satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

幼き騎士は何思う?

~前回までのあらすじ~
やっと家帰ったな、お主……
もえぎ「五話目にして、目的達成、です」
ヴァルツ「……」
わあ……めっちゃ嫌な顔してる~……
ヴァルツ視点ももう終わります!! やったね!!
もえぎ「ヴァルさんの、終わって、書きたいこと、書き終わりますか……?」
ううん! 終わらない! 次はもえぎちゃんだよ。
ヴァルツ「だろうな」
もえぎ「はうぅぅっ!?」
それじゃあ、始めます!


家に帰り、まずやったことと言えば、母に代わりにやると言った部屋の片付けだ。散らかったものを捨てるなり、元の場所に戻すなりと淡々と進めていく。別に足の踏み場がないとかそういう散らかりではないから、これは案外早く終わった。
「他にやることは? というか、どこまで終わってる?」
「お別れは済ませたの。明日、お父さんを火葬場に。それで一通りは」
思ったより、やることはないな。一週間以内にはここを出られるかもしれない。
そんな風に思っていたが、そう簡単にいかないのが人生である。思い通りにはいかないらしく、母の困ったような表情で何となく読めてしまった。
「お父さんのことは、それで終わりなんだけれど……」
「あぁ、うん。親族の挨拶だよね。大丈夫、任せてくれていいよ」
「ごめんなさいね」
「母さんが謝ることじゃない。俺がやらなきゃいけないことなのは理解しているからさ」
笑って、母を安心させる。そこで会話を終わらせるため、まとめたゴミを持ち、外に出た。外は日が沈み、夜になろうとしていた。
当主である父が倒れ、次が俺なのは分かる。そのための挨拶だ。これは今やらなくても、いつかやるときが来るものだから、大して問題ではない。問題と言えば、他のことは親戚一同に任せることになる点だろう。そこそこ名の知れた家柄である。簡単に言えば、ちょっとした金持ち一家だ。事業なんかも立ち上げているし、その統括は父がやっていたと聞く。その前は祖父だったらしいし、流れに沿えば次は俺なのだが、生憎、仕事のことを知らない子供。そんな奴に任せるはずがない。
「醜い争いにならなきゃいいんだがな」
まあ、そこら辺は俺の知ったことではない。仮に、事業が没落したとしても、俺は痛くも痒くもないように手回しをすればいいだけの話。勝手に継いで、適当に済ませてくれればいい。
その準備も必要か? そもそも、父の遺言か何かないのだろうか。そこら辺の始末は……していないか。まだ死ぬなんて思っていなかっただろうし。
母に任せるようなこともないだろう。母は珍しく、外部の家柄だ。そこそこ裕福な生まれらしいが、一族の血を継いではいない。つまり、一族からすれば、母はよそ者なのだ。父が倒れた今、俺がいなければ、さっさと追い出されてもおかしくはない。
よそ者だからこそ、俺のことを少しは子供だと思って接してくれているのは分かる。……あくまで、少しだけだ。結局のところ、父や周りに毒されてしまって、考えが似通ってしまっている。
「……マリー」
『はい。どうしました?』
「お前は母をどう感じ取った?」
『……そう、ですね。大切にしているのが伝わりました。……とだけ』
「子供として、ではないんだろう。道具なのは理解しているつもりだからな。俺がいなくなっては困る。だから、過剰に反応するんだろう。再確認した。やはり、何も変わらない」
『兄様の言葉を借りるのは癪なのですが、子は親を選べない。……これが本当なのだと、愛し子とあのイーブイの少女を見て、学びました。あの少女、辛い目にあっているのに、最後のあの綺麗な笑顔……愛されるべきお人です』
「ふぃーには、俺と同じ様な考えをしないでほしいと思う。いい友人に会えるといいんだが」
ぐっと背伸びをして、気持ちを入れ換える。今日のやることはもうなさそうだが、明日は面倒なことのオンパレードだ。適度に気を抜かないと、やってられない。
「戻ろう」
『その方がよいですわ。夜風に当たりすぎてもいけません』

次の日。予想通り、面倒な一日だった。
寝る前に色々と下準備を済ませ、火葬場に行く。その場には俺と母。そして、一族が何名か来ていた。父と同じくらいの歳だったり、それより少し上だったり。
火葬は何事もなく終わり、家に戻って、やって来る親戚に挨拶するのだが、そこだった。
「坊ちゃん、この度はお悔やみ申し上げます」
「いえ。お気遣い感謝します」
このやり取りを永遠と続ける俺の身にもなれ。何回繰り返せばいいんだ。
火葬場に来ていた人達だけかと思ったが、そんなことはなく、遠縁の人達まで押し掛けてくるのだから、迷惑極まりない。いや、この人達も、好きでこんなガキに頭下げているわけでもあるまい。お互い様というやつか。
マリー、あとどれだけ来るのか探れ。
『はい、愛し子』
気になってしまい、思わずマリーに呼び掛ける。本来なら出現させて使うものだが、大雑把な数が知りたいだけなら、出現させなくとも読み取れるだろう。情報が欲しいわけでもない。マリーの能力を使うために集中しつつも、目の前の気配りは忘れない。変に疑われるのも面倒である。
『この近辺で感じ取れるだけでも、三十くらいは。一族のというよりは、お父様の会社の従業員とか、関係者も含めてですが』
勘弁してくれ。少なくとも三十は頭を下げろと? いや、やるけれども。
『ごめん。我慢出来ないんだけど! ぷくくっ……この状況、マジ笑える~♪ あはははっ!!』
呑気でいいな、この神様め……!
トリスの笑い声が響く頭で、笑顔が引きつっていないか心配になる。しかし、それも杞憂だったようで、何も追求されることなく、話は進んでいく。
「坊ちゃん、この後のことはどうお考えで?」
「まだ何も。しかし、務めは果たします。神霊様と心は通わせておりますので、時が来ればお力を貸してくださりますよ」
トリスのことを様付けで呼ぶのも癪に触る。
『ヴァルツ~♪ もう一回! もーいっかーい!』
うるさい。黙れ。
「父の……私の家で代々行っていた事業に関しては、何も知らないのでおじ様方にお任せします。この件に関して、私は何も口出ししません。それらに関する誓約書も後日お送りします」
笑顔の仮面のまま、やって来る人全員に対応する。これが終わったのは、夜も更ける頃であった。

