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satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

はじまりのソラ 5ー2

~attention~
この物語は時、闇、空をモチーフにした物語です。イメージが崩れるのが嫌な方はリターンをお勧めするよ!
ピカ「これさあ、ゲームシナリオだといくつあるんだっけー?」
ポチャ「確かエンディング前はchapter20まであるけど」
ピカ「マジかよ。まだまだじゃん」
あー早く兄貴書きてぇなー
ピカ、ポチャ
「兄貴って誰……?」
何でもないでーす。始めます!


~5‐2 初めての謎解き~


完全に行き詰まった私達はとりあえず、滝の前で作戦会議をすることにした。
「気になることはやはり、あの滝ですよね」
「そうなんだよね。でも、近付こうにもぼくで飛ばされるからピカも飛ばされるよね……」
確かにそうだ。
更にポチャとソルの話は続く。
「よくある話だと滝の裏に秘密の洞窟が! って展開だけど……」
「ありますね。滝の裏に入れる道なんかあるんですよね、そういうの」
「そうそう。でもここには道はなさそうだから、きっと違うんだろうな……」
「他の道はどうでしょう? 他の入り口がある、というのは」
「そんなのあったら探検に来ないと思うな。ペラップは滝の秘密を調べろって」
「そうですか。では、ここに何らかの仕掛けがあるのでは? その仕掛けを解くと入口がある、みたいな」
「わあぁ! あるある! 探検っぽいよ!」
駄目だ。いい案が話に出てこない。
私は二人からそっと離れ、滝の方に歩いていく。近付くにつれ、水の流れの激しさが増し、改めて大きな滝だなと呑気に考えてしまう。
やはり、何かあるならこの滝だ。ソルの言った通り、何か仕掛けがあるのだろうか。しかし、そのような仕掛けを動かすような物は見当たらない。そもそも、こんな外に仕掛けなどあるのだろうか。私にはそんな風には見えないし、考えられない。
「単なる噂に過ぎなかった、ということもあり得るかもな。何かあるって確証もないし……」
ペラップも噂があるとしか言っていなかった。何かあると証拠を見せたわけでも、必ずあると断言したわけではない。これは……残念な方向も視野にいれた方が……
「………いや、ないと思って探すのは駄目だ。何かあるって思わないと…」
ルリリを助けたときのように夢を見られれば何か……って都合が良すぎるか。
そういえば、あのときはルリリに触れたときとへんた…いえ、スリープに触れたときだったな。どちらも人に触れたときに起きている。人にのみ通用するなら、今回は当てにならないのかもしれない。そもそもあれはただの夢だったかもしれないのだ。そんなものに頼るのもどうかしている。
……あぁ、私も冷静にならねば。考えろ。
「………ピカ! 危ないよっ!」
「…………ん? ってうわあぁ!?」
考え事をしていたせいか、無意識に滝の近くまで歩いてしまっていたようだ。その場に踏ん張ることも出来るはずもなく、私は後方へ飛ばされた。
「いった………くない?」
吹き飛ばされて地面に倒れる……と思ったのだが。
しかし、こうも流れる滝の前に立つだけで飛ばされていては、調査のしようがないではないか。どうしろというのだ。
「………ピカ。考え事はいいんだけど、これは仕返しか何か?」
「え? あっ……ごめん」
痛くなかったのはポチャを下敷きにしてしまったせいだったらしい。隣ではソルが苦笑を浮かべながらこちらを見ていた。
「もう! ぼくのときはあんなに怒ったのに…」
「ごめんて。気がつかなかったのよ」
と、弁解してみるが、説得力ない。
むくれているポチャに謝りながら、私はこれからどうしようか頭を働かせる。と、そのとき。
「…………っ」
ぐらりと視界が歪む。ルリリのときと同じあの目眩だ。どうやら、人にもそれ以外にも適応されるらしい。そんなことを片隅で考えていると、頭の中に映像が流れ込んできた。
あるポケモンらしき人物が滝の前に立っている。
その人は流れの激しい滝を物ともせず、滝に突っ込んだ。そしてその先には……洞窟の入口が…
「………ピカ? どうしたの? 急に黙って…」
「どこか痛むんですか? ポチャさんのこと下敷きにしてましたけど……」
「えっ! 怪我しちゃった!? 大丈夫?」
「あっ……いや。怪我はしてないし、どこも痛くないよ。心配かけてごめんね?」
半分飛んでいた意識を戻したのはポチャの声だった。先程までむくれていたはずのに、今は心配そうに私を見つめていた。忙がしいやつだ。
「大丈夫ならいいんだよ。……ねえ、これからどうする? 周りに聞き込みでもしてみる?」
「えっと……」
どうする? 今見たことを話すか? 今回は夢でした、ですまされないぞ? どうする。
「うん? 何か思いついたの?」
「あ、うーん……思いついたというか見たというか…」
このままではらちが明かない。言って駄目元だ。
私はポチャとソルに今見たことをそのまま伝えた。二人とも真面目に聞いてくれ、話終わった後、揃って滝を見つめた。
「知らないポケモンがこの先に……か。ピカの見たことを信じるならこの先に洞窟の入口が……?」
「あの、素朴な疑問なんですけど、ピカさん、その夢って信用しても大丈夫ですか?」
「前にも同じことがあったから、多分、それと同じだと……思いますです…」
そう言われてしまうと自信がなくなる。そういえば、ソルは知らなかったんだった。
いよいよ何もすることがなくなってきたな、と考えていると、腕組みをしていたポチャが首をかしげた。
「んー……でも、普通にしてても飛ばされるような滝、どうやって突っ込むの?」
「え………信じてくれるの?」
確信のない私の夢を疑うことなく実行しようとしているポチャに驚きを隠せなかった。一度似たようなことがあるとはいえ、こんな確証のないことを実行しようとするとは思わなかったのだ。
「そりゃ、ぼくのパートナーの言ったことだからね。それに行き詰まってたんだ。これはやるしかないよ!………怖いけどね」
えへへ、と照れくさそうに笑う。そんなポチャを見て、私もどこか安心してしまった。
探検隊、ポチャとなってよかったかもしれない。
会って間もない私のことをここまで信じてくれるのだ。もちろん、私もポチャのことを信じている。だから、こんなに安心するんだ。
「………僕がピカさん達を乗せて突っ込みます。それならまだ可能性、ありますよね?」
「ソルが? でもいいの? 信じられなさそうだったのに」
「お二人が行くなら僕も行きますよ。僕もピカさんの言うこと、信じます」
ソルはそう言うとにこり、と優しく笑ってくれた。
……私はいい仲間をもったよ。ポケモンも悪くないね。
「よっしゃ! それじゃあ、なるべく安全に滝に突っ込む方法を考えようか!」



~あとがき~
謎は解けたー!
と、思います。はい。

次回、滝に突っ込むでー!

まさか時空の叫びを発動するだけでここまでかかるなんて思いもしませんでした(^-^;
もう嫌になるわ!

ピカとポチャの間には早くも深い信頼関係があるようですね。流石です。
ソルも二人のことは信用しているので、二人がやるって言ったことは実行するようです。従順だわ……
あ、色々ゲームシナリオ通りになっていない部分はありますが、大体の展開は同じですよ!

多分、もうすぐ終わるっしょ。分からないけどさ。
関係ないけど、ピカって滅茶苦茶書きやすいです。本編そっちのけにしたいくらいです。いろんなとこで言ってる気がしますが。
やっぱ、動かしやすい人が語り手になった方がいいのかなぁ?

ではでは! 次回もお楽しみに!