satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

学びや!レイディアント学園 第249話

~attention~
『空と海』のキャラ達が学パロなif世界でトークしてる物語です。本編とは一切関係がありません。また、擬人化前提で話が進み、友人とのコラボ作品でもあります。苦手な方はブラウザバック!
前回、ユウアちゃんによる質問タイムが始まった辺りです。今回から本格的にQ&Aしていくで。
ただ、分からないものは分からないんですがね! すまんね!
ラル「絶対、すまんって思ってない」


《L side》
今、教えてもらえそうなものって何だ。とりあえず、依頼関連の話は駄目だろう。現に、もう一つの依頼である、『緑の石』は教えられないと言われたし。
となれば、先程話に上がった『女神の涙』は問題ない……のだろうか。それと、ユウアちゃん自身についてとか……後は、単純な興味でブライトさん達の話も聞きたいような、ないような。
……ミルティアの話を振るのは……どうするかな。大した返しがなさそうな気がするんだよね。するだけしてみてもいいんだが。
まあ、いいや。教えてくれそうな話題からいこう。
「んじゃ、お言葉に甘えて。いくつか聞いてもいいかな」
「はい♪」
「とりあえず、女神の涙についてもう少し聞いてもいい? 女神の涙っていうか、その周りに咲く花についてなんだけど」
「はい。あの周りの花……水晶の花は女神の涙へと変わる前の花だと思ってください。長い時間をかけ、魔力石へと変わっていくんです」
ふむふむ。では、私たちの知る水晶(鉱石)とは別物か。そう考えれば、あの脆さや不思議性質も頷ける。
「じゃ、次。ユウアちゃんはブライトさん達と会ったことあるんだよね」
「そうです。ブライト様……当時はライト様ですね。ライト様とセイラ様はセラ様に連れられ、ここまで来ています」
「それは私達と同じような理由で?」
「大体は」
ふぅん。……大体ねぇ?
「父上達はこの先に行ったの?」
「はい。私が奥へ行っても問題ないと判断しました! ライト様がここが女神と関連のある場所だと気付かれたので~♪」
それが奥に進むための条件?
「ライト様達の場合は」
……なるほど。
ブライトさん達は、私達みたいにあれこれ試されていなかったのだろうか。まあ、こちらへ訪れるきっかけを与えたのはルーメンさんだろう。その当時、すでにルーメンさんがここを管理していたはずだ。だからまあ、ブライトさん達もルーメンさんの指示で来ていたとは思うけれど。
……さて、世間話じみた話題はこの辺にしておこうか。
「じゃあ、今度はあなたのことを教えて?」
「私のことですか? もちろん、構いませんよ!」
「ありがとう。じゃあ、自己紹介のとき、自分のことを『自立型政令融合アンドロイド』って言ってたけど……それは純粋な精霊ではないってこと?」
私の質問に、ユウアちゃんは素直に肯定した。
「私は今から三十年以上前、マスターとルーメン様によって生まれた精霊と融合したアンドロイドなのです!」
ふぅん……ということは、アンドロイドに精霊が宿っている……んだろうか? 鈴流さんがリボンに宿っているのと似たような感じで? いや、どういう原理だ。
「マスターとルーメンさんって……君のマスターはルーメンさんじゃないのか?」
「はい。マスターはルーメン様の奥様、ルーチェ様です。そのルーチェ様こと、マスターが私を開発しました!」
おや。初めて聞く名前なんだけど……?
私が首を傾げる横で、ティールがぼそっと呟く。
「理事長が幼い頃に亡くなったってルーメンさんから聞いた。ルーチェさん、元々、体が弱かったって」
なるほど。理解した。
カタカタとタイピングをしていたユウアちゃんだったが、全ての入力が完了したのか、パシーンっとエンターキーを押す。そして、どこか懐かしむような……それでいて、悲しそうな笑み浮かべつつ私達を見た。
「マスターは凄いお方でした。魔法は使えませんでしたが、魔法学に造詣が深く、合わせてIT技術も持ち合わせていたのです。生前は数々の魔法具やダンジョン対策用のアイテムを発明していました」
……私みたいなことする人だったんだな。なんて物好きな。
「それ、自分で言う? けど、ラルとツバサを足した感じの人だったんだね。ラルは……ほら、魔法学はあれだし」
「あれとはなんだ。あれとは! 頑張ればできるからね!? ちゃんと一人でも作れますけどぉ!?」
「いやぁ、魔法関連はフォースに頼ってる姿しか見てない。……ルーチェさんは最初から最後まで一人でやるんだろ?」
「はい。マスターは術式構築も道具作成も、お好きでしたので!」
ティールが「ほらね」みたいな表情を向けてくる。
わ、私だって……あぁ、いや、やめよう。維持張っても虚しいだけだな。うん。やめる。
話は少し逸れてしまったが、ユウアちゃんの本来のマスターは今は亡き、ルーチェさんか。もし生きていれば、もの作りのあれこれを私と話せたのだろうか。それは少しだけ、魅力的ではある。
「と、いうことで! マスターとルーメン様によって生まれた精霊もとい、アンドロイドの私は、ここの管理を任されているのです。精霊らしく、ちゃあんと魔法だって使えますよ! 得意魔法は土属性魔法とバフ支援です!」
……なぜ、土属性? ってのは、ルーメンさんが関わっているからだろうか。ルーチェさんは魔法を使えないということは、精霊召喚魔法は使えない。となれば、魔法を使えるルーメンさんに寄った結果……と考えるのが自然か。
「精霊であるのはいいとして、なんでアンドロイドと融合する必要があるんだい?」
「マスターによれば、人型精霊を研究する過程で思い付いたと」
「確かに、精霊召喚魔法で人型を呼び出したなんて聞いたことはない。ゴーレム系統がそれっぽいけど、きちんとした人ではないからか。……ついてきてる? ラル」
うん、まぁ、ギリギリね。
女神ミルティアが人型の精霊を付き従えていたとルーメンさんから聞いた……気がする。が、今の時代、人型精霊を見かけたことはない。少なくとも、私はない。
「マスターは人型精霊を見てみたいと考え、ルーメン様の協力のもと、研究が行われました。そうして、生まれたのが私なのです。……まあ、精霊であるゴーレムのコアにとある細工を施し、形態を変化させているに過ぎませんけれどね~」
とある細工ってのが、電子機器、機械に関わる部分なのかな?
「ですです♪ コアに電子機器を埋め込むという細工です。そのため、純粋な精霊ではありません。とはいえ、半分が機械なお陰で、空気中の魔素を電子分子に変化させ、空中にモニターを表示させたり、機械の操作をしたりと、色々便利なんですよ♪」
へぇ~……その気になれば、いつでもどこでもネットし放題ってことか。しかも、PCという媒体を持ち運ぶ必要もないとは、なんとも羨ましい。
「はわぁ! ラル様、分かります!? そういうことです!」
と、誇らしげにしていたのも束の間。ユウアちゃんは困ったように笑う。
「……ですが、それらは私のエネルギーを激しく消耗させるので、必要なときにしかやらないんですよね~」
ふむ。滅茶苦茶、容量を食ってると見た。
空気中の魔素を変換するだけでなく、その後に様々な動作を行うのだ。そりゃ、消費電力も多いというやつだ。
……って、消耗電力って表現でいいんだろうか。充電とかそっちの方が適切な気もするな。まあ、ぶっちゃけ、どうでもいいんだけども。
「と、そうだ」
小さく呟いたユウアちゃんは、目の前のスクリーンを消すと、そっと地面へと降り立った。そして、誰かを優しく起こすみたいに地面を叩き始めた。
「クルス、起きて。お仕事の時間ですよ~」
本当に何かを起こしているらしかった。
何が起こるのかさっぱりな私達は、黙って行く末を見守っていると、ユウアちゃんが叩いていた付近の土がもこもこと動き始める。そして、盛り上がった土から一匹のウサギが現れた。オレンジと茶色の斑模様で額には一本、濃いオレンジ色の小さな角がある。
ユウアちゃんの言葉から察するに、このウサギは『クルス』という名前の精霊なのだろう。となれば、主は自ずと明らかになるというものである。
「……ぷぅ」
私達をぐるりと見回したクルス君─名前的に男の子っぽいので、君付けしておく─は、どこか面倒くさそうに一鳴きした。



