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satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

はじまりのソラ 4ー1

~attention~
この小説はポケダンの原作モチーフです。原作のイメージが崩れる恐れがあるので、ご注意を!
そいや、前回でピカの性格が定まったんだよね。
ポチャ「そうなるかな……?」
肝心のピカさんは来てくれないんですね……
ポチャ「………なのかな」
まあ、始めますかね……
ポチャ(作者のテンションがちょっと低いな)


~4‐1 初めての遭遇と新たな仲間~


「………仲間?」
朝起きてきて、のんびりしていたら、チリーンとキマワリが起きてきたのだ。今日は珍しく、二人ともドゴームに起こされることなく起きてきた。
そして、探検隊のことを色々聞いていたら、仲間の話になったのだ。
「はい。ピカさんはチームじゃないですか♪ ですから、ピカさんとポチャさん以外に仲間を作ったらいいのでは、と」
「そうですわね~……ここには隊を組んでいるの、ピカとポチャだけですし。隊員数も増やし易そうですわ」
「どうやって増やすの?」
「そこは…………チ、チリーン?」
探検家のキマワリには縁のない話なのだろう。少し考えたキマワリだったが、分からずに隣にいたチリーンに投げた。
「えっ…と……そうですね。私にもよく分かりませんが……誘うのが一番いいかと思います」
そういえば、チリーンも探検家か。
なんか話振っといて肝心なところは投げやりなんだな。まあ、分からないものは分からないか。私にも分からないし。
「でも、仲間を増やすのはいいかもな。ひょいひょい誘いたくもないけど」
「まあ、考えるだけでもいいじゃありませんか♪ ところで、ピカ?」
キマワリがぐっと声を潜めた。そして、キョロキョロと辺りを見回し、他に誰かいないか確認しているようだ。
何か話しにくいことでもあるのだろうか?
「ピカとポチャってどんな関係なんですか?」
いわゆるこれは、恋愛的な話を求めているのだろう。まあ、男女で組んでいるわけだから、それを疑う心も否定しない。しかし、私は元々人間だ。今ではポケモンとは言え、あっちは異国の王子様。どう考えてもあり得ない。付き合うとかそういう以前に、釣り合うものか。
「特に何も。強いて言うなら、友達で仕事仲間って感じ?」
「じゃあ、これから進展する予定は」
「ありません」
そんなことを期待されても困る。
キマワリさん、そんなことを聞いてピカさんを困らせないでくださいよ」
「だって、気になりますわ♪ 探検隊という仕事は仲間……しかもパートナーと共に過ごす時間が長いんですもの。恋に発展したら、ロマンありますわ!」
特に響くものはない。しかし、お互いをよく知る仲だから、そこから発展しても不思議ではないか。私とポチャは……今のところあり得ないか。今後どうなるか分からないから、絶対とは言わないが、少なくとも私からいくことはないんだろうな。
だって、一般市民と王子様だよ? どこのメルヘン世界だよ。そういうのが許されるのは、物語の中だけ。
「そういうキマワリはどうなのさ。気になる人とかいないわけ?」
「喧嘩するほどなんとやら、に乗っ取って、ドゴームさんとかどうですか?」
チリーンがそう言うと、キマワリはあり得ませんわ、と笑顔で答えた。その笑顔が若干、震えていたのは、心外だと思っているからだろうか。
そこで他のメンバーがぞろぞろとやって来てしまったため、私達の女子トークはお開きとなった。

