satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

初めての人

すーくん……?
「いくぞ?……まずは……“ソード”」
そう言うのと同時に一人の方に走り出した。すぐ目の前にとうちゃくすると、持っていた剣で、いっきにきりつけた。
「次。……あ、武器使いじゃん。長槍ねぇ……ちと、おれの方が不利かな? あ、関係ないか」
「っ!」
相手の人は一歩後ずさりした。
「はっ……ビビってんの? 馬鹿じゃねぇの? 武器使うってのは、殺し合いになっても構わないから………持ってるんだろ?」
それとも…とすーくんが続けた。
「遊び半分?……それこそ、馬鹿だろ。仕方ないから、このままいく」
「……!」
「はぁ……おれ、近距離型じゃねぇんだよ。遠距離型なんだよねっ!」
すーくん、力まかせに、やりをはじいちゃった。そのいきおいのまま、さっきと同じようにきりつける。
……すーくんじゃないみたい。
「っと……まだやるか?」
「うぐ……」
「ま、答えがどうであれ、まだやるけどね……お前らが決めたんだろ? チャンスはやったろーが」
すーくん………?
あ、危ない!
「……っ! サイレンサー付きの拳銃……ふざけてる? ま、いいけど……おれも銃でやり返すだけだから」
すーくんの持っていた剣が消え、じゅうがでてきた。そして、すぐさまかまえて、引き金を引く。
パァンとかんだかい音がひびき、いっしゅん、周りから音が消える。
「……う………」
「急所は外れたか……次は当ててやるよ。て、聞いてないか……」
これで、半分……
「……おれさ、これは使いたくないんだよね。危ないだろ? 銃って……ま、使わせたのは、テメーらだけど。で……」
「ひっ……」
「やる? 逃げてもいいぞ? てか、オススメするね」
ばっと、たおれてた人もつれて、いなくなった。あとは、わたしをつかまえてるこのライチュウフワンテだけ。
「いい判断だな。で、そこの二人はまだやんの? 飽きないね?」
「………まだ、負けてない」
フワンテか……いいよ、くれば?」
「っいっけぇ!!」
フワンテはうかせた弓矢の矢をすーくんにむけてとばした。
「……弓矢!?……チッ」
すーくんはが一気に走り出したのはわかったけど……見えない。
「?!」
「悪かないね、今の攻撃は……でも、丸見えだし、隙ができるのは欠点だな。瞬発力と集中力、鍛えれば?……おれからはそれくらいだ。じゃあな」
「………!? お前……」
「すーくん……」
フワンテはふらふらと落ちる。
すーくん、フワンテのこと、うったんだ。
「最後はお前だけだな? どうする?……あ、死んでないよ。今のところは」
「………!」
「今なら見逃してやる。そいつを置いて行けば?……行かないなら、殺るだけだ。さぁ、選べよ?」
「………そんなこと、許されるとでも?」
はぁ、とため息の音。そして、ガチャンと近くで音がした。
すーくんがじゅうの引き金をひく音だ。
「………!!」
「あんまり怒らせんなよ? 若造が。おれは、こいつ以外の奴らなんざに興味はない。ここで野垂れ死んでも構わないぜ? 好きにしろ。ただ、こいつに手を出すなら殺すからな? 今、ここで」
…………
「さあ、早くしろよ……ただでさえ苛立ってんのに、倍増させる気か?」
「っ………ほら!」
あぅ……すーくん!
わたしは投げ出されたいきおいのまま、すーくんにだきつく。ライチュウは、フワンテをつれて、消えた。
「………ふぅ………すぅ、大丈夫か?」
………………う。
「すぅ?」
うぅ……わぁぁぁぁん!!
「えぇぇ!? なんで泣くの!? え、なに?」
すーくんがこわかったぁぁぁ!!
「ごめんなさいぃ!!……って、謝るとこ? これ……」
うわぁぁぁぁん!!
「あぁぁぁ!! 泣き止め! 大丈夫、ちょっと、やり過ぎたよな! うん、ごめんなさい!……じゃなくて、落ち着け」
わぁぁぁぁ!!
「すぅ、大丈夫だから! な?」
うわぁぁぁぁん!! こわかったぁぁぁ!!
「わかった! わかったから!! 悪かったって……そんなつもりはなかったんだよ……」
「すーくん、くるのおそいぃぃ!!」
「そっちか!? いや、そっちも……か。だから、悪かったって……突っ走ってたら、モンスターハウスに当たってさ……って、言い訳だな……大丈夫だよ、すぅ」
うぅ……ふぇぇぇ……
「あー……泣くな……どうしよ……あ」
ふぇぇぇぇん……
「『そんなに泣いてたら、もっと悲しくなるよ?……泣くのはダメ』」