~あとがき~
ここで終わっておかないと、長々と続く気がした。

次回、そろそろこの中間地点を出たい。(願望)
あれ? 次回予告でもなんでもないな……おっかしいな。

一応、質問回と称して色々(?)突っ込んだ質問をしました。ゆーて、そこまで謎が明らかになった感はないですが。
大きなものはこの後、明らかになる(予定)なので、お楽しみに。私も現時点で知らんのでな!!

ではでは。

空と海 第241話

~前回までのあらすじ~
首脳会談みたいなことしてましたね。いや、ブライト以外はトップ……ではないけど。トップだけど、その一部というか、何というか。まあ、いいや。
誰でも盗み聞きできちゃいそうなギルドで、そこそこ真面目な話をしてました。
さて。今回から再びセイラチームに視点を戻します。本来、わちゃわちゃするための話のはずなのよ! これ!!


トレジャータウンやその周辺を適当に歩いていただけなんだけれど、セイラ様はとっても楽しそうにしていた。
「陸はいいですね~♪ お日さまの匂いや自然の匂い……五感がほどよく刺激されて楽しいわ」
「海の国はそんなことないんですか?」
「お日さまの光は少し届きますね。でも、基本的には人工的な光源で街を照らしているんですよ。賑わいは負けてませんけど、雰囲気は静かで落ち着いた感じです」
海の底って深くて、静かなイメージあるもんなぁ……きっと、国の方もそんな感じなのだろう。私が行くことはなさそう。だって、息続かないもん。
「イブも行こうと思えば行けるよ?」
……え?
ポチャさんから告げられた事実に目を丸くした。海の中なのに、陸上に住む私が!? 行けるんですか!?
「うーんとね……水中でも息ができるっていうアイテムがあるんだ。それを身につければね。ま、永住はおすすめしないけど、観光でちょっと泊まるくらいならいいんじゃないかな?」
そんなアイテムあるの!? え! あるの!?
「おれを見んな。……なんてったっけ? 『泡沫の守り石』だったか?」
「そうですね。海じゃメジャーな鉱石です♪ 陸や空に貿易品としてやり取りされてますわ。ここの街でもで取り扱ってるかは分かりませんが……頼めば簡単に手に入るくらい、メジャーだと思います♪」
そ、そうなんだ。初めて聞きました。
「んーと、海の国に行くだけじゃなくて、水中ダンジョンに行く道のりの必需品みたいなものだからね。覚えておいて損はないよ」
セイラ様がもっと話したそうにしていたのだけれど、ポチャさんが何かを察したのか、会話を引き継いだ。なんでかは分からないけど。
ほへ~……ダンジョン内は必要ないんでしょうか?
「場所によるかな。んでも、大抵のところはダンジョンの効果で問題なく息ができるところが多いよ。難しいところほど、効果なしって感じ」
命懸けすぎる。その石失くしたら、死んじゃうってことでしょ……? そんなところ、行きたくないなぁ。
私の顔色を見たポチャさんは、安心させるようにニコッと優しく微笑んだ。
「ま、水タイプ以外で好き好んで行く人はいないさ。そんなところ行かなくても、地上にたくさんのダンジョンがあるんだし……もちろん、海中ダンジョン特有の風景ってのもあるから、興味があるならチャレンジするのもいいかもね?」
う、うーん……い、いつか、強くなったときに考えます!
「それ、絶対に行かないやつが言う台詞じゃね?」
うっさい!

