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satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

ポケダン~約束~ 第31話

ポケダン 約束

~前回までのあらすじ~
潜入捜査の話をしましたね。あとはノアとレアの調査結果の話とか。
今回はまた遠征の話かな。
ライ「遠征の話って大分後だよな」
ノア「そうね~」
し…仕方ないじゃないか……そういう流れになってしまったんだから!
ライ「まあ、別にいいんだけどさ」
ノア「こっち、放置されまくりだから、先に話しておいても支障はない気がするわね」
で、では、始めてくよ!


ノアに言われて部屋を出たライはふわりと欠伸をしながら、いつも集まる食堂へと足を進めた。全員が集まれる場所と言えば、このギルドではそこしかないのだ。
食堂に入ると、ほぼ全員が揃っており、大体がメンバーで固まって座っていた。ライも自分のチームメンバーが座っているところまで歩き、空いている椅子に座る。
「結構集まってたんだな」
「あ、ライ。……えぇ、一応、親方命令だからじゃないですかね? 雅も来てるし、重要なこと……ってまあ、遠征の話でしょうね」
「恐らくな。ま、俺ら行かないって決めてるけど」
「そうですね。俺が行っても役に立ちそうにないですし、それに遠出は少し気が引けます」
「ふうん? 意外だな。ショウなら、アウトドアって感じするのに。インドアなのか?」
「どちらかと言えば、アウトドアが好きっすよ。けど、ギルドの方も気になるというか……空けている間に掃除とか大変になりそうで」
「そっち!? お前は主夫か!」
普段からギルドの家事系をこなすショウにとっては、大切なことなのだろう。しかし、探検隊としてその理由はいかがなものだろうか、と同時に考えてしまう。
「大切なことっす。雅は絶対にいるだろうけれど、やってくれるとは思えないんです」
「それはわかるが……誰もいなくても部屋から出ないだろうな、雅」
黙っている雅に目をやると、話を聞いていたのか、ライと目があった。雅は特に嫌そうな雰囲気も出さず、ふいっとそっぽを向く。いつものことで大して気にもとめないのだろう。
「全員、集まったかしら?」
食堂の扉を開けながら、シアンが入ってきた。その声で雑談をしていたメンバー達は一斉に周りを見回した。ライは全員いるものだと思っていたが、レンの姿が見えないことに気がつく。
「………レンさんは?」
「あーもう。あいつか。雅、ちょっと探してきて」
「…………わかった」
流石の雅も親方であるシアンに逆らうことなく、素直に立ち上がり、部屋を出ていく。
雅ちゃんなら、すぐに見つけて帰ってきそうですね」
「間違いなく帰ってくるわよ」
「雅だしな。あいつに任せとけば、すぐ見つかるだろ。つーか、レンさんはどこ行ったんだよ」
ライの疑問に答える者はおらず、首をかしげるばかり。しかし、レンのことだから、面倒な集まりをサボろうと考えるのは容易に想像できる。ライは黙って雅がレンを連れてくるのを待った。

