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satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

空と海 第134話

ポケダン 空と海

~前回までのあらすじ~
お祭り一日目終了しました!!
今回から二日目ですよ!! 久しぶりにイブ視点。いや、話数的にはそんなことないかもだけど、書く私としては久しぶりなのです……はい。
ピカ「作者の心情はどうでもいいとして。……今回、私の出番はないね!」
ポチャ「イブとフォースが主になるのかな?」
フォース「またかよ……」
チコ「ごたごたが出てこないであろう二日目なので、ゆったりと見れるね~」
ピカ「ま、一人はゆったりと出来ないみたいだけど? ねぇ、イブちゃん。デート、楽しんできてね?」
イブ「あ、あぁ……デート!?」
フォース「は? デートなの? これ」
ってことで始めまーす!


ふ、二日目! お祭り二日目!
昨日、すーくんはかなり遅く帰ってきて、理由聞いても教えてくれなかった。ただうわ言のようにラルのやつ覚えとけ、とずっと言っていたところを見ると、何かされたんだろうか。というか、何かあったのかな。こんなことをピカさんに聞いても特にないよ、なんて笑顔で返されるのがオチだから聞かないけれど。
「チコちゃん、準備出来た?」
「うんっ! バッチリ! 行こっか、イブ。……で、フォースは?」
「んー……まだ起きてこない。いいよ、無視して行こっ!」
私の中で寝ているすーくんを無視して、ピカさんの基地へと足を運んだ。もう日は登って随分経つけれど、基地の周りはなぜかしーんと静まり返っていた。
「? ピカさん達、いないのかな?」
「それだと置いていかれたってことになるけど?」
「……確かに! え、ピカさん!? いないんですか?」
少し早足で基地の入口を潜るとベッドの上にちょこんと座り、なにやら紙とにらめっこをしているようだ。その場にポチャさんはおらず、ついでに他のスカイメンバーさん達もいない。ピカさん一人だけだ。
「お、いらっしゃーい。今日はゆっくりだったね」
「お祭りだから夕方辺りでも大丈夫なのかと思ってて……他の皆さんは?」
そう言いながら中に入り、ピカさんの近くに座る。チコちゃんも黙って私の後ろについてきた。
「警備の仕事あるから、その説明聞きに行ったよ」
そういえば、スカイの人達は警備の仕事があったんだっけ? でも、それならどうしてピカさんはここにいるんだろう?
「毎年同じ説明しかされないからサボった。早くから行くの面倒なんだもん。どうせ大したこと起きないんだしさ」
そんなこと、言っちゃっていいのかな……?
探検隊のリーダーとして言ってもいいのか分からないようなことを言っているけれど、ピカさんだし、まあ、うん、許されるんだろう。ポチャさんが聞きに行っているなら情報が伝わらないこともないのだろう。
「それに、私は私で仕事しなきゃだしね。皆のシフト決めてた」
あ、紙とにらめっこしていたのはそういうことか。意味もなくサボりなんてしていなかった、ということかな。
「だからさ、起きてきてほしいんだけどな。フォース君?」
ピカさんに呼びかけられたすーくんだったけれど、まだ寝ているらしく、応答はない。もしかしたら、わざと無視しているかもしれないけど。
「起きてこないんなら、フォース君のシフト、フルに入れてもいいんだよ?」
「起きてます起きてます! 反応遅れただけだろ!!」
ピカさんの脅しに素早く反応して、すーくんが出てきた。これは最初、無視してたな。
あー……すーくんがいいように使われている。別にいいけど、なんか笑えてくるな。
「基本的に私とポチャが本部にいるからどこにいてくれてもいいんだけど、祭り始まってから二時間くらい出てくれる? そっからは自由でいいから、イブちゃんとデートしてこい」
「へーい……」
ひらひらっと虫でも払うかのように軽く言い放つ。すーくんもいつも通り返答するように軽く受け流していた。そして私はそんな簡単に受け流せるほど大人ではなかったようで……
「デッ……デートって!! ピカさん、別に私そんなつもり…」
「えぇ? おっかしいなぁ……ねえ、フォース君。イブちゃんのこと、好きだよね?」
「あ? 好きか嫌いで言えば好きだけど」
うわあぁぁぁ!!!
「それならデートじゃない? 男女でお祭り回るんだよ? そんなの他に何て言えばいいの?」
「そっ……そんなこと言うなら、昨日のすーくんとピカさんのはなんだったんですか? あれもデート!?」
「あれ? あれは遊びに行った。だって互いに好きでもない相手と行ってるし、社交辞令?」
「そーだな。別にお前のこと好きじゃねぇしな」
「私もフォース君は好きじゃないぞ☆」
「はいはい。知ってますよーだ」
……あれ? もしかして、思っていたよりピカさんとすーくんって仲よくない?
「ってことだから、いってらっしゃい♪」
ピカさんがにこっと爽やかな笑顔で言ってきた。チコちゃんも特に言うことがないのかうんうんとうなずいている。すーくんにいたっては自分のことなのに話さえ聞いていない。
デートは語弊だってなんで言わないの!?
ま、まあ、嬉しいけど!? 嬉しいけど!!