そんなこんなで、ポチャさんが最後にと連れてきたのはライブさんの図書館兼情報屋さんだった。
そういえば、キアさんとチコちゃんがここでお仕事していたような。チコちゃんはキアさんのお手伝いだけど。
「チコは真面目に仕事してるって言うのに、うちの子ときたら、暑さ理由に引きこもりだよ。お兄ちゃん、泣いちゃう」
と、わざとらしく両手で顔を覆うすーくん。最近、すーくんのクールなところがなくなってる気がするのは私だけだろうか。
まあ、そんなことはどうでもよくってだ。
「最後の方、感情伝わんないよ? すーくん」
「あ、バレた?」
ぱっと両手を顔から外して、ペロッと舌を見せる。完全にふざけてるよね、このお兄ちゃん。ここまでノリのいい人だったなんて知らなかった。十年くらい一緒にいるけど、知らないことってあるんだね……?
「大きな建物ですね~」
「図書館でもあるからね。母さんの好きなやつもあるんじゃないかな」
「まあ♪ ティールはお母さん思いでいい子ですねー!」
「はいはい」
ポチャさんがピカさんみたいに適当な返答しかしない。珍しい光景。
「あれが素だったりしてね」
「……な、なのかなぁ?」
家族だからこそ見せる表情、というやつなのかもしれない。
ポチャさんが扉を開け、奥へと進む。その後を私達も追いかけた。
「あら? ポチャくんだ。珍しいわね~」
「ぼくよりピカが来るからね。久しぶり、ライブ」
「そうね。ピカちゃんには贔屓してもらってるわ~♪ と、イブちゃん達も一緒なのね? そちらは……」
と、ライブさんの視線がセイラさんに向く。
ティールの母です。いつも息子がお世話になってます~」
と、お母さん特有のご挨拶。
何も言わないけれど、ライブさんがセイラ様のことを知らないはずもなく、かなりびっくりしていると思う。だって、セイラ様の言葉に何かしらの返答をしていないんだもん。
数秒の沈黙の後、ライブさんはハッと我に返り、ふわりと笑った。
「……こんなところに海の国の王妃様が来てくださるとは思いませんでした」
「うふふ♪ あまり気にしないでくださいな。今日は王妃ではなく、ただの客ですから」
それはちょっと無理な話では……?
セイラ様はにこりと笑うと、楽しそうに館内へと進んでいく。どこまでも自由な人だ。
セイラ様を先頭に私達も後に続く。そして、たくさんの椅子と机が並べられた閲覧スペースへとやってくると、チコちゃんとキアさんの姿があった。
「あ、イブ。いらっしゃい」
「やっほー! ポチャさんとフォースも! あと、そちらの方は……」
「ぼくの母親だよ。今、この辺を歩いて回ってたの」
「へぇ~……え。てことは」
ここに来てから何度目の反応だろう。まあ、目の前に本物の王妃様が現れたら、びっくりもするけどね。私もしたし。
チコちゃんは目を白黒させ、キアさんはそんなチコちゃんの様子に首を傾げる。その様子からして、キアさんはセイラ様を知らないみたいだ。
「ふふ。私なんて大したことありませんよ? 重要なことは夫がやってますから。なので、そこまで緊張しなくていいんですよ~」
セイラ様は親しみやすい笑顔で二人に話しかけた。キアさんはともかく、チコちゃんは「そうですか!」と素直に頷けるはずもない。だって、知ってるもの。王妃様って知ってるもの!
しかし、セイラ様はお構いなしに二人に話しかけた。ここの図書館のこととか、たまたま広がっていた本の話とか……他愛ない話を持ちかけ、緊張を解していく。
そんな作戦(?)が上手くいったのか、─主にチコちゃんだけど─二人にから、ぎこちなさは消えていた。これはきっと、セイラ様のお陰だろう。
「せっかくなので、お二人に案内を頼んでもいいですか?」
「ワタシなんかでよければ!」
「もちろんです。上手くできる自信はないですが……精一杯、務めます」
「うふふ♪ ありがとう。イブちゃん達はどうしますか?」
えっと、私は着いていこうかな。せっかくだもんね。
こういうときのすーくんは来なさそうだけど、ポチャさんはどうするんだろう?
「お前らだけで行ってこい。おれはこいつと話があるもんで」
と、すーくんはポチャさんを引き寄せて勝手に私達から離れていく。ポチャさんの同意があってかと思ったけれど、すーくんの言葉にポチャさん自身もぽかんとしていた。多分、すーくんの独断だ。
ここから離れるための言い訳なのか、本当に何かあるのかまでは、私には分からないけど。……さっさといなくなった二人を追いかける必要もあんまりない。仕方がないので、残ったメンバーで図書館ツアーとなった。



~あとがき~
短いんですが、きりがいいので、終わりです。

次回、フォースとポチャのお話。

調子がいいときと駄目なときの文章のムラが凄いっすね。今回は駄目な方っすね。
いつか手直ししてるかもっす。お恥ずかしい!

ではでは!

ポケモンスナップのはなし。

4月30日に発売されましたね!
ポケモンスナップ!!
発売当日にゲットし、ここ数日の間にちょこちょこ遊んでおります。いやはや、時間泥棒ですよ。あれは。滅茶苦茶楽しい。気づいたら数時間経ってます。写真撮るだけなのに!!(笑)

前作の方はやったことはなく、今回が初スナップです。
まあ、正確にはWiiに移植されたやつをちろっと触ったことはあるんですけど、きちんとやった記憶はないのです。多分、がっつりやってたのは、私ではなく、弟の方っすね……(笑)
とまあ、そういうわけで、初めましてでありました。

やってみての印象はポケモンの色んな行動が見れて楽しい!……でした。
同じポケモンでも、1回目と2回目で行動が違ったり、何度もトライして、調査レベル(だった気がする!)を上げると、また違う様子が見れたりなんてのが面白くて、楽しいっすね。

操作に関しては私が慣れなさすぎて、未だにシャッターとふわりんご投げ(ポケモンが食べてくれる果物的なやつ)のボタン間違えたり、サーチとふわりんご間違えたりしちゃってますが、複雑なことはなんにもないっす! 私の押し間違えがひどいだけ!!
これもオプションで変更できるんで。やりやすいのを見つけられたらと……はい(笑)
シャッターチャンスも運と言いますか、先程も述べたように、同じ行動をするとは限らないので、逃さないように終始ぐるぐる見張ってないといけません。それはちょっと大変かなと。けどまあ、それを探すのも楽しいんですが!
あと、ぐるぐるし過ぎると、画面酔いするかもです。なので、ぐるぐるは程ほどにってやつですね。

今回、撮った写真を更に加工して保存ができるんですよね。今時っすよね。すごいっすよね~!
これもまた、時間泥棒で、ずっと自分の中の一番を作ろうと永遠といじり倒すんすよね。いやー! よくない!(褒め言葉)

まだそこまで触ってないので、これからどうなっていくのか楽しみですね。これからもバシバシ撮っていくぞ……!
あ、お気に入りの1枚が撮れたら、ここで紹介するのもありかもしんない。そのときは私の自慢大会にお付き合いくださると幸いです!(笑)

とりあえず、簡単に触っての感想でした!
新米ポケモン写真家の私ですが、これからものんびり撮っていきます!
ある程度進めたらまた感想をつらつら述べるかもしれません。そのときはよろしくです~♪
需要あるかしらんけど!! まあ、楽しかった的な記録の日記にはなるよね(笑)

ではでは!

学びや!レイディアント学園 第248話

~attention~
『空と海』のキャラ達が学パロなif世界でお話ししてる物語です。本編とは一切関係がありません。また、擬人化前提で話が進み、友人とのコラボ作品でもあります。苦手な方はブラウザバック!
前回、完全復活したユウアちゃんから突然の言葉にびっくりするラル。今回はそれに対する返答からやっていきまーす。


