satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

学びや!レイディアント学園 第39話

~attention~
『空と海』のキャラ達が学パロなif世界で適当にわーわーすごす物語です。本編とは一切関係ございません。また、擬人化前提で話が進み、友人とのコラボ作品でもあります。苦手な方はブラウザバック。
前回、ようやく、ステラが皆とほぼ横並びになりました! あー……ここまで長かったで~
ステラ「私だけアラシさんともレオンさんともツバサちゃんとも知らない人だったもんね!」
アラシ「作者サイドのミスだろ。よくよく考えれば、俺達が図書部に行けばよかったんだから」
レオン「にゃはは~♪ 色々つけ足してた割にはステラの方は無視だったよな?」
……ぶっちゃけていい? それすると長くなるっていうのと、図書館についての設定がその時点でなかったんだよね! どうなってるのかっていうやつ! あと単純に私が忘れてましたね!!
ステラ「鬼」
レオン「悪魔~♪」
アラシ「レオンは黙ってろ。面白がってるのが丸見えだ」


《L side》
頬杖をしながら、睨み付けるように見つめていた。そんなことをしても何かが変わるわけではないのだけれど、それくらい私にとっては悩ましいのである。他人から見れば、不機嫌にも何かに怒っているようにも見えるだろう。
「……っあぁぁ! どう頑張っても無理! 無理だよね! 足りないよね!?」
「そうだな」
フォース君の短い返答が返ってきた。そして、横から手が伸びてきて、私の悩みの種であるそれを摘まみ上げる。
「三日で往復は無理。諦めろよ」
「はあぁ~……夏まで待つ? 駄目って言われるとやりたくなるよね。そういう性だよね」
放課後の誰もいない教室。珍しく、生徒会室ではなく、自分のクラスに居残っていた。理由は単純で日直の仕事をしていただけだ。黒板を綺麗にしたり、軽く点検したり等。ティールは先に生徒会室に行っているが、フォース君はここにいる。彼は午後の授業を丸っとサボり、ついさっき、荷物を取りに教室に来たのだ。そこから、私のご相談に乗ってもらっている。
ちょっとした探検へ行きたいと少し前からティールと計画を立てているのだが、本格的に行くのなら、ここから離れた場所がベストなのである。が、まとまった休みなんてあるわけもなく。いや、あるにはあるか。長期休暇は学生お馴染み、夏休みがあるけれど、それこそ何ヵ月か先だ。その間に成果挙げられていたら、行き先変更も必要だし、それをするだけで行く気が萎える。
ということで、次の休み……しかも三連休でどうにかこうにか行ければと思っているのだが。
「もう一週間くらい休めよ。そんくらいの方がじっくり出来るだろ」
フォース君が持っているのは、探検の計画書。とはいえ、言った通り、どう頑張っても行けるわけもないんだけれどね! 目星つけていたところが案外遠くて、三日でどうにかなる距離ではない。帰りは探検隊バッジを使うにしても、難しいところである。彼の言う、一週間くらいあれば余裕なんだけど。
「真面目も逃げる大真面目ティール君が許さないでしょ。剣技大会もあるしぃ。それが終われば筆記も実技テストもある。私とフォース君じゃないんだよ! 一週間前になってからようやく手を出す私達とは違うんだよ!?」
「おれは前日でもなんもしねぇけどな」
知ってるよ……
「はっ! 寝ずに三日だとすればワンチャン……」
「ねぇよ。諦めろ」
移動系魔法を使いたい。瞬間移動的な。
私に魔力はない。そのため、魔法を使うことは出来ない。どう頑張っても出来ないものは出来ないのである。
そもそも、どう言った原理で魔法となるものが出来上がるのかという話からである。この世界には大きく分ければ二つの人が存在する。魔法を使える人とそうでない人だ。その大きな違いは、空気中に漂う『魔素』という物質……エネルギーを『魔力』に変換する力があるか否かである。ツバサちゃんやアラシ君達は元々、魔力変換の力を持っていて、予め『魔素』を『魔力』へと変換しておき、いざ使うぞってときに、見合った魔力量を消費するわけだ。まあ、適性はあるけれど、攻撃だったり補助だったり多様な魔法を使う。
対する私達は、その変換能力を持たない。魔力を持っていないと言い換えられる。じゃあ、どう戦うんだよって話だが、出来ないなら出来るように補助をすればいい。補助アイテム……魔素を別の力へと変化するためのアイテムを使えば、魔法ではないけれど、攻撃をすることが可能だ。私達はそれを『技』と呼ぶ。様々なものが存在するものの、めっちゃ便利! という訳ではない。何て言うんだろう。痒いところには手が届かないとでも形容しようか。しかしその分、誰にも真似出来ない技を作り出すことも可能で、完全オリジナル技なんてものを持っている人は持っている。まあ、数は少ないと思う。しなくても、日々開発されていくし、ダンジョンへと出向かないのなら、使う必要もない。基本を押さえておけばある程度立ち回ることは可能だ。
どっちがいいんだろうって話だけども、何とも言えない気はする。魔法は便利なものも多いけど、適性のしがらみがある。出来ないものは出来ない。私がいいないいなと連呼する、瞬間移動を全員が使えるかと問われれば、それはNOだ。取得不可能なものは存在するし、なんなら、普段使いが難しいものに適性が現れる人だっている。また、魔力が切れてしまえば、戦うことはおろか、意識すら保てなくなる。そこは大きな弱点となりうる。
その点、技はまんべんなく習得出来る。防御も攻撃もサポートもなんでもござれのバランスが取れるのはいいと思う。もちろん、攻撃特化だったり、サポート特化だったりするだろうけど、やろうと思えば、攻撃特化な自分とサポート特化な自分の二つのバージョンを作っておいて、その場で切り替えられる。……という器用なことが出来るのなら、戦いの幅はぐんと広がるだろう。魔力切れなんてことも起きないし。
……いや、でも、今のこの場面において、技よりも魔法の方がいいに決まっている。しゅんって移動したい。しゅんって……はぁ。瞬間移動出来る道具作ろうかなぁ……ここに行きたいよ! って念じれば飛ばしてくれる……的な。あー……駄目だ。それは危ないな。
「いや、考えたって仕方ないか。……こんなところで油売ってないで生徒会室行こう?」
「あ、やっと行く気になったんだ」
まあ、うん……
十数分程、教室でどうでもいいことを悩んでいた訳だが、いい加減にしないとティールが呼びに来てしまう。そうなれば、彼の小言を浴びなければならない。さっさと行かなくては。
「でもさ、探検行きたい云々以前にお金をがっぽり稼ぎたい。春は出費多い割に仕事をセーブしているし。……悪者退治でも一手に引き受けるかな。そうなったら、来る?」
「おれ? いいけど、報酬の分け前は?」
頑張った分だけ……歩合制でと言いたいところだが、んなこと言ったら、私の分け前が減るに決まっている。フォース君、強すぎるから、気付いたら周りに誰もいない何てことになりかねない。
「平等に均等に分ける。受けるものによるけど、それなりの額は保証するよ」
「ふーん。なら、やってもいいよ」
じゃ、近いうちに悪者退治するってことで。
……おっかしいなぁ。探検しようぜって話をしたかったんだけど。

