satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

学びや!レイディアント学園 第357話

~attention~
『空と海』のキャラ達が学パロなif世界わいわいしてる物語です。本編とは一切関係がありません。また、擬人化前提で話が進み、友人とのコラボ作品でもあります。苦手な方はブラウザバック!
前回、外を散歩するブライトがいたり、仲直りしたり、お茶会するために中庭に訪れたセイラ&セラに出会したり、なんか色々ありました。
今回はそれの続きからですね!
ラル「雑かよ」
わっははー! そんなの今更だな!
ラル「開き直るなよ……!?」


《L side》
私、ティール、レオン君の三人が席に着き、セイラさんとセラフィーヌさんも隣のテーブルに席に着いた。
「私とセラちゃんは、お茶のために来ましたが、皆はなぜここへ?」
「俺らは~……ツバサと雫の仲直りの場を用意してたと言いますか……見届けてたと言いますか。なんかそんな感じっすね~♪」
「あら、そうだったの? そんな二人がここにいないってことは……ちゃんと解決したのね。よかったわ♪」
「セラフィーヌさんのご想像通り、今はリランも交えて、奥で仲良く遊んでいます」
「あらあら♪ あの事件でもっと仲良くなれたのは、私達だけじゃなかったんですね~♪」
まあ、そういうことなのかな……?
セイラさんは楽しそうに笑い、ふとセラフィーヌさんに目線を移す。
「ツバサちゃんは、見た目も性格もアル君に似てるけれど、双子だしツルギ君もよね……? 性格もやっぱり?」
「えーっと……容姿はツバサと同じで、夫なんですが、性格はどちらかと言えば、私ですかねぇ……? ツルギと言えば、ラルちゃんには、迷惑をかけちゃったわね。ごめんなさいね?」
……あぁ、ツバサちゃんと仲良くしていたら、謎に恨まれたり、襲われたりしたあれか。
「いえいえ。あんなの可愛いものですから」
根が腐ってる奴らは、あんなもんでは、すまされないような行為を平気でしてくるからね。律儀に「絶対倒す」と宣言して、真っ向から挑戦してくるだけ、まだ可愛げがある。
「……ま、どうせなら、嫉妬するだけじゃなくて、少しくらい認めてくれてもいいんじゃないか、とは思ってますけどね? ツバサちゃんみたく、めっちゃ仲良くなりたいなんて言いませんが、普通に会話できる仲にはなりたかったなと」
何を言っても信用ないし、睨まれんだもん。それが永遠に続くもんだから、こちとら、へこみまくりだが?
「私はこんなんなのに、ティールはツルギ君と仲良くなるし~? なんでこんなやつに懐くんじゃ……!」
「君がツルギに優しくしないのが原因だろ」
「これ以上にないくらい優しくしてるが!?」
「だったら、必要以上に煽るなよ……だから、ツルギもムキになるんだよ?」
「呷ってないです~! 思いやりの心です~!」
「どこがっ!!??」
まあ、思いやりの心ってのは嘘だとしても、基本、私は普通に接している。そりゃあ、時々、いじめたくなっちゃうけど、それはあっちだって、ツンツンしてるのが悪いわけで。
「にゃはは♪ きっと、そういうところを含めて、おばさん似ってことっすね? ブライトさんとのやり取りを見てると、そー思います♪」
「ふふ♪ そうですねぇ……二人が今の関係に落ち着いたのも、かなり後の話だし。ラルちゃんとツルギ君が仲良くなるには、時間がかかるのでしょう。大丈夫! セラちゃんとブライトも、なんやかんや上手くやってるから、二人も仲良くなりますよ~♪」
セラフィーヌさんとブライトさんの関係は、果たして仲良しと言えるのだろうか……あぁいや、確かに、普通に会話をするという面に置いては、問題はない……のか?
「あら、お姉様。私は別にライトくんを嫌いだなんて、言ってませんよ? ただ、あの甲斐性なしの鈍感男に、お姉様を幸せにできるのか、と疑ってるだけです!」
ブライトさんとセイラさんが結婚し、子供もいるのに、まだそこの不安されてるの……?
セイラさんはこのやり取りにすら慣れているのか、「大丈夫、大丈夫♪」と笑いながら答える。
「セラちゃんの見てないところで、ブライトはちゃんとやってるよ? 私も十分幸せだし、家族のことを考えてくれているもの」
「ちゃんとやってたら、十年以上もティールくんと拗れませんっ!!」
それはそう。
突然の変化球に、私の隣に座るティールが思わず、飲んでいた紅茶を吹き出すくらいには、彼にとっての不意打ちだったらしい。
そんなティールの様子にはお構いなしに、セラフィーヌさんはお菓子をパクつきながら、更に愚痴っぽいそれをこぼす。