《L side》
「ここでどんな過去を視ましたか」……か。
その問いに私はどう答えるのが正解なのだろう。ユウアちゃんの言う通り、“時空の叫び”が発動したが……なぜそれが過去のものであると断定したのだろう。そもそも、視たという前提で話しているのも変な話だが。仮に、私とティールの会話を省エネモードのユウアちゃんに聞かれていたとするなら、変ではないけれど。
まあ、何にせよ、どこまで答えていいものか。どうする……?
「ふむふむ。……お二人の表情から察するに、ラル様はこの場で起こった過去をご覧になったご様子。驚き六割、困惑二割、焦りが二割……ってところでしょうか?」
ここぞとばかり、アンドロイドらしく、冷静に分析しやがって。中途半端な誤魔化しは効かないとでも言いたいのか。
「……君が言った、『女神の涙』ってなんだい? 話を聞く限りだと、ラルが触った花のことみたいだけど」
私が何も話さないからか、ティールが先に切り出した。ユウアちゃんは少しだけ首を傾げた後、ぽんっと手を叩いた。
「そう言えば、お二人は何も知らずにここへ来たんでした。ならば、私からご説明致します!」
と、自信満々に答えた後、ふわりと飛び上がって石碑の裏側へと移動する。それに私達も倣い、着いていく。
石碑の裏側にも水晶の花と、白く光る花が咲いていた。ユウアちゃんは、その光る方をちょんっと触る。
「こちらが私が言っていた『女神の涙』です。ラル様はこちらの花を触って、能力が発動したのではありませんか?」
「……そうだね。あっちにも同じものが咲いていた」
「はい! この『女神の涙』は限られた条件下で自生するのです。そのため、他のダンジョンや自然の中では滅多に見らません。その条件とは二つ。一つは空気中の魔素の濃度が非常に高いこと。もう一つは……女神、ミルティアにとって、思い出深い場所。所縁の地であることが挙げられます」
また、女神。
ユウアちゃんの言葉が正しいとするなら、ここで女神の秘密を探ることが今回の正解ルート……?
そして、ユウアちゃんはこの地がミルティアにとって、思い出深い場所だと言った。と、するなら……
「ちなみに、先程から花と形容していますが、本来は石と表現すべきなのですよ。これは、女神が作った魔力石なので」
……魔力石? そんなの、ティールは一言も言っていなかったような。
「……あ、ごめん。ぼく、その女神の涙ってやつ、ちゃんと見てないです」
「は?」
「だって、見る前に君が倒れちゃったし、起きた後も色々話して、ユウアが出てきて……見る暇なかったんだよ」
ふむ。……そう言われると、そうかも?
「にしても、うちの鑑定士が聞いて呆れるな」
「うん。石の鑑定士になった覚えはないけどね」
そりゃ、今、つけたからね。
「……えぇっと、それが魔力石とするなら、それは空気中の魔素が結晶化したってこと?」
「はい! その通りです、ティール様♪ そのため、通常の魔力石と同様に使用することが可能ですよ。ま、光魔法に特化した石ができやすいんですけれどね」
「へぇ……なんで花の形になるんだろう」
と、ユウアちゃんとティールは女神の涙……というよりは、魔力石としての女神の涙の話で盛り上がっている。
そんな二人は放置して、私は思考を続けた。
私の能力は物や人に触れたとき、それらに関する過去や未来を見通す力。
そして、ここは女神ミルティアに深く関係する場所で、私が触れた花─正確には、石だったのだが─も女神ミルティアによって作られたもの……
「だから、ユウアちゃんは私が過去を視たと推測したのか。……能力の特性とここの情報を擦り合わせて、か」
「ふふ。……そういうことです♪」
私の独り言だったのだけれど、ユウアちゃんはばっちり聞いていたらしい。私の方を見て、得意気に笑った。
……誤魔化すのは得策ではないな。アンドロイド、機械として冷静に分析する力もあるし、下手に隠すと彼女から私達に対する信用も失うかもしれない。そうなれば、連鎖的にルーメンさんからの信用も失うかもしれない。それは避けなければ。
「はぁ……遅くなったけど、さっきの質問に答えるよ。さっき、“時空の叫び”で視たものについて、ユウアちゃんに教える」
「はい! お願いします♪」
私は、ミルティアと呼ばれていた白髪の女性、女神の名前を呼んでいたマントの男……そして、辺り一面に咲き誇る花々の光景を簡潔に伝える。
それらを聞いたユウアちゃんは、妙に神妙な面持ちになり、何やらぶつぶつと呟き始めた。
「なるほど。ラル様は過去のことを鮮明に見えている……となると……」
「ユ、ユウアちゃん?」
「……うんっ!」
おぉう……?
再び、明るい笑みに戻ったユウアちゃんは、嬉しそうに話し始めた。
「やっぱり、スカイのお二人は奥地へと行く資格がありますね! さっすがルーメン様! 今回の人選もばっちりです!」
さ、さいですか……?
今回の人選も……となれば、過去に訪れた人もルーメンさんの采配によるもの且つ、ユウアちゃんに許可を貰えるような人だったということか。その人は─或いは、その人達は─私達みたいに試されていたのだろうか。
「っと、いけない!」
私達を置いて、一人楽しそうにしていたユウアちゃんだったけれど、こちらの世界に戻ってきたらしい。私達にペコッと謝ってから、指を鳴らす。すると、何もない空間に突如、スクリーンのようなものが現れ、それに何やら入力していく。
「作業をしながらで申し訳ありませんが、その間、お二人が疑問に思っていることをお答えします。……お答えできない項目も存在しますので、その辺りはご了承くださいませ」
現状、答えられるものについてはこの場で教えてくれる……みたいだが、私が知りたい半数は駄目な部類に入りそうだ。
「聞くだけ聞くけど、この先にあるって言う緑の石の正体は?」
「もちろん、私は知っていますが……ルーメン様からのご指示で教えられないです。『最後の楽しみだから、教えるな』と」
いらない! そんなふわふわした楽しみ! 今の今まで、どんだけモヤモヤしてると思っていんるだ!?
「っていうか、最後の楽しみって何! デザート感覚!? 緑の石はデザートか何かですか!?」
「えっと、ラル、一旦落ち着こう? そもそも、あのルーメンさんがここで答え合わせしてくれると思ってないだろ?」
ぐ……そうだけども。
ここまで内緒にさせられたのだから、ここでユウアちゃんから簡単に教えてもらえるとは思えない。見てからのお楽しみだぞ☆……という、大変面倒臭い展開の方がルーメンさんっぽい。
でも! 少しでも教えてくれるかなぁって思うじゃないですか。この世には予想外な展開も付き物なのだから。
「とどのつまり、私の疑問は大して解消されないということか」
「そこまでがっかりしなくても。どうせ、奥地まで行くんだし、そこで分かるって」
「そうたけど……そうだけどもだ!」
そういう問題ではないんだよ。
……はぁ。とりあえず、答えてくれそうな質問をいくつか投げ掛けようか。せっかく、何かしら答えてくれると言うのだから。



~あとがき~
進んでない……だと?

次回、ユウアちゃんのQ&Aタイム。
しばらく続きそう。

ここで分かったことをまとめておきましょう。これだけは覚えて帰ってねってやつです(笑)
女神の涙とは、女神ミルティアによって作られた、特殊な魔力石である。魔素の濃い土地且つミルティアに深く関係する土地でのみ自生する。
……ですかね? この女神の涙はこの後もちょいちょい出てきますし、まだ情報も出しきれていないので、覚えていてくださると幸いです。

ではでは。

学びや!レイディアント学園 第247話

~attention~
『空と海』のキャラ達が学パロなif世界でのんびりしてる物語です。本編とは一切関係がありません。また、擬人化前提で話が進み、友人とのコラボ作品でもあります。苦手な方はブラウザバック!
前回、謎の妖精ユアちゃん(仮)に連れられるまま、中間地点の中腹へとやってきたラルとティール。そして、やげやりにパーツの交換よろしくされましたとさ。