フォース君と共に生徒会室へとやって来た。中に入ると、ティールとツバサちゃんがすでに来ていて、ティールがこちらに反応した。
「日直お疲れ様。……あ、フォース、どこ行ってたの?」
「散歩」
「嘘つけ。どうせいつものサボりだろ」
「ははっ♪ そうとも言う」
ティールもいつものことなので、深く突っ込みはしない。フォース君が定位置に座り、私は冷蔵庫からお茶を取り出し、コップに注ぐ。
ここまでツバサちゃんはノーリアクションだ。どこか上の空でぼんやりしている。……恐らく、他の何かが気になっている感じか。何事もない、大したことがないのなら首を突っ込みはしないけれど、その判断は難しい。私達に黙っているのなら、話すつもりがないのだろう。が、無理矢理聞き出すのも、スマートではない。何か確証が欲しいところだ。助けが必要か否か、判断出来る何かが。
私は席につき、フォース君を見る。彼は私の心を読んでくれたようで、一瞬、嫌な色を見せるものの、視線を隣のツバサちゃんに移した。狡いけれど、本心を読み取れるフォース君に任せるのが一番だ。ツバサちゃんは素直だから、隠すようなこともないだろう。……というか、読めるって話をした記憶がないので、読まれているなんてのも思わないか。
なんて考えていると、フォース君の目線が私に戻ると小さく頷いた。
はぁー……よし。やるか。
「ツバサちゃん」
「!? は、はいっ! わっ! ラルさんにフォースさん! ごめんなさい。全然気づかなくって」
私が呼び掛けると、ビクッと体を振るわせ、俯き気味だった顔を上げた。ようやく私とフォース君を認識したらしく、ぺこぺこと挨拶をする。
「いいよ。遅れてきたのは私達だから。とりあえず、こっちおいで?」
「はい」
いつも通り膝の上に座らせ、頭を撫でる。嫌がってはいないが、普段よりも表情は暗い。まあ、遠回しに聞いてもツバサちゃんに通用しない可能性もあるので、直球で行こう。
「何か悩み事でもあるの?」
「ふえ……? あ、いえ! 何にもありません」
私の方を見て、笑顔で答えるが、裏は取れている。……ついさっきだけど。
「そう? なんだかぼーっとしているから、何かあったのかと思ったんだけど。いかにも悩んでますってオーラ出てるよ?」
「あっ……と。そんなに、です?」
無言で頷く。ついでにフォース君もティールもだ。何も言わなかったが、ティールも気付いていたらしい。恐らく、自分で聞き出すよりも、私やフォース君に任せた方がスムーズだと思ったのだろう。二人きりではあったものの、何か質問をしたり特別、話したりはしなかったようだ。そして、その判断は間違っていない。
この場の全員に肯定され、ツバサちゃんは少し恥ずかしそうに小さく俯く。
「何かあるなら聞くよ? 笑顔じゃないツバサちゃんは、私、悲しいし、嫌だな~」
「う。……その、実は……ちょっと前から、物がなくなるんです」



~あとがき~
事件の予感。

次回、ツバサちゃんの身に起きている事件とは!

またあれですよ。視点切り替えしていくあれです。ラルサイドと……まあ、もう一つは分かるよな。わかるよな!? とりあえず、次回もラルです。

前半のあれは今後の布石というか、これを書いておけば、お仕事風景書くよな。書けよ、私!! という宣言的な奴です。話は何もまとまってませんが。この世界においてのバトルというものを書きたいなと思っているので……はい。頑張る。
アイテム使って技を出すってのはプロフか何かで書いた気がしますので、どこかでどんなアイテムなのかというものを紹介出来ればと。

ではでは!

空と海 第214話

~前回までのあらすじ~
暴力表現、過激表現に注意。
前回、紅が牙を向きました。ポチャは耐えきれずにダウンしましたが、ピカは変わらずに対峙してます。こんなはずじゃなかった。
ピカ「出たよ。いつものやつ」
ポチャ「勢いに任せてここまで来ちゃったやつ」
はい。いつものやつです……
ま、なんとかなるやろ。


「さて。……逃げても追いかけてくるなら説得するか、倒すしかこちらとしてはやることないんだけど」
「私の話、聞いてくれるの? それで納得してくれるなら楽でいいわ」
納得など出来るはずがないが、ピカとしては何としても脱出する方法を見出だす時間がいる。ここは相手の話とやらを聞き、相手の目的等を探るのも同時に行える。リスキーではあるが、これしかやれることがない。
「私自身が目的なの? それだけのために、こんなことをしたわけ」
「いいえ。確かに私達のトップ、ボスのための贄を探していたのは事実よ。それのために私の造り上げたお人形達を襲わせたの。ほら、極限状態であれば、本性を見られると思ってね」
紅はそのボスのための贄を探し、たまたまピカに目をつけたのだろう。そして、目的の人物を見つけたために、次のステップへと進んだのだ。目をつけられたピカとしては、とんでもないことに巻き込まれたのだが、更に質問を続ける。
「仮に私が捧げられたとして、何になる? 私が私でなくなるみたいだけど、何かに乗っとられるのかしら」
「勘がよくて助かるわ。私達のボスはね、実体がない……だから、その体が欲しい。死体でもいいけれど、すでに事切れた体など早くに朽ちるでしょう? それなら、生きている人からいただいた方がいいじゃない。そして、どうせなら強い肉体と力もいただいてしまおうってね」
「はぁ~……なるほど?」
「これは喜ばしいことよ。ボスはこの世界を牛耳るお方。その手助けが出来るんだもの! 貴女は女王となるわ」
話が大きくなってきたと感じると共に、似たような言葉をどこかで聞いたなと思った。記憶の棚を少し探ってみれば、すぐに思い出した。
「……あぁ。ダークライに同じことを言われたのか。あれは悪夢だったけど、これも同じように悪夢ならどれだけ楽だったか。……じゃあ、何か? 私は敵の糧になってくれってお願いされてるのかな」
「敵だなんてとんでもないけれど……貴女の立場からすると、そうね。私達の目的のため、礎になってもらいたいわ」
かなりぶっ飛んだお願いをされている。そんな風に考えざるを得ない。出来るかと突っぱね、ここで話を終わらせることも可能である。しかし、今それをしたところで大した収穫は得られていない。ここはもう少し探りを入れようと、ピカはあくまで冷静であった。
「あんたらの目的って何? この世界を黒く染めてやる的な」
「あながち間違ってはないわね。……貴女達が阻止した本来の歴史をここに復活させることよ」
ピカとポチャが大きく関わった歴史的事件とは、時の歯車事件、ダークライによる悪夢事件を指している。それを復活させるという言葉の意味は、この世界の崩壊を意味する。同じ様な事柄を起こせないはずだ。時の歯車、時を司る『時空の塔』はディアルガによって守られている。当時こそ、ダークライの思惑で正気を無くし、引き起こされたものだ。その元凶のダークライは時空ホール内での事故により─パルキアによって、故意に起こしたものだが─記憶を喪失。現在はクレセリアの監視の下、各地を放浪していると聞く。塔の崩壊も悪夢も引き起こす原因は今はない。が、紅は同じ規模の何かを引き起こすつもりなのだ。
「それに意味を感じないけれど」
「貴女はやることなすこと全てに意味を探し出すの? それにこれはいわゆる、リセット。世界のリセットよ」
「んー……同じことしか言えないんだけど、さっぱり分からない。けどまあ、つまり、この世界の平和を壊すんだよね?」
「ふふ。この今を平和と言うなら、そうね」
「何もかもなかったことにする、と」
「そうね。少なくとも、今ある歴史は消え去るわ。今の文明も文化も……一度、全て無に還す。そうして、歴史の修正を行うの」
「まあ、本来の歴史で言えば、この世界は時が止まって、星の停止を迎える運命だったけどね。それを変えたのが気に入らない?」
「いいえ。もっと先よ。私達を拒むこの世界を壊したいの」
歴史を改変されたのが気に食わないというよりは、今あるこの世界そのものが気に食わないらしい。それを壊し、一からどうにかしたい。自分達の思い通りの世界を創り直す。それを目的としている。そのようにピカは感じ取った。
「なるほどね。理解はしたよ。……理解はしたけれど、賛同はしない。私はこの世界が好きだからね。というか、守るためにいるんだし、過去の私がしたことを否定なんて出来ない。というわけで、私は貴女の敵になるわ」
「残念。それなら、無理矢理拐うしかないわね」
紅の瞳に殺意の炎が揺れる。しかし、それに動揺するピカではなかった。ニヤリと勝ちを確信したかのように笑う。それを不信に思った紅は敵意を剥き出しのまま、首を傾げた。
「あら、余裕ね? 戦う気力なんてないはずなのに?」
「私にはなくても、頼もしい仲間にはあるもんだよね?」
身に付けているスカーフをひらりと捲ると、探検隊バッジがつけられていた。探検隊なのだから、身に付けていて当たり前なのだが、バッジの中心が規則正しく点滅を繰り返していた。
「私のこれ、転送システムはないし、位置情報も送信しないけど、通信だけは出来るんだよねぇ? 通話に特化したおもちゃなの♪」
「……っ! そういうことっ!」
紅はピカの意図を読み、その場から飛び退いた。その瞬間、目の前に誰かが落ちてきた。突然現れた人物は距離を取ろうとする紅を追いかけ、手元にある武器を操る。
「俺のかーくん……もとい、大切なお友達のピカちゃん達をいじめたのは君かなぁ~♪」
空から現れたウィルはにこにこの笑顔を浮かべながら、槍の突き攻撃を次々と紅へと繰り出す。それを避けながら、紅の頬には汗が伝っていた。予想外の展開にどう動こうか悩んでいるのかもしれない。
「ゼルネアス……! 神である貴方が下界のいざこざに首を突っ込むのかしら」
「かんけーないね! 大体さぁ、俺様、そーゆーのきらぁい! 神々に作られた世界だ。つまり、俺様達の世界。好き勝手するような邪魔者は排除すべきじゃん? どんなに愛するべき子らでもなぁ?」
キャラ作りなのか、本音なのかいまいち分からないような主張をする。が、ウィルの猛攻に紅が戸惑っているのは間違いなかった。このまま任せてもいいような気がしていたが、遠くで声がした気がして、ピカは上を向いた。
「きゃあぁぁ!? るーくんのばかぁぁ!!」
「ウィルさん、急にいなくならないでぇぇ!!」
空を飛んでいたのはウィルだったのだろう。そんな彼がイーブイの姿で目の前にいるのなら、乗っていた人達も同じように落ちるしかない。つまり、イブとチコが真っ逆さまに落ちてくるところであった。彼女達に空を飛ぶ手段はない。回避する手立てはあるだろうが、あの状態ではそれを考える暇もないだろう。とりあえず、ピカは二人に向かって……しかし、やる気のない声で叫んだ。
「わー、あの女の子達をたすけて~! フォースおにぃちゃぁん」
「お前にお兄ちゃん呼びされたくないっ!」
何もないところからフォースが現れ、イブとチコを抱き寄せた。くるりと体を捻り、“アイアンテール”で硬化させた尻尾を上手く使い、落下ダメージを逃がした。
「ピカさん! 大丈夫なんですか!?」
着地したのと同時にフォースの腕から離れ、イブがこちらに駆け寄ってきた。何がどう伝わっていたのかピカは知らないが、心配をかけていたのは目に見えて分かる。
「大丈夫じゃないけど、大丈夫。イブちゃんとチコちゃんは寝ちゃってるポチャの近くにいてね。出来るなら、守っといて……ま、ある程度、スイちゃんとセツちゃんがどうにかするだろうけど」
ポチャが倒れてしまったために、スイもセツも彼の近くに転がったままになっていた。それでも、主を守るための防御くらいはしてくれるはずだ。ポチャの近くにいれば、その身くらいは守れるだろう。
ピカはフォースのところまで近寄り、彼を見上げた。彼も激戦を潜り抜けてきたのか、所々怪我をしているらしかった。この中でもトップクラスの強さを持つ彼がここまで追い込まれているのも珍しいとピカは思った。それほどの相手がいたのだろう。
「手酷くやられてますね、フォース君?」
「そっくりそのまま返す。鏡見ろよ。怪我人」
「いや、フォース君もだからね?」
「こんなの怪我した内に入らん」
それだけを言い残すと、フォースもウィルの加勢に入る。双剣を創り出し、一気に畳み掛けるつもりなのだろう。対するピカはこれ以上、戦うつもりはなかった。底知れない紅を相手するのは嫌だったのだ。そのため、二人に完全に任せる形に遠目から観察していた。このまま進めば、紅の負けは確実であり、こちらが有利にであるのは目に見えてわかる。
「ここまでかしら」
そう呟くと、紅がウィルとフォースの攻撃を避けると、跳躍して距離を取る。紅の背後に空間を切り取ったような暗闇が現れた。
「貴女の理解が得られなくて残念ですわ。けれど、必ず手に入れて見せますの。……それまでは、お別れです。ピカ様?」
背後の闇に覆われると、紅はこの場から消えてしまった。この場を支配していた緊張感から解放されたピカは、へなへなと力が抜けてしまった。
「やっと終わったぁ……雷姫、長い間ありがとね」
『うむ。まあ、奥の手を使わなかっただけでも善戦したと言えようぞ。それでも、ひやひやしたがな。しばらくの間、我を頼るのは避けるべきだ』
「そうだね。流石にやりすぎた」
『自覚しておるのなら、よい。ではな』
「二、三か月は呼び出し厳禁かなぁ……っと。ウィルさん、ありがとうございます。無理させてませんか……?」
雷姫を消し、ゆっくりと立ち上がった。神々の掟についての知識のあったため、申し訳なさがあったのだが、ウィルは気にした様子はなく、パッと明るい笑顔を見せた。
「お礼なんていいよ! 何か言われてもピカちゃんを守るためですって、君を言い訳に使わせてもらうから!」
「それでどうにかなるなら、どうとでも使ってください。あのキュウコン、どう思いました?」
ほんの少し考えた後、ウィルは手元の槍を消しながら口を開いた。
「そおね。底無し沼、かな。俺とかーくんで攻めてみたけど、決定打は与えられなかった。まあ、かーくんも怪我の回復してなくて、本気出せなかったし、俺も神様としての立場もある。お互い、本気じゃなかったってことだね」



