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satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

はじまりのソラ 6ー1

はじまりのソラ ポケダン 過去編

~attention~
ポチャ「えっと、時、闇、空の探検隊の物語を元にしているので原作のイメージが崩れるのが嫌な方はバックしてくださいね!」
ピカ「やっと6話」
ポチャ「まだまだ序盤だね~」
ピカ「だね~……あー言うことない。始めまーす」
ポチャ「えっ!!」


~6‐1 やってきたあいつらと失敗~


朝起きて、いつも通りに朝の集まりである。まあ、朝会なんだろうけれど、そのときにペラップの口から昨日聞かされた遠征の話が出てきた。
「……ここから遥か東にある湖にはまだ多くの謎があると言われている。その謎を解明すべく、我々のギルドも久方振りに遠征に行くことにした!」
湖かぁ……湖に謎ってどんなんだよって思ってしまうのは私だけか。
ペラップのこの言葉にわあっと周りの弟子達が歓声を上げる。きっと前回の遠征にも参加したことのある弟子は本当に久しぶりに感じるのだろう。ペラップも久方振りと言っていたくらいだ。きっと嬉しいんだろうな。
「遠征でゲスか~! あっしは初めてゲスから楽しみでゲス」
「久しぶりですわっ! 遠征をするのはっ」
「……ってことは、またこん中からメンバーを選ぶってことか?」
ドゴームの問いにペラップは嬉しそうに頷いた。
「その通り♪ 出発は数日後。その数日の間にこの中からメンバーを選んで遠征へと向かう。皆、遠征部隊に選ばれるように頑張ってくれ!」
ふむ。……これからの活躍次第ではどう選ばれるかが決まるようだ。遠征部隊というからには、チームを組んでいるとはいえ、私とポチャのどちらかが選ばれるということもあり得なくない。それに私達よりも実力のある先輩達がライバルである以上、候補といったところで本当にメンバー入りする可能性は低い。これは選ばれるにはなかなか激戦かもしれないな。最悪私は行けなくても構わないけれど、ポチャは行かせてやりたい。となれば、この数日間、チームとしてより頑張らねば。私が頑張ればチームを組んでいるポチャの株上げに少しは貢献出来るだろう。となれば、気合い入れないと……!
……けどま、行ける可能性があるなら、私も行ってみたいんだけどね。
私が余計な思考を巡らせているところ、弟子達の間で話が盛り上がっていたようだ。全然聞いていなかったけれど、恐らく互いに叱咤激励をしているんだろうし。
「ほらほら! まだ気が早いぞ。その気持ちをこの数日間にぶつけてくれ。さて、仕事にかかるよっ!」
「おおっ!!」
いつもよりどたどたと騒がしく各自仕事場に向かう。本当に血の気が多い。……出遅れないようにしないと。
「あ、オマエ達! 今日は掲示板の仕事をしてくれ。頼んだぞ♪」
「はーい」
「分かった! ピカ、ぼくらも張り切って仕事しよっ!」
いつも以上に気合いの入っているポチャ。……なんだか私が頑張る必要はないように思える。いや、ポチャはいつもあんな感じか。
遠征メンバー候補入りで浮き足立っているポチャとそれを見て逆に冷静になってきた私は一つ上に上がり、掲示板のあるフロアへと移動してきた。そこにはすでに何人か掲示板の前で話していたり、見ていたりと賑わっている。
「今日言われたのは掲示板にある依頼を受けることだったよね。見に行こっ!」
「へいへい。……ん、あれって……?」
掲示板の前にいるのはどこかで見たやつら。コウモリみたいなポケモンに丸い紫色をした隕石っぽいポケモンズバットドガースだ。確かどっちも毒タイプ……まあ、そんなこと関係ないか。それにしても初めてみるな、この掲示板の前では。
「あ……あいつらって、ぼくの遺跡の欠片盗ろうとしたやつら!?」
「……? げっ……!」
「なんでこんなところに……!?」
それはこっちの台詞なんだが。
「そういう君達こそなんでここに?」