《L side》
ここまで案内するだけし、丸投げした妖精がログアウトして数分。
私とティールは、とりあえず目の前の石碑を観察することにした。いや、これが依頼にあった機械ならば、石碑と表現するのは変か? いやでも、見た感じは機械ってよりも、石なのだ。
そんなよく分からない石碑を見つめつつ、私はため息を漏らす。
「世の中、そんなに甘くないってことなのか。なんでも教えてやんよってことじゃないのか。……悲しい」
「いやぁ、ルーメンさんの口振りを考えると、誰だってあの子が教えてくれるのかなって思うよ。ま、あの様子だと難しそうだけどね」
ティールの言う通りだけどさ。少しくらい、ここに入れればいいとか、なんかあってもいいと思うの。それすらもなかったからね? どうしろってんだ。全く。
現状に対する不満をもんもんと抱えたまま、石碑っぽい機械─或いは、機械っぽい石碑─を調べた。その結果、何かをはめるための窪みを二つ発見したのと、何らかの言語が彫られているというのが分かった。
「ここにある言語、何語だろ……私の知らない古代文字っぽいな」
「君に読めないなら、ぼくにも無理かな~……フォースとかウィルさんなら読めるのかな?」
恐らくは。
読めない文字をずっと見つめても仕方がない。次に目を向けたのは二つの窪みだ。その窪みの近くに透明なガラス玉みたいなのが二つ、転がっている。普通に考えれば、これらが元々はまっていたのだろう。
と、言うことはだ。
「ここに、持ってきたパーツを入れろってこと?」
「他にそれらしいものがないからね~……そうなんじゃない? とりあえず、やってみようか。ラル、パーツ貸してくれる?」
ほいほいっと~
バッグから、ルーメンさんから貰った袋を取り出し、そこからパーツを出す。袋のお陰か、どこかが破損している様子もなく、綺麗なままだ。
そのパーツをティールに手渡すと、手際よくはめていく。すると、まさしく、機械の起動音のようなものが響き、石が光り始めた。その石の光は、機械の溝を通り、頂点に咲く花を目指していく。
やがて、その光が頂点に達すると、今度は花の方が光り始める。そして……
『エネルギーチャージを確認。充電完了まで残り三十秒……』
という、謎アナウンスが辺りに響いた。
順当に考えれば、目の前の機械が発したのだろう。
「ね、ねぇ……これ、大丈夫なの? ぼく、何か間違えた……?」
「大丈夫じゃない? きちんとはまったんだし、アナウンスにあった通り、充電してるだけだと思うよ。……まあ、その充電が爆発するためのものとかだったら、笑えるけど」
「笑えない!!」
どうしようもなく、くだらない話をしている間にもエネルギー充電とやらは、順調に進んでいるらしく。
『充電完了まで、残り十秒』
「って、あぁぁ!? もう時間ないんだけど!?」
「だーいじょぶだって~」
「えぇ!? お気楽だなぁ……」
いやはや、ルーメンさんのことだから、まさかこんなところで爆発させようとは思っていないだろう。それを抜きにしても、ここはギルドの管轄するダンジョンだ。それなりの理由があって、管理しているはずなのだ。そんなところを軽々しくばーんってするわけがない。……常識的に考えて、だが。
……うちの親方じゃあるまいし、そんな非常識な行動なんてあり得ないですよ。えぇ、あり得ませんって。
どこか半ば無理矢理にでも、爆発はないと納得したい私がいるような気がする。
まあ、完全否定できる材料があるわけではないからだろう。この世には万が一と言う言葉もある。
いやいや、冷静に! 常識的に! 落ち着いて考えれば、爆発なんてないとは思うけどね!?
内心ドキドキしつつも、平静を装っていた私は、じっと石碑を見つめる。というか、充電中のそれを見ていた。
『……二……一……充電完了。これより、管理精霊ユウアの再起動を開始します』
……ほう? 『ユウア』とな。
管理精霊という聞きなれない単語にティールも首を傾げていたものの、その後に聞こえてきた名前らしきものに反応を示した。
「ユウアって……さっきの気だるげな妖精のことかな?」
『あい! ゆあちゃだよ!』
『ゆあちゃ、はいぶりっちなの!』
「は……はいぶりっち? 何、その造語……? たまにだけど、お前らの言葉って理解できないときあるんだよな。で、はいぶりっちってどういう意味?」
『んとねー? なんか、すごいの!』
『がちゃこーんってなってて、がったいってかんじ!』
これは……ティールでなくても、理解に苦しむな。私にはさっぱりだ。
さっぱりだけど、『充電』『再起動』というワードから連想できるのは、機械類である。コンピュータとか、その辺のやつだ。それと管理精霊という魔法チックなワードを組み合わせると……?
「まさかとは思うけど、スイちゃん達が言いたいのは、ハイブリッド、かな?」
『おわ! るー、せーかい!』
おおう……マジっすか。
「嘘だろ。ハイブリッドがどう頑張ったら、はいぶりっちになるわけ!?」
『はいぶりっちは、はいぶりっちなのら』
「いやいや。ハイブリッドの方が言いやすいって」
『はいぶりっち!』
はいぶりっちを聞きすぎたせいだろうか。……ハイなブリッジって意味合いに聞こえてきた私は頭がおかしくなったのかもしれない。
よし。この際、ぎゃーぎゃー騒ぐティール達は無視しよう。
機械と魔法の融合体(?)かもしれない妖精は、いつの間にか光が収まり、満開まで咲いた花から起き上がるところだった。
『再起動完了。おはようございます、ユウア。引き続き、ダンジョンの管理を行ってください』
「ふぁ~い……おはようございますぅ」
眠そうに目を擦りながらも起き上がる妖精ユウアは、先程と変わらずジャージ姿……では、なくなっていた。
薄いオレンジ色で花開いたようなワンピースは、いかにも妖精っぽい衣装。そして、綺麗な白銀の髪もきっちりまとめられていた。
「ほわわぁ……?」
何度か瞬きしつつ、私達を見下ろしていた妖精は、何かに驚いたようにぴゃっと飛び上がる。そして、ぺこりと頭を下げた。
「ごめんなさい! お客様がいらっしゃるというのに、挨拶もせずに!」
……うぅん? これは、本当にさっきまで話していたユアちゃん、なのだろうか。省エネだの、どーでもいいですぅとか言ってきたのに。……あぁ、いや、そうか。省エネだから、あんな態度だったともとれるのか。……いいのか? それで。
「一応、ぼくらとはさっきも話はしたんだけれどね。覚えてない?」
ようやく、聖剣二人との戯れから戻ってきたティールが苦笑いで告げる。あの二人と遊んでいた間も、ユアちゃん改め、ユウアちゃんの言葉は聞こえていたらしい。
「ほえ? そうだったのですか?」
どうやら、ユウアちゃん自身、先程のやりとりに覚えがないご様子。少しの間、思い出すように唸っていたが、パッと顔を上げる。
「そういえば、私、先程まで省エネモードだったので、寝惚けたままお話ししてしまったかもしれません」
省エネモードは寝惚けモードなのか……いや、それはともかく。
「それはスイちゃん達に一応、聞いたからなんとなく分かるけれど。……ねぇ、あなたもしかして」
何らかの機械なのでは、と続けようとしたのだが、それは叶わなかった。
「スイちゃん様?」
『あい! すいちゃだよ!』
『あー! せっちゃもいるよ!』
『ゆあちゃ、おめざめー?』
『おめざめ! おめざめー!!』
愉快な聖剣二人がわいわいし始める。それにユウアちゃんも楽しそう……というよりは、興奮気味に騒ぎだした。
「水泉様に雪花様!? きゃー! 約二十五年振りですかね? お久し振りですー!! お元気でしたか!?」
『げんき!』
『げんきいっぱーーい!』
「それは何よりです! またお二人に会えるなんて感激…………はっ!」
三人の世界で何かに気づいたのか、慌てたように私とティールに向き合う。
「お客様がいらっしゃるのに、また話が脱線してしまいました……! 申し訳ございません!」
うん。ありがとう……気がついてくれて。
三人の世界の外で大人しくしていた私とティールは、お互いにちらりとアイコンタクトを交わした。ようやく話が進むらしいぞ、的な意味合いを込めて。ティールはティールで、若干疲れた様子で小さく頷いた。
そんな我々の様子を知ってか知らずか、ユウアちゃんはふわりと私達の目線まで飛び、明るい笑顔を浮かべた。
「改めまして……ようこそ! ダンジョン『奇跡の洞窟』へ! 私はここの管理を任されています、自立型精霊融合アンドロイドのユウアと申します。以後、お見知りおきを! ラル様、ティール様」
うんうん、よろし……く?
話の流れに合わせて私達も自己紹介をと思っていたのだが、ユウアちゃんはすでに私達の名前を知っているらしい。名乗ったつもりのない私達は不思議に思って、首を傾げながらユウアちゃんを見る。それだけで、言いたいことを汲み取ってくれたユウアちゃんが笑顔で説明してくれた。
「先程、ラル様達がはめてくださった石からエネルギーを充電した際、お二人のデータも送られてきましたので。そのときにお名前は把握しております♪」
どういうシステム……いや、確かにはめた石の一つには、チップみたいなものが埋め込まれてはいたが。そこから、私達のデータが保存されていたらしい。……どこまでユウアちゃんは知っているんだろうか。
聞いてみたいような、ないような……うん。聞かなくていいや。とりあえず、知らない方向でいこう……うん。
「さて……私の自己紹介を終えたので、私からお二人にご質問してもよろしいですか?」
「うん? ぼくらに?」
「はい。……正確には、ラル様にですが」
おや? 私か。
ユウアちゃんは私の目の前に移動し、思いの外、真剣な眼差しで見つめてきた。ついさっきまで、明るく楽しくわいわいと話していたとは思えないくらい、しんと空気まで張り積めたように感じる。
「ラル様」
「は、はい……?」
「先程、『女神の涙』に触れた際、ここの過去をご覧になったと思います。その時、何が視えましたか?」
なるほど……そう来たか。



