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satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

はじまりのソラ 4ー2

~attention~
この小説は時、闇、空をモチーフにしていますので、原作のイメージが崩れるのが嫌な方はバックです!
ピカ「………これ、いつになったら五話になるんだろーなー」
ポチャ「ゆっくり待とうよ……ね?」
ごめん、もう少し続くわ。
ピカ「えぇ~……これ、ゲームだとどこだよ。お尋ね者までしか進んでないよ。いつになったら、探検できるのー?」
さ、さあ………( ̄▽ ̄;)
では、スタート!


~4‐2 初めての遭遇と新たな仲間~


アイスに手伝ってもらい、ギルドまで食料を運んだ。こんなことをこれからも数え切れない程やっていくんだろうかと考えただけで嫌になるが、これはこれで仕方ないと割り切るしかないのだろう。
食料をきちんと食堂に置いた後、終わったことをペラップに報告。そしてとりあえず今日の仕事はこれで終わり。私とポチャは自分達の部屋に戻り、お互いのベッドの上に座った。
「こんな感じで終わることもあるんだね」
「そうだね。暇になったわ」
「じゃあ、ピカが行ったことないところ、行ってみる?」
「んー? どっかあったっけ」
「ピカ、道具屋以外は行ったことないでしょ」
………あ、そうか。せっかく時間もあるし、そうさせてもらおうかな。
ポチャの提案により、トレジャータウンの案内をしてもらうことになった。前回できちんと挨拶をしたのは、ホットとアイスの二人だけだったから、いい機会かもしれない。
まずはトレジャータウンに入ってすぐにある、銀行から。お店をちらりと覗いてみると、何かふわふわしている影が見えた。
「あの~………ポチャさん、魂かなんかですか。幽霊が銀行営んでるの?」
「強ち間違ってはないね……フゥ、今、ちょっといいかな? というか、何してるの?」
ポチャがふわふわしている魂さんこと、フゥさんに話しかけると、こちらに顔を見せることなく、返事をした。
「ん~? おぉ、その声はポチャか。実は使ってた電卓壊れてな。別になくてもいいんだけど、あった方が便利じゃん?」
電卓って計算に使うあれだよな。どうやって壊すんだ? どこをどう触れば壊れるの。
「やっぱ、無理。俺にはわからん! んで、ポチャ、そのお隣さんは?」
フゥさんは直すことを諦めたのか、そこから顔をあげ、こちらの方を見た。魂のように見えた彼は薄紫色をした風船っぽいポケモンだった。確かにこれは強ち間違ってはいない……のか?
「ぼくの友達でパートナーのピカだよ。ピカ、この人はフワンテのフゥ。銀行を営んでるんだよ。お金を預けたいときはここを使ってね」
風船っぽいポケモンはどうやらフワンテと言うらしい。強風で飛ばされることはないのだろうか。
「ほお~……俺はフゥ。よろしくな、ピカ♪」
「あ、よろしくお願いします。ところで、電卓ってそう簡単に壊れるもんですか?」
「ん? んー……そんなことねぇと思うけど。あ、あれだ。俺、ゴーストタイプだからじゃね?」
ん? あ、ゴースト……幽霊? 確かに幽霊は機械とあまり相性はよくはないけれども。
「いやいや、フゥが不器用なだけだよ。この前も細かい作業投げ出したらしいじゃん」
「にひひ。なんか俺には向かんらしくてな♪」
「自慢出来ることじゃないから」
「…………ちょっと見てみてもいいですか」
「別に構わねぇぞ」
フゥさんに許可をもらい、電卓を見せてもらった。どこにでもありそうな電卓に見える。が、結構バラバラにされていた。これは買った方が早いかもしれない……が、直せないこともないだろう。私はドライバー片手に思いつくままに組み立てていく。
「そいや、ポチャ、パートナー見つかったんだな。というか、お前よくギルド入門出来たよな」
「う…うん……ちょっとした勢いで…」
「………は? 勢いで入門するもんなの? あそこに? それで大丈夫なのか?」
「大丈夫だよ! 多分!」
「多分かよ……頼りねぇな~? お前がちゃーんとピカを引っ張ってやんねぇと駄目だぞ? ピカチュウなんてこの辺じゃ見ないから、この国出身じゃねぇんだろ?」
「え、あ……うん。わかってるよ。フゥの方こそ、いい加減兄妹喧嘩に終止符を打つ気は…」
「ねぇな☆ ぜってー無理。俺、あいつのこと嫌いだし~」
「またそんなこと言って」
「………出来たよ、フゥさん。はい」
ポチャと二人で話しているフゥさんに組み立て終わった電卓を差し出す。会話は聞こえてはいたけれど、割り込む気も起きず、ただ聞いていただけだったが、まあ、いいだろう。
「お……おぉ! ピカ、すっげー! 元通りじゃん。機械に強いの?」
「ほんとだ。ちゃんと使えるよ。……ぼく、ピカがよくわからなくなりそうだよ」
「失礼な。なんか適当にいじったら出来るんだよ。そういう風に出来てるんだよ、この世界は」
「そんなわけないでしょ! あれだね、きっと前から得意だったんだよ」
そうでなくては、元通りに戻せるものか。
「よくわからんが、サンキューな、ピカ♪」
嬉しそうにしているフゥさんを見て、やってよかったと思った。流石に明日明後日で壊れていることはないだろう。……そう思いたい。
「じゃ、次行こっか。フゥ、それ、一週間はもたせてよね?」