~あとがき~
少し消化不良な気もするけど、まとめていきます。

次回、夏祭り編(シリアスバトルパート)終わらせてくぞ~♪

何年振りだよってレベルで全員集合だ。いやまあ、ポチャ君、すやすやしてますけどね。

ウィルが俺様とかなんとか言ってますけど、なんでだろうか。本音なんでしょうね。多分。
私の中では一人称が『俺様』のときはほぼ丸っと自分の考えそのものを口にしていると思います。
激おこぷんぷんでも俺様+口悪くなるんですけど、そんなウィルが出てくるのかは今のところ微妙ですね。

ではでは!

学びや!レイディアント学園 第38話

~attention~
『空と海』のキャラ達が学パロなif世界でわっちゃわちゃする物語です。本編とは一切関係ございません。また、擬人化前提で話が進み、友人とのコラボ作品でもあります。苦手な方はブラウザバックだ!
着地が分からなくなりそうになってますが、大丈夫。ちゃんと終わらせるからな……
ステラ「こうなってくると、作者さんの信用がた落ちだよ……」
えっ!!??


私達がお話ししている間も、ラルさん達は色々見ていたらしく、笑ってたり、叫んだりしていた。例えば……
「うわー! 削除して!? ラル! なんであるのさぁー!?」
「なんでって……覚えてないけど、バックアップかな……? こうなると家にもある気がする」
「恥ずかし映像集。趣味わっる」
「んなこと言われても……私も引いてる。覚えてないんだって」
「復元できないように! 全削除!」
「え、このティール可愛いよ? にゃんにゃん」
「馬鹿じゃないの!?」
……と、いった具合だった。気にならないって言ったら嘘になるけれど、入り込める自信はなくて、ステラちゃんとリーフちゃんとで予測大会をしていた。
「にゃんにゃん? ティールさんがにゃんにゃん? どういう状況なのー!」
「レオンみたいに猫族になったのかな? レオンはにゃんにゃんって言わないけど」
「ワタシ達、人型は猫族にはなれないかなー……? でも、なれるなら何になりたいかな」
話がそれつつも、なんだか面白そうな話題だから、このまま続けちゃおう。
「リーちゃんは森の妖精……?」
「うんうん。お花好きだから、リーフちゃんに似合うよ」
園芸部でみーちゃんとお花のお世話だったり、野菜や果物のお世話をしているから、みーちゃんと同じように妖精がいいかも。
「そうかな? そんな可愛いのがらじゃない気もするけど。……ステラはなんだろ。とりあえず、耳はぴょこぴょこしてそうだね」
「どういう意味~……? 獣人ってこと?」
「ステラちゃんはね~……犬とか? ふわふわってしてて、尻尾がぴょこぴょこのするの」
「え、犬? 私、似合うかな?」
うん。とっても!
「悪い、遅くなった! って、なんかいつもより騒がしくないか……?」
扉を開けて入ってきたのは、アラシだった。アラシの方を見たのは、私達三人で、少し奥にいるラルさん達は特に気にした様子はなかった。私はアラシを手招きして、こちらに呼ぶ。ちょっと戸惑った感じだけど、私の方まで来てくれた。
「アラシ! あ、あのね。アラシ・フェルド! 私のお友達だよ。さっき話した」
「あ。幼馴染みの」
どっちから紹介しようか悩んだけれど、ステラちゃんにアラシを紹介した。色々話したから、忘れちゃってたかと思ったけど、ステラちゃんは覚えていてくれたみたい。
「うん。レオンと仲良しの!」
「あいつと一緒にするな」
なんでかは分からないけれど、嫌がるアラシ。そんなアラシの後ろからにゅっと手が伸びてきて、がばっと抱きつく人がいた。
「えぇ~? つれないなぁ?」
「うっわ!? ビックリした! いつからいた!?」
え? そろそろっと後ろから来てたよ? レオン。
「言ってくれよ……ツバサ」
アラシが入ってきて、すぐにレオンがちらっと見えた。でも何か隠れていたみたいだから、言わない方がいいのかなって。……と、レオンの紹介もしなくちゃ!
「レオン・エクレール。アラシと同い年!」
「うん。猫の」
「そっ! さっき猫の話してたもんね~♪」
正確にはティールさんのにゃんにゃん予想からだけどね。
「アラシ、レオン。あのね、お友達のステラちゃん! フォースさんとリーフちゃんと一緒に住んでるんだって~♪」
「ステラ・フォレスです。いつもすーく……フォースがお世話になってます♪」
「や、世話になってんのは俺達の方だと思うけど……まあ、よろしくな」
「よろしくな~♪ ところで、そのフォース達は何してんだ?」
「さあ? なんか色々見てるみたいだよ? さっき、ティールさんがにゃんにゃんどーのって」
ティールがにゃんにゃんってなんだよ! めっちゃ気になる!」
「あっ、こら! 帰るぞ、レオン!」
あ、二人して行っちゃった。……でも、アラシとレオンが来たし、そろそろ帰らなくっちゃ。もう少し話していたいけれど、もう時間もいい頃合いだ。
「またね、ステラちゃん。リーフちゃん。また、たくさんお話ししようねっ♪」
「こちらこそ! いつでも大歓迎だよ! ね、リーちゃん」
「うん。もちろん。園芸部でもいいし、呼び出してくれればいつでも」
やったー!
椅子から立ち上がり、少しだけ扉の方へと歩いてから二人に向かって手を振った。ステラちゃんもリーフちゃんも振り返してくれる。
ほんわかした気持ちになっていると、いつの間にか隣に立っていたラルさんが、ぽんぽんっと私の頭を優しく撫でてくれた。
「よかったね、ツバサちゃん。新しい友達が出来て」
「……はいっ♪」



