satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

空と海 第28話

「気になりますか?」


春祭り……とは?
ピカさんが私とチコちゃんに教えてくれた。
「四季が来る度、行う行事なの。無事に迎えられてよかったねってのと、これからの感謝を込めて」
へぇ……
「色々やってるのよ。ギルドが前に出てるって言えばいいかしら?」
ってことは……
ギルドが率先して仕切ってるってことですか? それは……大変です。
「ま、そういうこと♪ あと、イブちゃんはなんか、こういう情報に強そうだし、当てただけよ♪」
あ、そうですか……
心、読まれた。
「ってことで、任せていい? ソル」
「はい、わかりました。それでは行ってきますね」
ま、まぁ……ちょっと、楽しそうだし……色々知れる……かも。
「イブ、別行動だね。また後でねー♪」
「あ、うん!」
私はチコちゃん達と別れ、ソルさんとコンさんについいって、情報集めに行くことに。
さっきの守り人について、何かわかればいいけど。でも、親方さんはなんでピカさんたちに……?

「ソルさーん……あの、いいですか?」
「はい?」
チコちゃん達と別れ、テクテクと歩いて目的地まで行くらしく。その目的地までまだかかるようなので、質問してみる。
「その……ピカさんのチームってどんな感じなんですか?」
「あぁ……特に普通だと……あ、でも一人一人に通り名的なのがついちゃってますけどね♪」
通り名……?
「ピカさんが“雷獣”で、ポチャさんは“大海”。コンが“豪炎”で、チルさんが“天竜”、フィフィさんは“蒼き王子”。で、僕が“風神”」
そういえば、この前……ピカさんのこと、雷獣って誰か言ってたな……誰だっけ?
「そこまで強くないんですけどね。誰がつけたかもわかりませんし。ピカさんは、ほっとけと」
………あ、てるてるぼーずか。
じゃなくて……
少なくとも、ピカさんは強いのでは。
と、言ってみたところ、ソルさんはにこりと笑うだけだった。
………それが、答えか。
「ふふ。まあ、あまり気にしてもしょうがないですけどね」
そういうものか。
「話変わりますけど、ソルさんってピカさん達より、年上じゃないですか?」
「えぇ。僕とチルさんが同じくらいだったかな。で、ピカさんとポチャさんで、コンがいて……最後にフィフィさんですね」
ピカさんとポチャさんって、同い年?
「そうだと聞いてます」
ふへー……そーなんだ。
「イブさんもあの二人、気になりますか?」
ふぇ!?
ソルさんの唐突な質問に動揺する。そんなことを聞く人だとは思っていなかった。興味とかある人とは思わなかった……
私が不思議そうな顔でもしていたのだろう。ソルさんは、笑いながら、私に話した。
「気になりますよ。ずっと一緒にいるんですよ? ピカさんとポチャさんって。仕事はもちろんですが、ない日も一緒ですからね。ま、同じところで過ごしているから、当たり前なんですけど」
それで、進展ないのが不思議ですね。
「そうなんですよね。ピカさんとポチャさん以外のチームメンバーで、色々言ってますよ。なんで、付き合わないのかって」
何か理由があるんでしょうか?
ソルさんは、うーんと首をひねる。そして少しだけ言いにくそうな顔に変わった。
「一つだけあるとしたら……あれが原因でしょうね。僕の口からは詳しく言えませんが、ポチャさん、負い目を感じているのかと」
負い目って……何があったのかな。
でも、言いにくいことなら詳しく聞かない方がいいのだろうな。
「さて、つきました」
んー?
目の前に、図書館みたいな建物。広いかといわれると、そうでもないように見える。それでも……
「立派ですねー……ここ」
「僕もそう思います。……で、コンはどこ行ったんだ……」
そういえば……いない。
「ま、場所知ってるし……いいけど。さて、入りましょうか」
はーい!
てか、ソルさんってコンさんに対しては敬語じゃないんだ……



~あとがき~
色々、スカイについての紹介でした。
てか、チームメンバーにも心配される、リーダーとサブリーダーって……( ̄▽ ̄;)
ピカ「(´・ω・`)?」
ポチャ「!Σ( ̄□ ̄;)」

ピカたち以外にも強者ぞろいのスカイですが本編に関係あるか、と言われても……ねぇ……
ないって言うしかないんですけども。
だって、ほとんど別行動w
基地にもほとんどいないんですから……メンバーたちは。

次回こそ、あの二人を!
え、前回も言ってた?
ふっ……忘れたました? 予告ぶっ飛ばすのは私の十八番でs((殴

ではでは♪