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satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

空と海 第115話

ポケダン 空と海

~前回までのあらすじ~
前回ではやっとメンバー全員揃った! やっとですね。
そして、皆様お待ちかね! ピカとポチャの話だよぉぉ!! もどかしかったですね! やっと解決するかもですよ!!
ピカ「…………」
ポチャ「作者のその紹介の仕方が……」
はい、もうこんな話をしているのもあれなので、始めまーす!
ピカ「急ぎすぎだよね?」
ポチャ「作者自身も早く書きたかったのかもね?」
ピカ「………迷惑だ…」


「話?…………嫌だけど?」
「え、いや、なんで断るの?」
「どうせ説教とか説教とか説教とかだろ!? 嫌に決まってるだろ!」
黙って来てしまったことは自覚しているため、怒られるのではという思いから拒否をする。もしくは仕事の話だろうか。それもごめんである。疲れているんだし、せめて明日……いや、明後日がいい。
「違う違う。そういった話じゃないから」
「とか言って怒るんでしょ。分かってるんだよ。それに、こんなところにイブちゃん達を置いていくわけにも…」
『その心配はないぞ、マスター』
私の中で嫌な声がする。来るな、と命令する前に雷姫は姿を現した。表情が完全に楽しんでいる。最悪だ。やっぱり、言うべきではなかったのか……!
イブちゃん達はというと、急に現れた雷姫に驚いているようだ。当たり前の反応である。
「我が小僧が帰ってくるまでの間、見ておいてやる。パートナー、さっさと我の気が変わる前に連れて行け」
「ら、雷姫………お前ぇ……!」
「ごめんなさい、雷姫さん! ピカ、こっち来て」
「や、やだぁぁ!! お説教もお仕事の話も嫌ぁぁ!!」
これはもう駄目だ。説教とか仕事の話とかそういうことではない。今、ポチャと二人きりは駄目だろう。変に意識……することはないが、そういった流れになってしまったらどう答えるか予想出来ない。
場の流れとポチャの勢いに半分押されるかのように、イブちゃん達と離れた場所に連れていかれた。