~あとがき~
いつもより半分くらい短いです。そして、ごちゃごちゃのままなり……でもまあ、やりたいことはやったのでよきよき。

次回、ほのぼの事件もなかったので、事件でも起こすか……←!?

後半はもう何をしているのかさっぱりで、とりあえず、ステラとアラシ君、レオン君を対面させようと思って取って付けたような某になりました。いつか全面的に書き直しもありえるぞ……?

ラルちゃん秘蔵(?)映像は多分、レオン君が来たときに全削除されてるので、レオン君とアラシ君には見られてないと思います。どんなものだったのかは考えてない。女装したんかね、ティールさん(笑)

ではでは!

学びや!レイディアント学園 第37話

~attention~
『空と海』のキャラ達が学パロなif世界ではちゃめちゃする物語です。本編とは一切関係ございません。また、擬人化前提で話が進み、友人とのコラボ作品でもあります。苦手な方はブラウザバック!
前回、ようやくお使いを終わらせ、ステラとツバサちゃんの距離も縮みましたね。目的達成や……
ステラ「長かったよ!」
ツバサ「そうだね~」
まあ、まだ挨拶を済ませていない方々はいらっしゃるんですけどねぇ……
ステラ「アリアさんとかどうしたら会えるの……」
リーフ「そこだよね」
ツバサ「あーちゃん……かぁ」
まあ、どうにかなるなる。


二人に生徒会室まで運んでもらい、部屋の前まで戻って来た。と、ここで三人とも手が塞がっているから、扉を開けられないことに気づいた。どうにかして開けられるかな?
「大丈夫。すーくん呼ぶから」
「ステラちゃん。……すーくんって?」
「出てきて、すーくん」
召喚魔法か何かなのかな。でも、ステラちゃんから魔力を感じないし、魔法は使えないはず……
なんて思っていたら、目の前の扉を勢いよく開けられる。扉を開けてくれたのはフォースさんだ。私達を見て、状況を理解したのか、ふっと笑う。
「こんな近場で呼び出しされるとは思わなかったわ。ご用件をどうぞ」
「これを見ればわかるでしょ!! すーくん、女の子をパシりにして、こーんな大荷物持たせるなんて最低! 恥を知れー!」
なんて言いながら、フォースさんにタックルするステラちゃん。でも、フォースさんはびくともしなくて、ステラちゃんを抱き止める。これじゃあ、ステラちゃんが抱き付きに行ったみたいに見え……って、すーくん? え、フォースさん……?
「すーくんはおれだよ。ツバサ」
「ほ、ほえー!? あ、フォースだから、すーくん……ですか?」
「そ。こいつがおれにつけたあだ名」
私があーちゃん、みーちゃんって呼ぶのと似た感じかな。あーちゃんもみーちゃんもあだ名だから。
「平然とするな! 聞いてるの!?」
「何も聞いてなかったですねぇ。まあ、入れよ。りぃも。ついでにすぅも」
「ムカつくー!」
さっきまでほんわかしていたステラちゃんだったけれど、フォースさんとお話ししていると全然雰囲気が違う。戸惑いつつも、リーフちゃんと一緒に生徒会室に入った。
部屋に戻ってくると、ラルさんとティールさんが何か相談しているみたいで、ラルさんの机で何かを見ているみたいだった。二人とも、見ているものから顔を上げなかったけれど、おかえりーと言ってくれた。
「お疲れさん。助かったわ。資料、貰うよ」
フォースさんはふんふんしてるステラちゃんを引き離した。そして、私とリーフちゃんに向かって手を差し出してきた。
「あ、はい。でも、結構な量ですよ」
「そうだな。おれが頼んだし」
あ、そうだった。
フォースさんに資料を預けると、私みたいによろけることはなかった。そのまま自分の机まで持っていくと、お仕事を始める。でも、フォースさんが持っていったのは、私とリーフちゃんの分だけで。
「私のも受け取ってよ。無視!?」
ステラちゃんの持ってた資料はそのままだったんだよね。フォースさん、もらうのを忘れちゃった……わけじゃなさそう?
「すぅは持ってこれるだろ」
「意地悪~! いいけどね。すーくんが意地悪なのは今更だもんねぇ?」
あ、これ、ケンカになるやつだ。でも、フォースさんはいつもと変わらないし、相手にする気がなさそうに見える。ステラちゃんもそんなフォースさんを気にしていないみたいだけど。
「二人ともお疲れ様。今日はツバサにやってもらいたい仕事がないんだけど、アラシ達はまだ来てないから……とりあえず、その辺に座ってて。リーフも」
ティールさんがジュースが入ったコップ三つとクッキーを持ってきてくれた。クッキーはいくつか入っていて、袋詰めにされている。でも、値札も何もない。市販じゃない?
「あ、これ、ラルさんの?」
ぽつりと呟いたリーフちゃん。それを聞いていたティールさんがにこりと笑った。
「昨日かな。雫と作ってた」
「無性にやりたくなるときあるじゃん。そういうことだよ~」
ラルさんは自分の席から立たずに笑いながら話す。雫って……確か、しーくんってラルさんが呼んでる男の子だったっけ。
「雫が言い出したんだけどね。本当に甘いなぁ」
「私はいつでも、可愛い子の味方だからっ♪ ってことで、お口に合うかは分からないけれど、それでもよければどうぞ。ほら、ティール君。私のところに戻ってきて~?」
「はいはい。どう検討しても変わらないと思うけどね」
「ありがとうございます、ラルさんっ! 私、クッキー大好きなんです~♪」
袋から取り出し、クッキーを一口かじる。さくさくっとしていて、ほんのり甘い。うん。とっても美味しいっ! ラルさん、お料理するんだなぁ。そういえば、今日のご飯どうしようって呟いてることあるし、よく作ってるのかな?
「ラルさんのご飯とかお菓子とか、美味しいんだよ。たまーに食べさせてもらうんだけどね」
「ふえ? そうなの? リーフちゃん、ラルさんのお家行ったことあるんだ?」
「ワタシだけじゃなくて、ステラとフォースもね」
へぇ~……あっ、ステラちゃんとフォースさん! こっちのお話を聞いていたら、あっちの話は聞いてなかったけど……
「もっとひどいからね!? って、そうじゃなくって! すーくん、ツバサちゃんを困らせるようなことさせないでっ」
「……例えば?」
……まだ、続いていたみたいです。
クッキーを食べながら、ステラちゃん達の方を見る。フォースさんは資料を見ていて、ステラちゃんを見ていない。でも、耳は傾けているみたいで、会話は続いている。
「今日みたいなことだよ。持ちきれないくらいの資料を運ばせるとか! 今日は私とリーちゃんいたからいいけどさ」
「あっれぇ? ツバサちゃんに会ってみたいーって毎日言って、うるさかったから、仕方なく助けてあげたんですけどねぇ?」
「みゃっ!? そ、そんなの頼んでないー! もっと! やり方あるよね!?」
「おれの最大限の優しさ。ありがたく思え」
「あ、あれがぁぁ!?」
「つーか、おれを相手するより、ツバサと話してくればいいのに。それとも、すぅちゃん。ツバサよりもおれとお話ししたいの? 人見知り?」
「んーっ!! すーくんのバカっ! 嫌い!」
ステラちゃんはぷんぷんしながら、こちらに近付いてきて、私の隣に座った。そんなステラちゃんに苦笑を漏らしながら、リーフちゃんが話しかける。
「ステラも飽きないねぇ? フォースに勝てるわけないのに」
「言いたいことは言ったからいいの。……もう。すーくんの愛情、分かりにくい」
「昔からじゃないの?」
「そーだけど! はぁ。ごめんね、ツバサちゃん。すーくんが意地悪して」
「ううんっ! ステラちゃんとお友達になれたから、悪いことなんて何もなかったよ?」
「うー……優しいね。でも、すーくんに何か嫌なことされたら言って。何とかするから」
フォースさんにやなことなんてされた記憶なんてないけど……うん。分かった!
私がうなずくのと同時に、いつの間にかラルさんの机近くにいたフォースさんが吹き出していた。ティールさんは肩を小刻みに揺らしていて、ラルさんも笑いをこらえているみたいだった。三人とも笑っているけど、何か変なこと言ったかな。
「や。ごめんね。気にしないで……ふふっ」
「我慢とか無理だろ。……責任取れよ。ラル」
「ごめんて」
「これっていつのだっけ。……というか、そもそも、なんでここにデータあるの」
「分かんない。けど、あるってことは私だよね。消す消す……いやぁ。引退前にデータ整理した方がいいかもしれない」
とりあえず、こっちと私達の話は関係ない……のかな?
「あの三人、仲いいよね。三年いればあんな感じなのかな。ラルさんとティールさんはもう少し長いけど」
「すーくん、そこそこ丸くなったと思う。……ツバサちゃん、帰るまでお話ししてもいい?」
「もちろん! あ、せっかくだから、アラシとレオンにも紹介したいな。いい? ステラちゃん」
「うん。いいけど……ツバサちゃんの友達?」
「そーだよ♪ 小さい頃から仲良しなの。アラシとレオンは同い年で、一つ上にシエルって男の子とみーちゃんってお友達がいて、もう一つ上にあーちゃんってお友達がいるよ」
「みーちゃんってミユルさんだよね。確か。で、この前一緒に来てたのが、アラシさんとレオンさん。ツバサ、友達たくさんいるね」
「昔からのお友達だからね。ここに来てからのお友達は多分、リーフちゃんやステラちゃんかな。自然に話せるって意味で」
クラスの皆さんも優しいけれど、敬語はそのままだし、楽に話せるお友達は少ないかもしれない。そういった意味では、二人はとっても貴重な友達……になるかも。
「うれしいっ! 私も、もっともっとツバサちゃんと仲良くなりたいっ」
ぎゅーっとステラちゃんが抱きついてきた。私も同じようにぎゅーっとし返す。
「うんっ♪」
そっと離れると、他愛ない話を三人で続ける。同年代の新しいお友達は本当に久しぶりで、とっても楽しくお話が出来た。