~あとがき~
そろそろ半分くらい来たのでは?
そんなこと、ないのかな……分からぬ。

次回、ユウアの問いにラルはどう答える?

妖精さん、ラルに適当に名付けられていましたが、お名前が判明しました。ユウアちゃんっすね。よろしくお願いします。
態度急変していて、びっくりしましたかね? 私はしました。
関係ないけど、ジャージのニート姿から身なりを整え、きちんとしたユウアさん。早着替えの達人かなって思いました←

ではでは。

学びや!レイディアント学園 第246話

~attention~
『空と海』のキャラ達が学パロなif世界でびっくりしてる物語です。本編とは一切関係がありません。また、擬人化前提で話が進み、友人とのコラボ作品でもあります。苦手な方はブラウザバック!
前回、ラルの時空の叫びが発動し、それを踏まえた上での考察が進みましたね。ルーメンはラル達に何をさせたいのか……みたいなのが、少しは見えたのかなと思います。
では、決意を新たにスタートだすだす!


《L side》
「ラル、ほら。手」
久々の能力は思いの外、ダメージが大きく、意識がふわふわした感覚が抜けなかった。まあ、戦闘を何度も繰り返した後ではあったし、何より心構えしてなかったのもあるとは思うが。
ティールに引っ張られる形で立ち上がるものの、足元が覚束ないためか、ティールに思いっきり支えられる低堕落である。
「……ごめん」
「そんなの気にしないで。歩けそう?」
「うん。でも、回復するまでは中間地点から出られないと思う。本当にごめん」
「いいって。時間はあるんだからさ。……謎を解き明かすんだろ? なら、万全の状態に戻さないとね。この後も時空の叫びに頼る場面があるかもしれないんだし」
……そうなるよな。うん。大丈夫。
「打倒ルーメンさんの気持ちを胸に頑張るわ」
「いや、意味分かんないからね?」
「ほぁ~……? ここに来た時点で、ルーメン様の思惑を察するとはぁ……ルーメン様は今回も相当、頭の切れる若者を寄越してきたんですねぇ~」
私達しかいないはずの空間で、第三者の声。それも頭上から聞こえてきた。
「誰だ!」
それに素早く反応したのはティールだ。私を庇うように背に隠し、スイちゃんを抜剣していた。私は私で魔具であるペンダントに手を伸ばし、いつでも攻撃できるように体勢を整えていた。
自画自賛だが、中間地点という安全地帯にいるにも関わらず、この反応速度は満点だと思う。しかし、頭上にいたものを捉えた瞬間、一気に気が抜けた。
綺麗な半透明の羽と白銀の髪に深紅の瞳。そして、手のひらサイズの少女は正しく、絵に描いたような妖精である。
が、格好はどこぞのニートですかと問いたくなるようなだぼっとした灰色と黒のジャージ姿。更に、こんな状況で眠そうにふわりとあくびを溢していた。
「えぇ~……とぉ……よーこそ、ダンジョン『奇跡の洞窟』へ~……私はあなた方をお待ちしてましたぁ」
なんか「うわ、誰か来た。仕方ない。挨拶してやるか、面倒くさいけどぉ~」オーラ出てません!?
やる気なく手を振る妖精に私とティールは戸惑いを隠せなかった。一体、どういう状況なのだろう。敵なのか、この子は。
いや、敵にしては殺気も感じないし、敵意も感じない。強いて言うなら、眠そうなのは伝わってくる。ただ、それだけだ。
「えっと、君は……誰なの?」
ティールは一応、スイちゃんを構えたまま、頭上の妖精に問い掛ける。それに妖精は、数秒の間があり、ゆっくりと答えた。
「え? 私ですかぁ? いちおー、ここを管理してる者……ですかね?」
なぜ、本人が一番、理解していないんだろう。大丈夫かな。こんな子にここの管理を任せてもいいのかな。大丈夫ですか、ルーメンさん!?
「名前もあるんですけどぉ~……なんかもう、面倒なので、好きに呼んでいいで~す」
「いやいや、あるなら教えてくれてもよくない? おーい!」
私の呼び掛けには全く応じる気はないらしく、相変わらず、眠そうに何度もあくびを噛み殺していた。
本当に大丈夫なのだろうか。確かにここには敵は来ないけれど、そういう問題ではなくて、根本的に心配になる。
「君も大して変わらなくない?」
ティール君、うるさいよ~? 私はあそこまで面倒臭がりじゃありませんからね?」
『……あや?? もしかして、ゆあちゃ?』
と、スイちゃん。それに続くように、セツちゃんも声をあげた。
『ほんとら! げんきないないだから、ぜんぜんわかんなかった!!』
「ほよよ~……? もしかして、水泉さまと、雪花さまですかぁ? お久しぶりですねぇ」
……そうか。二人は過去に二回来ている。だから、この不思議妖精とも会ったことがあるのか。とはいえ、二人もすぐには気づけなかったみたいだけど。
「お前らはお祖父様と父上の時もここまで来たんだね?」
『あい! きた!』
『でも、そのときはゆあちゃ、もっとげんきいっぱいだった!』
おっと? このやる気のないニート妖精姿がデフォルトではないのか。
「なんだろう。その言い回しはトゲがある気がする」
「え? だって名前がないんだもん。それとも、スイちゃん達に倣って、『ユアちゃん』って呼ぶ? このやる気のないニートを?」
「君も大概ニートしたがるだろ……ってのは、よくてだな。スイ、セツ。この子の名前は?」
『ゆあちゃ!』
「……スイの言うそれはあだ名だよな」
『だから、ゆーあだから、ゆあちゃ!』
「ユーア? それとも、ユウア、なのかな。どっちだろ?」
「えー? どっちでもいいですよぉ」
……もう、この子の名前、どうでもいいんじゃね?