一週間しかもたねぇのかよ……流石、ゴーストと言うべき? いやいや、迷惑極まりないぞ。
「が…頑張るわ……んじゃあな、ピカ、ポチャ」
笑顔で見送ってくれるフゥさんに手を振り、先を歩くポチャの後を追った。
「次は道場に行ってみようか。人がいるか怪しいんだけど」
「いないこともあるの?」
「師範がね。………こんにちはー」
銀行から差ほど離れていないところにある建物に入り、挨拶する。しかし、人気はなく、誰かいるようには思えなかった。
「ポチャ、ほんとにいるの?」
「いると思うんだけどな……誰かいませんか?」
呼びかけるものの、誰かが出てくる雰囲気はなく、道場は静まり返っている。本当にここはやっていけているのだろうか。
「あ………もしかして…」
ポチャが何かを思いついたかのように道場の奥に入っていった。そして、ある部屋に繋がるであろう入り口を覗きこんだ。私は訳が分からず、その場で首をかしげる。
「あ、いたいた。ホノオさん、リーグ、ちょっといいかな?」
「なんだよ~……せっかく師匠と特訓してたのに」
「別に急いでないから、いいのいいの。……あらら? そちらのお嬢さんは誰かな?」
「あっと……ピカって言います。ポチャと探検隊を組ませてもらってて…」
「へえ~♪ 俺はホノオ。よろしくね。あんまりここにはいないことが多いけどね」
優しそうな声色で、雰囲気はなんとなくポチャに似ている気がした。ホノオさんの隣に立っているトカゲっぽい人は誰ですか……
「ホノオさんはヒノアラシって種族ね。で、あっちはヒトカゲのリーグ。ホノオさんがいないときは師範代理をしているんだ。ちなみにぼくらと同い年」
ヒトカゲ……? やっぱトカゲ?」
「え? あ、うん。トカゲ」
「そこ、トカゲ連呼するな」
「わかってもらえるんなら、いいじゃん」
「そういう問題か!?」
トカゲ……じゃなくて、リーグがポチャとちょっとした言い合いし始めた。こういうの、喧嘩するほどなんとやら、でいいのだろうか。
「あの、ホノオさん。ここはなにするところなんですか?」
「ん? ここはね、修行するところだよ。俺達が出てきたあそこから、小さいけど、ダンジョンに繋がっててね。あそこから修行することが出来るの」
「へぇ……ホノオさん、たまにしかいないって聞いたんですけど、普段は何を?」
「救助隊してるんだ~♪ 俺はサブリーダーなんだけどね」
救助隊、というのをポチャに聞こうと思ったけれど、リーグと話をしているようなので、ホノオさんに聞くことにした。ホノオさんは嫌な顔をせず、教えてくれた。
「救助隊っていうのは、自然災害とかで困っている人を助ける仕事だよ」
「なんか凄いですね……でも、サブリーダーってことは、リーダーさんがいるのでは?」
「うん、いるよ。でもね~……ふらふらするのが好きな人で、一人で放浪の旅してる。俺、ほったらかしだから、副業としてここ営んでるんだよね。全くあの人は可愛い顔して何考えているのかわかんない」
「? リーダーさん、女の人なんですか?」
「ううん。イーブイの男だよ? でも、イーブイって可愛い系だから」
私はそのイーブイとやらを見たことはないのだが……まあ、いいや。
「まあ、結構適当でだらしない性格してるから、女の子に見られることはないんだけど……毛、ボサボサしてるし。まあ、そんなふらふら適当いい加減男に仕事で呼ばれるから、ここにいないことが多いのさ」
リーダーさん、滅茶苦茶な言われようだな……それでも、ホノオさんは信頼しているのだろう。恐らく、そのリーダーさんも。
「ピカちゃん、もしここ使いたかったら勝手に使っていいからね。ピカちゃんも探検隊としてレベルアップしたいでしょ」
「あ、はい! お言葉に甘えて、仕事がないときにでも……」
「うんうん。どうぞどうぞ♪」
ホノオさん、いい人だ……
さて、私的にはそろそろ違うところに行きたいのだが、リーグとポチャの方が全く終わりそうにない。
なんだ、あの二人は。
「ポチャ~? 別のとこ行こうよ~! 日が暮れちゃうよ」
呼びかけるものの、返事なし。これだから男の子は子どもっぽいんだよ。
「二人って仲がいいんだか悪いんだか分からないねぇ……ピカちゃん、ちょっとお外出てて。俺が連れてくるからさ」
「えっ……でも……」
「いいからいいから♪ 大丈夫だよ、そんな手荒な真似はしない。それに二人とも炎タイプには耐性あるからね~」
ホノオさんが何をしようとしているのか、少し予想したところで、私は黙って道場を出た。
御愁傷様。
ホノオさんに連れられてきた二人はどこかやつれた感じだったが、特に突っ込むことなく、その場を後にした。



~あとがき~
今回は銀行のフゥさんと道場のホノオさんとリーグさんを紹介。道場の方はここでお初ですね。説明は後程!

次回、残りのところを紹介出来ればと思ってます。

フゥさんは機械音痴です。対して、ピカは機械に強いようです。これからちょいちょい壊れたものを直すと言う関係が築かれていきます。

道場の方、漫画の方でのキャラ一応いました。もう忘れられていると思っています(笑)
小説版の方では、一新して新キャラにしてみました。まあ、リーグさんは漫画の方で出てたんだけどさ……名前変えただけ←
知っている人は知っていると思う。うん。
ホノオさんの相方さんであるイーブイ君、出てくるか微妙ですが、出してあげたいと思います。結構な言われようでしたがね。多分、ホノオさんが笑顔で怖いことを呟きながら引っ張っていると思います。

ではでは!