~あとがき~
今までのが長かったので、これが短く感じますね。そんなことないんだけど!

次回、多分終わる。

フォースとステラはどこで話してても何も変わりませんね。ステラの自然体はフォースと話しているときなのか……うーん。わからん!

話があちこちいってますが、許して! あちこちいってるけど、大した話は何もしてないです。はい。
ラル達三人が何をしていて、何を見ているのとか心底どうでもいいので、ご想像にお任せします。ぶっちゃけ、ラルとティールが何に関して話していたのかは考えてあるけど、三人が何を見て笑っていたのかは決まってない。まあ、なんかの仮装とかだろ。(適当)

ではでは!

学びや!レイディアント学園 落書きとか

キャラの絵を描いて出しますね~……とかなんとか言って、全くでしたね。落書き同然ではありますが、一応、これで決定ってことで、私のキャラのメイン5人とレイ学オリジナルキャラ3人、計8人のビジュアル公開! します!!
相方である友人のキャラもと思ったのに、納得のいくイラストが描けなかったので、なくなく次回に……! 自分のキャラなら微妙でもいいやと妥協するんですけど、人様宅のキャラは粗末には扱えぬ……納得のいくものができたら出しますね~♪
よく描いているはずのツバサちゃんですらぶれぶれでしたからね。なんなんだろうね。集中してないのかな←
あ、いつもみたいに日常タグで出してもよかったのですが、私が探しやすいようにとレイ学タグで出しました。一応、公式資料みたいな感じです。
まあ、資料関係なしにいろんなの混ぜ合わせたところに出すときもあるかもですが。今回はレイ学しかないので。



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↑ラル、ティール、フォース

ぱぱーっと描いたものだから、あれですね。男子2人が微妙なバランスだなぁ……まあ、あんな感じです。色とかは話の中に描写あるので、それをね。思い浮かべてください。……ってのも、したかどうか怪しいので、ここで言っておきます(笑)
ラルは薄いブロンドに目の色は黒。ティールは水色に目は黒寄りの青系。フォースは薄いブラウンに赤目です。
まあ、ラルは雷姫の力を引き出せば赤目に変わりますし、ティールも力使えば青くなるんですけどね!


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↑ステラ、リーフ

リーフって名前切れちゃってますね。書いたんだけどね(汗)
本編よりも子どもっぽい感じのするステラちゃん。間違ってないですね。レイ学ステラちゃんは本編よりものびのびと過ごしてるので……そのせいかな。
ステラはフォースと同じ、ブラウンで目は黒。でリーフは黄緑に目は赤ですね。


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↑ユーリ、イツキ、リリアーナ

ラル、ティール、フォース以外の3人組をばと、後輩組として結成(?)されました。作成理由はそんなもんですが、個々の理由としては更に単純です。ユーリは生徒会の後輩として、また、私のキャラ初の獣人キャラ作りたいって私欲でした。(ユーリ制作時、私の作成キャラはメインの5人だけだった)
イツキはアラシ君が所属する部活の先輩として欲しかったからですし、リリアーナは生徒会役員(女の子)の後輩が欲しかっただけでした。
そういえば、小説の中だとユーリ、イツキはがっつり出てますが、リリアーナはまだ名前だけですね。大丈夫。この後、がっつり出てきますので。
ユーリは牙狼族、リリアーナは兎族……兎人とも言うんでしょうかね。そんな感じでっす。
ユーリは髪も目も青がかった黒。いやでも、ほぼ黒ですが、色塗りパレットを出したときは赤系ではなく、青系パレットで塗ってるので、イメージは青がすこーしだけ混じってるかなぁみたいな。イツキは若草色に目は茶色。リリアーナは髪も目も薄いオレンジ。
この3人は私のお気に入り組み合わせなので、3人だけの話も制作済みです。公開までお待ちくださればと! その話が終わってもちょこちょこ3人の絡みを出したい。(願望)


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↑ラル&ティー

こっちのティールの方が好きです。バランスの問題かな? ラルは一番描いてるので、慣れてるのか安定してます。多分。見て分かる通り、ラルは完全に着崩してます。崩してますね~
言うところもないし、今後、小説で言うかも微妙なので言っとこうかな。
ラルとティール、服で隠れてて見えませんが、お揃いのブレスレットつけてます。ブレスレットっていうか、リストバントみたいな……? リングみたいな、なんかそんなの着けてます。(適当)
ラルは左手、ティールは右手に着けてます。身も蓋もないことを言うと、本編で常時空色のスカーフ着ける代わりとしての設定です。何もないアクセサリーなのか、何らかの機能があるのかまではノータッチですが、十中八九、何か機能はつくでしょう。私のことだから、後から設定は生えます。私だから。
あ、他メンバーは身に付けてません。2人だけのアイテムです。だって、探検行くときはチームカラーのスカーフだったりリボンを身に付けるんでね!


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↑ステラ、リーフ、フォース

先に言っときますが、ステラとリーフはここまで小さくない。もうちょい上ですね。立ち位置を考えると、フォースが大きすぎますな。あれだ。フォースが縮め←
まあ、それでも横ならびになったとき、フォースの肩くらいが2人の頂点のはずなので、身長差はある。30㎝くらいか。

ちょっとここで身長の話を。
私は元になったポケモンの大きさを配慮して指定するというよりは、完全にそのキャラのイメージで決めています。
例えば、元がピカチュウであるラルと、ポッチャマであるティールは元を尊重するなら、同じであるのが正しいんです。ピカチュウポッチャマ、同じ大きさだった気がするので。
んでも、年齢と性別を考えて、差を出してます。ここは完全に私の趣味ですね~(笑)
ってことで、フォース(190~185㎝)→ティール(180~175㎝)→ラル(165~160㎝)→リーフ(155~150㎝)→ステラ(150㎝)って設定してます。リーフとステラは最大で5㎝の差があるけど、描くときに気を付ける程度なので、実際はそこまでないと思います。ほぼ同じ。でも、すこーし、リーフが上、みたいな? 残りも同様です。フォースが一番おっきい! ってのを気を付けるくらいで、実際はそこまで差を意識してません。ちゃんと描くときは気にしますけどね。落書き程度は全くです。……ほら、その証拠に今回のステラ達は無視して描いてるでしょ……?(汗)
フォースとステラは、同じイーブイなのに差がかなりあるんで、ご了承ください……まあ、フォースは本編だと二足歩行してるから、一番背が高いんですけどね。原作通りではないけど、本編通りではあります。
それを踏まえて、お次の絵をご覧ください!


