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satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

空と海 第106話

~前回までのあらすじ~
話の進めにくさNo.1の三人組ですね。
そんなこんなで、不思議なところに迷いこんだぞー? ってことでよろしくね!
ポチャ「最初の一言、余計じゃない……?」
イブ「いちいち突っ込んでられないですよ。作者さんってこんな人じゃないですか」
チコ「まあ……そうなんだけどね」
はい。さっさと終わらせたいんで頑張りまーす。
ポチャ、イブ、チコ(進行、雑いな……)


「ポチャさん? どうかしました?」
「ごめん。ちょっと静かにしててね」
少しだけ笑い、すぐに真剣な顔に戻った。何かを警戒しているような、そんな雰囲気を漂わせ、周りに気を配っているようだ。
……誰かいる? でも、誰かって誰?
「………そこか」
ポチャさんがぽつりと呟くと、素早く動き、少し離れた草むらに突っ込む。がさがさとしばらく揺れていたが、突然、がさっと大きく音が鳴る。それに合わせるように、私達も体を震わせた。
「ポ…ポチャ………さん?」
「イブ、ここ、知ってるんだよね。人がいるような場所なの?」
「いや……その可能性は低いと思う。だから、ポチャさんが何に気付いたのかよくわからないんだよね」
まさか……俗に言う、幽霊、ではなかろうか。いやいやいやいや……そんなことはない。絶対にない!………よね?
「………っ!」
「きゃあぁぁ!?」
「ポチャさん、大丈夫ですか?」
幽霊なんて考えていたから、思わず叫んでしまった。が、ポチャさんの周りに誰かいるわけでもなく、ただ、草むらからポチャさんが出てきただけだ。チコちゃんは大して気にしてないのか、出てきたポチャさんに近づこうとするが、それを止められた。
「来ちゃ駄目だ。ちょっと危ないかもしれない」
「危ない……?」
「だから、こっちに敵意はないってば~」
知らない声……? 誰かいる?
聞こえてきた声は緩い感じで特に危険を感じるような声色ではなかったような気がする。
ポチャさんの表情はまだどこか疑うような感じだったが、先程の声の主がふらりと現れた。
「やあやあ、初めまして」
「えっと……誰ですか…?」
「種族はビクティニ。それが正しいなら、彼は力を司る神様だよ。そんな人がなんでこんなところにいるのか知らないんだけどね」
「やだな。そんなに警戒しないでよ。ここは俺が作った別空間みたいなものさ。そこに紛れ込んだのは君達の方」
まるで私たちが悪いみたいな言い方されても……気がついたらここにいたんだし。
「ここに入るための扉でも開けっぱなしなんじゃない? それか、本当に偶然なのかのどっちかでしょ」
「………げっ!? 扉開けっぱななの!? やべっ! 閉めてこなくちゃ」
ぴゅーとビクティニさんはどこかへ飛んでいき、ポチャさんは小さく溜め息をついた。いまいちピンときていない私たちはポチャさんに話を聞くことにした。話題はもちろん、あのビクティニさんのことについてだ。
「ポチャさん、あのビクティニさんは……」
「さっきも言ったけど、力を司る神様だよ。ビクティニっていうのは、勝利をもたらすと言われてて……ってこんな話はいいか。力を司る神様なら、少なからずイブとも関係あると思うな」
え、私に……?
「“強き力”を作り出したのは、あの人って言われているからさ。あれも力だからね」
………へっ!? ってことは、すーくんとも関係あるんでしょうか。
ポチャさんは軽く、あるだろうね、と返した。私は若干話を理解出来ていないのだが、つまりは、すーくんとあのビクティニさんは同じってことなのだろうか。うん、よくわからないな。
「ねえ、イブ。今はあんまり関係ないかもしれないけれど、ワタシたち、どうやってここから出るの?」
