satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

☆第16回 ゆるゆるトーク☆

~前回までのあらすじ~
どうすれば元の世界に戻れるのかは分かったらしいけれど、これからどーするんですかねぇ……?
ポチャ「ゆるトークのコンセプトをぼくは知りたい。こんなんだっけ?」
ピカ「あっはは~♪ 絶対違うね!」
うーん。ネタの吐き所かなぁ~?
ポチャ「うわぁ」
ピカ「本編に組み込むことはしないけど、やりたいネタをぶっこんでいくって感じ?」
そう! そういうことだよ!!!
ポチャ「それに巻き込まれてるのか」
ピカ「そういうことだね」


ピカ「おはよ、ポチャ~(*≧ω≦)」パッ
ポチャ「……あ、お、おはよ……(=_=)」ネムネム
(いい笑顔してるなぁ~……
朝はやっぱ、起きれない……こっちのポチャは起きれてたみたいだけど……ぼくは無理……)
ピカ「昨日、変な時間に二度寝しちゃったから、また僕の方が早かったね♪」
ポチャ「うん……そうだね……」
ピカ「今日はどこに行こっか? 場所を任されたのに、こんなこと言っちゃって頼りないけど」
ポチャ「あー……ピカの行きたいところでいい」
ピカ「うーん……そう言われると、たくさんあると言えばあるんだよな。……うぅーん」
ポチャ(ピカが悩んでいる間にしっかり目を覚まさないと……いや、でも、めっちゃ眠い……)
ピカ「じゃあ、あそこにしよ! リュケイオン!」
ポチャ(……リュケイオン? ぼくの世界にもあった気がするけど、名前しか知らないな。どこだ、それ)
ピカ「行ってみたかったところなんだ。君と」
ポチャ「へぇ……ぼ……んんっ。私は名前くらいしか聞いたことないな」
ピカ「あれ、僕、話したことなかったっけ? じゃ、楽しみにしててよ」
ポチャ「自信満々だねぇ」
ピカ「へへっ♪ まあね!
じゃ、そろそろ行こう? 善は急げってね」
ポチャ「あぁ、うん。……いいよ」
(朝から明るいなぁ……ぼくもテンション上げてかないと)

~リュケイオン~

ポチャ「うっわぁ……」
ピカ「その感想はどういう感情なのかな? 引いてるの? 感動してる?」
ポチャ「どっちかって言うと、感動。……えーっと? 『花と水の都リュケイオン』……だって。だから、こんなに自然ばっかりなんだ」
ピカ「綺麗でしょ? こういうの、好きかなーって思ってさ」
ポチャ「うん。結構、好きだよ♪」
(うちのピカは好きだろうな。ぼくは……なんて、言っちゃ駄目だな。うん)
ピカ「この辺、歩いてみよう!」
ポチャ「あ、うん」
(このピカからすれば、デートみたいな感じなのな。でも、ごめん。ぼくは男なんです。いや、もうなんの拷問だよ……!?)
ピカ「あっち、何かのお祭りやってるのかな。それか催し物かな? 見てみよっか」
ポチャ「いいね。面白そうっ」
(さて、どうしよう。このままじゃいけないし、どこかで打ち明ける必要があるんだけれど。……それは今じゃない、よな。少なくとも今日一日は付き合って……いいよね? ピカ、ぼくがいなくても仕事してるかなぁ……いないことをいいことにサボって仕事溜めたり、だらだら堕落生活送ったりしてないかなぁ……)
ピカ「ポチャ? 何か考え事? 君ってばいっつも難しいことばっかり考えるから、ぜーんぜん考えてること分かんないんだぞ?(´・ω・`; )」
ポチャ「ごめんごめん。今日は難しいこと考えないから。……というか、忘れさせるくらい楽しませてくれるんでしょ? ピカ」
ピカ「! もっちろん!」
ポチャ(あー……罪悪感)
ピカ「あ、見て見て! 出店みたいなのがたくさんある。あれだな。フリーマーケット!」
ポチャ「有志団体による催し物って感じだね。色々あるなぁ……生活雑貨から本……アクセサリーまで。何でもどーぞって雰囲気」
ピカ「見るだけでも楽しくなってくるなっ♪ 何か欲しいものあれば買っていこうね」
ポチャ「そうだね~……っと」
(物から見るに、文化的変化は大してなさそうだ。ぼくの世界と変わらない。そもそも、町の名前も変化ないし、小さいことは変わっていても、大きな物に変化はない。となると、歴史の変換みたいなそういう、大それたこともないって考えでよさそうだ)
ピカ「あっ! これ、可愛いよ? 君に似合いそう! 花のコサージュって言うのかな? ほらっ」
ポチャ「えっ…Σ( ̄▽ ̄;)」
(あぁぁぁっ!? そうか!? そういう展開もあるのか! 頭から抜けてた!!)
ピカ「着けてあげるっ」
ポチャ「まっ……ピカ、まだ商品だし、そういうのは駄目なんじゃ……」
店員「いえいえ! 大丈夫ですよ!」
ポチャ「……ソーデスカ」
ピカ「……よしっ! どうっ? スカーフに着けてみたけど」
ポチャ「ど、どうって……よく、分かんない」
店員「お似合いですよー!」
ピカ「ポチャはこういうの、好きじゃないか? 似合ってるんだけどな~」
ポチャ「そ、う……かなぁ?」
店員「モチーフのお花は紫苑です♪ たくさん咲いているときれいなんですよ~」
ポチャ(紫苑……)
ピカ「店員さん、これ、ください!」
店員「は~い♪」
ポチャ「えっ、ピカ!?」
ピカ「君、似合ってるし、プレゼント!」
ポチャ(そこじゃない! 恥ずかしいんだけど! って、あー!!?? 会計してるー! いや、もう、いらないなんて言えないし……仕方ない)
ピカ「よーし! 次行こう!」
ポチャ「あ、うん……」
(すっごい強引……)
ピカ「ポチャは気になるものないのかい?」
ポチャ「うん? そうだね……ん? これ」
ピカ「? 本? というかすっごく古いね」
ポチャ(……家で見たことあるやつか。あれ。地図が付属してある?)
「……えっと、これは」パラパラ
ピカ「色々書いてあるけど、僕は読めないな」
ポチャ(家で読んだものと若干、内容が違う……? そりゃ、世界が違うから些細なことだろうけど。……地図。この地図は見たことがない)
「別のところに保管してあるのか……家の保管庫か? いや、見たことないな。なら、紛失……あ、ん? ちょっと待って?」
店員「熱心に見てるねぇ」
ピカ「あ、ごめんなさい! 立ち読みしちゃって」
店員「いいよいいよ。こんな本ばかりのところ、人なんて来ないから。じっくり見てって」
ピカ「ありがとうございますっ!」
ポチャ(……どっかで、見たぞ? この構図と印の位置……でも、どこで)
ピカ「あ、これ、面白そう」
店員「それはね、ある国の少年少女の物語で…」
ポチャ「……あ、あぁぁぁっ!?」
ピカ「わあぁぁっ!? な、何!? どうしたのさ!」
ポチャ「あ、ごめん。自分の世界に入ってた。……これ、いくらですか?」
店員「うん? ここら辺全部、五百だから五百ポケかな」
ポチャ(やっす。損してるな、それ)
「じゃ、これでお願いします」
店員「……はい。確かに!」
ポチャ「ありがと!」タタッ
ピカ「ポチャ、待ってよ! 店員さん、ありがとうございました! それじゃあ!」

