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satomiのきまぐれ日記

二次創作ポケモンストーリーをいくつか連載しています。他、日記とかをちょいちょいと

空と海 第105話

~前回までのあらすじ~
あっちは一区切りつけました。え、ついてない? いいんだよ! あれで!! 一歩手前だからいいの!
ってことで、久し振りにイブ達の方に移りたいと思いまーす♪ 時間は戻って~……ってやつなんで注意してね☆
イブ「何ヵ月ぶりだろうね~」
チコ「夏休み以来……かな?」
ポチャ「今、冬だよね。……半年振りかも?」
なんかそんな感じだと思います。はい。久し振りだね、三人。
イブ、チコ、ポチャ
「………………」
では、始めたいと思いまーす。


ここ、どこなんだろう。さっぱり見当もつかない。とりあえず、森の中なのははっきりとわかるけど。
今回のことを実行するにあたり、親方さん達にはポチャさんのお仕事のお手伝い、ということで許しを得て、ここに来ている。実際の目的は、すーくん達の後を追うことなんだけれども。
「ポチャさん、こっちであってるんですか……?」
「た、多分。なんか反応出たり消えたりで信用出来ないけどね」
なんで出たり消えたりするんですか?
「さあ……? よくいう、電波の届かないところ……ってやつかな。でも、探検隊バッジだしな」
どうやらポチャさんにもよくわからないようだ。それなら、私達にもわかるはずがないよ。
チコちゃんはキョロキョロと辺りを見回し、不思議そうに周りを観察している。ポチャさんも同じように見回すけれど、恐らく方向を定めているだけだろう。私はというと、ただついていっているだけ。
「ねえ、イブ、なんか元気ない? 大丈夫?」
「えっ? そうかな……?」
「うん。やっぱりフォースのことが心配?」
「ん……前のことがあるからさ。すーくんに限ってあり得ないとは思うけど……優しいから、すーくん」
そう。何だかんだ言っててもすーくんは優しいんだ。私のことだって、色々文句を言ってても、最終的には尊重してくれる。きっと仲間に対しても優しくなれる人だから。
「他人じゃない人にはすーくん、非情になれないもん。だからきっと……」
「そっか……でも、フォース的には来て欲しくないんじゃない? 今更だけど」
チコちゃんの言葉にどこか心に刺さるものがあった。確かに、そんなことも考えた。ここに来る前に色々考えた。考えたけど、私は追いかけることを選んだ。どんなに怒られたって、嫌われたって、心配なのはどうしようもない。
「そうだと思う。でも、私は…」
「イブはフォースのことが大好きなんだね」
今まで黙っていたポチャさんが笑って言った。茶化すような言い方ではなく、普通にさらっと言われた。そのため、何も準備していなかった私は、最初何を言われたのか理解出来ず、機能停止してしまう。そして言葉を理解した次には一気に顔が熱くなった。
「ちょ…ポチャさん!? 何を………!」
「たまーにポチャさんに言われるよね、イブ」
「ポチャさんだってピカさんのこと好きじゃないですかー! 人のこと言えませんよ!」
「イブ、それは自分のことも認めるってことだよ」
チコちゃんに言われ、初めて気づいた。ポチャさんはすでに前を向いていて、どんな表情をしているのか見えなかった。が、慌てた様子を見せていないため、全く気にしてない……のか?
「あれ? ここ、どこ?」
「え、どこって森の………中…じゃない?」
前を歩いていたポチャさんの後ろから顔を覗かせると、先程とは違う景色に驚きを隠せなかった。迷ったどころの話ではない。どこだ、ここ。
色とりどりの花々に舞い散る花弁。幻想的ではあるが、今までいた場所ではない。
「ポチャさん……どうやったらこうなるんですか…」
「ぼくが知りたいよ。……明らかにいたところが違うよな。知らずにワープした……わけないしか。………んー?」
ちょっと待てよ。私、これを見たことあるような……というか、来たことあるような……?
「イブ? どうかした?」
「あぁぁぁぁぁ!? ここ、すーくんと来たことある!」
私の大声にポチャさんとチコちゃんはビクッと体を震わせた。少し考えたら、思い出した。そう、すーくんと私がこの国に逃げてきて初めて来た場所だ。
しかし、あそこに入るためには鍵とやらが必要だったはず。しかも、知らず内に入るなんてこと、あり得るのだろうか。
「ん……待てよ? あの場所ってことは、あれも…」
すーくんの大切な人のお墓があった。……確かあれはこの先にあったはず。あれがあれば、一度来た所だと証明になる。なかったら……うん。思い過ごしってことだ。
私は古い記憶を引き出し、思い出しながら、花畑の中を走る。二人も首をかしげつつも、私の後を追って来ていた。
少し走ると、すぐに見えてきた。昔見たままだ。違うところと言えば、花冠が墓石にかけてあることくらいだろうか。すーくんが来て、作ったのか……はたまた、誰か知らない人が来たのか……まあ、後者は難しいところではあるけれど。
「…………あった。じゃあ、やっぱり…」
「イブ……ここ、どこだかわかるの?」
「うん。ここはさっきまで私達がいたところじゃないよ。多分、何かの拍子に別空間に来ちゃったんだと思う」
「別空間……か。どう帰ればいいんだろう」
「そこまではわからないけど……誰かいないかな?」
私とチコちゃんは周りを見回してみるけれど、影一つ見つからない。立ち止まって探すより、歩いた方がいいのかと思い、歩き出そうとしたが、ポチャさんに止められる。不思議に思って、見上げると、真剣な顔をしたポチャさんがそこにいた。



~あとがき~
どこか不思議な場所に迷いこんだ三人。
このあと、どーなるんでしょーねー?

次回、お久し振りのあの子登場なるか!?

まあ、イブ達がどこにいるかなんて、皆様、想像できていると思いますよ。それなら、私が次回に出したい子も誰だか予想できるはずです。

意外と動じないポチャさんですが、別にいじられキャラがどっかいっている訳じゃないですよ。気にしないようにしているだけで、しつこく追求すれば、いつものポチャなんで(笑)
ぶっちゃけ、この三人で深く追求する人がいないんですよね。なので、ポチャさんが無性に大人に見える。ただそれだけです。はい。
いやまあ……大人なんだけどね? ポチャさん。

ではでは!