そういえば、脱出手段がない。最悪、あのビクティニさんに何とかしてもらえればいいだろう。あの人が作ったらしいこの空間の出方を知っているだろうし。
「まあ……なんとかなる、だよ」
「んな適当な……」
チコちゃんが苦笑を浮かべながら、ビクティニさんがいなくなった方を見ていた。
「そういえば、ポチャさん、あんまりいい顔していなかったね。んと……ビクティニだっけ? あの人の顔見て、渋い表情していた気がする」
そうだっけ? ビクティニさんってのが気になってて、ポチャさんの方見てなかった。
そのことについて、それとなく聞いてみると、察してくれたのか、はたまた私たちの会話が聞こえていたのか、定かではないが、ポチャさんは声を詰まらせつつも、教えてくれた。
「あ~……えっと……ぼく、あんまり神様系統にいい思い出ないんだよね…そのせいかな」
「え、ポチャさんってそんなに神様に会ってるんですか?」
チコちゃんが不思議そうに首をかしげる。そういえば、スカイが世界救ったことあるみたいな話、知らないんだったか。
「どうだろうね? 想像に任せるよ」
不思議そうなチコちゃんに向かって、ポチャさんはにこりと返した。ポチャさんって案外、秘密主義なのかもしれない。
「ふあ~……ほんとに開いてたよ~…」
ふらふらとビクティニさんが戻ってきた。ポチャさんの言う通り、ここに入るための扉が開いていたらしい。恐らく、ビクティニさんの不注意なんだろう。よって、私たちに非はない。多分。
「んとまあ……これも何かの縁だし、自己紹介でもしておこうか。俺は力を司る者だよ。名前は言わないから、お好きにどうぞ」
「あの、フォースと何か関係あるんですか?」
「おお……チコリータちゃん、鋭いね♪ あるよ。俺とフォースはいわゆる、上司と部下の関係だよ。上司は俺ね」
すーくんが誰かの下につくの……?
なんとなく想像してみるものの、全く似合わない。下についてても、反抗しまくってそう。
そんなことを思っていると、ポチャさんが遠くの方を見つめていた。私も気になってその視線の先を見てみるが、特に何もない。
「………イブ、チコ、ごめん。ちょっと気になることあるから、そこにいて」
「えっ!? ポチャさん、そんな急に…」
「あれれ? いいの? ポチャくん、俺のこと警戒していたのに」
少し意地悪そうな笑みを浮かべるビクティニさんに対し、ポチャさんは冷静に返した。
「フォースと関係あるなら、無闇にイブに手を出さないだろう。そんなの契約違反だから。……まあ、仮に出すようなことがあれば、ぼくが止める。どんなことをしてもね」
「へぇ? もしそれが神様に仇をなすことになってもかい?」
「そんなことで仇をなすと言うなら、ぼくの人生はもう救いようがないね」
そう言い残し、ポチャさんはその場から立ち去った。私にはポチャさんの言葉の意味が理解出来なかったが、ビクティニさんはどこか察した様子だった。
「ふ~ん……流石、るーちゃんとあっくんが認めるだけのことはあるね」
………誰のことを言っているのかさっぱり。しかし、神様らしいビクティニさんにそう言わせるというのは、スゴいことなのかもしれない。私にはよくわからないけれども。
ポチャさん、どこ行ったんだろ。



~あとがき~
ここに来たということは、出さなきゃいけない子が一人いますね♪ ってことで、お久の登場となるかな~?

次回、ポチャとあの子対面! ポチャが寄せる思いとかとかあの子のノロケ等々……ちょっとコメディーチックになればと思っています。

ちょっと最近、ピカ視点のはじまりのソラばっか書いていたから、イブ視点が書けなくなってますね。変ですね、文章が。でも、無理矢理書きましたね……いつか手直しするかもです。

マスターさん……とは呼ばれてないし、ポチャには警戒されてるマスターさんことファウスさん。彼の目的ってなんでしょうね。さっぱりです!
意外と色々考えてるのかもしれませんよ?
いや、知らねぇけど←

ではでは!