二人きりになり、私とポチャは微妙な距離で離れたままだ。ここに来るまでの間、話らしい話をせずにここまで来てしまった。これは怒られる流れだ。
「……ピカ、話ってのは…」
「お説教だろ」
「いや、違うからね?」
「じゃあ、仕事の話」
「だから、違うから。いやまあ、確かに、何も言わず、説明もほぼなしに出ていかれて、怒ってない訳じゃないし、仕事は貯まってるけど」
ポチャのトゲのある指摘が全て私に刺さる。これはまさしく、お説教の流れではないか……! 合ってるじゃないですか、やだ!
「でも、今、ぼくの話したいこととは違うから安心してよ」
いや、今、十分言った。私に刺さったもん。痛かったもん。安心出来ないから。
しかし、説教とか仕事ではないなら何なんだろう。イブちゃん達から離れたということはそれなりの話だろうが、特に思い当たる節はない。………わけではないな。いや、しかし、それはない! ないってことにしておかねば、私の今後に関わる! ここは逃げる一択!
「じゃあ、何? あ、あれか! お見合いの話。縁談でも来た?」
「来ないよ! 大体、あっちにはぼくらは付き合ってるって話で通ってるからね!?」
「結婚前提でお付き合いっていう設定の?」
「そうそう。結婚前提で………って、覚えているなら、お見合いなんて来ないってことくらい理解してるよね? ボケてるの?」
「ツッコミがいればボケたくなること山の如しだよ?」
風林火山みたいに言わないで!? そんなお笑い的なこと言ってないから!」
ポチャのツッコミはやっぱりいいな。キレがある。ボケてツッコミが来ることがこんなにもいいものだとは……そういえば最近、真面目な場面が多すぎてボケツッコミなんてなかった。そもそも、私がツッコミ役に回ることが多かったような気もする。理不尽だ。
「それじゃあ何? なんかやらかしたの?」
「ぼくがそんなことするわけがないよ」
それはそうだな。
「んーじゃあ、一周回って説教……?」
「ピカの頭は怒られることしかないの!? そんなに思い当たる節でも?」
「ないけど、ポチャの真面目な話ってそんくらいだよね」
「ぼくをなんだと思っているの、ピカ」
「ん? 真面目で怒ると怖いパートナー?」
「なんか複雑……」
しかし、ここまで来ると段々選択肢も減ってくる。可能性にも入れたくない話が頭を過る。普段なら軽く交わしてみせよう。しかし、今の私ではそんなことも出来る自信がない。そもそもの話、真剣な顔をして言われたら、かわすなんてことも出来ない空気になるだろう。
まあしかし、仮にもあのポチャだ。その可能性は大いに低い。低くなくては駄目だ。マジで。
「あのさ、真面目に聞いてくれない……?」
叱るでもない、仕事でもない。かといって、ポチャの将来に関わりそうな話でも……あ。
「……や、まさか……チーム脱退とかやめてよ!? そんなことしたら、私、ニート生活まっしぐらよ!? 駄目になるよ! あ、いや、それもいいかもしれない。今までの貯金考えて使えば……いける!」
ぶっちゃけ、もう仕事しなくても暮らしていけるはず。食料だって、今までの貯蓄があるし、なくなれば取りに行けばいい。なんというナイスアイディア! 駄目人間ならぬ、駄目ポケモンに成り下がるけど、まあ、めんどくさいことしなくてすむならそのレッテルも快く受け取ろうか。
しかし、真面目なポチャにそんなこと許されるはずもなく……
「いけないから!! そんなことぼくが許さないから!! チーム抜けないし!」
「なんだ……そうなのか」
「ちょっと残念そうにしないでくれない!?」
「もう面倒なお仕事から逃げられると思ったのに……無念だ…」
これはヤバい。そろそろ逃げられなくなって来たのでは? いやでも、考えろ、私。ポチャが私に告白なんてあり得るか? あり得ませんよね。なぜなら、あっちは家を出ているとはいえ、王子様。国は違うけど、プリンスだ。対する私は元人間ということを除けば、一般人。どう考えれば一緒になる構図が出来上がるのだ。身の程を知れというものだ。
「ピカ?」
「二週回ってやっぱ説教? いやいや、流石にもうあり得ないよね。ここまで焦らして説教ってのも怖すぎでしょ……」
「おーい……?」
「じゃあなんだ? 仕事でもないし、怒りもしないし、脱退の話でもないし。お見合いでもない。……でも真面目な話か……うーん…?」
「………ピカ」
いかん。流石にふざけすぎたか。
「何でしょうか。お説教はごめんですよ」
「だから違うってば! もう、ぼくが真面目に話そうとしてるのに、全然聞いてくれないんだもん」
「ご、ごめん。ボケるの楽しくて……真面目に聞くよ。もうお説教でもなんでもこいや」
恋愛的な方面でなければ、の話だが。
すぐに話すのかと思ったが、そんなことはなく、少しの間、私達の間に沈黙が流れる。
………これは本格的に…濃厚になってきたのでは、と考えてしまうが、今の今まで何もなかったのに、今更だろう。仮にあったとしても、それは何かの間違いでそれは夢なのだ。恐らく。
って、どんだけ逃げたいんだ。私。
「ラル」
「はっ…はい……?」
急に名前で呼ばれたからか、ぴくんと体が反応してしまった。フォース君には散々呼ばれたため、何とも思わないのだが、ポチャから呼ばれるとドキッとする。
「…………ぼくは君のことが好きです。……ぼくと、付き合って………ください…」



~あとがき~
今回で終わると思いました? 残念! 私、意地悪なので、簡単には解決させませんよ……?(。-∀-)
ってか、展開の持っていき方雑過ぎか。ごめんなさいね、ごちゃごちゃしてて。

次回、ポチャの思いとピカの答えです!

久しぶりのピカ&ポチャコンビなので、楽しくなってボケ大会になりましたね。私がやりたかっただけです。
にしても、ポチャ君が一世一代の大決心をしてピカに告白しようって時にピカは何とかして告白ではない確信を得ようとしてました。それが自分の首絞めてるんですけど(笑)
対するポチャは頼りなく告白してますが、大丈夫何でしょうか。普段のピカなら「うん。無理☆」って返されかねないですね。まあ、それがポチャ君なんでしょうけど……

何気に雷姫とイブちゃん達がちゃんと対面するのはあそこが初ですね。特に会話を入れなかったんですけど、それはこれが終わってから視点移してやりましょうかねー?

次回もピカ視点でお送りいたします(・ω・´)キリッ
慌てまくる&純粋なピカちゃんをお楽しみくださいませ←

ではでは!