全てが落ち着き、ようやくこれから自由になれる。俺が帰ってきてから約一週間程経っていた。見立て通りではあったのだが、初日からなかなか濃い一日ではあったな。
「やることは全て終わった。後はギルドの返事をしてしまえば問題ないな」
寝る支度を終え、明日の旅の準備を進めていく。準備とは言ったが、帰ってきてから大して物は出していないため、しなければならないのは補充くらいか。
『ねえねえ? あいつがやってたお仕事を丸々っと投げ出したのは、働き口確保してたからなのぉ?』
「全く知らないから、興味もないしする必要もないと思ったからな。トリスを任せるとは言われても、会社をよろしくされた覚えはない」
『あっはは。性格、歪んでるね。でもでも、そういうとこすきぃ~♪』
真面目に生きている程、トリスには嫌われそうだな。こいつの基準は面白いか否かだ。普通から抜け出すことが重要なのかもしれない。
『お仕事の利益も受け取らないつもりですか?』
「父の遺産でしばらくは問題ないだろうからな。幸いにも母は金銭感覚は狂っていないし、そこそこやりくり上手。少なくとも勝手に使い込んで散財するようなことはない。……他人だと思っているが、見捨てるつもりもないぞ?」
『なぁんだ。夜逃げすると思ったのに』
なぜ俺が夜逃げするんだ。する必要がないだろう。
『愛し子よ、次はどちらに向かいますか?』
「決めていないな。ギルドに加入するなら、勝手に組み込まれる可能性もある」
『私、せっかくなので港町を歩いてみたいです。ずっと大陸ばかりだったので。海を見たいですね』
「行けたらな」
荷物も整え、部屋の電気を消す。この部屋ともしばらくお別れか。大した思い出もないが、快適さで言えば上位だったな。
『野宿するより、ベッドで休んだ方がいいのは明白ですわ』
「子供でも分かるよな。……トリス、さっきから黙ったままだが、死んだか?」
『……いや。残念ながら生きてるよん。でもね、ヴァルツ、悪い知らせだ。僕の聖域に侵入者がいる』



~あとがき~
途中、やっつけですが、許してね。

次回、トリスのいる場所に侵入者! ヴァルツはどう動く……?
やっと書きたいところまで来たよ。もうそろ終わるよ!

今回はいつもより長かったですね。申し訳ない。
もう途中のやつ、いらなくねって思いつつも書きました。周りの大人に振り回されるヴァルツを楽しんでくださいな!←

ではでは!

お知らせ

もう、お分かりですね……
この時期のこのお知らせ……

そうだよ!! 課題パレードを片付けるために約二週間~三週間投稿自粛するんだよ!
つってもストックはあるので、週一ペースくらいで出すつもりではいます。二つ三つは出ないと思ってくれ……(多分)
どうせずっと課題は出来ませんからね。息抜きに小説は書きたいと思います。

いやー……今年は頑張ってる方ですよ。高校の時みたいにばんばん出してます。偉いぞ、私……つっても終わる気配がないのが恐ろしいところですが。まあ、登場人物多いのか悪い……
今年中に終わらせたいですね。夏祭り編。

はい。ってことで、あれですね。
今までのストック消化するだけになりますが、夏休み入ればまた同じように週二、三投稿しようと思ってます! 私の創作意欲がなくならなければ!((←

ではでは!

空と海 第191話

~前回までのあらすじ~
スラはぷんぷんイブちゃんによって、倒されました。が、新たなる刺客が……!
フォース「ラルもどっか行くし」
イブ「じっとしていられないんだろうね」
フォース「それでも自分の身は案じるべきだろ」
イブ「すーくんには言われたくない、かも?」
それな。制御者だから許される強硬手段よ。
フォース「制御者だからこういう使い方してるんだけど……生身ならこんなことやらねぇわ」
ですよね~
ではでは、始めます!