今日の仕事は一週間分の私達の食料調達。……といっても、ホットとアイスのお店に取りに行くだけなのだが。
そこで私はポチャに今日チリーンに言われたことを伝えた。女子トークの部分は伝えていない。伝える理由がないし、ああいうのは、男子には内緒というものだろう。
「なるほど……仲間か。確かに仲間がいれば、お互いの弱点を補えるし、幅が広がるよな~」
「……弱点?」
ポケモンにはタイプ相性があるの。まあ、組み合わせによっては弱点なしって人もいるけど……ほとんどは何かしらの苦手なタイプがあるよ。ピカは地面タイプかな」
「地面タイプ……んじゃ、ポチャは?」
「草タイプとかかな。効きにくいってタイプもあるけどね」
ふうん……ポケモンにはタイプがあるのか。弱点、というものをつけば、バトルでも有利になれるということ。これは本格的に勉強した方がいいかもしれない。
「でも、ぼくとピカって案外弱点補えるような……ピカの苦手な地面タイプはぼくでなんとかなるし。ぼくの苦手なのはぼく自身でなんとかなってるし。ピカも覚える技によっては、ちゃーんと補えるしね」
「んー? そうなの? じゃあ、別にそういう難しいこと考えて仲間作らなくてもいいか」
「ちょっとは考えて欲しいかな……まあ、でも、そんなことを考えても仕方ないし。楽しくやっていこうよ」
ポチャは笑いながら、締め括った。私は黙ってうなずき、見えてきた二人のお店へと足を進めた。
ホットとアイスは私達の顔を見るなり、察してくれたのか、例のやつだろ、とアイスが店の奥に消えていく。
こちらとしては、例のやつ、と言われても見当もつかないが、この流れだと食料調達というのは、毎回のことなのかもしれない。
「ピカさん、ポチャさん、修行の方はどうですか?」
「まだまだ入ったばかりだからなんとも……でも、毎朝ドゴームに起こされるのは慣れる気しないなぁ」
「あらあら。ピカさんはどうですか?」
「よく分からない。……けど、とりあえず、このままやってけばいいかなーみたいな」
「うふふ。あそこのギルド、ちょっと変わっていますからね。でも、私、お二人なら大丈夫だって思います♪ 単なる勘なんですけどね」
ホットの言葉に私とポチャはちらりと互いの様子をうかがう。そしてすぐに視線をホットに戻した。
「そういえば、この辺で悪い人達が潜んでいると噂があるんですよね……気を付けてくださいね?」
「それはこっちの台詞だよ。ホットこそ気を付けてよ? ぼくらは少しだけど慣れてるから大丈夫だよ。でもホット達はそうじゃないでしょ?」
「私達も大丈夫です。だって、ピカさんたちが助けてくれるでしょう? プクリンギルドの皆さんもいるんだし」
ま、ギルドの近くで悪いことをするような馬鹿な人達はいないと思うけれど、実際はどうなんだろう。悪い人達って私から見ると、全員馬鹿に見えるからな……駄目だ、基準にならない。まあ、中には切れ者もいるかもしれないが、その能力は別のことに使ってもらいたいものだ。
「よっと……これだろ? 一週間分の食料だよな」
「そうなんどけど………多くない?」
「一週間分だからな。お前らんとこ人多いじゃん。こんくらいなるべ」
アイスが持ってきたのは、段ボール一杯に入った木の実や果物、野菜等々……これが二箱。そして、恐らく粉もの……小麦粉とかパンの材料となるものが入った段ボールが二箱。計四箱。ペラップは私達を殺す気なのだろうか。手作業で運べってか。これを? 馬鹿なの、あの人。
「こ…これは往復しないと駄目かな……ってか、アイスはこれを一気に持ってきたの!?」
「おうよ。慣れてるからな♪ つか、鍛えてるし」
ニッと爽やかな笑顔で肯定した。そこまで私達と身長や見た目も変わらないのに、かなりの力持ちらしい。私はアイスからポチャに視線が動く。
「ポチャも鍛えた方がいいんじゃない? 女の子にモテるかもよ」
「そういうのは……求めてないかな。ピカはどうなのさ。鍛えている人が好きなの?」
「私も特に求めてない。見た目より中身だろ、そういうの」
「お前ら俺のこと馬鹿にしてるだろ……」
「してないしてない」
私とポチャで声を揃えて、否定する。あまり説得力がないように聞こえてくるが、別に馬鹿にしていない。
しかし、どう運べと言うのだろう。アイスのように鍛えていれば別なのだろうが、生憎そこまで力は持ち合わせていない。魔法でも使えない限り、私達には無理だぞ。誰かこれ、代わりに運んではくれないだろうか。無理か。
「地道に運ぼうか、ポチャ」
「うん……それしかないよね…」
私達一箱ずつ……なんて運べる気もしない。ポチャが運べても私は無理だ。二人で一箱運んで、四往復か。道のりは遠いな。
そんな私達の雰囲気に哀れみを感じたのか、アイスから溜め息が聞こえた。
「あーもう。俺も手伝うから! ギルドの入り口まで運んでやるよ」
「アイスさん、男前!!」
ここでも私達の声が揃ったことは言うまでもないだろう。そして、このあと本当にアイスに手伝ってもらい、私達はギルドに帰ったのだった。



~あとがき~
なんとなくぐだった気がします。
そんな感じの方が書きやすいので、全然いいんですけどね。こんな調子だから、シリアスムードやバトルシーンで苦労しているんですよね!

次回、紹介していないお店を紹介したいな!

アイスは見た目より力はある方です。仕事柄、仕方ないんでしょうね~
対するピカとポチャですが、平均的と言ってもいいでしょう。特にピカに関しては女の子ですし、力仕事はあまり向かないご様子。ポチャも元々、陸に住んでいたわけではないので、微妙ですね。はい。
まあ、このときのピカとポチャは幼いってものありますしね。本編と比べると三、四歳違います。ってことで、ピカ、ポチャは十四、五歳ってなる。多分。
本編が高校生くらいを考えているから、間違ってないか。
ちゃんと年齢を決めない私です((キリッ

ではでは~♪