ティールが頑張って妖精の名前を聞き出そうとしているものの、全く正解が分からない。まあ、ユーアにしろ、ユウアにしろ、大した問題ではない気もするが。
ティールが奮闘している横で、スイちゃんとセツちゃんは、ニート妖精改め、ユアちゃん(仮)と楽しそう(?)に会話をしていた。
『ゆあちゃ、げんきないない?』
『どこかわるいのー?』
「いーえ? どこも悪くないですよぉ~? 今は省エネモードなだけですからぁ」
ん?……省エネ?
『しょーえね! げんきないないだから、しょーえね?』
「そーです。しょーえねなので、げんきないんですー」
これは……会話になってるのか?
いや、この三人の会話は放置でいいだろう。
彼女の言った省エネモード……機械によくあるバッテリーが切れそうなときに切り替えたりするあれか? それとも、そういう状態を表現しているだけ?
……まさかね。
「あ~……忘れるところでした。お二人がここへやって来たということはぁ……交換パーツをお持ちなのではありませんか~?」
スイちゃんとセツちゃんとの雑談を切り上げたユアちゃんは、だらだらした体勢のまま、横ムーブしていた。話の内容は真面目っぽいのだが、口調と見た目と体勢で台無しである。話が全く入ってこない。
「あの~? 聞いてますかぁ?」
「あ、うん。聞いてます。……えっと、交換パーツってのは、ルーメンさんから預かってるやつで間違いない?」
「そーです。ルーメン様に持たされたパーツですよぉ。では、こちらに~」
私の返答を聞いたユアちゃんは変わらず、だらーっとしたまま奥へと飛んでいく。
あれに従ってもいいのかと一瞬だけ迷うものの、そもそもここの道は一本道。このまま進まないという選択肢は存在しないので、黙って妖精に従うことに決めた。
ユアちゃんに連れてこられたところは、中間地点の真ん中辺り。少し開けた場所で、その中央には石碑が鎮座していた。
その石碑の天辺には大きな赤い薔薇が一輪だけ飾ってある。多分、本物ではない……と、思う。
ユアちゃんはその薔薇にフラフラと入り込み、ちらりと花びらの隙間から顔を覗かせた。
「ではぁ……後はよろしくお願いしますね~?」
「……え? 何をよろしくって? ぼくらは何をすればいいの?」
「? 交換パーツ、お持ちなんでしょ?」
「いや、確かに私らが持ってるけど……え?」
「だから、交換の方はお二人にお任せするってことですよぉ~……私は寝ますので」
「「寝ますので!?」」
「おやすみなさぁい」
「「おやすみなさい!!??」」
混乱する私達を放置し、ユアちゃんは花に潜り込んで出てくる気配はなかった。言葉通り、寝てしまったのだろう。
説明の一つや二つ、あったっていいだろう。普通。
私とティールは互いに見つめ合う。「この空気、どうする?」と、目だけで会話した。
まあ、見つめ合ったところで答えは出なかったんだけど。



~あとがき~
不思議妖精、ユアちゃん(仮)登場。

次回、ラルとティールは無事にパーツを交換できるのか!

こんな展開、誰が予想していたでしょう。私はしてませんでした。ここにきて新キャラなんて想像してなかったさ!!(笑)
とまあ、現時点では謎の多い妖精さんをどうか、よろしくお願いしますね~

ではでは。

学びや!レイディアント学園 第245話

~attention~
『空と海』のキャラ達が学パロなif世界で思案してる物語です。本編とは一切関係がありません。また、擬人化前提で話が進み、友人とのコラボ作品でもあります。苦手な方はブラウザバック!
前回、とある不思議な花に触れ、ラルが久々に時空の叫びを発動させるところで終わりました!
彼女は何を視たのか……そこからっす!


《L side》
私の能力である時空の叫びにはいくつかパターンが存在する。
一つは音声と映像を視るもので、これは私が第三者視点で視ている感覚だ。例えるなら、カメラの映像を見ているようなもの。時と場合にもよるが、ぐるりと見渡すことも可能だ。移動は無理だけれど。
もう一つは音声だけ、映像だけというもの。音声だけはっきり聞こえたり、ワンシーンだけをはっきり視たりする。能力をコントロールできてなかったとき、無意識下で発動する際はこちらのパターンが多い。
で、今回は、前者のパターン。意識してなかったにも関わらずだ。
目眩が落ち着いたと思ったら、いきなり目の前が花吹雪に覆われ、視界を奪われる。意味もないのに、私は思わず目を瞑ってしまうくらいには、大量だった。
次に目を開けた時、そこには女性が一輪の花の傍に佇んでいた。優しく花を撫で、それを愛でているように見える。そして、ここは私達がいた中間地点だろう。
彼女の特徴としては、真っ直ぐ伸びた白髪を鈴の飾りのついた髪飾りで、毛先の方だけを結っている。それだけだ。
なぜなら、私の立ち位置的に彼女の顔が見えない。どんな容姿をしているかまでは目視できないのだ。
これが現実世界なら、回り込んで顔を見れるのだが、私は固定されたように動けない。全く融通が利かない能力だ。
まあ、ぎりぎり横顔までなら見えるものの、白髪の彼女の前髪が邪魔して、はっきりとは分からない。ただ、楽しそうに微笑んでいるのは分かった。
「……本当にやるつもりなのか、ミルティア」
突然、マントに身を包む一人の男が現れた。どこから現れたのかは分からない。私を横切るようにすっと出てきたように感じた。
男は彼女を「ミルティア」と呼んだ。つまり、あの人は女神のミルティアなのだろう。じゃあ、この男は誰なのだ。
ミルティアは男に名を呼ばれ、ゆっくりと振り返る。そして、明るい笑顔と共に彼の名前を──