「気配を少し緩めただけでバレちゃうものね」
! 知らない人の声!?
何もない空間がグニャリと歪むと、そこから現れたのは一人のキュウコンだった。ただ、金色ではなくて、銀色の毛並みを夏風に怪しく揺らしている。浮かべる笑みも妖艶というか……大人っぽい。
倒れているスラという人の前に立ち、私達から庇うようにしていた。すーくんのアイコンタクトを見て、私は鎖を手から離した。離した方がいいと、すーくんが判断したんだ。
「ごめんなさい。スラが色々と。けれど、許してあげて? 私のために動いてくれていただけなの」
「ってことは、大量の敵はお前が作り出したってことかよ」
すーくんの指摘にキュウコンはゆるりと笑う。なんだろう。敵意は感じないのに、不気味な雰囲気だ。言葉じゃ表せないのがもどかしいくらい。
「ええ、そうなの。……安心して? もう作っていないから、増えることはないわ。復活の機能は止められないのは申し訳ないのだけれど」
……この人、意図的にこんな騒動を起こして、悪いなんて思っていない。悪い人は皆そうかもしれないけれど、これが当然。やって当たり前、自分がしたいからやった……そんな当たり前の悪人の動機では語れない何かを感じる。……正義、かな。
「神器の件は聞いたからいい。……他に目的は?」
警戒は解くことなく、話を聞き出す。少しでも怪しいと思えば、撃つつもりなんだろう。キュウコンは気にせずに答えていく。すーくんは敵意むき出しなのに、キュウコンは全く興味ないみたいだ。
「それは私個人の目的? いいわ。教えてあげる。私は探しに来たの。あのお方に相応しい人を。……けれど、駄目。見つからないの」
「……あのお方?」
イーブイチコリータのお嬢さんは論外。幼い故の、純粋さと希望で溢れているもの。……あそこの神様も駄目。そもそも、神様なんて恐れ多いわ。あなたは見込みがない訳じゃないけれど……精神力が強すぎるから、駄目」
なんか品定められているんだけれど、何が何だかさっぱり……論外って言われたからよかったんだよね?
「スラと戦っていたポッチャマ……彼も惜しいわ。スラの変身に惑わされていたけれど、善悪がはっきりしていて、正義感が強いから、難しいわ。強い人達は素質はあっても心に何かを持っている。……探検隊や救助隊なら尚更」
誰か、探しているのは分かるけれど、だからってこんなことをする必要なんてないはず。もしかしたら、誰か死んじゃうかもしれないのに。
「あらあら。おかしなことを言うのね? 人なんて死んでしまう者。言い換えれば、消耗品みたいなものよ。使えるときに使うのが、物の役割ってものでしょう?」
そう言いながら、キュウコンがくすくすと笑う。
罪悪感なんて持ってないみたいだ。死ぬことに恐怖も悲しいって感情もない。
単純に怖いと思った。無意識にすーくんの背に手を当てていた。見上げると、すーくんが相手を探るようにじっと見ていた。どの言葉も信憑性がない上に、意味が分からないことを言い始めたから、どう判断していいのか分からないのかもしれない。
「……もっと私のことが気になる? あなたの能力で覗いてみてもいいのよ。私は拒まないわ」
「心を覗かれることを嫌がらないんだな」
「ええ。見てくれるなら、無駄に話すこともないでしょう?」
「……そうかよ」
見られてもいいって思っているんだろうか。人なんて誰にも知られたくないことはあると思うんだけど、この人にはそんなものがない? あるいは、見られた方が都合がいい、とか?
どうするのか悩んでいたみたいだけれど、嘘か本当か見極めるためにも見ることにしたようだ。すっと目を閉じて、集中し始める。
「この間、暇ね。……お嬢さんにいいことを教えてあげる。あの敵ね、ちゃあんと弱点が存在するの。どこかは私にも分からないんだけれどね」
「それじゃあ、ほとんど無敵みたいなものじゃないですか……!」
「そうなのよ。だから、頑張って倒してね? 技は効かないのは分かっていると思うけれど、数が少なくなれば敵の動きは変わってくるの。処理能力が上がるのが理由の一つね」
……どういうことなのかな。
私が理解していないと悟ると、少し考え込む。そして、いい例えが見つかったのか、パッと顔を輝かせて口を開いた。
「限られた空間にたくさんの人がいると動けないわ。でも、人が減れば範囲が広がるわよね? 簡単に言えばそういうこと」
なるほど……?
「だから、数が少なくなったとき、気を付けてね? 下手に油断していると、やられちゃうかも」
少なくなるときなんて、皆、疲れて満身創痍になっているはず。そこで攻撃パターンを変えてくるなんて。鬼か、この人。
「鬼だなんて……あら、嫌だ。私、名乗っていなかったわ。私は紅。そのまま、『くれない』と書いて『べに』よ。よろしくね」
紅……
「その、スラさん……と、ピチューさんやカゲボウズさん、ポワルンさんと……仲間なんですか? 悪いことするための」
「悪いことは何一つしていないと思っているけれど……そう。皆、私の仲間」
「前、私のことを狙ったのはなんですか? あと! カゲボウズさんとポワルンさんのも!」
こんな昔の話、当事者でもないのに答えてくれるか怪しいところだったけれど、聞いてみることにした。ここはすーくんの用事が終わるまで時間稼ぎしなくっちゃ。気が変わって、攻撃してくることもあり得るんだもん。
「初めはスカイの見定めを。あなた達を巻き込んだのは予想外だった。……二回目はあなたが邪魔だと思った黒がスラとキーテを使って捕らえようとしたの。失敗したのだけれど」
……邪魔? 私が?
「あなた自身がではなく、力がね。“強き力”は文字通り、強いから」
「……っはぁ! げほげほっ!」
「すーくん? どうしたの!?」
「うふふ。刺激が強かったかしら?」
両手を地面について、肩で息をしている。それでもしっかり吸えているのか不安になるくらい、荒い呼吸だった。
「すーくんに何したの!?」
「何もしていないわ。あなたとお喋りしていたんだもの。何も出来ないってあなたが証明してくれるでしょう」
そ、そうだけど……
「それじゃあ、私はここを離れるわ。まだ見ていない人もいるから……また、会いましょう」
スラさんを尻尾で器用に回収すると、空間の歪みに入ってしまう。紅さんが完全に潜ると、その歪みは跡形もなく消えてしまった。
いや、そんなことより、すーくんだよ! こんなすーくん初めて見る……! どうしよう!
きっと、あの人の心を見て、何かあったんだ。なんだろう……とにかく、私の話を聞いてくれるように呼びかけなきゃ!
「すーくん! えと、私、ここにいるよ! ここにいるからね。ゆっくり、深呼吸しよ?」
「はっ……はぁ……はあ……ふっ………ふぅ…! けほっげほっ……」
浅い呼吸をしながらも、なんとか深呼吸をしようとしてくれてるみたいだ。よかった。私の声は聞こえている。すーくんの背中を擦りながら、もう一度促してみる。
「ふーって……ゆっくりでいいから、ね」
「は…………ふー……」
「……落ち着いた?」
「けほっ……ごめん。……落ち着いた」
すーくんがゆっくりと顔を上げながら、同時に腰を下ろした。私はすーくんの正面に座る。まだ大きく息を吸っているけれど、もう大丈夫みたいだ。顔色はすっごく悪い。怪我のせいなんかじゃないのは見て分かる。
「……大丈夫?」
「大丈夫……って言いたいけど、さっきの見られると、大丈夫なんて言っても説得力ない。……でも、大丈夫だ」
「説得力ないって分かってて言うんだね……何があったの?」
「あいつの心の感情……って言えばいいのかな。それに飲まれそうになった。おれの中にまで入ってくるようなそんな感じ……昔は強い感情に当てられることはたまにあったけど……んなの、能力を操れてない時期の話だぞ」
「あの人の感情?」
「闇だった。何も見えない、暗闇。それに……あれは……」
「ううん。もういいよ。もう、休んでね。私のことだけを見てて。それなら、辛くないよ。……そうでしょ?」
思い出そうとするすーくんを見ていられなくなって、途中で言葉を遮ってしまった。そのことに文句を言うことも、呆れることもなく、すーくんはゆっくり頷いた。
「そうさせてもらう。……ラルのことも任せるわ」
「うん。私から二人に言っておくよ」
少しでも安心してほしくて、にっこりと笑って見せる。すると、すーくんは私のことをぎゅっと抱き締めてきた。こんなことあんまりないから、ちょっとだけ固まってしまった。
「すぅ、ありがと。……お前、強くなったな」
「ほえ!? そ、そうかな……?」
「ん。……じゃあ、おやすみ」
「うん。後のことは任せて、ゆっくり休んでね。……おやすみなさい、すーくん」
そう告げると、すーくんはここから消える。私の中にいるのを感じ取れた。大丈夫。ここなら、安全だ。嫌なものは見せない。
ここからはすーくんには頼れない。もちろん、本当に危なくなったら、飛び出してくれるだろうけれど……そんな状況にならないように、私なら出来る。……強くなったなって言ってくれたんだもん。その言葉を嘘にしないように、頑張らなくちゃ。



~あとがき~
ひえ……新キャラ(敵)の登場です……!
もうどっか行きましたけど。

次回、もえぎとヴァルツに移ります!
たった二人だけで、対応しているこの状況に勝機はあるのか!?

イブの成長を感じられる回でしたね。
なんて、私は思うんだけれど、皆さんはどうですかね。イブよりも、弱りフォースなんて珍しいなんて思ってるのでしょうか?
けどまあ、泣いたりするフォースは過去にもあったんで、特別、弱りフォースが珍しいなとは思いませんがね。
フォース「なんかムカつく」
イブ「まぁあまあまあ!!! 構えた武器は下ろして! そして、なんかこのやり取り前にもしたよ!?」

やっとスラ達側の目的も分かりましたね!
つまり、神器の暴走と、あるお方に相応しい人材探しが敵側の目的なんですね。
相応しい人材とはなんなのかはこれからを見てくれれば分かります! 多分!

ではでは!