「連れてきた」
「雅嬢ちゃーん……痛いんだけど…」
雅が出ていって数分たった頃、雅は扉を開け、レンを半強制的に部屋に連れてきた。シアンはため息をつきながら、レンに座るように指示する。
「ちぇ……どーせ、参加する気なんてないんだから、聞かなくてもおんなじだろー」
「なんでそんなダメオヤジが親方の補佐なんてやってんだろ」
「駄目は駄目なりに頑張るからだぜ♪」
「うぜぇ」
エレキにばっさり斬られるも、大して気にしていないのか、笑うだけで反論しなかった。
「改めて全員揃ったことだし、話始めるわよ。知っている人もいると思うけど、プクリンギルドとの合同遠征の話が来ているわ。まだ情報収集の段階だけど」
そこでシアンは雅の方をちらりと見るが、すぐに目を逸らした。初めて聞いたメンバーは期待と不安に揺れる目をしており、すでに知っているメンバーは、この話か、と妙に納得した表情を浮かべていた。
「ある人には参加しないかと誘ったんだけど……まあ、ことごとく、断れててねぇ……」
そこで、シアンから目を逸らしたのはライとレンの二人だ。ライと組んでいる四人も苦笑を浮かべるしかない。
「まあ、そういうことだから、チームリーダー達は考えておいて。……とりあえず、あちらからは、オーシャンが参加することになっているわ」
オーシャンの名前に反応を示すメンバーが何人かいる中で、ライはすでに聞かされたことなので、特に何とも思っていない。そもそも参加する気がないため、話をまともに聞いていなかった。
「…………行かないって決めてるけど、やっぱ、遺跡のことは気になるよな」
「じゃあ、ライだけついていけば?」
「なんでそうなるんだよ。何。ノア、拗ねてんの? 俺がちょいちょい遺跡のことを持ち出すから?」
「そんなんじゃありませんー」
「ふーん?」
「二人とも、親方の話、ちゃんと聞かなきゃ駄目っすよ? 怒られますよ」
ライとノアの会話にショウが周りの様子をうかがいながら、止めに入った。そこで一応、二人の会話は止まるが、ライは机に頬杖つき、ぼそっと呟く。
「だって、ほとんど知ってる話だぜ?……聞く必要感じないんだよな…」
「そんな本音は誰も求めてないっす」
「雅とか、半分寝てんじゃん」
「そこは……って、雅? ほんとに寝てませんよね?」
ショウが隣にいた雅をユサユサと揺らすものの、反応がなく、気持ち良さそうに寝ているようだった。情報収集を行うのは雅であるから、一番真っ先に情報を手に入れるのは無論、彼女である。そのため、今、シアンが話していることは、もう知っていることであり、この時間が暇で暇で仕方ないのだろう。
雅ちゃん、寝てなかったんでしょうか?」
「んー……ただ単に暇だからじゃん?」
「もう、とりあえず話聞きましょ? 関係なくとも聞きましょうよ」
「え~……」
「あいにくだけど、大体話し終えたわよ。ライ、あとで部屋に来なさい」
軌道修正も遅く、前に立つシアンがにこりと笑っていた。そんなシアンにも動じることなく、ライは不満そうな顔だ。
「え~……やですよ…」
「あんたが拒否する権利はないわよ。いいわね」
強引に言われ、シアンは部屋を出ていった。それと同時にライは立ち上がり、ぐっと背伸びをする。
「若干飽きてた俺も悪いけど、なんで俺一人なの」
「リーダーだからじゃない? ドンマイ☆」
「私は真面目に聞いてましたもん♪ 今回は私のせいじゃないですよ」
「雅、終わりましたよ。起きてください」
「…………ん…」
「…………ま、仕方ないか。怒られてこよーっと」
チームメンバーをぐるっと見回したライは、どこか諦めた様子で、シアンのあとを追うために部屋を出る。ことあと、きちんとシアンに絞られたことは言うまでもないだろう。



~あとがき~
何がしたかったのかな……よくわからん。
特に詳しい話もなかったし……なんだったんだろ? ま、いっか……

次回、ライとある人との遺跡の話。

もう少し、遺跡の話をしたいと思います。ある人、というのは、まあ、予想つく人はわかると思います。

ライの他にも参加しないかと声をかけられたのは、レンなのですが、彼もどうやら断っていたようですね。理由は面倒だから、でしょうか? うん、それっぽいね(笑)
遠征の話は私も書きたいエピソードなので、早く書きたいんですけど、空と海を終わらせてからでないと書けないような話なので、まだ先になりそうです。

これが終わったら、前々からの予告通り、ショウ君の話やります……やるやる詐欺みたいにかなり前から言ってるから……やるよ! 必ず!

ノア「ライ、親方に怒られた?」
ライ「………おう。ばっちり」
ショウ「威張ることじゃないっすよ」
レア「今回は大丈夫ですもん。気が楽です♪」
ショウ「今回は、じゃなくて、いつもって言葉が聞きたいです」
レア「それは無理ですね!」
ショウ「…………」
ライ「ま、こういうのは連帯責任ってやつだろ。なにかペナルティがあるわけではないけども」
ショウ「そうっすよね……俺も喋ってましたし、反省するっす」
ライ「寝てた雅より幾分かましだろ」
雅「……………Zzz」
四人「また寝てるし……」

ではでは~♪