「──ラル!」
「……てぃ、る……?」
「よかった。……大丈夫?」
「ん。……私の名前はお呼びじゃない……です」
「は? 何言ってるの」
もう少しでマント男の名前が分かるはずだったのに、きりの悪いところで途切れてしまったらしい。代わりに、相棒が私の名前を呼んでいたわけで。
それはともかく。今、どういう状況だ?
目の前には私を見下ろすティールの顔があるということは、地面に寝かされているはず。しかし、頭に固い地面の感触はない。つまりだ。
「男の膝枕ってどうなんすかね……? 前は天使の膝枕で目覚めたのに……!」
「ごめんね? 天使の膝枕じゃなくて。なんなら、今すぐにでも退こうか?」
「いえ、固くて冷たい地面は嫌です。このままでお願いします……ティール様」
相棒の膝の上でなんつー茶番劇を繰り広げているのだろう。
「はぁ……こっちはびっくりしたんだからな? いきなり倒れるから。どこか変なところはある?」
「ううん。大丈夫。……その、久しぶりに勝手に能力が発動して、立ってられなくなっただけだから」
「ってことは、何かを視たの?」
そうなる。
あれがミルティア生前の話なら、大昔の映像を視たのだろう。ということは、今回の時間軸は過去で間違いない。
「大昔の記憶……ミルティアに関する記憶を視た。この場所で誰かと会うミルティアを視たんだけど……」
「……けど?」
事前調査……もとい、私の好奇心でミルティアに関する情報を集めた。その結果はどうだ? 満足のいく結果は得られなかった。ミルティアに関する情報を隠匿されてるのではと疑う程に。それなのに、ここにきて、彼女に関する物を視るという状況はどこかおかしい。情報を隠したのは、バレたくないため。しかし、私達は部外者だ。バレたくないのに、他者を招くのは如何なものか。
秘密にしたいなら、身内に行かせればいい。私達がこの依頼をやる必要性はない。だから、何らかの思惑があるのではと推測した。
私達でなければならない理由がある……?
一つ整理しよう。
なぜルーメンさんは私達にここの調査を依頼した?
答えは、依頼内容の二つの達成の他に、私達の何かを試すため。
では、その何かとは?
答えは……私達の実力を図るため? 或いは、『奇跡の洞窟』の謎を解き明かすため? 延いては、ミルティアに関する情報を得るため?
ならば、謎を解くため、私達が適任だと考えた理由は?
…………私がいるから?
「もしかしたら……ルーメンさんは、私達にミルティアについて調べさせたいのかもしれない」
「……と、言うと?」
「ここは女神に関する場所だってのは、スイちゃんとセツちゃんに聞いたよね? つまり、依頼をこなすと共に、ミルティアの調査もしてほしいんじゃないかなって」
「わざわざ、そんな面倒なことをする必要ってある? 直接言ってくれても……って、まさか、ルーメンさんがぼくらを試すってこのこと?」
恐らくは。
「で、でも、ミルティアについて、どう調べるの? ラルはここに来る前に調べていたじゃないか。ってことは、文献にもなかったことをルーメンさんは調べさせようとしてるってことだよね? そんなの、ぼくらがどう……やって……って」
ティールは自分で話しながら、自身の疑問の答えに思い当たったらしい。じっと不安そうな顔で、私を見下ろしていた。
「……君を使って、調べさせる? 時空の叫びでミルティアの……ここの過去を視ろってこと?」
「多分。……私の能力のことは、ツバサちゃんは知っている。彼女を通して、アルフォースさんも知っていたみたいだった。となれば、ルーメンさんも知ってるんじゃないかな」
もしかしたら、私の能力でどこまで分かるのかも試されているのかもしれない。
要約すると、私達は依頼の他に、いくつかなの試験を受けている可能性がある。
一つ目は私達の実力を見られている。それは戦闘能力だったり、探検隊としての能力だったりするかもしれないこと。
二つ目は洞窟にまつわる、ミルティアの調査。そこに私の能力がどこまで通用するかも試されているかもしれない。
三つ目、ここでの情報をどう扱うか。
「一つ目、二つ目は分かるけど……三つ目ってどういうこと?」
「神様に関する情報なんてろくなもんじゃないでしょ。……そもそも、ここは限られた人しか来られない場所。そんなところに隠された謎を解き明かそうするんだよ? 得た情報をどう扱うのかも見られているんじゃないかって思うのが普通だよ」
ルーメンさんは、私達がここの情報を外に漏らす可能性があると思っている。もちろん、秘匿する可能性だって考えているだろうし、なんなら、何も調査せずに終わる可能性だって含まれているはずだ。
私達がどのように行動し、最終的にどう動くのか……それらを見たいんじゃないかと思う。
私はゆっくり体を起こし、ティールと向き合う。未だふらつく頭で、今の考えを告げた。
「今、決めなきゃいけないのは、私達のできる限りでここの秘密を解き明かしてしまうか、否か、だ。……ティールはどうしたい?」
「……ぼくは」
少しだけ迷うように目を逸らしたものの、すぐに真っ直ぐとした瞳を向け、にっと笑って見せた。ティールらしくもない、挑戦的な笑みだ。
「……ぼく達は探検隊だ。そこに謎があるなら解き明かす。……そうだろう?」
「だよね。目の前に転がる謎から目を逸らすのは探検隊じゃない。……それに、この情報を元にルーメンさんから色々聞き出せるだろうし。ティールが調べたくないって言ってても、私はやる気満々でしたけどね~」
「なっ! じゃあ、聞くなよ!!」
えへへ☆ でも、ティールの意見も聞いておきたかったのだ。仮に知りたくないと言うなら、情報共有を極力行わないようにしようと思っていた。
「ま、それはそれとして……ティール。ここで知った情報は秘密でお願いね」
「分かってる。誰にも言わないし、君の判断に従う」
「ふふん♪ よく分かっているじゃないか、相棒。後の事は任せてよ。ここで得たものを使って、ルーメンさんの真意を聞き出してやるから」
「あはは♪ ルーメンさん相手にそれは難しそうだなぁ。……けど、うん。頼りにしてるね、相棒」



~あとがき~
ごちゃごちゃ書いたけど、大丈夫っすかね(汗)

次回、今後の方針を固めた二人の前に新たなる影が!
……お分かりかと思いますが、適当に書いてます←

最近、ラル&ティールばっかりだけど、自キャラなのでやりやすいコンビではありますね。ティールだからこそ、ラルもある程度オープンで自然体なんだろーなーと。
ティールは誰といても、あまり変わらないけど、基本、年下といるときは優しいお兄さんしてくれるような気がします。

ではでは。