☆第14回 ゆるゆるトーク☆

~前回までのあらすじ~
ピカ「やっと長きにわたるコラボ企画が終わりました。長かったね! この場をお借りして、お礼申し上げます。ご協力してくださりありがとうございますっ!」
イブ「今回からはまた、私達だけのゆるトークですね! 何するんでしょう?」
ピカ「ネタはあるけど、小説にする程のものではない……みたいなのをゆるゆるっと進めていきまーす。多分」
イブ「……多分、かぁ」
ピカ「うん。多分ね
今回はポチャメインらしいから、お楽しみに」
イブ「……なんででしょう?」
ピカ「本編で酷い待遇だからかな~」
イブ「あ、あぁ……お祭りの
ところで、どうして今回はこんなすぐにぽいっと投稿を?」
ピカ「しんどいから」
イブ「……えっ?」
ピカ「本編も番外編もしんどいから!! なんなのあいつら! 重っ苦しいんだけど!!
……だ、そうです」
イブ「あ、あー……(・д・`;)」


ポチャ「……うぅ」
(なんか寝過ぎた気がするなぁ。ピカ、起こさなかったのかな……?)
ピカ「あ、おはよ。随分と寝坊助だね?」
ポチャ「いや、いつもだろ……ふあぁ……今日は、起こさなかったんだ……あ、仕事なかったっけか」
ピカ「いつもは僕が起こさなくても起きてくるじゃない。あと、仕事はあるよ」
ポチャ「…………ん?」
ピカ「うん?」
ポチャ「僕? ピカだよね?」
ピカ「僕……だけど。え、なあに?」
ポチャ「……!?」ササッ
ピカ「え? え?? どうしたの、ポチャ」
ポチャ(ピカの尻尾、丸くない!? え、男の子!? 誰!? いや、でも、どこから見てもピカ……だよな。うん。ピカだ。性格は違う気がする……ん!? じゃあ、別人!?)
「ごめんなさい! どちら様!?」
ピカ「どちら様!?Σ(゚ロ゚;)
あっと、ピカだけど。君の……ポチャのパートナーだよ。前から一緒に探検隊してるだろ?」
ポチャ「それは、うん。そうだね。……じゃあ、また変なこと始めた? そういう薬でも作ったの? 何かのドッキリ?」
ピカ「なんでそんなことしなきゃいけないのさ。ポチャ、大丈夫? 熱でもあるの?」
ポチャ「どういうことなの……夢? どんな夢なの。どんな願望があってこんな夢を……!!」
ピカ「ねえ、ポチャ?」
ポチャ「寝れば元通りになるかな……はい。お休みなさい……」
ピカ「ちょっと! 話聞いて!」
ポチャ「はい! ごめんなさい!!」
ピカ「……夢とかよく分からないこと言ってるけど、大丈夫なの? 仕事、行ける?」
ポチャ「ぼくは元気だよ……理解が出来てないけど、仕事はする……よく分かんないけど……」
ピカ「? 変なポチャ。自分のことはいつも私って言ってるのにね。寝惚けてる?」
ポチャ「……んんんっ!?」
(まてまてまてまて……! ん? ぼくが女でピカが男ってこと!? それが当たり前のように振る舞って……えぇぇぇ!?)
ピカ「僕、支度済ませてくるから、目を覚ましてから来てよね!」タタッ
ポチャ「意味分かんない……(ーー;)
とりあえず、あれかな。ぼく……じゃなくて、私を演じていこう。イメージがピカになりそうだけど、反応見ながら探り探りで行くしかないか。……隠れながら進もう。人に会いたくないよ、これは」

~トレジャータウン~

ポチャ「ここは……普通だなぁ。性別が逆……なのかは遠目じゃ分からないけど
……ぼくは一体、何を……( ̄▽ ̄;)」コソコソ
ピカ「お、来た来た! 目、覚めた?」ニコッ
ポチャ「うん。ごめんね? さっきは色々と……変なこと、言ってた? 私」
(笑うとますますピカっぽい……本人か? いやでも、男なんだけど)
ピカ「そりゃ、大量に?」
ポチャ「あう……ごめん。なんとなくしか覚えてなくて……えへへ~
で、今日はどこに行くんだっけ?」
ピカ「んーとねぇ……きのみ探しが主だから、適当に森系のダンジョンかな」
ポチャ「了解だよ」
イブ「ピーカーさんっ!」
ピカ「あ、イブ。チコも。やっほー」
イブ「やっほーです! お仕事ですか?」
チコ「こんにちは!」
ポチャ(……うーん。イーブイって基本的に可愛いから、男か女か判別が難しいな
というか、ピカがチームメンバー以外を呼び捨て……? 男だから?)
ピカ「まあね~♪ 二人でお仕事?」
イブ「はい。あ、あと! すーちゃんとも」
チコ「ボク達三人で迷子の人を助けに行くんです」
ポチャ(すーちゃんって、フォースのことだろうから……わ~……見事に逆転現象だな~)
イブ「すーちゃん、適当に道具見繕うって言って、どっか行っちゃったんですよ~」
フォース「すぅが押し付けたんでしょ」ポイッ
ポチャ「わわっ! あっぶな……!」ポスッ
フォース「あら、ごめんなさい?」
ポチャ(……なんだろう。見た目はフォースなのに、口調が女の子なんだよな。あれだ。いつも以上にクールなフォース……)
「いたよ。見えてなかったの?」
ピカ「もー! 喧嘩だめだよー!」
ポチャ(まあ、フォースに関しては、男にも女にもなれちゃうから、いいやって割り切ろうかな)
イブ「ごめんなさい! 大丈夫ですか?」
ポチャ「うん。大丈夫だよ」
ピカ「僕らはそろそろ行こっか! こっち!」
ポチャ「あ、うん」
イブ「いってらっしゃーい!」ブンブン
フォース「……」

~ダンジョン内~

ピカ「よっと!」
ポチャ(身軽なのはそのまんま……バトルスタイルも大差ない。うーん。けれど、体術を使う場面が多いのは、力が女の子よりあるから、なのか)
ピカ「ポチャ! そっち行ったよ!」
ポチャ「了解! “バブルこうせん”!」
ピカ「ナイス。いい命中力だ」
ポチャ「当然の結果でしょ。私とピカのコンビだよ? 失敗なんてしない」
ピカ「あはは。確かにね」
ポチャ(……これ以上ないってくらい、頭使って考えてる気分だ。一緒にいるけど、さっぱりだ)
「これは、ぼくが別世界に来たと考えた方が自然なのでは……?」
ピカ「うん? どうかした?」
ポチャ「ううんっ! なんでもないよ
あ、ねえ! ピカ、あれが探してたやつじゃない?」
ピカ「え? あ、ほんとだ! よし。これで依頼完了!」
ポチャ(……もう少し、情報が欲しいな。この世界のぼくには悪いけど、君の姿、まだ貸してね)



~あとがき~
異世界物っていうか、別世界に行くってネタ面白いよね。べったべただけど、いいと思うの。

ポチャ「ぼく、どうなるんだろ」
ピカ「どうしたどうした」
ポチャ「……(;¬_¬)ジー
君はいつものピカだね。ぼくの知ってる方の」
ピカ「おう? あ、そうか。文だと分かりにくいね……こうするか!」
ポチャ「うん?」
ピカ(♀)「こうすれば分かりやすい?」
ポチャ「いや、いいよ。きっとこれからもここに出るのはいつもの女の子ピカだろうから」
ピカ「そう?」

こういうのって小説の方が分かりやすいかもなんですけども、番外編でいくつもぽいぽいやるわけにもいかないですしね……ゆるトークでのんびりやっていくつもりです。ポチャが戸惑いつつも女の子になる姿をお楽しみに!
ポチャ「ならない! ぼくは男だからな!?」
ピカ「実はすでに女の子だったりして」
ポチャ「えっ!?Σ( ̄ロ ̄lll)」

ちなみに、なんでこうも早く投稿したのかって話ですが、ネタを忘れないように出しておくためですね。テヘペロ

ではではー!