ポチャが若干警戒しながら、二人に聞いた。質問された二人はポチャの警戒を気にしていないのか、気づいていないのか……恐らく後者だろうが、ズバットがふんっと鼻を鳴らした。
「なんでって、おれ達探検隊だし。探検隊が掲示板の前にいちゃおかしいか?」
「ま、やり方は少し悪どいがな」
「………………えぇ!?」
ズバットの言葉に驚きを隠せなかった。こいつらが探検隊? 嘘だろ。こんな意地汚いやつらが?
……いや、まあ、よくよく考えてみれば、探検隊の根本は未知の場所を探検すること、宝の探索だ。宝目当てとか金目当てみたいなそういう輩もいるか。なぜ今まで考えなかったのか不思議なくらい当たり前で汚ない考えだった。私の周りがそんなお金儲けでやっている人達がいないだけで、世界を見ればこんなのもいるってことなのだろう。納得した。
そもそも、金目当て=汚ない考え方という式もいかがなものかと思われるかもしれない。私の中では成り立つのだから、構わないのだが。
「で? お前らがなんでこんなところに?」
「なんでって……ぼくらも探検隊になりたくて、ここで修行しているんだよ」
ドガースの問いにポチャがご丁寧に答える。別に答える必要ないのに、馬鹿正直か。
ポチャの答えに二人は驚いたらしく、びくっと体を震わせながら声を揃える。そしてすっとポチャの両側に一人ずつついて、取り囲む。
「えっ、何?」
「ちょっとお前、こっちこい!」
「えぇ……?」
ぐいぐいと迫るズバット達に根気負けしたポチャは二人に連れられ、部屋の隅っこに連れていかれた。そこまで離れていないし、三人の会話は聞こえないわけではない。聞き耳なんて趣味悪いけれど、この際どうでもいい。聞いてしまえ。
「悪いことは言わねぇ……探検隊は諦めな」
「えっ!? なんで?」
「だってお前、臆病じゃん。それに意気地無しだし、弱虫じゃん。そんなやつに探検隊なんて仕事、出来ると思ってるのか?」
悪口を言われているのかと思ったが、意外とそういう話ではないらしい。ポチャに向かないからここを辞めろって話のようだ。しかし、これはこれでいじめのような、不良が気に入らないやつに絡んでいくような光景だ。要するに気に食わないのかもしれない。
ポチャは言葉に詰まるが、すぐにふるふると首を振って、隅っこから脱出してきた。
「う、確かにぼくは臆病だけど……でも、今は一人前の探検隊になれるように、今のぼくに負けないようにって頑張ってるところなんだ! それに、今度の遠征メンバーにも選ばれるようにって……!」
え? いや、待て待て。それをなぜこいつらに言った……!? いやまあ、頑張ってるってことを言いたかったのかもだけど。
「ほう? 遠征があるのか?」
「へへっ。でも頑張ればいいってもんじゃないだろ? 頑張るだけで遠征メンバーに選ばれるなら、誰でもなれるもんなぁ? 実力がなきゃ駄目なんだよ。実力がさ」
腹立つけど、ズバットのおっしゃる通り。しかし、こいつらに実力があるとは思えないけれど。
「実力って言うけど、ドガースズバットは探検隊にすらなってなかった素人のぼくらに負けてたじゃないか」
「ケッ。あんときはアニキがいなかったからな」
アニキ……?
「我がドクローズはアニキを含めた三人のことだからな。そのリーダー、アニキが物凄い実力の持ち主なのさ」
ズバットが自分のことを誇るかのように偉そうに言ってきた。偉そうだが、ここにいる二人は実力なしということを認めているようにも聞こえる。つまり、お前ら二人はくっそ弱い、と。そのアニキとやらがいないとド素人の私達にすら勝てないときた。
「言ってしまえばそのアニキがかなーり強いのだ。お前達なんて一捻りだぜ」



~あとがき~
長くなったので切っちゃいました☆

次回、ドクローズのリーダー登場です!

いや~……はじソラ的には初登場のドガースズバットですね。多分。ピカとポチャの出会いは空と海でやってしまっているので、こちらではやっていません。まあ、ゲームやってみた方が早いね!!←

さあって、遠征の話が出てきましたが、ピカ達は無事になれるんでしょうかね?
……ゲームやってたら知ってるだろうけどね!!
だからこそ、言うことないんだよな、ここ……

ではでは!