「……わたしの声……?」
「『落ち着いた?』」
!!
「すーくんから、わたしの声がする……?」
「……落ち着いたか?」
……………うりゅ。
「まだか……な、おれの友達をすぅだけに紹介してやろうか」
??
そう言ってすーくんは、一枚のカードを出した。
「カード……? すーくん、友達いないの?」
「軽く傷つく……じゃなくて……こいつ、恥ずかしがりやだから、優しくしてやれ。ほら」
あわわ!
…………あれ? ない。
すーくんはたしかに、わたしに向かって投げたのに……?
「すーくん、わたしてくれなかった?」
「渡したさ。持ってないからな、ほら」
ほんとだ。え? え?
でも、わたし、持ってない……
??
「………あ、いた」
え、どこ?
「………!」
「恥ずかしくて、隠れてたんだな」
カードはわたしの着ていた、マントのフードの中。
なんで??
「すごい! すーくん、すごい!」
「……自己紹介、すれば?」
『………恥ずかしい』
!! カードがしゃべった!
「女の子相手だろ? 恥ずかしがんなよ」
『関係ない』
おー!
「……落ち着いた?」
うん。
「すーくん、すごいね。なあに、それ?」
「手品と腹話術?」
なんだろ? それ……
「覚えなくてもいい技術」
??
「……すーくん、けが、だいじょうぶ?」
「あ、忘れてた……んー……大丈夫。もう、塞がってるし……こういうときは、よかったと思えるんだけどなぁ……」
なんの話?
「ま、あと少しだろうし……頑張っていこうか」
うん!

すーくん………
「おれはなんで気づかなかったんだろう……この可能性……大だったのに」
いっぱいいるね。
「あれでいっぱいと言われてもピンとこないけど……さっきの奴らじゃん。確かに、全員急所は外したし命に別状はないようにしたけど……早くね? 復活が」
出口、あそこだよね?
「だな。どうやってここまできたんだか……さて、どう抜けるかな」
すーくんとわたしはさいごの階にきていた。
あとは、ここをぬければいいだけなんだけど……
どういうわけか、さっきの人達がいる。すーくんにやられた……はずなのに。
こりないね。
「そこは……仕事熱心と言うべきか……迷惑な話だな。さっきの二の舞踏ませてやる……」
すーくん、目的がかわってるよ?
「すぅ、捕まってろよ? 強行突破する」
え、あ……うん!
すーくんにだっこされ、いっきに走り出した。
うわぁぁぁ!!
はやいよぉ!



~あとがき~
……いつ終わる、この話。
長い、長すぎる!!
終わるか!!
本編に出ないけど! いいよね!
フォース「まてまてまて……ここまでやってそれはないだろーが」
あとはご想像にお任せします……でよくない?
フォース「駄目に決まってんだろ!」
ぶー(・ε・` )

フォースは色々な武器を扱えます。
今回出たのは……剣に銃?
あとはライフルもいけるし、弓もできます。
バズーカもいけr((
格闘技も一通りできるのですが、理由は人生経験が豊富だから……でしょうね。
手品と腹話術、声帯模写
特技ありすぎるのも、人生経験がほうh((ry
……特技の方はマスターのせいです。一緒になってやってたんでしょう!……無理矢理ね。

次回は! 何回か名前が上がっている、エレルを出したいな。
ま、ダンジョン抜けます♪
あとまた、フォースが暴れます。今回よりは、ましになりますよ? 多分ね。
フォース「ちゃんとやるんじゃねぇか」
エレル、忘れてたから。
フォース「ドンマイじゃん、エル」
エルって呼んでんの?
フォース「まあな」
ふーん……あんまり興味なかったけどな。
フォース「じゃ、聞くな」
てへぺろ
では!☆⌒(*^∇゜)v
フォース「!!Σ( ̄□ ̄;)
作者が壊れた!?」
イブ「最初からだよ」
フォース「冷めてるな、すぅ」
イブ「恥ずかしくてなんか、どうでもいい」
フォース「……じ、次回もよろしくな」