☆第13回 ゆるゆるトーク☆

~前回までのあらすじ~
イブ「前回では、女の子達だけの会話でしたっ」
アラシ「あれ、イブがあらすじ言ってるのか? フォースやピカじゃなくて?」
イブ「お二人なら、あそこですよ」チョイチョイ
アラシ「ん……?」

ピカ「前回の言葉、覚えてますか」
アッハイ…
フォース「去年、進級するまでに出したいとか何とか言ってたよな? 今は何月だ。言ってみろ」
もうあれっすね……半月経ちますね……これ、書いてるの六月後半ですね……
ピカ「いつまでやるの、これ」
……い、いつまででしょうね~
ピカ、フォース
「あ?(^言^)」
ご、ごめんなちゃい…(´;д;`)プルプル

イブ「……っていうやり取りがあれこれ一時間くらい続いてまして」
アラシ「なっが」
イブ「ゆるトークよりも本編ばっかりだったもので、こちらが疎かになってました。申し訳ないです……作者さんに代わって、お詫び申し上げますです」
アラシ「まあ、失踪してる訳じゃないし、ほどほどにしてやれよ」
イブ「アラシさん、ほどほどにって言葉が通じると思いますか?」

いやもう……いいかなってなってて……本編頑張ってたら、頭から抜けてたっていうか……いや! やらなきゃなってのはありましたけども!!!
ピカ「何が言いたい。簡潔に述べろ」
やる気が出ませんでした! すいまっせん!!!
フォース「もうやめれば?……抱えすぎなんだよ。アホみたいに」
それはもう……重々承知しております……

アラシ「まあ、うん。……無理かなぁ」
イブ「ってなわけで、始めますよ~♪」
アラシ「あ、さらっと始めるんだな。別にいいけど」


イブ「内容は理解はしましたけど、計画って具体的なことは?」
ピカ「難しいこと言っても仕方ないかなって。なのでシンプル・イズ・ベスト! だね!」
イブ「は、はあ……( ̄▽ ̄;)」
ピカ「よぉし! 行くぞー!」
ツバサ「おー!」
チコ「楽しんでるなぁ」
イブ「うん」

~~

アラシ「もー! フォースは見本にもならねぇからな!」
フォース「ははっ♪ 逆にアラシにされたらそれはそれで面白そうだわ」
ポチャ「それこそ、可能性があるのはイグさんとか……?」
アラシ「兄貴ねぇ……」
フォース「リアが耐えられないから無理だろ」
ポチャ「相手の問題か」
アラシ「結局、フォース達にしか出来ないってことだろ。手練れなんだよ。色んな意味で」
ポチャ「だね」
フォース「そうか?」
ポチャ、アラシ
「そうなんです!」
イブ「すーくん!!」
フォース「おー……ラルの用事は終わっ……た?」
ポチャ「イブ……に、チコも。どうしたの? ピカに何かされた……?」
チコ「なんか、やりたかったらしくて。おしゃれさせられました」
アラシ「自分がなるんじゃなくて、他人を?」
イブ「そうですね
で! どう!? すーくん!」
フォース「どうって……いつもよりいいと思う」
イブ「その言い方、なんかムカつく!!」
フォース「はあ? 言い方変えろって? 我が儘だなぁ……いつも以上に可愛いんじゃないの」
イブ「あ、あう……!////」
フォース「言い方変えたのになんでフリーズするの。なんなのこいつ」
ポチャ「素でやってるなら、怖いよね」
アラシ「本当にな」
チコ「あはは……( ̄▽ ̄;)」
ポチャ「チコも似合ってる。二人とも可愛いよ」
チコ「えへへ。ありがとうございます~」
アラシ「……この流れだと、ツバサも……?」
チコ「もちろんですよ! アラシさん、ちゃんと感想言ってあげてくださいね!」
アラシ「え、感想? でも、ツバサの場合、イブみたいに不服になることないんじゃあ……」
ツバサ「え、えと……
ア、アラシ! どう、かな?」ヒョコ
アラシ「!?」
フォース「お、大人っぽい。ラル、なかなか器用だよな。自分じゃやらないくせに」
ポチャ(イブとチコに比べて気合いの入れようが顕著だな……完全にアラシ狙いだよ)
アラシ「い、いいんじゃない……?」フイッ
ツバサ「……むぅ(・ε・` )」
アラシ「!?Σ(-∀-;)」
(え、拗ねるの!? なんで!?)
ツバサ「アラシ、ちゃんと見てない! 私のこと、見て?」
アラシ「え、えぇ!?」
フォース(ラルの入れ知恵か)
ポチャ(ピカ、何て言ったのかな)
イブ(実行してるなぁ……)
チコ(ツバサ、素直~)
アラシ「え、えーっと……」
ツバサ「むー……」ジー
アラシ「……」
フォース「素直に言ってやればいいじゃん」
アラシ「すっ、素直に!?///」
フォース「ツバサを見て、どう思ったんだよ。素直に。かつ、的確に簡潔にどうぞ~」
アラシ「あー……その、似合ってる……っていうか、その、あれだよ…」
ツバサ「あれって?」
アラシ「…………可愛い、と思う」ボソッ
ツバサ「……もう一回。ちゃんと、私を見てはっきりと言って?」
アラシ「可愛いと俺は思うよ」
ツバサ「……ほんと?」
アラシ「嘘ついてどーすんんだよ……こんなの」
ツバサ「うん。……ありがとっ(≧∀≦*)」
アラシ「お、おう……」ドキッ
ツバサ「ピカさん、こんな感じでよかったですか?? 私、ちゃんとしてました?」
アラシ「!?」
ピカ「よかったっすわ~♪ ツバサちゃん、天才」
アラシ「え、あ、お前、どっから……!!」
ポチャ「“ドロンのたね”かな。透明になれるやつ」
アラシ「……見てた?」
ピカ「バッチリ。二人のやり取りをカメラに納めるところまでしっかりと! ありがとう!!」
アラシ「お、おま……! おまぁぁ!!///」
ピカ「にゃはは~♪ アラシ君ごときに捕まる私ではないわ~♪」ピュー
アラシ「くっそ! まてこらぁぁ!!!」ダッ
ツバサ「? アラシ、どうしたのかな?」
フォース「お前、何て言われたの?」
ツバサ「ピカさんにですか? 特には……可愛いって単語が出てくるまでむーってしててって言われました」
フォース「あぁ、うん。なるほど」
ポチャ「ビデオに撮ってどうするんだろ」
フォース「……さあ? ツバサの成長記録?」
ポチャ「記録……それならどっちかっていうと……」
フォース、ポチャ
「アラシの成長記録……?」
イブ「そっちなんだ!」
ツバサ「??」
フォース「ツバサは気にするな。お前はお前のままでいるんだぞ。ラルみたいに変なことをするんじゃないぞ? いいな?」
ツバサ「う??」
チコ「ピカさんも楽しんでるから、こうなることも想定内だと思うんだけどなぁ」
フォース「だろうな
ところで、ペンギン」
ポチャ「うん?」
フォース「ラルもツバサみたいな綺麗におしゃれした姿見たかったろ」
ポチャ「そりゃ…………いや、言わないからね?」
フォース「それだけで答えだよな」
ポチャ「あぁ……!?Σ(-∀-;)」
ピカ「あっはは♪ 楽しかった~♪」
ツバサ「お帰りなさい、ピカさんっ! アラシは?」
ピカ「ここ」
アラシ「くっそ……」
チコ「引きずられてれる……( ̄ロ ̄lll)」
イブ「ピカさんに勝てるわけないですよね。うん……精神的なダメージもありましたし」
フォース「情けねぇな。もっと頑張れよ」
アラシ「お、お前な……! こいつのスピードヤバいんだけど……!」
ピカ「アラシ君が私に勝てる日はないね!」
アラシ「うぐっ」
ツバサ「ピカさんと追いかけっこ、負けちゃったの?」
アラシ「負けた……まあ、分かってても追いかけるけどな」
ピカ「あはは~」
ツバサ「ピカさん、すごいですね~♪」
ピカ「えへへ。もっと褒めて。ツバサちゃーん!」
ツバサ「すごいですー!(*≧∀≦*)」
ピカ「やーん! もう! ツバサちゃん、可愛い過ぎるー!!」ギュー
ツバサ「えへへ♪」
アラシ「はあ……ほら、そろそろ帰るぞ! これ以上いても、ピカにやられるだけだし!」
ツバサ「えー?もっとピカさんといたいー!」
フォース「まあ、もうネタもないから、切り上げようか」
イブ「すーくん……」
ポチャ「メタいなぁ……( ̄▽ ̄;)」
ピカ「また、遊びにおいで。私はいつでも大歓迎だよ。なんなら、うちの子になってもいいよー!」
ポチャ「こらこらこら……」
ピカ「そうなると、フィっくんのお姉さん??」
アラシ「はあ!?」
ポチャ「うちの子ってそっち!?」
フォース「ラルとペンギンの子になるのか」
イブ「……あ、そうなるんだっけ?」
チコ「そーだねー」
ピカ「まあ、うちの子発言は冗談だけど、いつでも来ていいよってのは本音。また遊びたいし」
ツバサ「……はいっ!」



