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satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

空と海 第138話

~前回のあらすじ~
ゲストキャラのアラシ君が出てきましたね。あとは名前だけだけど、ツバサちゃんも。
出てきたのはアラシ君だけなんで、とりあえずアラシ君、よろしくお願いします~
アラシ「お、おう……?」
フォース「出てきて早々、彼女とはぐれるようなやつだからなぁ……?」
アラシ「彼女じゃねぇっての!!」
普段はこんな無責任な彼氏君じゃないんですけどね。まあ、作者権限ってやつだよね!!
アラシ「彼氏じゃないってば!! つーか、どんな理由でツバサ迷子にさせてんだ!?」
面白そうだから……?
アラシ「焼き払うぞ」
フォース「おう。やれやれ。次はいい子ちゃんになって帰ってこいよ~?」
えっ……!?
は、始めます!!


ポチャさんのいる本部へと戻ってきた。戻ってきたのはいいけれど、まだピカさんは戻ってきていないようで、ツバサちゃんの姿もない。
「おかえり、二人とも」
「戻ってくることになるとは思わなかったよ」
「ぼくもこんなことになるとは思ってないよ。……やあ、アラシ。災難だね?」
「おう、まあな。……んで、ピカ達は?」
「もうこっち帰ってくるって連絡がさっき……と、きたきた」
ポチャさんの言葉で自然とお祭りの屋台の並ぶ方へと目を向ける。たくさんの人混みの中から、ピカさんらしき人物がこちらに向かってきているのが見えた。その隣には白いもふもふしたイーブイ……ツバサちゃんの姿もある。
「たっだいまぁ~」
「ただいまですっ! って、あ! アラシ!」
やる気のないピカさんのあとに元気よくツバサちゃんが挨拶をした。ピカさんのチームに加入したのような振る舞いだけれど、一体どういうことなんだろう?
ツバサちゃんをやっと見つけたアラシさんはそちらにづかづか歩み寄り、ぺしっとツバサちゃんの頭を叩いた。当然と言えば当然の反応だ。
「アラシ!……じゃねぇ!! こっちは心配してたんだぞ? どこいたんだ!?」
「ごめん。気づいたらはぐれてた……」
「ったく……危機感ってやつを持て! 危機感を!」
「うー……ごめんなさい」
そこまで危険のないところだと分かっていたこともあってか、そこまで怒っていないのだろうか。少し怒鳴っただけで、無事ならいいけど、と呟いた。が、これはツバサちゃんの耳には入っていないようで、にこっといつもの笑顔を見せた。
「イブちゃん、フォースさん、こんばんは!」
そりゃ、私達の方に挨拶しに来てたらアラシさんの呟きも聞こえないよ……
アラシさんは何か言いたげだったが、言っても無駄だと思ったのか口を挟むことはなかった。そんな様子を近くで見ていたポチャさんが苦笑を浮かべている。ピカさんはいつの間にか最初に座っていた定位置に戻って突っ伏していた。
はやっ!? そこまでして休みたいんですか!?
「おう。ツバサも来てたんだな?」
「はいっ! 夏といえばお祭りなので!」
「そ、そうか……?」
と言いながら、すーくんは私に意見を求めるようにちらりと見てきた。が、私はその答えは知らない。そんなの人それぞれだろうし。
「本当は皆で来たかったんですけど、忙しいみたいなので、アラシと来ました♪」
これはアラシさんから聞いていたものと同じだ。
「んで? ツバサはピカとどこ行ってたんだよ」
「んと、悪い人を退治しに行ってたの」
アラシさんの何気ない質問でこの場の空気が凍りつく。ツバサちゃんの様子から大したことないやつなんだろうけれど、私はてっきり気分転換にお祭り回ってくる、とか、アラシさん探しでもみたいなものだと思っていたのに。
「……ピカぁぁ!? 説明しろ!」
アラシさんも私と似たようなことを考えていたようで、説明を求めるためにぐるっと勢いよくピカさんの方を見た。しかし、そんなアラシさんの反応に興味がないのか、ピカさんは無反応である。代わりに答えたのはポチャさんだ。
「アラシ? そこら辺にいるお尋ね者と似たようなものだから、危険はないよ。凶悪な悪人ではないんだから」
「? どういうことだよ?」
「退治というか、指導とか取り締まりみたいなものだよ。よくあるでしょ? 酔っ払いの悪絡み。それだから」
「う、うーん……けどなぁ……?」
「アラシ! ピカさんね、すっごくかっこよかったんだよ? あっという間に場を収めちゃったの」
「ツバサは何もしてないのか?」
「してないよ? ピカさんが何もしなくていいって言ったから。それに私が一緒に行きたいって言ったし」
どうやら、ピカさんが連れ回したわけでも、誘ったわけでもないようだ。まあ、そんなことをするような人ではないか。
「ま、それならいいんだけど……」
「いいじゃん。無事ツバサと合流出来て、めでたしめでたし、だろ?」
「……そうだな。何もなかったし」
終わりよければ全てよし、だね!
「じゃあ、すーくん、行くよっ!」
「は? え、まだ行くの!? 帰ろうよ~」
心底嫌そうな顔で言う。もう帰る気でいたようだが、そんなのは私が許さない。
私の言葉にツバサちゃんもパッと顔を輝かせ、アラシさんの方を見た。アラシさんは察しがついたようですーくんと同じような表情を浮かべる。
「アラシ~?」
「すーくん!」
「…………分かったよ、行けばいいんだろ?」
「めんどくせぇ……いい加減帰りたいっての。帰るムードだったじゃーん……」
素直に了解したアラシさんとは違い、文句しか言ってこないすーくん。まあ、私が帰らなきゃ、ついてくるだろうけどね!
「じゃ、またまたいってきまーす♪」
「ポチャさん、ピカさん、ありがとうございました!」
「え、あ、うん。いってらっしゃい。気を付けてね……って、大丈夫か」
最初に見送ってくれたときのように笑顔を見せてくれた。ツバサちゃんの声が聞こえたらしいピカさんも突っ伏したまま、ひらひらと手を振っている。
このあと、ツバサちゃん達と遊び尽くしたのは言うまでもないだろう。
え、すーくん? もちろん、私の後ろについてきてたよ。約束はちゃーんと守ってくれるからね♪



~あとがき~
え、強引? 知ってる。
ってことで、二日目も終わります!

次回、三日目! スタート!
三日目で何かが起こる!

ツバサちゃん、アラシ君を貸してくれた友人に感謝です! なんか適当に動かしている感じがするけれど、気のせいだよ!!
あーでも、ツバサちゃんをもっと書きたかったですね。ピカ大好きっ子ツバサちゃんを書きたかった。二日目は総じてピカはだらっだらしてましたもん。ツバサちゃんといたときは普通にしてたと思いますが、アラシ君が来るやいなや、だらだらモードでしたからね。仕事せいや。

ではでは!