satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

空と海 第79話

~前回までのあらすじ~
ピカとポチャの仕事の話がなんとかしゅーりょーしました! ってことで、新章突入なのですよ!!
なんかこう……色々変わっていければと思っています。中盤戦突入というところかしら……?
あの二人のゴタゴタをなんとかしたり、あの二人の恋の行方もなんとかしたり……とかね!
ピカ「あの二人って誰さ」
イブ「さあ……? ゴタゴタってなんでしょうかね?」
ピカ「知らないっすね。……あ、久し振りだね。イブちゃん」
イブ「はい、お久し振りです♪ ピカさん」
残念ながら、イブの出番はあんまりないです。多分。
今回はとりあえず、視点はイブだけど。
イブ「えぇ!! 出番ないの?!」
ではでは、新章スタートですっ!


「いい加減、お仕事しないとなぁ……」
依頼掲示板の前に立ち、小さく呟いた。目の前には沢山の依頼書。そこから好きなのを選んで、受理してもらえればお仕事開始……なんだけど……
あのブラッキーとエーフィのことがあって以来、ダンジョンに行くことが恐怖になっていた。
新人ってこともあってか、依頼受けろ、ということは周りから言われなかった。もしかしたら、ピカさん辺りが計らってくれたのかもしれないけれど。
チコちゃんはリムさんの仕事や、リンさんの仕事を手伝っている。私はこうして掲示板の前に立って、結局、チコちゃんと合流する。……という毎日。
本当はこのままじゃ……駄目なんだよな。
「………どうしよう」
『お前、よく何時間もそこに立っていられるよな。暇人かよ』
何時間も立ってないもん! まだ二時間だし……
『なにがまだ、だよ。そんなことしてる暇あるなら、他の仕事やるなり、外出て社会勉強するなりしろ。馬鹿が』
心の中ですーくんに毒を吐かれた。ムカつくけれど、すーくんの言っていることもまた正論なんだよね。
確かにこのままでいるのもあれだし、外に行こうかな。
ピカさんたち、昨日帰ってきているはずだしね。
よし、行こう。

外に出て、とりあえずピカさんたちの基地を目指した。そして、サメハダ岩に到着し、中に入ってみた。
「失礼しまーす……」
「あぁぁぁ!! もう、うるっさい! いい加減にして?! そんなこと聞いてないっつーの!!」
「………なんかもめてる?」
「………やあ、イブ。久し振り」
入り口付近にいた、ポチャさんに気づかれ、挨拶された。ポチャさんの顔は疲れの色が浮かんでいる。
「何かあったのか?」
「あ、フォース。……んー……金銭問題?」
ピカさんの声が気になったのか、すーくんが外に出てきて、ポチャさんと話を始めた。
ピカさんとポチャさんに正体を知られ、隠す必要もなくなったからか、二人の前でだと表に出るようになった。それは嬉しいことでもあるけれど、なんか変な感じがするのも確かなんだよね。慣れていないというか。
「金銭問題ってなんだ?」
「ほら、僕らのチームって二人一組になって各々の仕事をしているでしょ?」
「あぁ、知ってる。基本的にお前とラル、アブソルとロコン、チルタリスマナフィだっけ?」
「そう。まあ、チルとフィフィは例外だけどね。それでこう……お金は全部ピカが管理しているんだよ。……で、問題起こすと弁償なりかかるじゃん」
「…………まさか」
「ソルとコンのとこがね……やっちゃってさ。通話の相手は、コンだよ。それで多分、言い訳かなんかを聞かされたんじゃないかな」
それでピカさんがキレた……ってことですか?
私がそう聞くと、ポチャさんは苦笑を浮かべながら、うなずいた。
「まあ、それでヒートアップしてるってところかな。変なときに来ちゃったね、二人とも」
「みたいだな。……まあ、元気そうで何より」
「あはは………あのさ、フォース」
「ん? なんだ、違う話か?」
「昨日ピカの機嫌というか……ちょっと冷たくなっちゃって、そのままなんだよね。どうしたらいいかな?」
「そういうの、おれに聞くか? 普通」
「他に聞ける人いなくて……」
すーくんはふうん、と呟くと、話を聞く体勢になった。ピカさんは私たちの方を見ていないせいか、私とすーくんのことに気づいていないみたいだ。
「だから、適当な理由なんでどうでもいい。大体、嘘つくなよ。私を騙そうとか、馬鹿じゃないの?」
コンちゃん、どんなことを言って言い逃れようとしたんだろう。
「ペンギン、何かしたんじゃねぇの? 理由なく機嫌なんて悪くならないって」
「そうなんだけど……ぼく、全く覚えなくて」
「えぇ……じゃあ、そうなる前に変わったこととかは? ラルじゃなくて、お前自身のことでもいい」
「うーん……寝る前と起きた後で場所が変わってたこと? ぼく、ソファで寝てたはずなんだけど、気づいたらベッド近くで寝てた」
「…………それ、確実に何かあっただろ。寝相悪いだけじゃすまされないぞ」
「何したんだろう」
「それ、おれが聞きたい」
ポチャさんとすーくんのは進展しなさそうだな。ほっとこう。
しかし、ポチャさん、何したんだろう?
「わかった、もういい。本当のことを言うまで連絡するな。話す気ないなら、自分でどうにかしろ! それじゃあ、そういうことで」
結局、コンちゃんはピカさんに本当のことを言うことなく、未解決のままのようだ。ピカさんは、長いため息をつきながら、こちらを振り返る。そして、私たちに気づいたのか、にこっと笑った。
「あ、いらっしゃい。イブちゃん、フォース君」
「おう。邪魔してるぞ」
「お、お邪魔してます。……ピカさん、何をもめていたんですか?」
「あぁ……大したことじゃないよ。ただ、コンが必要以上に物壊しただけ。……ったく、ふざけんじゃないわよ。それをあーだこーだ言い訳しやがって……そういうのが聞きたいんじゃないんだよ……!」
ピカさんのイライラゲージがマックスだよ。コンちゃん、なんて言ったんだろう。気になるけど、聞ける雰囲気じゃない。
「そういえば……イブちゃん、どうしてここに? 何か用でもあるの?」



~あとがき~
今回だけでメインのお話に入れなかったぁぁ……
ってことで、次回で、のほほんとしたやつを終わらせたいと思います!

次回、イブの悩みを聞いたピカの回答とは?!

前章では、殺伐としていたし、いつもの書き方じゃなかったので、書ける書けないの波が激しかったです。キツいわ。
今回ではイブ視点でいつもの書き方なので、楽しかったっす♪ やっぱ、私にはそっちがあっているのかもしれない。

ではでは!