「全く……本当にどうやって、お姉様とライトくんがくっついたのか分かりません! そりゃ、最初はお姉様がライトくんを好きになってましたけど~」
「セラちゃん!?」
お、本人の同意無しにセイラさんの恋バナか?
なんだか面白そう匂いがするので、お菓子をやけ食いするセラフィーヌさんに向かって、パッと手を上げる。
「はいはーい! つまり、セイラさんが最初に、ブライトさんを好きになったってことですか!」
「ラルちゃん!?」
この質問に、セラフィーヌさんはやけ食いの手を止め、不思議そうに首を傾げる。
「あら、お姉様から伺ってない?」
「初耳ですよ。流石に」
私とセイラさんは、ちょこちょこガールズトーク(?)する仲だけど、その前に友人の母親である。そんな母親の馴れ初め話なんて聞けるはずもない。
セイラさんも激しく頷き、見るからに動揺しまくっていた。
「ラルちゃんとは仲良くしてるけど、流石に言わないよー! ラルちゃんはティールと仲良くしてるし……そ、そうじゃなくても、夫との馴れ初めなんて、恥ずかしくて話せないわよ!?」
「そうですか? 私はツバサ達が小さい頃に話しましたよ?」
「なんでー!? あんなにアル君と付き合う前は顔、真っ赤にしてたのに!?」
「あはは♪ そりゃあ、今でも少し恥ずかしいって思いますよ? でも、それもいい思い出ってやつです」
セラフィーヌさんに隙なんてなく、にこやかにセイラさんの言い分をはね除けてしまった。
「……? 両親はルーメンさん方のおせ……いえ、協力があって付き合うようになったと伺いました。セラフィーヌさんも協力者の一人でしょう? それなのに不思議なんですか?」
おや、そうなのか。そうなると、確かに変な話だ。
セラフィーヌさんのことだ。大好きなお姉様の大事なワンシーン……もとい、二人が付き合う瞬間を見届けていそうなのに、それを見ていないってことになる。
「そうそう。あの頃、お姉様の幸せを考えて、カズキさん達を巻き込んで、あれこれしたんだった。……あまりにも焦れてたんだもの、二人の関係が」
「そ、そそんなこと……ないと思うけどな~?」
「そんなことありますよ、お姉様? ま、あれはニブチンなライトくんが、全面的に悪いんですけれど。……皆が興味あるのなら、話してあげましょうか? お姉様とライトくんの話」
「セラちゃーーん!!??」
「私は聞きたいでーす!!」
「俺も俺も~♪ ぜひ聞きたいっす♪ セイラさんのシンデレラストーリー! 気になるっす!」
当人は恥ずかしさのあまり、顔を真っ赤にさせているが、聞く側の私とレオン君はノリノリである
当然だ。他人の色恋は滅茶苦茶、面白いからだ!
ちなみに、実の息子であるティールは複雑な表情を浮かべている。ティールは元々、こういう話には興味がある方ではない。それに加えて、今回は自分の両親の話だ。微妙な心境なのだろう。
……だからと言って、私達の好奇心を止めようとは思っていないらしく、静かにお茶を飲んでいる。
私とレオン君の反応に、セラフィーヌさんはニコッと笑う。本人も私達に劣らず、大変楽しそうである。
「なら、話しましょうか♪」
「きゃーー!? 待って待って待って! セラちゃん、待ってー!!?? さ、流石に息子の前で、夫との馴れ初めは恥ずかしいわ……っ!」
「大丈夫ですよ、お姉様。そこまで恥ずかしくありせんって。ほら♪ 昔、家出事件の後、ギルドメンバーの女子会でやった、あの赤裸々告白大会に比べたらましです。だってあそこでは──」
「ストーーーップ! あれは駄目! あれだけは駄目よっ!! 未成年ばかりのこの場でするような話じゃないもの!」
それだけで、どんな話をしたのか想像できてしまう。そういう話をするんだな~……大人って怖いね~……?
「ほら~♪ それに比べたら、馴れ初め話なんて大丈夫でしょ?」
「う……う、うん……そう、なんだけれど」
「はい♪ お姉様の同意も得られたし、話しますよ~♪」
あれで同意を得たと言ってもいいのだろうか。かなり謎である。
「ねえ、ラル?」
「んー?」
「セラフィーヌさんの後ろに、ルーメンさんが見えた気がしたのは、ぼくだけ?」
「大丈夫。私にもばっちり見えたから」
見たくはないけどな。流石、親子ってことですね、きっと。



~あとがき~
恋バナ、わっしょい! わっしょい!

次回、海の王と王妃の馴れ初め回想編。
ようやく本編だね☆

馴れ初めって、恋人関係の人達が出会ったきっかけとか、二人が親しくなったきっかけとかを指す言葉らしい(Weblio辞書参照)んですけど、ここでは二人が恋人になったきっかけの話す(主にセラフィーヌさんが)という意味合いです。よろしくお願いたします。
ちなみに、二人が仲良くなったきっかけは、海の国で偶然出会い、逢瀬を重ねた結果です。

ではでは。