~あとがき~
って感じで終わりです!!
ピカ「適当だね。笑う」
フォース「ネタ切れ分かりやすいな」
まあ、あれです。気楽な気持ちで始めた結果、出口が分かりませんでした。迷子になってましたね……
さてさて、ながーくやって来ました! お付き合いくださり、ありがとうございます!!
ゆるトークはのんびーりとやっていくので、これからもよろしくお願いします!
ピカ「散々引っ張った挙げ句、こんな終わり方でどう思いますか」
大変申し訳なく思ってる……
フォース「どう落とし前つけるんだ」
どうしましょう……

アラシ「まだやってる!?Σ( ̄ロ ̄lll)」
イブ「お疲れ様でした、アラシさん」
ツバサ「お疲れ様! イブちゃん、チコちゃん!」
チコ「だねー! 年一更新みたいになってたけど、なんとかコラボ終わってよかったよー」
ポチャ「そうだね~」
アラシ「あ、全員来たんだ」
ポチャ「やっと終わりだからね」

ピカ「次回ゆるトークは作るんですか。やめますか」
やめません……やります……のんびりやります……
フォース「そこはやめとけよ……」

アラシ「ここまで作者を脅迫する奴らもいないよなぁ……( ̄▽ ̄;)」
ポチャ「ピカとフォースだからね」
ツバサ「私は楽しかったですよ?」
ポチャ「それはよかった」
アラシ「まあ、うん。楽しかったけど……腑に落ちないこともちらほらと」
ポチャ「そこら辺は仕方ないんじゃないかなぁ」
アラシ「おい。フォローになってないぞ」
ポチャ「……ピカとフォース、作者のやり取りが終わらないから、アラシ、締めて」
アラシ「俺!?」
イブ「最後の大仕事ですね~」
チコ「よろしくですっ!」
ツバサ「わーい! アラシ、いけー!」
アラシ「あ、え、えぇ!?Σ( ̄ロ ̄lll)」

ピカ「反省文でも作る?」
え、あ、はい……大変申し訳なく思ってる……
フォース「それしか言ってねぇ」
それしか言えない……

アラシ「あれは終わらなそうだな……
……これにて、コラボ企画終わります!」
ツバサ「ばいばいですっ!」
ポチャ「これからもゆるトークよろしくお願いします……続けるみたいだし」
イブ「本編もよろしくお願いしますね!」
チコ「閲覧、ありがとうございました!!」

空と海 第190話

~前回までのあらすじ~
わーい!!! あと十話で二百! まだまだ終わらないよ!! ってことで、前回はフォースとスラの戦いにピリオドが打たれたところですね。
ピカ「本編関係ない話なんだけど、いつだったか、作者がこの小説の最終話は五百いかないだろ的なこと言ってたじゃん」
あー、うん。どっかで言った気がする。
ピカ「……このペースはいくよね?」
フォース「まだ中盤だもんな」
イブ「このあとも長編は控えてるもんね」
チコ「十話以上五十未満ってところかな?」
だと、いいけど……
ポチャ「その見立ても役に立たないんだろうね」
ピカ「ポチャ、きついこと言うね~♪ そういうとこ、好きだわ~」
ポチャ「え、あ、うん?? ありがとう?」
始めるわ……


