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satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

Fantasy world

この物語は~……うん、魔法とか出てくるよ。
なんかこの注意書いる?
あ、ポケモンの二次創作ですよ!
イオ「今更?!」


~第3話 場外ホームランはだめです~

マーチの言葉に食いついたのは、俺だけだったようで、のんきにしている二人はもう知らない。
「ど…どこ?! どこにいた?」
「えっと……この先にある広場で見ましたよ。なんか不良……みたいな人たちに絡まれてましたけど、ジュンなんで、スルーしてきました」
ジュンに絡むなんて……その不良みたいな人たちは見る目がないようだな。
うん……ほっとこう。
俺とマーチで話していると、それに気づいたのか、シェルがこちらによってきた。
「あ、イオ! ちゃーっす!」
「シェル。なんで飛んだり転んだりしてたんだよ」
「え? 楽しいじゃん」
え、楽しいのか? あれ? なんか痛いだけじゃないのか?
「それがいいんだよ!」
……わからん。シェルの感性がわからん。
恐らく、この先もこいつの行動を理解することはないだろう。
シェルは俺と同じ神の使いの一人。着物……というか、浴衣に身を包み、元気に走り回るような女の子。走り回るならば、着なきゃいものを、かわいいじゃん!……という理由で着ている和服。しかし、ほとんどが、男物というわけのわからないことになっている。
「そいや、時間までもうないか。シェル、そろそろ行かないと」
「おうよっ! ところで、他の皆は見た?」
「お前らだけだよ。シェルとエルナト」
俺がエルナトとメイのいる方を指すと、シェルは二人に向かって手を振る。
「お、エルナトじゃーん♪ あ、メイメイも♪」
『ご無沙汰してます、シェル様』
「やあ、シェルちゃん。今度一緒に…」
「だぁかぁらぁ………やめろっての!!」
まだ持っていたハリセンでエルナトの頭を叩いた。ぶっちゃけ、これもあまり効果はないことは知っているのだが、とりあえず止まってくれればいい。
案の定、叩かれたエルナトはけろっとしており、むしろ、物足りなさそうな顔をしていた。そんなエルナトに苛立ちを覚えつつも、平常心を保とうとしてみる。
「時間って言ってんだから、誘うな! 行くぞ!」
「もー……イオ、わかってないよ。女の子の可愛さってやつ」
「とにかく、黙ってついてこい!」
『イオ様、落ち着いてくださいよ~? エルナト様はいつもこんな感じじゃないですか!』
……あぁ…そうなんだけどね。だからこそ、次世代が心配になってくるんだよ。俺は……
「うっしゃー! 目指すは………どこだっけ?」
シェルが困ったように俺を見てきた。
今期はまともな奴がいないのか。