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↑生徒会3年生組。(正規制服ver.)

いつもの適当ではなく、ちゃんと身長差を考えて描きました。右向き難しすぎて、ティールさんあれだけど。身長差を見たかっただけなので、絵のクオリティは求めてません。私はな!!
最大値で並べたとはいえ、フォースとラルでも身長差あるね……ツバサちゃんが並んだら大変なことに。ツバサちゃんの身長、以前、友人に質問したときは、詳しく決めていないとの回答だったんで、分かんないけどね。それでも、150より下って話なので、ステラよりは小さいって感じかな?
はい。そして、何気にラルがちゃんと制服着てます。高等部冒険科の制服ですよー!! これが! 制服です!! シャーペンだから見にくい!←
黒のブレザーに学年色を表すマントが後ろについているらしいです。3年だから、紺です。ブレザー着ないラルにとってはどうでもいいんだろうな。
フォースも横向きですけど、ブレザー着用ver.ですね。冒険科男子制服が一番シンプルです。シンプルだからって描きやすい訳じゃないけど((
一番描きやすいのは、魔術科女子制服ですかね。ローブで隠れるので。ぱぱーっと描く分には誤魔化しが効きます。嬉しい。(一部除く)
次はラルやフォースですかね。ブレザー描かなくていいからね! というか、もう一個人を指すって言うところがね……駄目なやつだね……(笑)


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↑生徒会2年生組。

さっきのところで言い忘れました。
ユーリの着てるのが魔術科男子制服だぞ!!!←
まあ、冒険科ブレザーに左側にマントついてるみたいな感じです。ひらひらーって。マントの色は1年~3年共通ですね。黒に近い紺色だったかな。多分。(私のイメージで半分語ってます)
リリアーナは若干の着崩しコーデなので、参考になりませんね。次回に期待。
イツキはがっつり着崩しタイプなので、何も言えぬ……イツキに関しては、公式の場ではちゃんと制服着る人です。大丈夫。そこら辺の意識はあります。だって、生徒会だもの。
リリアーナはそのままだと思います。崩してるけど、規定のものは身に付けてますからね(笑)
さて、さっき、散々身長の話をしたけど、この絵では完全無視してますね。リリアーナが手前にいるけど、もう少し小さくしないと駄目なやつです。イツキとユーリはほぼ同じ身長で、リリアーナは小さいイメージなので。
イツキとユーリの身長はどんくらいだろ。多分、ティールとほとんど同じか少し小さいくらいだ思います。同じかなぁ……? うん。決めてません((
リリアーナはラルよりも小さくて、160㎝ないですね。155㎝あるかないかくらいですかね?



以上が今回お見せできるイラストでした! 何気に、久し振りの落書き公開でしたね。
全部、白黒でした。いやはや、申し訳ない。いやね。友人に色付けた絵とかも送ってたんですけど、かなり前ので見せられないってのと、私自身がデータ消してるってのと、全員分ないってのが理由で見せられないよ! 状態です。
もう、ささっと描いて、イメージ持ってもらおう! ってのが今回の目的なのでね。あとは少しの設定公開や私の考えも兼ねて。
いつか、ちゃんとしたイラストを描きたいね。50話公開までに書き上げられないんで、100話記念とか。そんな感じ? 50話は50話記念として簡単なイラスト出しますかね? 気分が乗れば。あと、私が忙しくなければ。いやでも、50話の雰囲気的にそんなお祝いムードできないんだけど……まあ、それはそれ。これはこれか。間に合えばやります。

今現在の近況報告もしときますか。
小説のストックがかなりあるので、1ヶ月先くらいまで予約済みにしてあります。ぶっちゃけ、毎日投稿しても1ヶ月はいけるくらいには余裕あります。メインの空海、合作のレイ学、その他等々のストック合わせればの話ですが。
何でこんなことになってるんだって理由としては、秋の本格的になるであろう論文制作に向けてですね。書けるときに書いとこう作戦です。今年中は最低でも週一で上げたいです。目標だ。頑張るぜよ!


ではでは、長々とお付き合いくださり、ありがとうございます! 次こそはツバサちゃんを……ツバサちゃんを……!!
え、最近投稿してなかった日曜にした理由?
バイトがな……入らなかっただけだよ……(´・ω・`)フッ
またしばらくは月、水に『レイ学』、金に『空と海』を投稿します。
え、メインであるはずの空と海より、細菌始めたレイ学が投稿日数多い理由?
悲しいけど……本編の! ストックが!! レイ学よりないの!!!((
レイ学のストックが多いのは、相方さんがある程度のお話をまとめてくれるからですね。それを見ながら書いてあるので、書き上げるスピードはレイ学の方が早いです。あと、バトルしてないから。これが一番ですね……(笑)

閑話休題

さて、明日は通常通りにレイ学を投稿予定です!
ステラとツバサちゃんの話の続きです。今月中には終了し、別の話へと向かうはずですので、お楽しみに!
ではでは、閲覧ありがとうございました!

空と海 第213話

~前回までのあらすじ~
暴力表現、過激表現に注意。
VSガオガエン戦が終了。色々、ありましたね。見るからに布石! という展開が続いておりますが、残念。まだ続きますよ。
ピカ「どんでん返しはいらねぇつったろー!!」
ポチャ「も、もう、やだ……」
はっはっはー! そんなことを言われても、これは前々から予定していたのだー! 展開は違うけど!
ピカ「……流石、ガバッガバっすね。作者さん」
言うな! んなことは知ってるだぁよ……