ポチャ「……マジかあぁ!」
ピカ「もー……急に走り出すからビックリしたよ」
ポチャ「とにかく、逃げ出したいというか、叫びたい衝動に駆られて」
ピカ「だから、逃げたの? こんな人気のないところまで?? まあ、いいや。それで?」
ポチャ「これ、なんだろうなって見ていて、思い出した。これ、昔の地形で分かりにくいけれど、七つの秘宝がある場所だ。でも、この本とは全くの無関係」
ピカ「それは何の本なの?」
ポチャ「え? えーっと、ざっくり言えば、ある文明に関する書物、かな? もちろん、歴史的に価値あるものだと思うし、こんなところで売られるのもどうかと思うレベルの。というか、これがなんでこんなところにあるんだ。ちゃんと保管しろ、王様め!」
ピカ「でも、現代語じゃないんだよね? ポチャ、読めるの?」
ポチャ「そりゃあ……何度も読んだし、自分の国の歴史だからなぁ。ってそんなのはいいんだよ。問題はこっち!」
ピカ「……地図?」
ポチャ「さっきも言ったけど、これは七つの秘宝の在りかを示す地図! ぼくらが探したときは謎の小瓶から芋づる式に探しまくったのに! 結構な時間をかけたよ!? あの苦労が水の泡だよ~……ショック……いや、楽しかったけど。あれはあれで! 楽しかったけどもだ! 一年前の話を持ち出すのも変だから! いや、でもさぁ……この安易な宝の地図とか見たくなかった。もっと隠そうよ。そっちの方がロマン感じるじゃん?……ってか、そもそも、本のジャンル違うってところから前の所有者が雑すぎるんだけどな………………あっ」
(完全、素で喋ってたぁぁぁっ!! というか、八つ当たりしてた!? ごめんなさい!)
ピカ「……」
ポチャ「えーっと……」
(これは、忘れてたぼくが悪い……ピカじゃないから、適当な言い訳も浮かばないですね……)
ピカ「こっち」
ポチャ「……はい」
ピカ「……」
ポチャ「……」
(無言。こっちから話しかけるか……?)
ピカ「……」
ポチャ「……」
(いやいや、こっち見てくれない! というか、どんどん町から離れて……)
ピカ「ごめんなさい。あんまり人には聞かれない方がいいと思って、離れてるんだ。……何から知りたい? ポチャ……ポチャ君、でいいのかな」
ポチャ「……知ってたんだね。ぼくが違うところから来たって」



~あとがき~
ポチャが最後まで演技なんて出来るわけがない。

次回、色々謎が明らかになるのではないかと思われ。(何が謎なのかさっぱりやけど)

これが終わったらまたわちゃわちゃに戻したいと思っています。はい。

今回の話、どうなっているのか分かるでしょうか……ただ反転してるわけじゃないんだけども、それは次回以降のあとがきで解説していこうかな。

イブ「出番がない(´・ω・`)
フォース「おれらは蚊帳の外だから」
チコ「ワタシ達で言うなら、ポチャさん以外はほっとかれてるのでは……?」
ピカ「私は最初の前書きにいっつも? 出てるから皆勤賞だよぉ~♪」
イブ「むぅ……ずるいです、ピカさん(・ε・` )」
フォース「次回作はピックアップするよ、多分」
ピカ「特に何も思いついてないけどね~」
チコ「ゆるトーク自然消滅しそうですね」
ピカ、フォース
「それは言っちゃいけないやつや」
イブ「あー……前科ありますし」

ではでは!