変態発言を繰り出すエルナトと元気過ぎるシェル。そして、使い魔とメイとマーチ。そして、俺を合わせて五人。その五人の前には、真っ白な塔…シュロース。
シュロースの入り口に一人のツタージャが立っていた。予想を立てなくてもわかる。エルナトの使い魔、ジュンだ。
確か、ジュンは不良っぽい奴らに絡まれていた……とマーチから聞いていたのだが……まあ、結果は目に見えているか。
「…………なんだ。エルナト様、お一人かと思ってましたよ。お久し振りです、イオ様、シェル様」
「うんうんっ! 久しぶり~♪ ジュンジュン、元気?」
「一応は。……つか、エルナト様、なんでオレの前からいなくなってんですか。探すの面倒なので、離れるなって言ったじゃないですか。ふざけてんですか」
エルナトはジュンのマシンガントークを気にすることなく、ごめんね、と一言返しただけだった。その返答が気に食わなかったのか、ジュンは“つるのムチ”を出し、エルナトを捕まえる。
あ、場外ホームランになる……
『ジュンくん、ダメダメ! 時間だから、せめて終わってから! 終わってからにしよ? メロエッタ様をお待たせするのもよくないから……ね?』
メイ、いいこと言うな。つか、正論。
「……チッ…………エルナト様、さっさと用事、済ませてきてくださいね」
メイの説得により、拘束していたエルナトを解放し、シュルリ、と“つるのムチ”をやめた。
「えっと……ジュンも見つかったし……行くぞ」
五人改め、六人となり、シュロースの中へと入っていく。そして、エレベータに乗り、上昇を開始する。
シュロースの中はいたってシンプル。宮殿のようになっているわけでも、城のように複雑な構造になっている訳でもない。普通の塔。……まあ、かなり高いが。
そんな塔の最上階に俺たちをまとめ、この世界を統括するメロエッタ様がいる。
そのすぐの下の階は、ちょっとした部屋になっており、神の使いがメロエッタ様に会っている間、使い魔は、ここで待機する。
「他の皆はもう来てるのかな♪ わっくわくだよっ!」
「どこにワクワク要素があんだよ……」
「ほーんと、イオってば、クールなんだから。もっと楽しむってことが出来ないの?」
誰のせいだ。誰の。こんな変人の集まりで楽しめ、という方がおかしい。無理。俺の体力が持たん。
「そういえば、ジュン。なんか絡まれてなかった?」
「あ? あぁ……見てたの? まあ、普通にカツアゲされた。今時、カツアゲとかあり得ないし。考える頭はないのかっつーの」
『カ…カツアゲ……? ジュンくん、カツアゲされたの?』
「まあな。えっと…三、四人いたかな。……全員、ぶっ飛ばしたけど」
『ふあぁ……流石だね♪』
「流石というか……ジュンにカツアゲするって、命知らずな」
「そうか? ま、ボッコボコにして、飛ばしたから、もうしてこないと思う」
ジュンにボコボコにされたのか……少し、同情してしまいたくなる。手加減なんてしないんだろうな。
とりあえず、もう二度カツアゲするなよ……不良たちよ。
チン、と小さな音をたて、エレベータの扉が開いた。最上階の手前で止まったのだろう。
そこには、すでに他の奴らが集まっていた。
「あ………イオくん、エルナトくんに……シェルちゃんも。……えへへっ♪ 久しぶり…だね」
「よいーっす♪ 三人とも、久しぶりだな」
「………………超帰りたい」
ポッチャマのカリーナ、チルタリスのアルマク、グレイシアのアルファード……全員、そろってるな。
ちなみに今のは全員、神の使い。
使い魔なのは、フライゴンのジュライ、ミミロルのエイプリル、フワライドのオーガスト
と言っても、なぜだか、オーガストの姿が見えないが……
「ファード、オーガストは?」
「飛んでったんじゃねぇの? 待ってれば帰ってくんだろ……つか、俺が知るかっての」
なんだろ……一つの質問に対して、十の罵倒みたいな……どれだけイラついてんだろ。
とりあえず、一人ずつの性格を一言でいうと、恐らく、こうなる。
カリーナは内気で繊細なやつ。アルマクは気前はいいが、放浪癖がヤバい。アルファードことファードは、一人でいることが好き。
ジュライはカリーナに対して、過保護である。エイプリルこと、エイプリは真面目で苦労人。オーガストはふわふわしているのが好きなマイペース人。
とまあ……どちらかというと、使い魔たちの方が幾分ましな性格をしているのだ。
「えと、イオくん………そろそろ…」
「あぁ……そうだな。行かないとな」
カリーナに促され、使い魔たちをこの部屋に残し、上へと上がるため、エレベータに乗りこんだ。



~あとがき~
少し雑になりましたが、全員紹介! ほんと、雑になってしまった。ま、いっか((

次回、長であるメロエッタさん、登場!

メロエッタさんに会うのは、神の使いたちだけです。使い魔たちはメロエッタさんのことをお目にかけることはありません。
メロエッタさんと会うこと自体、早々ありませんけどね! 呼ばれることもあまりないようです。

そして、まともな人材がほとんどいない、神の使いさんたち。イオ君も相当な苦労人に違いない。
となると、自然とまともな人たちってのは、使い魔たちになるのだけれど、その中でも目立つのは、ジュン君ですね。あの性格が。
次は……誰だろ。ジュライさんとか。
まあ、そんな十二人ですが、よろしくお願いします!

ではでは!