すーくんに抱き付いたまま、上を見上げる。すると、私のことを見ていたらしく、ばっちり目線が合った。すーくんは少しだけ首をかしげる
「もう満足した?」
「……まだっ!」
「まだかよ……ぐえ」
怪我してることも忘れて、思いっきり抱き締めてしまった。ほんとにほんと、心配したんだから、これくらいは我慢してもらわなくっちゃ……!
すーくんから、助けてほしいって言われたときはびっくりした。チコちゃんと二人で敵と戦っていたとき、心の中から話しかけてきたのだ。内容は単純。「おれじゃ、とどめさせないから、お前がやって」……なんて言ってきて。どうすればいいのって聞いたら、タイミングはこっちで図るから、それに合わせろって無茶苦茶言うんだもん。そこからはすーくんの言う通りに動いた。なんて、指示は端的で短いものだったけれど。
これくらいの労いはもらって当然だよね!
離さないでいると、すーくんがそっと頭を撫でてきた。優しく、丁寧な手つきになんだか心がほっこりするというか……満たされる感覚になる。
「そっちはどうだった?」
「弱点とかわかんなくて、今は適当に狙ってやっつけてるところ。るーくんが頑張ってくれてるからか、私達は怪我とかしてないよ」
「ふーん。……そこら辺も聞き出したいところだが、多分、知らないんだろうな」
真面目なお話をするなら、仕方ない。離れるか。残念だけど。名残惜しいけど!
すーくんから顔を上げて、ゆっくり離れる。離れたついでに持っていた銃をすーくんに返した。返しつつ、ぐるっと周りを見回せば、離れたところでるーくんとチコちゃんが戦っているのが見えた。未だに交戦中のようだ。
「すーくんは容赦なく殺すのかと思ったよ」
「それでもいいけど……ま、必要ないだろ。貴重な情報源ではあるし」
それもそうか。でも、それならもう少し手加減して撃ってあげればよかったかな? 力任せにと言いますか、半分怒りに任せて撃っちゃったし。
すーくんから受け取った銃は、すーくんの力で創り出されたものだ。つまり、任意の弾数が入っているはずで、数はすーくんの裁量で決まる。私は入っている分を撃ったに過ぎない。
「すーくん、弾、入れすぎ!」
「あ? おれのせいなの?」
「悪いって思ってないでしょ」
五、六発は撃ったよ? ほんとに。
私が頬を膨らませながら反論していても、すーくんは全く気にしていないのか、別のことを考えているみたいだった。すーくんは、あれを必要な処置だと思ってるのか。それとも、予備で入れていたものを私が撃ってしまったのか……後者の可能性が高い気もするけれど、きっと気のせいだ。
「……とりあえず、連絡するか。敵の目的も分かったわけだし」
「そうなの? テロ目的?」
「んー……ある意味、そう取れるかも」
すーくんはバッジを取り出し、ポチャさんに連絡を取る。少し長い時間、応答はなかったけれど、ポチャさんの声がバッジ越しに聞こえてきたので、ちゃんと繋がったみたいだ。
「忙しいところ悪いな。……話せる?」
『うん、大丈夫。周りがうるさいから、申し訳ないけど』
周りの雑音から金属の交わる音や爆発音なんかが聞こえる。いかにも戦場って感じ。私達と別れた後、別のところで戦っていたのか。
「敵の目的……つっても、片方の目的だな。神器を使った人為的な暴走を起こすつもりらしい」
『神器? この場にそんな状態のがあるってこと? 都合よすぎない?』
「それはおれも思う。が、嘘はない。……これを対処出来る人物は限られてくるから、今、連絡した。下手に近づけば、人が死んじまうし。神器の能力も未知数だからな……でも、そこまで強いものじゃないと思う」
『何も感じないから?』
「そう。何も感じない」
『ぼくも。……神器所有者が相手か。……あ、そうだ。全く関係ないんだけど、ピカ知らない?』
本当に関係のない話ですね。ピカさんなら、救護テントにいるんじゃなかったっけ……?
『それが、綺麗さっぱりいなくなってまして』
「……あの状態で? はあ!? 逃げたの!?」
『さっき、レンさんから連絡もらって、いないんだけどーって……焦った感じの連絡があったから。ぼくの目では確認していないから、本当かどうかは分からないんだけどね』
「バッジの反応は?」
『一応はある。けど、これ、本部の位置だから、いなくなったのが本当ならバッジ、置いてってる……かも。もしくは、ダミー』
隠れる必要なくないですか、ピカさん……!!
ポチャさんの声からは心配するような色は感じない。焦った様子もなくて、淡々としていた。まるで、こうなるのが分かっていたみたいに。
『ピカの性格上、こう大騒ぎなんてしていたら、おちおち寝てもいられないだろうから。今回に関しては、ゆっくり休んでって思うけどね』
苦笑混じりの声に、半分諦めた感じも伝わってきた。予測はしていたけど、本当にこうなるんだみたいな感じかな? いや、聞いているこっちはびっくりなんだけどなぁ。
『出来れば、フォースの方でも探してくれると助かるかな。いたら、声かけといて』
「了解……こっちでも探すわ。じゃあ、また何かあれば連絡するよ」
『うん。分かった』
ポチャさんと一通り話は出来た。ピカさんが消えるって言う事件が発生してるけれど、大丈夫なんだろうか。
「大丈夫ではないだろうな。こんな短時間で回復するとも思えないし……あいつが倒れて二時間……三時間か? いやいやいや! それで元気にしてたら、化け物だから!」
「魔法でもかけられてるのかなぁ」
「浅葱に回復してもらったから、ある意味魔法はかけられてるかもしんねぇけど。……だからって、それはないよ。人じゃないじゃん?」
まあ、すーくんみたいに制御者で頑丈な人なら? あと、不死身さんとか?
「ラルはそんなんじゃないから……あー……まあ、いいや。ラルを探して、おれは引っ込むよ。流石にしんどい」
「分かった。……無理させてごめんね?」
「それは問題ない。お前を守るためだから」
うっ……場違いなのは分かるけど、かっこいい……! ずるい!
なんて、私のことなんて気にしないすーくんはバッジをしまって、ストレッチをするようにぐるりと首を回す。柔軟体操かな。
「もう一仕事といくか…………っ!?」
急に私のことを背中に隠して、鎖を投げて寄越した。そして、私が返した銃を構える。構えた先には何もないけれど、だからって、安心だなんて、呑気なことは考えるわけがない。一気に緊張感が増す。
「誰だ、お前」



~あとがき~
終わると思ったか! 一悶着あるんだよ!!!

次回、フォースが見つけたらしい相手とは……?

イブちゃん、銃の扱いに思いの外慣れてますね。
まあ、そんなのはいいんですけど! 久しぶりにフォースとイブ二人だけでした。やっぱ、ここの二人の会話は書いてて面白い。ピカとポチャとかも好きですけどね。一番平和なのは、イブとチココンビですね。平和でいいと思う!
いろんなコンビで別の色を見せるので不思議ですね。合う合わないもあるでしょうけど。

そいや、ピカ、どこ行ったんだろうね? なんつーか、単独行動? 暗躍? 好きだよね。他のところでも言った気がしますが。

ではでは!

幼き騎士は何思う?

~前回までのあらすじ~
もえぎちゃんのお家を見つけてあげましたとさ。そろそろ、自分のことを済ませてもいいと思う!!
ヴァルツ「別に帰りたくはないし、そもそも子供に葬式なんて退屈なこと耐えられるわけがない」
自分の! 家族!!!
ヴァルツ「物心ついた頃に追い出すような父親なんて家族でも何でもないだろう?」
もえぎ(ヴァルさん……結構、根に持って……ますです……)
まあ、いいや。始めまっす!


