てたけど、特に何も言わなかったし……ピカ自身の恋愛のことはタブーみたいだし……フォースにはまた別の能力があるみたいだし……って感じですかね? 
他にもあるかもですが、私が覚えているのはこの三点です。今回、意図してるのはこれくらいかな?
他のところを言うときりないですもん(笑)

ではでは!