紅と名乗るキュウコンはゾッとする程のオーラを放っていた。ポチャが感じた感覚は間違いなく彼女の気配を察知したせいである。対する紅はポチャの警戒等、興味もないのか小さく首を傾げる。
「各地のお人形達がやられているのは、貴方のお力かしら?」
「……は?」
「いいんだけれどね。元々、時間稼ぎ用だったもの。……そんなことより、あのガオガエンの彼、倒したのは……貴方のパートナー?」
「だったら、何? 彼女に何かするつもりなら、阻止するけど」
戦う力はどこにもないのだが、それでもどうにかかき集め、スイをなんとか向ける。そんなポチャを見た紅がふるふると首を振った。心外だと言うように。
「雷獣と呼ばれる彼女を見てみたいだけなの。貴方に攻撃はしないわ」
「敵の言葉を簡単に信じられるか」
「本当よ。……!」
突然、紅は宙を舞いある人物からの攻撃を避ける。ポチャがそちらを見ると、隣にピカが立っていた。手には雷姫が握られており、その刀で攻撃したのは容易に想像出来る。しかし、攻撃を仕掛けた彼女も状況が分かっていないらしく、横目で戸惑いながらポチャに話しかけた。
「めっちゃ嫌な雰囲気だったから攻撃したけど、正解だった……?」
「分かんない。ぼくはまだ何もされてないよ」
「え。喧嘩吹っ掛けたの私!? や、まぁ、こんなところに突然出てくるなんて、普通じゃないもんね。……味方ではないなら、敵だ。敵」
「そうだね。……ピカ、こんなときに何だけど、神器は?」
「壊してきた。最期は穏やかに終われたと思う」
その言葉を聞き、ホッとした。とりあえず、一つの脅威は去ったと確信出来たためだ。が、現在進行形で別の脅威にさらされているのだが。
その脅威の元凶である紅はピカをじっと見つめたまま動かない。出方を窺っているのかとピカもポチャも構えるものの、返ってきた反応は攻撃ではなかった。
「うふっ♪ いいわぁ~……雷獣さん。貴女を我が主の贄にしましょう」
「は、はあぁ!? 私が贄って何言って……」
ピカの当然の反応に紅は無視をした。彼女は頬を高揚させ、興奮している様子だった。
「最高の人材よ。強くて、空っぽなんて、そうそう見つからないわ。大丈夫。貴女の心は消えても、肉体は有効活用するわ」
完全に置いていかれているピカとポチャは紅から距離を取りつつ、こそこそと話をしていた。二人とも戸惑いの色を浮かべている。
「やだ。話通じない……私、殺人予告でも受けてるのかな。え、怖い」
「でも、体は使うって言ってるから……体は無事、なんじゃない? ちょっと状況分からないけど」
「私が私じゃなくなるなら、死も同然だわ!! よく分からないけど、お断りだ! お断り!」
「ぼくだって受け入れられる訳ないだろ。ピカが行くとか言ったら、縛ってでも阻止する」
「愛がおもぉい……それくらい、私のことを愛してるのねっ☆」
「冗談きつい……」
「んだと、この野郎。本当のことだろうが」
「この状況でふざけたこと言うから……で、どうするの? 倒す?」
ポチャの言葉にピカは紅を見た。彼女は依然として目を閉じて、何やら物思いに耽っているらしいく、二人の後退に気付いていないらしい。が、今現在のコンディションで勝てる相手だとも思えなかった。倒したいのは山々だが、ここは逃げの一択だろう。
「ポチャ、走れる?」
「なんとか。……でも、追い付かれるかも。あいつ、“テレポート”に似た何かを使って出てきたから」
「そんときは……応戦するしかない。じゃ、三カウントで走ってくださいねぇ。本部方面」
「了解」
ポチャは走りやすいように二振りを一度消した。ピカは雷姫を持ったまま、走るつもりらしい。何かされたときに、対応するためだろう。俊敏性はピカの方が上である。走りながらでもある程度の攻撃は任せてしまっていいはずだ。
「三……二……」
ピカのカウントを聞きながらも、視線は紅へと向いていた。こちらの様子は気にしない紅だが、警戒しておくに越したことはない。しかし、全力で走るには一度、紅に背を向けなければならない。そこだけは懸念材料ではあるものの、仕方がないと割り切るしかないのだ。
「……一!」
彼女の合図で勢いよく身を翻し、走り出した。ピカはポチャの後ろを走っているらしく、隣にはいなかった。走る中、ポチャはピカに話しかけた。
「今更なんだけどさ! バッジとか、道具使って逃げればよくない!?」
「ポチャの持ってるバッジの転送装置はダンジョン内のみ適応! あと、バッグは救護室に置いてきたんだよ!! 察しろ!!」
ピカが姿を消したとき、バッジの反応がどうのという話をしたことをそこで思い出した。今の今まで忘れていたが、現在のピカはスカーフと雷姫という装備のみで必要最低限の物しか持ち合わせていないのである。
「っあぁぁ!! 忘れてたぁぁ! じゃあ何!? 回復アイテムもなし!?」
「ない! 身軽でいいだろ!」
「馬鹿ぁぁぁ!!! ピカの馬鹿!!」
「黙ってはし……っ!? ポチャ、このまま振り返らずに走れよ! リーダー命令な!」
「え、あ、ちょ!?」
後ろを走っていたはずのピカの気配が遠くなる。振り返るなと言われてそうですかと従えるはずもない。ポチャは若干スピードを弱めつつ、後ろを振り返る。後ろを見れば、ピカが紅と対峙していた。紅が二人の後を追いかけてきていたということなのだろうが、それにしても早すぎるのではと思った。先程の“テレポート”のような移動手段を用いたのだろうか。何にせよ、一人でやるよりは二人で戦った方がいいに決まっている。
「ピカっ! ぼくも……!」
「馬鹿! 走れって……」
「あはっ♪」
一瞬の隙を紅は見逃さなかった。ピカと相対していたはずなのに、瞬き一つでポチャの隣へと移動してきたのだ。防御体勢の取れないまま、紅は笑う。九つの尻尾全てをポチャに向け、それで貫かんとしていた。
「貴方を消してしまえば、雷獣を……あのピカチュウさんを手に入れられるかしら?」
「攻撃しないんじゃなかったのか」
「目的が変わったの。さようなら」
鋭い尻尾の槍を一斉に放つ。何もしなければ串刺しにされるだろう。ここまで来て、死ねるわけがなかった。頭に浮かぶ雑念を振り払い、愛する剣達の名を呼んだ。愛称ではなく、真名で。
「……重なれ! 水泉、雪花!!」
『あいっさー! やるよー! せっちゃ!』
『いいよ! めちゃおひさぁぁ!!』
見慣れた氷の剣と水の剣……ではなく、ポチャの身長の倍以上もある大剣が現れる。水晶のように透き通ったそれは、ガラス細工のようで少し触れただけでも壊れてしまいそうな見た目をしているが、ポチャはそれを器用に振るうと紅からの攻撃を防いだ。
「あらま。とんだ隠し玉ね」
「やっばい……久々でおっもいんだけど、お前」
『久々に呼び出しておいてひっどいわねぇ。でも許すよ♪ 我らが王よ』
スイでもセツでもない声が聞こえてくる。何年ぶりかに聴く彼女はすんなりとポチャを受け入れていた。
「……それが、過去にパートナーさんを傷つけた武器ね。聖剣二つからなる上位の存在……精霊を呼び出す技。聖剣の合体技とも言えるかしら?」
「答える義務はない。……やるぞ、白雪」
白雪と呼ばれた大剣は小さく笑うと、力強く答えた。
『いつでもどうぞ。王よ』
紅は再び、尻尾からの突き攻撃を繰り出してくる。それを全て防ぎきると、ジャンプをし、白雪を大きく振りかぶった。両手にかかる重さに思わず、手から滑り落ちそうになったのを何とか耐える。
「手から抜けそう……っ!」
『あら、嫌よ~? 頑張って♪』
「分かってるっ!」
真上から一気に大剣を振り下ろした。大振りの攻撃は避けられやすく、紅も簡単にバックステップで後方へと避けていた。が、それはお見通しである。
「ピカ!」
「あぁくそ! 結局こうなるんだよねぇ!! 雷姫!」
「なっ!?」
紅の避けた方向にはすでにピカが待ち構えていた。赤い電撃を纏わせた刀身を構え、一閃を放とうとする姿が見える。
「やあぁぁっ!!」
「……ふふ。いいわ。こうでなくっちゃ」
ポチャの目から見れば、ピカの一撃を避けられるわけがない。一太刀を受け、上手くいけば立ち上がることもないはずだ。少なくとも、致命的な一撃である。それを裏付けるかのように、紅はピカの攻撃で何メートルも吹き飛ばされる。
「戻れ、白雪」
『……でも、相手はまだやる気あるかも』
「かもしれないけど、ぼくはもうお前を保てるほどの気力がないんだよ」
『残念。それじゃあね、我が王』
水晶の大剣を二振りの剣に戻したところで、ポチャは膝をつく。スイとセツの心配するような声が聞こえてくるものの、それに答えられる余裕はなかった。ここで再び、走って逃げるべきなのは分かるが、それすらも出来なくなるほどに消耗してしまっている。顔を上げると、ピカも肩で息をし、今にも倒れそうになっていた。
「あは。あはは! いいものを見た。あれが聖剣を……武器を合わせる……なるほどねぇ。貴方が使い手だったの。海の国の次期国王様。あれが貴方の国の女神様?」
吹き飛ばされた紅はかすり傷はあるものの、致命傷は免れたらしい。ゆったりとした足取りでこちらへと近付いてくる。立ち上がらねばと思っても、力が入らず、反対に意識が遠くなっていく。
「ピ、カ……」
揺れる視線の先に、ポチャのパートナーであるピカを捉える。彼女はポチャの方を振り向くと、安心させるような笑顔を向けた。
「大丈夫。任せとけ」
その言葉を最後に、ポチャは意識を手放した。



~あとがき~
白雪なんて出す予定なかったわ!!!

次回、ピカと紅。
そろそろ終わって欲しい。切実に。

はぁ~あ! 白雪の説明がどこにもないですね。まあ、あれっす。聖剣に宿る命が呼び出す武器の神様的なそれです。(適当)
水と氷の聖剣を合体させて、別のものが呼び出されるというか……上位交換? みたいなそんな技です。そうなると、各タイプの聖剣がこの世界には存在するでしょうね。(適当)
聖剣の使い手はポチャ以外出てこない(予定)なので、いいか。こんな設定。

ではでは!