ナエトルとふぃーが出ていき、俺とマリー、そして親方の三人が残される。ここで俺も出ていけばいいのかもしれない。しかし、気になったことがあったため、立ち上がりつつ再び親方と向き合った。
「……案外、すんなり受け入れるんだな」
「まあね。子供は財産でしょ?」
「ふぅん。……はっきり言ったらどうだ? 人員を増やしたいだけだって」
「あはは。それを分かっていて、君も彼女を連れてきたんでしょう? 深緑の悪魔に仕えし、少年よ」
『え~? 僕のこと悪魔扱い~? うっそだぁ! 信じられな~い』
ずっと黙っていたくせに、ここぞと喋り出す。今までしてきたことを分かっていてその言動なのか。まあ、こういう奴なので、気にしたところで意味はないか。
「俺もまだ、継いだ訳じゃない。……仮に継いだとして、所有権を放棄したって構わない。そのとき、どうなるかは保証しないがな」
「ははっ♪ 怖いねぇ」
『そんときは、ヴァルツの体を使って大暴れしちゃうかな~♪』
まあ、そうなるだろうな。すでに仮契約は済ませてしまっている。ここで俺が放棄したところで、俺の命はトリスの物でしかない。
「スカウトの件は受けるつもりではいる。いずれ、ここで世話になっていた方が都合がいいからな」
「そう? 君の事情は聞かないでおくよ。こちらも君を利用するだけだし、君もこちらを利用してくれて構わない。ここはそういう場所さ」
「そのつもりだ。……親方様の貴重なお時間をいただき、感謝します。失礼します」
踵を返し、部屋を出る。そして、何も言わずにギルドも出ると、ずっと黙っていたマリーが口を開いた。
「よろしかったのですか? あのような大切なことを決めてしまって」
「ギルド加入の話か? スカウトをされたときから決めていたよ。急な決断ではない」
『ははっ♪ 前から家に戻る気ないのね~♪ とことん反逆していくねぇ』
そういうわけではないんだが、説明するのも億劫だ。勝手に勘違いでもしておけばいい。困るものでもないし。
さて、そろそろ家に戻ってもいい頃合いだろう。帰らない訳にもいかない。
「帰るぞ、マリー、トリス」
「はい。仰せのままに」
『あーあー……かたっくるしい、あの家に行くのね。りょーかい』

家につく前にマリーを戻し、来た道をそのまま歩く。そして、家に帰ると、大人達の挨拶も終わったようで、家は閑散としていた。先程まで大勢の人がいたことが部屋の散らかり具合から、そう予想するのは容易い。
「あぁ、ヴァルツ! おかえりなさい!」
俺の姿を見ると、母は駆け寄ってきて抱き締めてきた。葬儀で疲れているだろうに。
母の種族はグレイシア。父はエーフィだった。なぜそのように進化したかは聞かなかったが、興味はないし、本人達のなりたいものに進化したに過ぎないだろう。
「ごめんなさい。ここまで遠かったでしょう? 疲れてない?」
優しく撫でるその手は、親の温もりのなのだろう。……そんな純粋なものなら、どれだけよかったか。
俺はやんわり母の手を制し、にこりと笑って見せる。ここでは『いいこ』でなければ、居場所はないのは学習済みだ。
「俺は平気です。……母さんの方が疲れた顔を通り越して、死にそうな顔してる。……父さんは、どうして?」
死因を聞いてみるも、母の口は開かない。それだけで答えが分かるようなものだった。トリスの言う通り、力に耐えられなかったのだ。トリスの代償は寿命だ。それさえ払えば、所有はさせてもらえる。そういった契約を祖先と交わしたらしい。そこから追加で払えば、力を使わせてやると。
要は、気に入らない奴でも主人と認めるが、力を使うには追加料金を払えと言うことだろう。過去にはトリスの気に召す所有者はいたらしく、その人は早死にすることなく、天命を果たしたと記録に残っている。……ちなみに、ここら辺はトリス本人から聞いた話だ。
「聞かなくても分かるけど……神器は」
「お父さんが倒れたら、消えてしまったわ。あるべき場所へ帰ってしまったみたい」
「その場所はどこに?」
「それは言えない。あなたはまだ神器を持つ年齢になっていないもの」
そうなるか。まあ、予想通り。
「荷物置いてくる。母さんは休んでていいよ。部屋の片付けは俺がするから」
「そんな。帰ってきたばかりのあなたにそんなことをさせられないわ」
「俺だって、そんな顔してる母さんを働かせたくない。朝からずっと、動いてばかりなんだろう? 少しは休んだっていいんだよ」
母から離れ、二階へと上がる。そして、家にいた頃の自分の部屋を開ける。部屋は片付けられており、埃なんかも見当たらない。定期的に掃除されていたらしい。六歳程で家を出たためか、棚には子供らしい物は一つもない。そこにあるのは、勉強のための本ばかり。語学、歴史書、薬学等の知識をつけるための物から、武器や体術といった、物騒な物まで。当時の俺は親に言われるがまま、本の内容を叩き込んだ。今でも思う。その知識は必要なのだろうか、と。
『あの、愛し子よ?』
「なんだ。ここではあまり喋るなと言ったはずだが?」
『一つだけ聞いてもよいですか』
「手短になら」
『……先程と今、どちらが本当の貴方ですか?』
「分かりきったことを聞くな。今、お前と話している方が素だよ」
『ヴァルツ、親の前では猫被りなの。期待の子供を演じるためにね♪ 神子だと崇められるヴァルツの心労を考えると、笑えてきちゃうけどね』
「……そういうことだ。マリー、一つ教えてやろう。今も昔も、あの人達は、ここの人達は俺のことは見ていない。……『神霊様に認められた神子』だ。トリスを扱う道具でしかない」
日照りが続くから、神様に供物を与える。生け贄を捧げる。それは人として扱われていないと俺は思う。俺の存在は、ここではそれと同意だ。
「神霊様に見会うだけの子が久し振りに産まれたと、崇めた挙げ句、その命を神霊様に捧げろと。そんな勝手なことを言う大人達の元に産まれたんだよ。俺は」
『人の子は勝手だよね♪』
「だから、こんなことはここで終わりにしてやる。俺みたいな子はもう必要ない。……まあ、俺がこいつに一生を捧げるのは変わらないんだが」
『うっふふ♪ だって、面白おかしくしてくれるんでしょ? めっちゃ期待してるんだから』
その期待に応えられるかは知らないが、まあ、少なくとも他の神器と同じ人生……? 神生? いや、どちらでもいいか。暮らせるようにはしてやるつもりだ。そうなるには時間はかかるし、やることは多いがな。
『私は一生、貴方についていきます。愛し子は、マリーの大切な主様です。神子だとか、そんなのは関係ありません。私がついていきたいから、ついていくだけですわ』
「……ありがとう、マリー。さて、早く戻らないと不信に思われる。俺が許すまで声をかけるなよ。トリス、お前もだ」
『しっかたないねぇ。聞いてあげるよ』
『はい。愛し子よ』



~あとがき~
ヴァルツの周りはろくな親がいねぇ……
特別視されると、肩身狭いですよね。

次回、そろそろ佳境に……!
あともう少し! もう少しで終わるから!!

別にヴァルツみたいに親のことを嫌うと言うか、無関心なることを良しとは思いません。彼はそうであるだけで、私がそうではないので。っていうか、ヴァルツみたいに優秀でもなんでもねぇし!! 親と険悪になったこともないし!!! 大好きだしー!!((←え
まあ、何が言いたいかって、これはフィクションだぜってことですね。はい。

雷姫が妖刀と呼ばれるように、トリスもまた、別の名前で呼ばれています。深緑の悪魔(しんりょくのあくま)ですね。なんで悪魔なのって……まあ、ぱくぱく魂食べちゃうからなんですね。自分で言っといてあれなんですけど、お菓子感覚かよ……
マリーのは特に考えてません。なんだろ。分かんない。きっと、そこまで強力な武器ではないんでしょうね。トリスや雷姫みたいに名前を残すほど、使われていないのかもしれません。

ではでは!