変なテンションのまま、祭り会場まで来てしまいました。実はあのあと、ピカさんがポチャさんと合流することはなく、基地でだらだら過ごしていた。そしてポチャさんからの催促の連絡があってようやくここに来た。ポチャさんの連絡がなれけば行く気なかったんだろう。多分。
そんなピカさんはポチャさんに睨まれつつも、涼しい顔で辺りを見回していた。気楽なものである。
「ピカ、シフト組んだら来るって言ってたよね?」
「えー? そんなこと言ったっけ?」
「言ったよ! 今日はぼくとピカが動かないからって来る気なかったでしょ!?」
わーバレてる~……
「チッ……あのまま連絡なんて寄越さなければ、シフト表をフォース君に持たせてサボろうかと思っていたのに」
さらりと巻き込まれ事故だよ。すーくん、サボりのためにパシりになるとこだったみたいです。まあ、本人はそんな気はないだろうけど。
「はあ……ま、シフトは真面目に組んであるからいいんだけど。なんでこういう仕事はして、現場には来ないかなぁ……?」
「そこまで行くのが面倒だからだよ」
「バッジ! バッジ使えば一発で来れるから!!」
ぶーぶー文句を言うピカさんをポチャさんは首根っこ捕まえてぐいぐい引っ張っていった。私達三人は互いに顔を見合わせると、二人のあとについていった。
ポチャさんのあとについていくと、ちょっとしたテントみたいなのが張ってあって、ここが本部なんだとすぐに分かった。ついでにピカさんとポチャさんを除いたスカイメンバーがその場に来ていた。
これ、絶対にピカさん待ちだ……
「ごめんね、皆。ピカの仕事したくない病が発病してた。……これ、ピカが組んだシフトだから、これに従って動いて。基本的にここにぼくらがいるから何かあったら連絡して」
「はーい。あたし、いついつー?」
「ボクはー? ボクはー!?」
「コンもフィフィも落ち着いてよ……急いで見ても何も変わらないからさ」
なんだろう。ポチャさんがリーダーしてる……!?
「たまにありますよね。立場逆転、みたいな」
「そうですねぇ~♪ リーダーとしてしっかりしなきゃって思う人が多いのに、ピカさんってば気楽にやってますもの。きっとポチャさんのおかげですね」
これが日常と言わんばかりに、ソルさんとチルさんがのんびりとポチャさん達のことを眺めながら話していた。この二人に流れる空気もなんだか独特だな。
……そういえば、チコちゃんとすーくんは?
はっとなって辺りを見回せば、いつの間にかテントの中に移動していて、そこにはポチャさんの拘束から抜け出したらしいピカさんも一緒になってなにやらごそごそと準備していた。ピカさんの場合、ここに来てやっとやる気でも出したのかもしれないけれど、二人は何してるんだろう?
「チコちゃん、何しているの?」
「ん? 特にこれといったことはしてないよ。そろそろ仕事するってピカさんが言うから、その手伝いかな?」
「おれは最初に仕事入れられたから、黙ってピカについてきただけ」
あーそういえばそうか。
「だから終わるまで待っとけ。終わったらその辺ふらふらすればいいんだろ?」
「うっ…うん……!」
特に行きたいとこなんて決めてないけれど、すーくんと回れるならもう、どこでもいいか。このときばかりは、早く時間が過ぎればいいのにって思っちゃうなんて、わがままだなぁ……なんてね。



~あとがき~
展開を急ぎすぎている気がする。反省。

次回、イブとフォースのデート!
……あれ? これ、この前も言ってない?
うん! きっと気のせいかな!!!

ピカさんの仕事したくないという怠けグセが出てきました……って思ったけど、出したことあったっけ? 言ってなかったら怖いんでここで言っときます。ピカは仕事が嫌いだよ!!
スイッチが入ればバリバリの仕事出来る女に変身するんですけどね。そこまでが長いし、波があるのです。面倒なやつなんです。
そんなピカを引っ張るのはポチャ。だから、たまにピカがリーダーじゃなくて、本当はポチャだろう!? みたいな場面はありますよ。今回みたいなのね。世間的にはポチャがリーダーだって思う人も少なからずいるようです。が、リーダーはピカです。ポチャもそれは譲らないです。

ではでは!