学びや!レイディアント学園 第36話

~attention~
『空と海』のキャラ達が学パロなif世界でのほほんと楽しむ物語です。本編とは一切関係ございません。また、擬人化前提で話が進み、友人とのコラボ作品でもあります。苦手な方はブラウザバック。
前回、図書館へとたどり着き、ステラ案内の下、ツバサちゃんはお目当ての資料達を見つけることが出来ました。
これ、ツバサちゃん視点だからあれだけど、ステラ視点だと内心、わーわーしてそうだな。会いたがってたし。


雑多に積まれているのかと思ったけれど、そんなことはなくて、資料はちゃんと年代順になっているし、重要そうな書類はきれいに一ヶ所でまとめられていた。入り口付近の棚はごちゃっとしてたけど、私の探している資料は整理されているところに全部あるみたい。よかった~♪
いくつも書かれているから、一度に全部を持ってはいけない。資料を二つくらい見つけると、それを抱えてステラさんの待つところへ持っていく。その近くにテーブルがあるから、そこに資料を置いて、また奥に戻る。これを何度か繰り返し、ようやく最後の一つ。……一つなんだけど。
「と、届かないっ!」
私の身長じゃ届かない位置に置いてあるみたいで、つま先立ちをしても、踏み台を使っても届かない。最後なのに、その一つが取れない。
「ふにゅにゅにゅー!」
どんなに頑張っても届かないものは届かない。今だけ身長が伸びるわけでもないし、願っても資料は低い位置に移動してくれるわけでもない。いつも届かないものはアラシが取ってくれるし、生徒会室の棚で取れなかったら、ラルさん達が取ってくれていたから……
「……取りましょうか?」
「ひゃっ! あ、ステラさん」
私が奮闘している声が聞こえていたんだろうな。ステラさんがこちらに近づいてきて、控えめに尋ねてきた。そりゃ、この空間に二人だけだもん。聞こえているよね。恥ずかしい……
「えと、じゃあ、お願いします……」
踏み台から降りて、ステラさんに場所を譲る。ステラさんは踏み台を使って、資料を手にとって私に手渡してくれた。
「間違いないですか?」
「はい! これです。ありがとうございます~♪」
よかった! これでフォースさんが困らなくてすむ。お使い完了だ~♪
ほくほくしていると、ステラさんがまた私の方を見ていた。あ、図書館はお静かにってことかな? そうだよね。お勉強している人もいるし、邪魔になる。気をつけなくっちゃ。
「あの、さっきからずっと気になっていたんですけど……私の方が後輩だし、先輩は敬語なんてしなくてもいいんですよ……?」
確かに、私は高等部でステラさんは中等部。学年的には私の方が上。敬語なんていらないかもしれないけれど……
「ふえ!? あ、でも、そちらの方が年上だし……敬語の方がいいかなって思っちゃって……私、高等部にいるけど、まだ十二歳ですもん」
「この場合の年齢ってあんまり関係ないんじゃあ……? ほら、社会とか! 年下でも上下関係で敬語使わないし……?」
えっ!? あ、そう、かも?? でも、私は年下で、ステラさんが年上なのは変わらないし。気持ち的にも敬語になっちゃうんだよね……
「よし! じゃあ、こうしませんか? お互い、敬語を使わないっ!」
ステラさんはぱちんと手を鳴らして、にっこりと笑った。戸惑う私に構わず話を続けた。
「私は中等部三年、ステラ・フォレスです。お噂は伺ってます。ツバサちゃんっ」
「え!? う、うわさ??」
「うん。色々と」
中等部の方には行ったことがないけれど、どんなうわさが流れているんだろう。えぇ……?
って、自己紹介してもらったんだから、私もするべきか! 大変!
「ごめんなさい! 自分のこと、何も言ってなくて……私は高等部魔術科一年、ツバサ・ケアルです。……よろしくお願いします、ステラさ……ううん。ステラちゃん」
「うん。よろしくねっ♪ 実は私、リーちゃん……リーフちゃんと友達で、ツバサちゃんのことは聞いていたの。だから、仲良くなりたいって思ってて……ごめんね? なんか強引で」
「そうだったんだ。それなら、敬語使われるのは違和感あるよね」
リーフちゃんとは最近、仲良くなってお話しするお友達だ。リーフちゃんから色々聞いてたんなら、私のことを知っててもおかしくはないし、それにリーフちゃんから聞いて、仲良くなりたいって思ってくれたのも嬉しいな。
「って、お仕事中だったんだよね? 手続きするから待ってて!」
「そうだった!」
探し出した資料を置いてあるテーブルの近くにノートパソコンが置いてあって、そのパソコンにカードを読み取る機械が繋がれていた。その機械の上にカードを起き、ステラちゃんは慣れた手つきで作業をしていく。
「本当はユーリ先輩がやるべきなんだけど……まあ、私が任されたし、いいよね」
「そのカードっていつもユーリさんが持っているの?」
「ううん。図書部で一番偉い人……学年が一番上とか、部長とかだね。今日はユーリさんが一番上だったんだ。でも、生徒会の人だからってのもあって、部長がいてもユーリさんが持ってるかも。……あ、あとは、生徒会室にもあるって聞いたことある」
ほへー……まあ、関係者以外入れないなら、生徒会の方で管理しててもおかしくないか。
「……よし! これでOK。ツバサちゃん、今度鍵をもらって、一人で来るときは持ち出したい資料の記録をして、カウンターて貸し出し手続きをすれば持ってって大丈夫だからね♪」
「ありがとう、ステラちゃん」
ここでの記録が終わり、再びステラちゃんに部屋のロックを外してもらう。そして、二人で資料を運び出し、ステラちゃんに今度は貸し出し手続きをしてもらった。
ここまで長かったけど、なんとかなったー!
「あとは運ぶだけだね。……だけど、ツバサちゃん、一人で持てる?」
フォースさんから頼まれたもの、結構多かったんだよね。でも、流石にここから運ぶのを手伝ってもらうわけにもいかない。ステラちゃんにはステラちゃんのお仕事があるわけだし……一人で何とかするしかない。
「うん。大丈夫だよ~♪」
とは言っても、一人で全部を一度に持てるわけもなく、とりあえず、ステラちゃんに頼んで、全部持たせてもらった。
「ほ、ほんとに大丈夫? ふらふらしてるよ?」
「う、うん……だいじょー……ぶっ!?」
「わわっ! ツバサちゃんっ」
一歩を踏み出した途端、ぐらりとバランスを崩し、前に資料をばらまきながら倒れる……と思ったけれど、資料をばらまいて倒れることはなく、誰かが後ろから支えてくれていた。
「流石にそれを一人では無理だと思いますよ。ツバサさん」
「ふにゅ~……ユーリさん。えと、ありがとうございます」
「いえいえ」
ユーリさんは、私が持っていた資料全てを軽々と持ち上げ、貸し出しカウンターへと置いてくれる。
「ステラさん、お友達が迎えに来ていましたよ」
ユーリさんが指す方向に若草色の髪をポニーテールにしている女の子が椅子に座っていた。あれは、リーフちゃんだ。
「はわ! もうそんな時間か。……うん! それなら、私、ツバサちゃんのお手伝いするよ♪」
「え、でも……」
「いいからいいから! 友達……リーちゃんも手伝ってくれるし、三人なら重くないし、危なくないよ。それに、一言言ってやんないと気がすまない」
ほえ?
「先輩、カードお返ししますね。それで……」
「分かってます。お疲れ様」
「お疲れ様ですっ! ちょっと待ってて。リーちゃん呼んでくるからっ」
「あ、ステラちゃん……行っちゃった」
まあ、確かに戻る途中でこけそうになったら、今度は一人じゃどうにもならないかも。ここは素直に甘えちゃおうかな。
「それでは僕もこの辺で。お仕事、頑張ってくださいね。ツバサさん」
「ありがとうございます。……あ、ユーリさん。質問してもいいですか?」
私の言葉にこちらを振り返るユーリさん。私はどうでもいいような質問を投げかけた。
「ユーリさんはどうして私相手に敬語なんですか?」
「? 一言で言うなら癖ですね。あとは、尊敬の意を込めて、でしょうか」
「尊敬?」
「ええ。では」
軽く会釈をして、お仕事に行ってしまった。尊敬……私をかな? うーん。何かしたっけ??
「お待たせ♪ リーちゃん、手伝ってくれるって」
ユーリさんと入れ替わるようにステラちゃんが帰ってきた。後ろにはリーフちゃんの姿もある。鞄を持って、本当ならこのままステラちゃんと帰るつもりだったんだろう。でも、リーフちゃんは何も気にしておらず、私を見つけると手を振ってくれた。
「やっほ、ツバサ。……うわ。すごい量だねぇ」
「そーなの! すーくんひどいよね!」
「……え? うーん。うん、そうだね?」
「リーちゃん、なんで煮え切らない返事なの~? まあ、いいや。三人で手分けして運んじゃおっか」
すーくんって誰? って聞く前に、ステラちゃんは手際よく資料を三等分にして、自分の鞄と資料を手に高等部本校舎方面へと歩き出してしまう。私とリーフちゃんもその後に続いた。
あとで聞いてみよっかな。すーくんって人のこと。



~あとがき~
もう少しで終わると思われ。

次回、生徒会室に帰還!

私の中でユーリの株が上がってきてます。最初はただのモブ扱いのつもりだったんですけどね。地位を上げてきたな、お主。

ではでは!